みちのく会津.登山&温泉旅・その3.大内宿を散策して、湯野上温泉に泊まろう

2019/10/03 - 2019/10/03

第138部-631冊目　3/4

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

10月に入り、秋の気配を感じるようになりました。
そこで、10月2日～4日にかけて、どこか登山しようと計画を立て始めたのですが、八ヶ岳・南アルプス・北アルプス・尾瀬と山岳天気予報は最悪の登山指数Cとの予報で、磐梯山が10月3日だけ登山指数Aとなっていました。
そこで、今回は10月の月例登山として磐梯山を登頂し、大内宿や湯野上温泉を訪ねる2泊3日の旅に出ます。

本編は、かつての宿場町'大内宿'を散策し、湯野上温泉の民宿に泊まります。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像‥会津西街道の宿場町'大内宿'。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和元年10月2日～4日 2泊3日

10月3日(木) 第2日目-2 晴れ
①広田タクシー:猿遊号.大内宿行
湯野上温泉駅.14:30→大内宿.14:42
↓
※大内宿散策.14:50-16:10
↓
②広田タクシー:猿遊号.湯野上温泉駅行
大内宿.16:10→湯野上温泉駅.16:23
↓
③温泉民宿赤ひげ送迎
湯野上温泉駅.16:30→温泉民宿赤ひげ.16:36

★宿泊‥湯野上温泉：温泉民宿赤ひげ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
広田タクシー‥1,000円
山形屋‥1,100円
下郷町観光協会‥500円
温泉民宿赤ひげ‥9,600円

※旅行記掲載の金額は令和元年10月取材時のものです。

エリア 湯野上温泉(福島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

14:26
皆様、こんにちは。
会津鉄道に乗って、湯野上温泉にやって来ました。

これから、バスで大内宿に向かいます。
駅舎前にある会津バスの乗り場からではなく‥

湯野上温泉駅 駅

14:27
駅舎を出たら左へスロープを降りた所にあるバス停に向かいます。
大内宿へは、会津若松市(旧河東町)のタクシー会社'広田タクシー'が、湯野上温泉駅から路線バスを運行しています。
なんだか、レトロっぽいバスですね。
あいづ異人館バス'ペンネンネンネンネン・ネネム'と言うニックネームのバスだそうで、宮沢賢治の作品に登場する人物から命名したそうです。
では、乗りましょう。

①広田タクシー:猿遊号.大内宿行
湯野上温泉駅.14:30→大内宿.14:42

レトロバス 猿游号 (広田タクシー) 乗り物

運賃は、1日フリー扱いで、1,000円です。
これで、湯野上温泉駅-大内宿を何回でも乗車可能です。

￥猿游号フリー券‥1,000円

↓合資会社広田タクシー
http://london-taxi.jp/

車内もレトロ調に改造されています。
ちゃんと、保安基準もクリアしなくちゃいけないので、大変なんですよ。
こりゃ、金かかっていますね。

乗客は私一人の貸切です。
私としては珍しく、左側一番前に座りました。

湯野上温泉駅を発車したバスは、県道329号に入り勾配をのぼっていきます。。
湯野上温泉駅から大内宿までは5.3km/標高差は約235mあるんだそうです。
こりゃ、歩きだと大変だ。

14:42
湯野上温泉駅から12分。
大内宿入口に到着。
集落から少し離れたところにバス停があります。

コスモスの花が咲いています。
もう、すっかり秋なんだな。

さあ、それではタイムスリップしますよ。
せーの！

ジャン！
2019年から376年ほど遡りました。

時代は、江戸時代寛永20年(1643年)頃‥
下野の国(栃木県日光市今市)から会津若松をつなぐ会津西街道(下野街道)の宿場町として開かれた「大内宿」です。

1000m級の山々に囲まれた標高658m前後にある小規模な盆地の東端に位置し、当時は'半農半宿'の宿場でした。
田園の中の旧街道沿いに茅葺き民家の街割りが整然と並び、 現在でもその雰囲気をよく残しております。

