1999　イラン旅行（1）

1999/02/25 - 1999/03/04

1999年って、今からもう8年前になるんですね…。
卒業旅行で、なぜかイラン6泊8日ツアーに行って来ました。
その名も、「ペルシャ観光年'99　ペルシャ古代遺跡と歴史の旅8日間」

イランは、それまで旅行してきた場所とは、ひと味違う所でした。
「1979年のホメイニー師によるイラン・イスラム革命により、宗教上の最高指導者が国の最高権力を持つイスラム共和制を樹立しており、シーア派イスラームが国教である。」（Wikipediaより）
私の当時の愛読書であった「深夜特急」で、沢木耕太郎さんが旅をしていたのは、イスラム革命以前のこと。
「革命以降は、欧米との対立も辞さない姿勢をとっており、アメリカとは断交し、常に対立している」為、結局のところ欧米の文化の中で暮らしている私にとっては、ふとした場面でカルチャーショックがありました。

2月25日:成田→テヘラン／26日:テヘラン市内観光／27日:テヘラン→イスファハン、イスファハン観光／28日:イスファハン市内観光、夜イスファハン→シラーズ／3月1日:ペルセポリス他遺跡観光／2日:シラーズ市内観光、夜シラーズ→テヘラン／3日:テヘラン市内観光、夜テヘラン発／4日:成田帰着

エリア テヘラン(イラン)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: イラン航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

1999年2月25日、イラン航空IR801便で成田→テヘラン。
成田空港15:30発、途中北京に寄り、0:10テヘラン着。

イラン航空機内にて。
アメニティ（？）の靴下を履いてみました。

途中経由した北京を出発すると、機内はもうイラン、ということで、体の線が見えないような上着、スカーフで髪の毛を隠さなくてはなりません。

イランとの時差は−5.5時間（冬時間）。
5.5って…！中途半端！

テヘランで泊まった、
AZADI GRAND HOTEL (旧 HYATT)。
アメリカ、ヨーロッパの資本がなくなってから、名称を変えたらしい。
だけど、ロゴはそのまま（笑）

朝、ホテルの窓からの景色。

後方に見える雪を抱いた山々は、エルブルズ山脈。

現地ガイドのミーナさん。
日本に6年間住んでいたそうです。
ちなみに、当時33歳で、独身。

カーペット博物館見学。
いわゆる、「ペルシャ絨毯」ってやつです。

建物もカーペットの縦糸と横糸をイメージして設計されている。

絨毯に用いられている「ペイズリー柄」は元々ペルシアの王様が使っていた紋様で、頭を垂れた糸杉。意味としては「謙虚であれ」。

公園でサッカーをしている子供達。
イランではサッカーがとても盛ん。

テヘランの街並・その1。

テヘランの街並・その2。

テヘランの街並・その3。

昼食。

鶏肉と羊肉の串焼き（ケバブ）。
オレンジ状の柑橘類（ガイドさんは柚子と言い張っていた）を絞って、お米と一緒に食べる。
飲物は、コーラ、ファンタ、あるいはノンアルコールビール。

コーラももちろん「コカコーラ」とか「ペプシ」とかの西洋資本はないわけで、旧ペプシの「ザムザム」というコーラ、など。

テヘラン市内の市場。

なんかこういう皮ジャン、懐かしー！

テヘランの街並・その4。

写真はないですが、この他にモタハリ・モスク、サーダバード宮殿（イスラム革命までのパーレビー王朝の宮殿）も見学しました。

イラン・イラク戦争の時、戦死した英雄（Generalなど）の壁画が町のあちこちで見られました。

こちらは、DOWN WITH THE U.S.Aだって…(ﾟ_ﾟ;)

国立考古学博物館。

入口には銃を持った兵士がいて、銃を持たせてくれました…。

ペルガモンっぽい。

アブギネ博物館（ガラス博物館）。

1910年ガワム・サルタネ家の私邸として建てられた。アール・ヌーボーとイラン伝統の様式が折衷している。紀元前2000年からのガラス器が展示されている。

アブギネ博物館のガラス器の展示。

豆とか肉の煮込みを、各自でボールの中ですり潰して食べる料理。

飲むヨーグルトは甘くなくてしょっぱい！

アザディ・タワー

翌日早朝、イラン航空239便にて空路イスファハンへ移動。6:10テヘラン発、7:10イスファハン着。

イスファハン、KOWSAR HOTELにチェックイン。

ホテルの窓からの眺め。

チェヘル・ソトゥン宮殿。

バンク教会（アルメニア人達の教会）にて。

見えにくいですが…
イランのカラスは白と黒のツートンカラー。

ハシュトベヘシュト宮殿。
「8つの門」(Hasht Behesht)

ポレハージュ橋。（絵はがきより）

ザーヤンデ川の上にかかっている橋で、シャーアッバース?世の命で建造され、1650年に開通した。

メナールジョンバン(Menar Jonban)
シェイキング・ミナレット、揺れる聖塔。

アブ・アブドラーの墓所の両側にある2つの塔。

拝火（ゾロアスター）教神殿。

橋の下のとてもかわいいチャイハネ（の天井）。

この旅行記へのコメント （8）

• pacorinさん 2019/02/12 14:08:37

  懐かしのイラン

  ニーコさん　はじめまして。
  
  「どこかにマイル・宮崎」の旅行記にご投票ありがとうございます。
  どんな旅をされている方かなと遊びに来ましたら、最近のものはわたしの行きたいところ、過去のはわたしも行ったところ、イラン！！と反応し、思わずコメントさせていただきました。
  
