2019/09/16 - 2019/09/16
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KOSUKETANさん
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※新型コロナパンデミックで旅行ができないこの頃。さぼっていた旅行記を書いて、気分を紛らわせることにしました。
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2019年9月、イランでレンタカーを借りて旅行してきました。イランでレンタカーを借りた先人の旅行記を見つけることができなかったので、準備は手探りで行き当たりばったりでしたが、素晴らしい旅になりました。
イラン旅行3日目
○9/13 東京→シンガポール
○9/14 シンガポール→ドーハ→テヘラン
○9/15 テヘラン→ソルタニーィエ→タブリーズ
●9/16 タブリーズ→トルコ・アゼルバイジャン国境
○9/17 タブリーズ→アルダービル→バンダレー
○9/18 バンダレー→マースレー村→ラムーサル
○9/19 ゴンバデカヴース→ゴレスタン→ゴルガーン
○9/20 ゴルガーン→テヘラン
○9/21 テヘラン→ドーハ→ストックホルム
○9/22 ストックホルム→ロンドン
○9/23 ロンドン→(機中泊)
○9/24 →東京
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Kaya Laleh Park Hotelの朝食。チーズの種類が豊富。
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イランのトマトは完熟して真っ赤。味が濃くて美味しい。
朝食後、8時にホテルを出発。 -
イランのガソリンスタンド。全国一律1リッター10円くらい。激安。産油国であり、かつ政府の補助金がたくさん入っているようです。この2か月後、経済制裁の財政難で補助金減らしてガソリン価格が上がったために暴動が起きました。
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国道32号線をトルコ国境方面に2時間ほど。最初の休憩。喫茶店の中にはこのような絨毯を敷いた小上がりのようなスペースがあって、靴を脱いで上がってお茶を飲みます。
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メインロードを外れて、人の姿の見えない山間部へ。
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人も車も来ない道。空がひたすら青い。
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乾燥した空気と涼しい風。
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タブリーズを出てから3時間。
世界遺産367箇所目
イランのアルメニア人修道院建造物群。 -
アララト山を中心とするトルコ東部、イラン北西部、アルメニア共和国の地域は、古くからアルメニア人が多く住み、キリスト教を世界で最初に国教としたアルメニア王国があった地域です。
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イラン北西部では3箇所の修道院建築が世界遺産に登録されています。最初に訪れたのは、聖タデウス修道院。
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外壁の装飾。
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祭壇。
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20世紀初頭のオスマン帝国による強制移住や虐殺を経て現在ではここにアルメニア人の姿はありません。
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この聖タデウス修道院の他、2か所が2008年に世界遺産に登録されました。
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聖タデウス修道院から次の目的地ゾルゾル礼拝堂までは41kmの道のり。途中にはクルド人の集落くらいしかありません。
GoogleMAPの案内に従い40分ほど運転して、残り8kmの地点。目の前の集落に通じる道が、川で寸断されて存在しませんでした。またですか、Googleさん。
このとき運転していた友人は、渡れるんじゃ無いか?とポジティブ発言。いや、タブリーズから240km離れて周囲にクルド人集落しかないこんなところで車が故障したらこの旅終わるでしょ、と否定する私。
そうだね、と一度は同意しながら、どうしても川を渡りたい!と訴える友人。彼からこんな真剣にお願いをされたのは初めてかも知れない。チュニジアの砂漠でヒュンダイ車で遭難しかけた苦い思い出からまだ8ヶ月しか経っていませんが、学習能力は無いようです。仕方ないので進むことにしました。 -
さて、ガツガツ石にぶつかる嫌な音を聞きながら、なんとか川は渡れましたが、その先に舗装された道は見つからず、泥だらけの道を進み、集落を抜けた先には再び小川。この先に道が存在するのかも怪しい状況です。
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しかし、再び川を渡って戻る勇気もなく、仕方なく小川を渡るとどんどん道は悪くなっていきます。車の底が何かにぶつかる音が何度も響きます。いつ壊れても不思議じゃ無い音。
写真ではわかりづらいけど、かなりの悪路です。 -
轍から落ちたら即終了な道が続く。落石も怖い。途中、放置された車もありました。
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徐行すること30分。ダム湖が見えてきました。その向こうにはゾルゾル礼拝堂のシルエットも見えます。残り2km。
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ところが、残り数百メートルの地点に、鉄の門がそびえていました。頑丈な南京錠で施錠されて壊すのも無理そうです。有刺鉄線が張られて侵入は不可能。
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ダムの向こうにはゾルゾル礼拝堂のシルエット。
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悪路で急こう配のため、引き返すのは物理的に不可能です。タブリーズから240km。携帯の電波も届きません。車を降りて、ダムの管理事務所まで徒歩で行くことにしました。この時点で午後1時半。