歴史を感じる茅葺屋根の古民家が建ち並んでいます。

「山本屋」
大内宿と言ったら、ネギそばが有名ですが、山本屋では昔からお祝いやお正月などに欠かせないくるみを擂り、そばに混ぜて食べていた郷土料理'くるみそば'の創業以来の味を伝承しているそうです。

大内宿 山本屋 グルメ・レストラン

「松本屋」
天然ハチミツ(栃蜜)と手打ちそばのお店です。
こちらは瓦屋根でレトロながらも、新しく見える建物ですね。

松本屋 グルメ・レストラン

「火の見やぐら」が残っていますね。

可燃性の茅葺屋根の民家が密集している状態が維持されているので、火災の発生危険度が高い'大内宿'では、下記の対策を行っているそうです。

①平成3年度から各戸に自動火災報知設備・屋内消火栓・放水銃等を整備。
②消防団・婦人消防隊・消防団OBによる大内宿火消組・下郷町立江川小学校大内分校少年消防クラブなど各年齢層などで自主防災組織を結成。
③平成5年4月1日 '下郷町大内宿防災会' を発足。
④子供たちが花火をしてよいのは、年に1回だけ8月15日に限る。

上記、'文化財(大内宿)を守る自主防災活動' が認められ、平成11年、(財)消防科学総合センター理事長賞から第4回「防災まちづくり大賞」を受賞しました。

さて、大内宿に来たら、食べたいものがあるんです。
たくさんのお店があって迷いますが、バス車内で、名物'栃の実もち'サービスのクーポン券を頂きました。
山形屋とと言うお店です。
行ってみましょう。

14:49
「山形屋」
あっ、ここですね。
大内宿のほぼ中央に位置している。食堂&旅籠です。
茅葺屋根がいい感じですね。
では、入りましょう。

山形屋 グルメ・レストラン

建物内部です。

江戸宿場の面影を今に伝える'修復'が施され、縁側や板戸などが再び姿を現し、藩政時代の旅籠が蘇りました。
この修復作業は、大内宿保存事業に大きく貢献された武蔵野美大教授が時代考証に基き、指導にあたり、山形屋の建物は貴重な建造物になっているそうです。

囲炉裏もあります。
また、山形屋は民宿も営んでおり、1泊2食付8,000円で古民家に宿泊ができるようです。

【追記】
2020年2月11日現在.宿泊は休止しているようです。
→詳しくは、[山形屋　大内宿]で検索。

メニューはこんな感じ‥

手打ちそばの他に‥
桜さしみ‥1,400円
会津のこづゆ‥600円
にしんの山椒漬‥500円
まんじゅう天ぷら‥130円
などなど、会津の郷土料理もありますね。

まずは、栃の実もち。
栃の木の果実から出た栗のような種子が栃の実で、耕地に恵まれない山村ではヒエやドングリと共に主食の一角を成していました。
栃餅は、渋抜きした栃の実をモチ米と共についたもので、郷土食として受け継がれています。

栃の実もち‥サービス
胡瓜生姜漬

街道おろしそば(ねぎそば)です。
大内宿にきたら、この蕎麦を食べずには帰れません。
辛味大根とダシの旨味で頂き、お箸の代わりにまるまる1本ネギを使って食べるんです。

街道おろしそば(ねぎそば)‥1,100円

こうやって、ねぎを箸替わりにして食べます。
ねぎをかじりながらそばを食べると、ねぎが薬味替わりになるのです。
食べる前はねぎ丸ごと1本なんて食べられない‥と思っていたのですが、このねぎは家で食べるねぎとは別物で、うまいのです。
結局、ねぎ1本食べてしまいました。

ごちそうさまでした。

15:10
それでは、宿場を散策してみましょう。

この会津西街道は、会津藩主の18回に及ぶ江戸参勤と江戸廻米の輸送と、当時会津藩と友好関係にあった米沢藩(山形県)・新発田藩(新潟県)なども頻繁に利用した重要路線だったそうです。

「下郷町町並み展示館」
本陣が復元されたものです。
若松から5里の距離にある大内宿には本陣や脇本陣が設置され、会津藩の参勤交代や迴米の集散地として重要な宿場となりました。

