2020/01/10 - 2020/01/17
786位(同エリア9836件中)
porculsさん
- porculsさんTOP
- 旅行記90冊
- クチコミ376件
- Q&A回答8件
- 255,581アクセス
- フォロワー30人
8度目で初めて真冬に訪れたロンドンで、運動不足の体力不足のおばさんが、毎日2万歩を超えて歩きまくった旅の6日目は、100年の歴史を持つロンドン地下鉄の、今は使われていない昔のトンネルの廃墟を探検するツアーに参加(楽しかった!)後、翌朝の帰国便が早朝なので、ヒースロー空港内のホテルに前泊するためホテルを移動、で、マイルをつぎ込んだルフトハンザのビジネスで帰国するまでの、ラスト日記です。廃墟ツアー出発点のユーストンスクエア駅から徒歩すぐのところにあるシャーロックの自宅アパートのロケ地を短く再訪したり、最後までがんばって歩いて楽しんだ記録を、ご笑覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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冬のロンドン徘徊旅、6日目の朝。前夜、パディントン駅のマークス&スペンサー(スーパー)で買ってあった枝豆とフムスのサラダで、軽くホテルの部屋で朝ごはんから1日のスタート。エダマメは、すっかり世界共通語になりました。
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翌日の帰国便が早朝のため、空港内のホテルに前泊するので、パディントンのヒルトンをチェックアウトします。ずっとお気に入りホテルだったのに、今回初めて「はずれ」の部屋に当たって、毎朝いらいらしながら見ていたこの残念な窓からの眺めと、ずーっと道路工事中で部屋まで響き渡っていた爆音とも、これでお別れ。
ヒルトン パディントン ホテル ホテル
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チェックアウトして、スーツケースをベルキャプテンに預けて、ホテル最寄りのパディントン駅から地下鉄乗って、ユーストンへ向かいます。
パディントン駅 (メトロ) 駅
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…が、その前に、物好きにも「工事中のビッグベン」の写真を撮っておきたくて(時事ネタとして)、ウェストミンスターで下車。
ウェストミンスター駅 駅
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地上に出ると、ロンドンアイ(観覧車)が、すぐ近くでした。高いし(料金が)、いつも混んでて予約しないとスムーズに乗れないらしくて、面倒くさくて乗ったことがありません。
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ビッグ・ベンだけでなく、国会議事堂まで工事中みたいな覆いが施されていました。
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工事中のビッグ・ベン(時事ネタ)。
ビッグベン 現代・近代建築
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ビッグ・ベンの写真を撮って目的を達成したので、テムズ川沿いに、エンバンクメントの方へ、とことこ歩いていきます。川をはさんで正面から見たロンドン・アイ。
ロンドン アイ 建造物
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ホワイト・ホール。
帰国後、アガサ・クリスティーの「殺人は容易だ」(ドラマ版には売れっ子になる前のカンバーバッチが出演)を読んでいたら、冒頭で主人公が列車で乗り合わせたおばさんが、翌日の新聞で「ホワイト・ホール前でひき逃げされて死亡」の報を見て、主人公が「これはおかしい」と思う、というシーンで出てきました、ホワイト・ホール。ホワイトホール 散歩・街歩き
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ホワイト・ホール。
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ピンボケ写真ですが…ジェームズ・マカヴォイの舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」。ロンドンとニューヨークは、いつ行っても必ず誰か有名スターが何人も舞台に立っていて、うらやましいなあ。
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歩いてトラファルガー・スクエアまで来てしまいました。(天気悪い!)
