2019年9月　イランでレンタカー旅②テヘランからタブリーズまで

2019/09/15 - 2019/09/15

※新型コロナパンデミックで旅行ができないこの頃。さぼっていた旅行記を書いて、気分を紛らわせることにしました。
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2019年9月、イランでレンタカーを借りて旅行してきました。イランでレンタカーを借りた先人の旅行記を見つけることができなかったので、準備は手探りで行き当たりばったりでしたが、素晴らしい旅になりました。

イラン旅行2日目

○9/13　東京→シンガポール
○9/14　シンガポール→ドーハ→テヘラン
●9/15　テヘラン→ソルタニーィエ→タブリーズ
○9/16　タブリーズ→トルコ・アゼルバイジャン国境
○9/17　タブリーズ→アルダービル→バンダレー
○9/18　バンダレー→マースレー村→ラムーサル
○9/19　ゴンバデカヴース→ゴレスタン→ゴルガーン
○9/20　ゴルガーン→テヘラン
○9/21　テヘラン→ドーハ→ストックホルム
○9/22　ストックホルム→ロンドン
○9/23　ロンドン→(機中泊)
○9/24　→東京

エリア タブリーズ(イラン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

イラン2日目。朝6時。
Novotel イマームホメイニ空港 の朝食。
種類は豊富ですが、味はイマイチでした。

昨日のうちに友人が空港でレンタカーを借りてくれているのですぐに出発。
ちなみに、レンタカーは日本で予約しましたが、現地物価と比べてかなり割高。いちばんマシそうだったKIAの車、一週間でトータル821.19ユーロ。一部前払いできたけどイランは経済制裁で国際クレジットカードが一切使えず、現地で630ユーロの支払い。

テヘランからタブリーズまでは600km、7時間。
GoogleMapはイランでも使えるので、持参したiPad mini3をカーナビとして使用。
イランの慣れない道と交通ルールに戸惑い、中央分離帯を突然Uターンして内側の車線を塞いできた大型トラックにぶつけられそうになって恐怖を覚えたり。2時間半ほど進んで、午前9時前に国道沿いの喫茶店で最初の休憩。

コーヒーでひといきつきました。
イランにはこのような喫茶店がたくさんあります。

トイレは、町のモスクに併設されている公衆トイレを使えます。
でも、かなり汚い。40年前の日本のトイレみたい。
2年前にガイドを手配して旅したときは、キレイなトイレだけ案内されていたんだなと気づきました。

さらに2時間ほど運転して、ザンジャーン州東部のソルターニーイェに到着。ここで、ようやくタブリーズまでの中間くらい。

世界遺産365箇所目。ソルターニーイェ。
14世紀。イルハン朝時代の都市遺跡。

遺跡の中心、オルジェイトゥ廟内部の装飾。

エスファハーンのモスクほど精巧ではないけれど、その原形であることが感じられるタイル。

精細な天井のレリーフ。

廟の上からは町が一望できました。

正午近くなので、この町でお昼ごはんにしました。
ペルシャ語は全く読めないので、適当に。
まあ、イランの田舎ではどこに行ってもメニューに大差ありません。

レンズ豆のスープ。これはまあまあ。

付け合わせのこの薄っぺらいパンみたいなものが味が無くて微妙。イランの安いレストランではこの後も何度か見かけました。

ノンアルコールのレモンビール。

メインのひき肉のグリルにはライス付き。
スープ、グリル、ノンアルビール2人分で20万リヤル。200円くらい。安い。

国道2号線をタブリーズ方面にさらに2時間。再び休憩。
キッチンカーが営業していたので、チャイを購入。

未成年が店番をしていました。

このあたりは、鮮やかな色の地層が露出しています。
このあと、午後4時頃にタブリーズに到着。道に迷いながら予約していた新市街のホテルにたどり着いてチェックイン。

明るいうちにタブリーズを観光したいので、さっそく出かけました。市内の道の運転は難しいので、タクシーで移動。旧市街のバザールへ。
宝飾品や食料、絨毯など、エリアごとにまとまっています。

イランではお茶は自給自足しているので、どこでも安く飲めます。
一方で、コーヒーは輸入に頼るため、旅行中はロクなコーヒーが飲めませんでした。
イランのコーヒーはとにかく不味かったです。

ナッツやドライフルーツ。

豆腐のように白いチーズ。はちみつも。

絨毯が並ぶエリア。ここに並ぶものは安価なものが多かったです。

世界遺産366箇所目。
タブリーズの歴史的バザール施設。
1000年以上の歴史がある、中東最古のバザールです。店の数は7000を超えると言われています。

バザールの中庭にオシャレなカフェを見つけたので小休止。

マサラティー1杯30万トマーン（300万リヤル）。お昼ごはん代より高かった！。イランでは10リヤル＝1トマーンも使用するので、値段を勘違いすることも多かったです。

バザールの周辺を少し歩いてから、タクシーで再びホテルに戻りました。
タブリーズは2泊。Kaya Laleh Park Hotel。ここもCtripで予約。ショッピングモールが隣接しています。バイパス沿いにあるのですが、アクセスが難しくタクシーも何度も道を間違えていました。

ショッピングモールのテラスからの眺め。
新市街が山の中腹に広がっています。

モール内のレストランで夕食にしました。
トルコのEFESですが、もちろんノンアルコール。

私の注文したメイン料理はラム肉の煮込みライス添え。ライスケーキもトッピングされてます。

会計は1人900円くらいかな。都市部の近代的なモールのレストランなので、高めの値段設定のようです。それでも、アルコールが無いので食事は安くあがります。

モール内にはコーヒーショップがありました。
イエメンコーヒーなのがイランらしさを感じます。

スーパーも立ち寄ってみました。イランではインスタントラーメンも国産です。イランは人口も多く産油国でもあり、あらゆるものを国産しています。経済制裁で大変ではありますが、逆に制裁が解除されると太刀打ちできなくなりそうな自国産業もたくさんありそうでした。