↓案内板の文章を見てみましょう。
大内宿の本陣は、会津若松と日光今市を結ぶ下野街道（南山通り・会津西街道）の拠点のひとつとして江戸時代初期に建てられ、会津藩の初代藩主・保科正之、二代藩主・正経が江戸参勤のためにこの街道を利用し、ここで昼食をとったという記録が残っています。
この時の行列の総人数は約600人で、宿場内はたいへんなにぎわいであったといわれています。

大内宿は、戊辰戦争の戦場にもなったことから、本陣に関する記録、図面等が散失し発見されていません。
このため現在ある建物は、同じ街道の糸沢宿、川島宿の本陣を参考に設計し、昭和59年に復元したものです。

大内宿町並み展示館として復元した本陣は、大内宿のほぼ中央に位置し、殿様専用の玄関（乗りこみ）、上段の間、風呂、雪隠があり、茅屋根のどっしりとした風格とともに当時の面影を色濃く再現しております。

へぇー

大内宿町並み展示館 美術館・博物館

「加登屋」
平屋建てに見える茅葺家屋が多い中、ここは2階建てです。
会津の民芸品起き上がり小法師や赤ベコ・お蕎麦などのお店なんですが、今日はお休みでした。

宿場町の一番奥にある「扇屋分家/浅沼食堂」です。
ここは横向きが正面なので、街道並びの家屋より大きく見えますね。
古い町並みの景観を眺めながら食事ができるそうです。

浅沼食堂 グルメ・レストラン

会津西街道は、会津藩・若松城(会津若松市)→福永宿(会津美里町)→関山宿(会津美里町)とふたつの宿場を経て山岳地に入り、氷玉峠および大内峠を越えると、大内宿(この画像の地点)に着きました。
若松から五里(19.5km)を歩いた旅人は、ここ大内宿で休憩や宿をとって旅の疲れを癒したのでしょう。
水戸黄門御一行を想像しますね。

次は、大内宿を一望できる見晴台へ向かいましょう。

階段を上がると'子安観音堂'があります。

創建は江戸時代か？不明だそう。
女性や子供の守り神で、子宝や安産、子供たちの健やかな成長を祈願し、祀られております。

子安観音堂 寺・神社・教会

15:17
おおぉー！
宿場が一望じゃ。
これが見たくて来たのですよ。

大内宿の一番奥にある小高い丘の上の展望台からの眺めです。
この展望台がある丘の上は湯殿山と呼ばれております。

表紙はこれに決定だな。

ズームしてみましょう。

まるで、江戸時代にタイムスリップしたような光景ですね。
ノスタルジーを満喫しましょう。

展望台には東屋とベンチが置かれています。

登ったのとは別の階段を下ります。

湯殿山を下り、会津西街道に出ました。
道しるべとなった石碑が並んでいます。

「三仏堂」です。
湯殿山の中腹にあるお堂です。

旅の安全を祈願して‥
合掌、礼拝。
摩訶般若波羅密多心経～

湯殿山の中腹にかわいい鳥居を発見。
観光客はまず行かないところです。
行ってみましょう。

かわいい祠がありました。

旅の安全を祈願して‥
パンパン.礼。

茅の葺き替えを行っていました。
今では当たり前にある茅葺屋根ですが、危機に陥った時代がありました。
ウキの資料から、どのようにして茅葺が復活したのか見てみましょう。