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途中、有刺鉄線の隙間を見つけてダム側の道路へ侵入。隘路を歩くこと10分、ダムの管理棟に到達。人がいたので、鍵を開けてと頼んだら断られました。
しかし、ここからUターンして戻る危険を冒す精神力はもう残っていません。粘り強い交渉の末、1時間後に上司が帰ったらこっそり開けてくれることになりました。 -
車に戻ってカギを開けてくれるのを待ちます。
ダムにいた職員の中で、一人英語が話せたので、助かりました。
ちなみに、何か月か前にドイツ人のサイクリング集団が来たときにもカギを開けたことがあったとか。
1時間後、ダム管理のおじさんが来て、約束通りカギを開けてくれました。 -
いろいろあって、ゾルゾル礼拝堂に到着。もう午後3時間近。
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ダム湖の対岸に、通ってきた道なき道が見えます。
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なんで、こんなところにいるんだろう。
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世界の果てに来たような気持ちになりました。
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悪路を通ったせいか、車の下から異音がしたり時々地面を擦るような音がするようになりました。イランの幹線道路沿いには自動車修理工場が日本のコンビニと同じくらいあって、この日は2回、修理工場に立ち寄りましたが、大丈夫なようでした。
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なんとか山を抜けて、西アゼルバイジャン州のマークーの街に到着。午後4時。ここでようやくランチに。トルコ国境が近いせいか、トルコ料理店がありました。Istanbul Kebap Salonu。
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定番のレンズ豆のスープ。
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トマトとキュウリのサラダ。新鮮で味が濃くて、美味しい!
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ケバブを食べました。
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ノンアルのレモンビールも。
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食後のバクラヴァとお茶もトルコ風。
先ほどまでの困難も忘れ、すっかり満たされました。 -
もう夕方だというのに、友人のリクエストでさらにトルコ国境方面に進みます。明るいうちにタブリーズに戻るのは絶対無理なようです。
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イランートルコ国境沿いの道を進むと、アララト山が見えました。アララト山はノアの箱舟が流れ着いたと言われる山です。この辺りでは携帯はトルコテレコムの電波を拾っていました。
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これ以上進むと時間的に帰れなくなるので、引き返します。落石がありそうな場所がたくさんありました。イランとトルコの時差は1時間半。イランでは間もなく17時です。
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イランートルコ国境のイラン側の街、バーザルガーン。大型トラックが頻繁に行き交っていました。
ここから国道32号線で真っ直ぐタブリーズに戻っても280km、4時間近くかかるというのに、友人はアゼルバイジャン国境に行きたいと主張。せっかくなので、国境沿いにある聖ステファノス修道院を目指すことにしました。 -
バーザルガーンから2時間、アゼルバイジャン国境近く。もう19時前。イラン西部なので、日没は遅いほうだけど、だいぶ暗くなってきました。それでも絶景に励まされて進みます。
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川の向こうはアゼルバイジャン。アゼル側には鉄道が走っています。国境警備の軍人の姿も見えました。
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19時半。ようやく聖ステファノス修道院に到着。一帯は公園になっていて、駐車場ではピクニックに来たと思われる地元の人たちが帰り支度をしていました。
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公園にはもう人はいません。
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薄暮に包まれる修道院。
まもなく日が暮れました。 -
20時半。暗い道をタブリーズに戻ります。
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21時過ぎにドライブインで休憩しました。ノンアルビールとスナック菓子が夕食代わり。このあとタブリーズのホテルに着いたのは11時近くでした。へとへとです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- komnenosさん 2020/04/12 18:26:45
- フォローさせていただきました
- はじめまして、イランの旅行記楽しく拝見いたしました。
トルコ東部は旅をしたことはあるのですがイランは旅するにはかなり厳しそうですね。
(いつかは行ってみたいですが・・・)
フォローさせていただきましたのでよろしくお願いいたします。
私もコロナでどこにも行けないので旅行記を書き進めています。
この状況が早く収束することを祈念いたします。
それでは今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- KOSUKETANさん からの返信 2020/04/12 19:51:33
- RE: フォローさせていただきました
- フォローありがとうございます。
イランは個人旅行の難易度が高い国ですが、素晴らしい経験ができる国でした。コロナが収まって再び行けるようなるには長い時間がかかると思いますが、いつかまた行きたいと願っています。
トルコ東部も良いですね。私はイスタンブールとその周辺しか行ってないので、いつか行ってみたい旅行先の一つです。
今後ともよろしくお願いします。
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