1977/07/07 - 1977/07/16
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milouchatさん
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7日から16日まで女性誌 "an an" 募集の格安ツアーで
パリに10日間。 パリは 74年の1ヶ月、76年に続き3回目。
「ヴィル・ダヴレーの日曜日」という映画がある。
邦題は『シベールの日曜日』。 初めて見たのが
いつか分からないが、日本公開は 1963年で、多分
最初は昔は多くあった名画座だろうが、すでに何度も見ていた
好きな映画なので、当然 1974年に2回 (1人と友人と一緒)
来ていて、今回は3回目で女性2人を連れていった。
(残念ながら日曜ではなく水曜だったが…)
写真は、その名も Ville d'Avray という公園 (現在その名の公園はない)
じゃないな、よく見たら公園名は右の扉で
恐らく Parc de Lesser だと思われるがこんな門扉はない…
[なお、この年の写真が少ないので、他の年に撮ったものも再掲している]
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
★ヴィル・ダヴレーはサン・ラザール駅から
ヴェルサイユに行く途中にあるコミューン
[撮影は 86年] -
★パリから 20分ちょっとと近いので通勤圏。
ホームは左端、左上の行き先表示に
VERSAILLE R.D と見える
[撮影は 94年] -
車窓から遠くに見える山並み (?) のような緑は
ブーローニュの森、その大きさが分かる -
★ヴィル・ダヴレーは小さな街で
航空写真を見れば分かるがコミューンの
3/4 ぐらいが森で、パリに近いのに雰囲気は大違い。
[撮影は 94年] -
駅の名前は隣のコミューン、セーヴルと繋いだ
Sèvres-Ville D'Avray 。
パリ方面のホーム端には水道橋のような陸橋が見える -
イチオシ
すでに映画と少しデザインが違うが
まだホームを渡る陸橋があった。
(現在は地下道ができたので撤去されている) -
陸橋の上からヴェルサイユ方面。
Danger de Mort (死の危険、要するに高圧注意)
と恐ろしい警告が… -
★駅舎はパリ方面のホームにしかない。
だから陸橋があった
[撮影は 94年] -
駅舎真正面の店。 SV を見ると右の不動産屋は
Au Phare de Sèvres というクレープ屋さんになっているが、
左のクリーニング屋は木が邪魔して判読できず。
名前に Sèvres とあるように駅前は隣のコミューンに属する -
★セーヴル焼きの磁器で有名なセーヴルとの境界表示。
しかし下には "花の街" と書いてある。 ここを境に
同じ道路が右側は Rue de Sèvre (セーヴルに通じる道という意味)
左側は Rue de Ville d'Avray (つまりセーヴル側) と名前が替わる
[撮影は 94年] -
駅前にはカフェが1軒あっただけ。
上には HOTEL DES JARDIES とあり、
よくあるように2階から上はホテルだった。
(jardie という単語は検索しても人名以外では見つからない…)
現在の SV では Maison Pignal とあるがテントには
Les Jardies という文字も見える。
写真のテントには大きく TABAC 、そして P.M.U とある。
TABAC はもちろんタバコのこと、P.M.U とは
Pari Mutuel Urbain の略で場外馬券公社 (売場) のこと
SVで珍しく人が多いなと思ったら、
Fête de Musique という祭りで駅前にステージが設置されている。
18:45から8つのバンドが登場、最後のバンドは 23:30 から! -
★映画にも登場するガンベッタの記念碑がある。
ガンベッタとは 19世紀の政治家で引退後は
その死までセーヴルに住んだ。
(検索しても "Jardie" は見つからなかったが、
ガンベッタのフランス語 wiki を見ると
住んだ屋敷が Maison des Jardies で
元はバルザックの屋敷だった (なるほど、スッキリ)。
次に行ったら、一応見に行こう
[撮影は 94年] -
そして教会のある広場に出る。
残念ながら映画が撮影された教会ではないが、
同じように風見鶏はついている -
ヴィル・ダヴレー出身の有名人は
ボリス・ヴィアンとイザベル・ユペールぐらいだが
体育館、プールの施設はあっちと体育系?
まあ青少年文化会館もあるが… -
当時は ほとんどが戸建てだった。
上の窓に見えるのは当然エアコン、ではなく換気扇。
パリで (ヨーロッパ全般) エアコンを設置した個人の家は
皆無に近いだろう。 そもそもフランスは環境条例で
美観を損ねる室外機設置禁止の地域が多い。
だから Salle Climatisé (冷房あり) を売りにした
カフェやレストランが結構あった -
なかなか感じのいい家も多い
-
15 Rue de Versailles にある
Jean Rostand という保育園だが、
右端の落書き、 Arsène Lupin と書いてある! -
自分の写真は滅多に撮らないが
ルパンのファンとしては撮っておきたい。
(自分で書いたんじゃないからね) -
一応 保育園の中。
大きなバルーンなど遊具が見える。
この Rue de Versailles を進むと… -
★左手に目立たない階段がある。
映画で印象的な Etang (沼・池) は道路より
低い場所にあるため歩いていても見えない。
初めて来た 1974年には Ville d'Avray という
地名以外は何の情報もなく探すのに苦労した。
(先に載せたような案内地図は設置されてなかった)
この階段を降りると…
[撮影は 94年] -
池端にはピーターじゃなくコローの記念碑がある。
ヴィル・ダヴレーを検索してもコローの描いた
絵のことしか出てこない。 つまり観光地ではないので
ガイドブックに載ることもない。歴史的には
ヴェルサイユ宮殿と切り離せない重要な街なのだが、
別に街自体は何の特色もなく、訪れたとしても
『シベールの日曜日』のファンでもなければ面白くもないだろう -
岸辺のほとり
-
市販DVDにも使われる水面に映る木々
-
入ったことはないが、深い森の中まで散歩道が続いている。
広大な森はフォッス=ルポズの森というらしい -
池は新旧 (大小) 2つある。
住民がピクニックなどで訪れるぐらいで
基本的には、ほとんど人がいない静かすぎる場所。
だから野鳥の鳴き声がよく通る -
★いつからか、池のほとりに新しくカフェが出来た。
店名は Café des Artistes et des Pêcheurs 、
つまり "画家と釣り人のカフェ" で、
上には絵描きと釣り人の飾りもある。
94年に来た時は、この店で食事をした
[撮影は 94年] -
★カフェには併設している画廊がある
[撮影は 94年] -
"画家と釣り人のカフェ" だから画家が必要?
スケッチをする彼は木炭で描いていた。
彼と少し話したが何も覚えていない -
もちろん釣人も必要です
-
★手前が小さい方の旧池
[撮影は 94年] -
電車の切符が出てきたが
左が この年のもので 7月13日に行ったようだ。
ヴィル・ダヴレーからサン・ラザールまでで、
切符はボール紙のように厚い。
(そう言えば日本の国鉄も昔の切符は厚紙だったな)
右は3月24日らしいので 1974年のものだろうか… -
猫の写真も別フォルダーで忘れていたので
追加です。
場所は分からないがパリの店のショー・ウィンドウ
パリでは街中で猫を見る機会は少ない… -
同じく。何となく 2枚とも 11区あたりだった気がする
-
もちろん本物の猫ではなく
旅行社 (両替所) のウィンドウ。
確かコダックの CMでも使っていたはず。
コスタ・デル・ソル、1週間で 1,050フラン (約 54,000円)…
ヨーロッパで大人気の観光地です…
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1977年パリ
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