昭和45年、外部の研究者らが下郷町や文化庁に旧宿場の保存を訴えたのですが、このとき一部のマスメディアが、超高層ビルも建ち始めた都市部と比較して、当地が貧乏であるから茅葺屋根の家に住んでいる等と報道したため、住民は茅葺屋根の家に住むのをためらうようになり、住民による保存活動は盛り上がりませんでした。
▼
昭和50年、文化財保護法改正によって重要伝統的建造物群保存地区制度が導入されたため、福島県は大内地区に保存地区選定申請を打診したものの、住民は生活の近代化を望んで拒否し、旧街道は舗装され、住民は大内ダムの補償金や建設工事の従業収入をもとに茅葺屋根をトタン屋根に葺き替えるようになりました。
▼
昭和55年7月12日、「下郷町伝統的建造物群保存地区保存条例」が制定。
同条例に基づき決定された伝統的建造物群保存地区は昭和56年4月18日、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
旧宿場としては長野県の妻籠宿・奈良井宿に続いて全国で3番目の選定でした。
▼
同年5月14日、「下郷町伝統的建造物群保存地区保存条例施行規則」も制定。
▼
同年9月、「大内宿保存会」が設立されて住民による町並み保存活動が始まり、「大内宿を守る住民憲章」も制定されます。
当地では高度経済成長期以降、近代建築に住宅を建て替えず、茅葺にトタンを被せる一時しのぎの工法が施工されたのですが、それが逆に伝統的建築物の保存になり、被せたトタンを外して茅葺屋根を新調するだけで、かつての「歴史的景観」を取り戻すことができたのです。
▼
さて、現代において「最も高価な屋根」となってしまった茅葺屋根に戻すには、人件費等が問題になりました。
それを当地の地域住民の「結」による、互助的ボランティア活動、すなわち無償労働によって克服し、今こうして茅が葺き替えられているのです。

パチパチパチパチパチ‥

蔵も茅葺になりました。

あっ、学校があるぞ。

子供たちの賑やかな声が聞こえて来そうですが、平成17年春に廃校となった下郷町立江川小学校大内分校跡だそうです。
かつての校庭には子供達はおらず、お年寄りの方々がゲートボールを楽しんでおられました。
時代を感じますね。

宿場町を離れると、観光客の姿はなくなりました。
舗装されていない参道兼農道を歩いて、高倉神社(白枠)に行ってみましょう。

黄金色の絨毯。
会津のお米は美味しんですよ。
収穫が待ち遠しいですね。

15:37
高倉神社は杉の木に囲まれた中に祀られており、何かパワーがみなぎっているような感じがします。

「高倉神社」
第77代後白河天皇の第2皇子似仁王が、今から839年前の1180年(治承4年)、平家追討に失敗して信濃から上野そして桧枝岐を越えてこの地に草鞋を脱いだと言われており、この高倉宮似仁王をお祀りした神社と言われています。
宿場の地名となっている'大内'の名も高倉宮似仁王より賜ったそうです。

高倉神社 寺・神社・教会

参拝する筆者。

旅の安全と世界平和を祈願して‥
パンパン.礼。

「高倉の大スギ」です。
本殿裏には樹齢800年・樹高56mの杉が聳えています。

高倉神社から宿場町を眺めます。
なんとも長閑な雰囲気がいいですね。

15:52
参道兼農道をひたすら真っ直ぐあるくと、大きな鳥居がありました。
高倉神社・一の鳥居です。

鳥居をくぐると、大内宿の街道に出ました。

旧本陣裏にある公衆トイレ。
入ってみましょう。

トイレ内は清潔に保たれており、ウォッシュレット完備です。

コルチカムと言う花。

「三澤屋」
信州高遠藩で育った殿さまが会津藩主になり伝わった食し方で、つゆは水ではなく大根おろし汁を使って作ることから、'高遠そば'として提供されています。
大内宿のねぎそばはコチラが元祖とされ、雑誌やテレビでも多数紹介されている有名店です。

三澤屋 グルメ・レストラン

この辺りで、大内宿は終わりです。
大内宿から先は中山峠(下郷町)を越えて倉谷宿(下郷町)に入り、日光街道・今市宿(栃木県日光市今市)へと至りました。
若松城から江戸までは61里(237.9km)、5泊6日ほどの旅程だったそうです。

うさぎ様とカエルさまが鎮座されておりました。
では、私もカエりましょう。

空が広いですね。

平成元年から翌年にかけて電柱・電話柱・テレビ共同受信柱・地区有線放送柱を新設道路に移設し、'裏配線'による旧街道の無電柱化を実現しているんです。
又、旧街道のアスファルト舗装を撤去して土の道を復元も行いました。

