世界遺産無視のマカオと珠海の旅2日目 その1 ～　いざ、ボーダーゲートへ　～(2019年11月)

2019/11/21 - 2019/11/24

マカオから中国側の珠海にわたります。

出国の流れです。
1、手荷物検査(X線)を受ける。
2、マカオ側の出国審査を受ける。
3、中国側で入国審査を受ける。

おおざっぱに言うと以上となります。

エリア 珠海(中国)

2日目の朝。
シェラトン内にマクドナルドがあるので朝食を食べに来ました。
ファーストフードって、日本であれば麻布で食べようと大阪の西成で食べようとお値段に変わりはありませんが、マカオは違った。
エッグマックマフィンのセットが＄53(約795円)とか、びっくりしますね。

アメリカのカジノに入ってるファーストフードは外の店舗と変わらない値段ですが、さすが中国。
「取れるところからは取る!」というスタンスですね。ブレません。

マクドナルドの付近に、シャトルバス乗り場があります。
今日は關閘（ボーダーゲート）に向かい、中国側へ渡ってみようと思います。
フェリー乗り場に向かうバスと違い、ボーダーゲート行きは中国人が大勢並んでいます。現在朝の8時なので皆さん帰国するのでしょう。

「香港からマカオには行けるが、中国へ行くには何か面倒な手続きがいるんだろう」と加野山は思い込んでいました。
色々な人のブログを読むと、「割と簡単に中国側へ移動できる」と知り、びっくりしました。

マカオ半島の北の端は中華人民共和国・珠海市（ズーハイ）との国境。
これは行くしかないでしょう。
ボーダーゲート行きのバスは頻度も高いので、行列が出来ていてもすぐ次のバスで向かえると思いますよ。

この時は呑気だったなぁ(遠い目)。バスの中も綺麗です。
マカオと中国の境界線ですが2020年4月5日(月)より、午前10時～午後8時までの通関となっています。フェリーも現在運休中。いずれにせよ現在日本人旅行客は立ち入れない遠い国となってまいました。

關閘に近づくにつれ、タワマンがそびえたっています。

そして住民たちは公園が好き。香港と同じで家の中が狭いので、外に出たいのかも知れません。

ベランダを完璧に覆う鉄格子を見るたびに「ここもやっぱりチャイナなんだなぁ(;・∀・)・・・」と心の中で突っ込む加野山です。

ホテル発着専用のバスターミナルに到着します。
路線バスでボーダーゲートに向かった場合、「關閘」の地下にあるバスターミナルに到着するようです。

いずれにせよ、人の流れに向かって歩けば国境検問所に到着しますので心配は無用。

とにかく人の流れと同じ方向に歩きましょう。

あ、見えてきました。かつて使われていたボーダーゲートです。

人々はその隣にある「離境」と書かれた入口に吸い込まれていきます。
ここはマカオから出国する人専用の入口です。
中国側からマカオへ向かう出口はまた別の場所にあります。

入るとすぐエスカレーターがあり、2階に上がりましょう。
あ、お手洗い使いたい人は、エスカレーターに乗る前に済ませましょう。
上にはなかったと思います。
エスカレーターの脇(左側)にあります。

怖い顔した警備員があっちこっち立ってます。むやみやたらにカメラを向けてはいけません。(後ろを向いた隙に撮りました。)

出国の流れです。
1、最初に手荷物検査(X線)がありますが、大きい荷物(スーツケースとか段ボールとか)しか調べていませんでした。
ハンドバック1つだけとか、そんな人達はスルーして通るので、ボディバックのみの加野山達もスルーしました。(ペットボトル持ち込み可)

2、出国審査の列に並びます。
「外国人」とか「ビジター」とか書かれている場所に並びましょう。
パスポートを用意するだけです。審査はすぐ終わります。

3、200mほど歩くと中国側に入ります。入国審査を受けましょう。
画像の「外国人」と書かれたARRIVAL CARDが置いてあります。
審査会場の端っこ、目立たないところにポツンとあるので、並ぶ前に辺りをきょろきょろ見回して探してください。

勿論ボールペンなんか置いてありませんので、筆記用具は忘れずに持参しましょう。
加野山と加野川はボールペン持参していましたが、他の欧米人やらベトナム人やら持ってないんですよね。並んでる間、何人の人に「書くもの貸して(;・∀・)」と言われたことか（笑）。

他から拝借した画像です。書くことはこんな感じ。
中国での滞在先は特に何も書かなくても大丈夫でした。
記入後また「外国人」とか「ビジター」とか書いてある列に並びます。

朝9時くらいに到着したし、人数も少なかったのにものすごく進みが遅いんです。
やっと自分の番が来て理由が分かりました。

審査官にパスポートを提出すると、突然日本語が流れます。目の前に手の形をした
指紋認証板が。
「左手4本押しあててクダサイ」言われた通り4本あてます。
「右手4本押しあててクダサイ」言われた通り4本あてます。
「親指を押しあててクダサイ」言われた通り両方の親指をあてます。

・・・というのを「ゆっくり実況」みたいボイスでやるんですよ。
これは時間かかるわ。

終了後、ARRIVAL CARDの半券と、パスポートが「ポイッ」と返却されます。
分かります? 本当に「ポイッ」と投げやがるんですよ。
マカオに入国したときも思いましたが
「お前ら、パスポート投げる訓練でもしてんのかっっ!?」って突っ込みたくなります。

結局中国側に入るのに1時間かかった。もう少し何とかならんのかいっ。

出口に向かう途中に免税店があったり、「持ち込み禁止」の例にチャーシューやら鶏やらがサンプルで置いてあったり(写真とればよかったな)、結構楽しめます。

外に出ました。珠海の国境、「拱北口岸」です。
この国境を利用する人のほとんどが現地（マカオ/珠海）の人で、とにかくたくさんの人で溢れています。

道路が広っっ。
明らかにマカオ側と土地の使い方が違います。
1999年、中国に返還されたマカオですが、ポルトガルから受け継いだ社会制度を50年間維持する「一国二制度」が適用されているため、現在は諸外国に行くのと同様の手続きが必要です。
統一されるのは2049年? その時にはこの巨大な建物は記念館にでもなんでしょうかね??(半端なく巨大な建物です)

どっち側の住民かは知りませんが、ものすごく普通に自転車を持ち込んで国境審査を受けてる人、何人も見ました。
ひょっとすると仕事はマカオでやって、自宅は珠海にある人かも知れません。

「拱北口岸」の建物の地下にあるショッピング街に入りました。

トコロ狭しとお土産屋さんと食べ物屋さんが並びます。
マック、ケンタッキー、タピオカ、麺屋さん、何でもあります。

この大阪タコ焼き、あっちこっちにありました。
8個入りで14元、ドリンクが10元くらいです。

それでは外に出で今回のミッション、「中国ウォルマート」に向かって歩きます。