  わたしも古い写真を掘り起こして無理やり旅行記にしましたが、ニーコさんの写真はとても素敵ですね。行った年代も近いので思い出しながら拝見しました。にしても、卒業旅行でイランを選ばれたとはなかなかレアですね　(^_-)-☆
  
  pacorin

  ニーコさん からの返信 2019/02/12 21:41:11

  RE: 懐かしのイラン

  pacorinさん、こんばんは。
  メッセージありがとうございます。
  今度、宮崎に旅行に行こうと思っていまして、pacorinさんの旅行記にたどり着きました！
  野生の馬がいるなんて全然知りませんでした。
  是非行ってみたいと思っています。
  
  そして、イラン！
  旅行記拝見しました！
  私の旅行記が恥ずかしくなるくらい詳細な旅行記で、また改めてゆっくり拝見したいです。
  なぜ卒業旅行にイラン…？と自分でもよくわからないのですが (^_^;)
  すごく色々と興味深くておもしろかった思い出です。
  その当時は日本では多分ほとんど知られていなかった「ギャッベ」に一目惚れして
  小さいサイズでしたが、100USDとか当時はぼったくられたと思いつつ買って担いで来たりしました。
  
  pecorinoさんの旅行記にまたお邪魔させていただきます〜。
  
  ニーコ

• 潮来メジロさん 2009/09/29 00:41:26

  懐かしいカササギに一票・・・。ヾ(^o^)

  ニーコさん、こんばんは！ヾ(^o^)
  足跡からお邪魔しました。
  
  > バンク教会（アルメニア人達の教会）にて。
  > 見えにくいですが…
  > イランのカラスは白と黒のツートンカラー。
  
  この鳥は、カササギという野鳥です。
  カラスの仲間です。
  アジア、ヨーロッパに広く分布していますが、日本では佐賀平野でのみ繁殖しています。
  私は北京や万里の長城で見ました。
  
  懐かしいカササギに一票・・・。(^o^)／~~~
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（潮来メジロ）
  

  ニーコさん からの返信 2009/09/29 10:02:05

  RE: 懐かしいカササギに一票・・・。ヾ(^o^)

  潮来メジロさん、おはようございます。
  
  ご訪問＆書き込み、どうもありがとうございます♪
  
  カササギという鳥なのですね〜。
  勉強になりました！
  イランで、ガイドさんが「イランのカラスは白黒です」って言ってたので、へぇ〜、そうなのか〜と思っていたのですが、違う種類なのですねー。
  
  
  > アジア、ヨーロッパに広く分布していますが、日本では佐賀平野でのみ繁殖しています。
  
  そうなんですね！
  今度、見に行ってみます！
  
  ニーコ
  

• あっちゃんさん 2007/04/19 21:15:35

  すごいっ！！

  ニーコさん、こんにちは！
  
  桜を見に来ましたが・・・
  イランですかっ!すごい所へ行ってらっしゃいますねー
  続きがとっても楽しみですぅ！
  
  前の方のコメント見てしまったんですが
  卒業旅行だったんですねー。ステキです！
  普通は選ばない場所ですよねー。
  しかも、いやらしいんですけど、ついつい計算しました…
  私、ニーコさんと
  歳一緒かもしれないですｗｗｗすみません、
  ヘンなとこチェックしてしまって…
  
  しかも、実家からアルバムゲットしたんですねー
  ということは、これからもっと増えそうですか？？？
  すごーく楽しみです！！
  

  ニーコさん からの返信 2007/04/20 21:43:41

  RE: すごいっ！！

  あっちゃんさん、こんばんは！
  
  書き込み、ありがとうございます♪
  昨日、今日と再び四国にお遍路に行って来ました。
  お遍路、かなり楽しいです　(*^｡^*)ﾉ
  …なんて言ったら、不謹慎なのかもしれませんが…。
  でも、観光しながら四国を周って、しかも納経帳が埋まっていく充実感が良いです。
  
  
  ＞私、ニーコさんと歳一緒かもしれないですｗｗｗ
  
  そうなんですかー?!
  多分、同世代かな〜とは思ってましたが。
  なんか、嬉しいです。
  もしかしたら、どこかで会ってたりするかもしれないですね〜☆
  というか、いつかお会いしたいです♪
  
  そういえば、もうすぐあっちゃんさん、旅行じゃないですか？！
  楽しんで来て下さーい！
  旅行記、楽しみにしています(^_^)／
  
  ニーコ

• wiz さん 2007/04/18 20:07:33

  わぉ！！

  ニーコさん、
  
  イランにも行ってたのですかぁ〜
  つづき楽しみです♪
  やっぱりイスファンの
  イマームモスク見てますか？
  見たーーーい♪♪

  ニーコさん からの返信 2007/04/18 20:20:05

  RE: わぉ！！

  voodooさん、早速の書き込み、ありがとうございます♪
  
  1999年ってもう8年前なんですよね〜。
  卒業旅行で、ツアーに参加して行きました。
  卒業旅行でイランっていうのも、当時の自分の思考回路がよくわかりませんが…。
  
  先日、実家に行った時に、物置に入れていたアルバムを持って帰って来て、わざわざスキャンしてみました。
  イスファハンのイマーム・モスク…？
  行ったと思うんですが、全く覚えてないんです。
  （やはり私はアルツハイマー…？）
  でも幸いな事に、当時、熱心にアルバム作りをしていたので、手書きで色々説明が書いてありました。
  これから少しづつ、昔の旅行写真も載せていこうと思ってます☆
  
  ニーコ