これらの努力が報われて、平成4年、第1回「美しい日本のむら景観コンテスト」の文化部門で、農林水産大臣賞を受賞したそうです。
おめでとうございます。

街道両脇にある用水路。
この用水路、元々は街道の中央を流れていたそうです。
明治17年、会津西街道が大川(阿賀川)沿いに付け替えとなって日光街道と改称。
新街道から外れた大内宿では、明治19年に宿場内の旧街道中央を流れていた用水路を2つに分けて両側に移し、街道の道幅を広げたのですが、あまり効果はなく、賑わいは次第に失われてしまいました。

平成8年、この用水路は「大内宿の自然用水」として「日本の音風景100選」に選定されています。

おっ！
人が一人もいなくなりましたよ。

今がシャッターチャンスだ。
カシャ.カシャ.カシャ。

大谷石の蔵もありました。
ここでは、新しい部類の建物ですね。

16:07
バス停に戻ると、バスが来ていました。
乗りましょう。

②広田タクシー:猿遊号.湯野上温泉駅行
大内宿.16:10→湯野上温泉駅.16:23

広田タクシーで稼働しているレトロ調のバスやタクシーのポストカードを頂きました。

広田タクシーは福島県会津若松市(旧河東町)に本社を置くタクシー会社で、ロンドンタクシーやアメリカのスクールバス・イギリス製レトロ調バスなど、稀少性の高い車種を揃えており、近年はバス事業も行っています。。

レトロバス 猿游号 (広田タクシー) 乗り物

バスは県道329号線を湯野上温泉に向かいます。

この道は会津西街道ではありません。
会津西街道は大内宿から湯野上を通らず、中山峠(県道131号線)進んだ先で合流する今の国道121号(日光街道)が当時は会津西街道で、下野(栃木県日光市今市)に向かっていました。

16:23
大内宿から13分。
湯野上温泉駅に着きました。

「会津鉄道湯野上温泉駅」
昭和62年7月16日、JR会津線が会津鉄道に承継された時、駅舎が茅葺屋根に建て替えられました。
今の駅舎は、昭和62年12月19日に完成した建物です。

湯野上温泉駅 駅

湯野上温泉駅では、下郷町観光協会職員が駅業務とお土産・野菜の販売を行っています。
おっ、下郷産のナメコが500円ですよ。
買っていきましょう。

下郷産ナメコ‥500円

湯野上温泉観光協会 (湯野上温泉駅) 温泉

観光協会で、今宵の宿「温泉民宿 赤ひげ」への行き方を教わりました。
駅から一旦国道に出て、約1km/徒歩10分強とのことです。

16:29
では、出発！と行こうとしたら‥
観光協会の職員様が「赤ひげさんが迎えに来ていますよ」と仰るではありませんか。

送迎はお願いしていないのですが、何たる幸運！
てな訳で‥

てな訳で、乗せていって頂けることに‥
宿の旦那さん、気さくで楽しい方です。

③温泉民宿赤ひげ送迎
湯野上温泉駅.16:30→温泉民宿赤ひげ.16:36

16:36
今宵の宿に到着しました。
湯野上温泉「温泉民宿 赤ひげ」です。

すると、女将さん「あれ、女性じゃないの？」と‥
どうやら、旦那さんが迎えに行ったのは、別の女性客だったようなんですが、駅に女性が見当たらず、旦那さんが観光協会の人に「誰か女性で待っている人いないか」と聞いたところ、ちょうど私が民宿赤ひげの場所を聞いた直後だったので、観光協会の人が「男の人ならいるよ」と、私に声がかかったようなのです。

どうやら、私は人違いだったようで、女将さんが慌てて駅に向かいました。
なんだか、楽しい宿に来ちゃいましたね。

↓温泉民宿赤ひげ
http://www13.plala.or.jp/akahige/

温泉民宿　赤ひげ 宿・ホテル

いらっしゃいケロ。

入口にはカエル様が鎮座しております。
お世話になりますケロ。

竹の間。
8畳のシンプルな和室です。

[温泉民宿赤ひげ]
プラン名:★現金特価 準新築純和風の安らげる通常2食付プラン
宿泊料‥7,400円(税/サービス料込)
施設管理費‥350円
入湯税‥150円
※じゃらんで予約しました。
※じゃらん限定ポイント1,000P使用で、実質6,900円となりました。

部屋からの眺めはこんな感じ‥
ありふれた田舎の住宅がご覧頂けます。

談話室。
客室は禁煙なので、こちらで喫煙できます。

手前には、共用の冷蔵庫。
殺虫剤も置いてあります。

こちらは洗面室。
リフォームされて、大型の洗面台となっています。

トイレも清潔です。
ウォッシュレット完備。

浴室。
男女別内湯のみですが、天然温泉かけ流しのお風呂です。
熱めのお湯で、3人ほど入れます。

泉質‥ アルカリ単純硫黄泉。

ゴッゴォォー
浴室からは、会津鉄道の列車が走っているのが見えます。

18:35
夕食「宴」のお時間になりました。
鮎に馬刺し、餃子などなど‥
心のこもった手作りの料理が並びましたよ。
まずは、湯上りのビールを飲みましょう。

瓶ビール‥700円

葱の味噌和え
味噌で和えた地元産のねぎはビールが進みます。

菊花酢湯茹で
東北地方では古くから食用菊が栽培されてきました。
酢を入れたお湯で茹でた菊の花をマヨネーズで頂きましょう。

ふわとろ海老

女将さん自慢の一品。
卵白をフワッと仕立て、海老との相性が良いんです。

カレイの煮つけ

肉厚なカレイの煮つけです。
これだけで、ご飯何杯でもいけちゃいそう。

馬刺し

会津と言えば馬刺しも有名。
熊本県の次、生産量が全国第2位なんです。

鮎塩焼き

湯野上に流れる大川(阿賀川)は鮎釣りのメッカなんです。
頭からガブッといっちゃいましょう。

女将特製餃子

女将さんは中国上海出身なんです。
会津で本場の味が楽しめます。

さっぱり鍋

肉団子・ねぎ・椎茸・豆腐・白菜をすまし仕立ての汁でコトコト煮こみます。
さっぱりとした風味です。

会津と言ったら酒！

旦那さんおススメの地酒‥
会津ほまれ本醸造[生]淡麗辛口を頂きましょう。

冷酒(会津ほまれ本醸造[生]淡麗辛口‥1,000円

盛り上がってきました。
旦那さん・女将さん・息子の龍太郎君・常連さん・同宿の方々‥
会話が弾み、地酒を2本空けてしまった。

21:00
気が付いたらもう、夜の9時です。
2時間以上、盛り上がっていました。
〆に、五穀米飯を頂き、デザートは梨です。
楽しい夕食になりました。
ごちそうさまです。

五穀米飯
キムチ
梨

21:20
会津の100年。
これを読んで会津の歴史を学びましょう。

22:30
眠くなってきました。
では、寝ましょう。

本編はここまでとなります。
続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。

この旅行記へのコメント （4）

• ケロケロマニアさん 2020/05/10 15:30:01

  カエルさんが出むカエル宿にハズレなし！

  こんにちは。
  大内宿＆湯野上温泉の様子、楽しませて頂きました。
  大内宿は一度は行ってみたい場所の一つですが、町ぐるみで往時の風情を保つ取り組みというのは、色々な困難が伴うと思いますが、素晴らしい風情ですねぇ～。ウサギさんとのコラボケロケロさんは、鳥獣戯画からの伝統を受け継ぐ同盟関係で、私は今はなき某SNS系サイトで、約15年ほど前に、この関係を”ぴょんぴょん同盟”と命名させて頂いたことがあるのですが、多くの場合はウサギさんの方が主役っぽいアングルなのに対して、お写真で拝見する限りは、大内宿のはカエルさんが主人で、それに従うウサギさんという、ケロケロ贔屓な点もポイントアップです！
  
  何のこっちゃ…。
  
  そして、湯野上温泉のお宿も素晴らしいですね。大体にして、入口にカエルさんを置くようなお家の方は、どこかコミカルな風情の人が多くて、それだけで信頼できてしまうんですよね。まちガエルて違うお客さんを出むカエル、なんて、ネタとしては最高ですケロ～( ´∀｀ )。
  
  ねぎそばというのが大内宿の名物なんですね。ネギ一本のままでお蕎麦をすするなんて、凄くユニークで、私も現地を訪れた際には是非試してみたいです。
  
  
  ｂｙケロケロマニア

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/05/10 22:12:53

  RE: カエルさんが出むカエル宿にハズレなし！

  ケロケロマニア様、こんばんわ。
  オーヤシクタンでございます。
  
  今回は、私としては珍しく人並みに大内宿を観光して湯野上温泉に泊りました。
  大内宿‥
  妻籠や馬籠は有名の中、世間にはあまり知られていない宿場町でした。
  旅行記の中で少し紹介しましたが、昔の風情を戻すのには色々と苦労があったようです。
  その苦労の甲斐があり、今は多くの方が訪れる地域となりました。
  ねぎそばは、ぜひ食べて頂きたいです。
  有名なお店が別にあるのですが、私はバスで頂いたトチ餅サービスにつられて山形屋さんに入りましたが、こちらもとても美味しかったです。
  
  あと、大内宿にあったウサギさんとのコラボケロケロさん‥
  実は、ウサギさんに私は気づいていませんでした。
  旅行記を執筆中、最初はケロケロさんとしかコメントを入れていなかったのですが、よく画像を見たらウサギさんも入っているではないですか。
  投稿前に加筆修正をさせて頂いた次第です。
  
  そして、湯野上温泉の「温泉民宿赤ひげ」の前にも、立派なカエルさまが客人を迎え入れてくれます。
  
  まちガエルて違うお客さんを出むカエル‥
  
  なるほど、これは座布団1枚ですね。
  このお宿の旦那さんと女将さんは陽気な方で、楽しいお宿です。
  登山と散策のあと、温泉で疲れを癒し、郷土料理と本場の餃子を堪能しました。
  この後、翌日は雨なんですが、早朝にひと散策します。
  次回もご覧頂けたら幸いです。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。

• Tagucyanさん 2020/05/10 14:10:09

  大内宿

  オーヤシクタンさま
  こんにちは。
  
  大内宿には一昨年の夏に家族旅行で行きました。
  あの宿場町を一望できるところ･･･　行かないわけにはいかないですよねえ（笑）
  
  あの時、大内宿の中にある民宿に泊まるはずだったんですが、私が高熱からの病み上がりだったこともあり、ドタキャンになってしまいました。名物ねぎそばも食べられませんでした。返す返すも、もったいなかったなあと思います。夕暮れ時や、早朝のあの辺りを歩いてみたかったです。
  
  観光客がいっぱい来る大内宿ですが、みなさんメインの通りを往復されるだけで、そこから一歩はずれた高倉神社まで行く人はほぼいないですね。途中の道が、ホントに日本の原風景みたい。あそこは、行くべきですね。個人的にはどちらかというと、メインストリートよりもそちらの方が印象深かった気がします。
  
  ---
  Tagucyan

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/05/10 21:57:46

  RE: 大内宿

  Tagucyan様、こんばんわ。
  オーヤシクタンでございます。
  
  母の出身が会津なので、観光する事はほとんどないのですが、今回は大内宿を散策して湯野上温泉に泊まりました。
  
  翁島12:33発の列車に乗る為に磐梯山を駆け下ったのは、大内宿を訪問したかったからなんです。
  私が行った日は、平日だったせいもあり、人が少なかったように思えます。
  ねぎそば‥
  長ネギ1本丸ごとなんて食べられないと思ったのですが、下郷産の長ネギは苦みの中に甘味もあり、そばとマッチするんです。
  結局、ネギ全部食べてしまいました。
  
  そして、高倉神社まで行く人はほぼいない中、行ってみました。
  ホント、日本のふるさとを歩いている気分になります。
  
  Tagucyan様もご家族でコチラを尋ねられたのですね。
  しかし、病み上がりで、大内宿に泊れず、ねぎそばも食べられなかったのは残念でした。
  これは、ぜひともリベンジして頂きたいです。
  
  今、泊まった民宿も今月いっぱいは休館しているみたいです。
  観光収入で食べている零細企業の為にも、一日も早く、旅行に行けるようになって欲しいです。
  コメントを頂きまして、ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。