トラファルガー広場 広場・公園
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トラファルガー・スクエアの真下の地下鉄の駅(チャリング・クロス)から…
チャリングクロス駅 駅
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ノーザン・ラインに乗って、ユーストンへ向かいます。
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ノーザン・ラインの地下鉄(誰も乗ってない感が、「シャーロック」シーズン3第1話「Empty Hearse」を連想させる写真)。
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ユーストン駅で、下車。
ユーストン駅 駅
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ユーストンはナショナル・レイルの駅もあるので、とても大きな駅で、駅の構内にあるマークス&スペンサー(スーパー)も大きくて、わくわく。
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予約している「地下鉄廃墟トンネルツアー」の集合場所は、ここから少し離れたユーストン・スクエア駅集合でした(ユーストン駅集合と勘違いしていた)。でも、まだ時間があったので、せっかく大きな駅にいることだし、ここで、朝昼兼ねて、軽く何か食べることに。
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お店はたくさんあるのですが、あまり重たいものを食べて、ウォーキングツアー中にトイレ行きたくなったら嫌だから(地下トンネルにトイレはないから、途中でトイレ行けませんよ、とツアーの注意書きにわざわざ特筆してあったので!)、スタバで軽くパニーニとコーヒーで済ませました。広いコンコースを見下ろしていると、何だか旅心をかき立てられます(…って、現に旅行中ですが!)。
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まだ少し早かったのですが、ものすごーく方向感覚が悪いので、道に迷って集合時刻に遅れるのが怖くて、早めに集合場所を確認に。
…で、歩き出して2~3分で、こんなさびれた感じになっていき、これは間違った方向に歩いているな!と思い… -
道端の地図を確認すると、やっぱり全然違う方向に歩いていました。
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めっちゃ地図とiPhoneのコンパスを確認して、今度こそ正しい方向へ歩き出します。(すぐ近くのキングス・クロス駅には何度も来ていて、キングス・クロスとユーストンの間にある大英図書館にも来たことあるし、ユーストンも来たことあるし、よく知ってる道なのに、なぜ迷うのか、理解できません。)
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ユーストン駅前広場にはなぜか「宝島」を書いたロバート・ルイス・スティーブンソンの像がありました。何かゆかりがあるんでしょう。
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5分ほど歩いて、集合場所のユーストン・スクエア駅に到着しましたー。で、少し時間があったので…
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ユーストン・スクエア駅からすぐの、歩いて5分もかからない近所に、ベネディクト・カンバーバッチのドラマ「シャーロック」で「ベイカー街221B」(シャーロックの自宅アパート)として使われている場所があります。実際のロケ地はベイカー街ではなく、ユーストン・ロードという広い道からノースガワー・ストリートという道に曲がってすぐのところにあり、1階に(ドラマにも出てくる)「スピーディーズ」というカフェがあるので、すぐにわかります。
スピーディズ サンドウィッチバー&カフェ カフェ
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ドラマでは「221B」になっているこのドアは、実際には違う番号です。
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…で、ジュゼッペ・マッツィーニという人が住んでた家だというブルー・プラークが貼ってあります。「シャーロックの家」というブルー・プラークも貼ってくれたらいいのに!
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スピーディーズは地元の人に人気のお店で、私がぐずぐず何枚も写真撮ってる間にも、次々に人が入っていきました…が、以前に一度、入ってみたことがあり、紅茶を1杯飲んだだけですが、少なくとも紅茶は全然美味しくなかったのと、ドラマではうまく撮影してあるのでわかりにくいのですが、座席がキュウキュウに詰め詰めに設置されていて、めちゃめちゃ狭く、うっかり一番奥の席に座ったら、隣のテーブルの人に立ってもらわないと出られないような座席配置でした。なので、よほどのシャーロック・ファンでもない限り、外で写真は撮っても、中に入って飲食まですることは、お勧めしません。ちなみに中には出演者のサインが飾ってあるとかドラマグッズが売ってるとかは、全くありません。写真がさりげなく店の隅の壁に2枚ほど貼ってあっただけで(私が行ったときは)、あとはもう、淡々と普通の街のカフェ。潔いほどに。
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さて、楽しみにしていた「昔の地下鉄廃墟トンネルツアー」(本当の名前は「Hidden London Euston Tour」)がスタートです。全員、このツアー名(Hidden London)の書かれた蛍光色のビブスを着用させられます。参加者は10数人、私以外は全員白人の老人(笑)。結構料金が高いので、年齢層も高いのかと推測されます。チケットは、現地に行ってからネットで予約しました。本当はチャリング・クロス駅のHidden Londonツアーに参加したかったのですが(007のロケで使った非公開の場所とかも巡るから)、そっちは人気で、とっくに売り切れていました。
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で、集合はユーストンスクエア駅でしたが、見学したのはユーストン駅でした(戻ってきた!)。ビブス軍団、ぞろぞろと駅の階段を降りていきます。
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エレベーターで地下のホームへ降りて…
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ホームの端まで、ぞろぞろ歩きます。
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ホームの端の黒い扉の鍵をガイドさんが開けて…
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扉の奥の階段を登っていきます。ビブスを着てないのはガイドさん(地下鉄の職員)たちで、グレーのパーカーのおじさんが、一番豊富なエピソードを繰り広げてくれた人です。
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扉の奥は、こんな感じ。わくわく。
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現在使われていないトンネルで、人が来るのはツアーのときくらい(たぶん)なので、ツアー参加者に説明するための地図みたいな図面が貼ってありました。「Euston's lost tunnels(ユーストンの失われたトンネル)」って、ぞくぞくしませんか?
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何人かのガイドさんが、かわるがわる説明してくれますが、このグレーのパーカーの人が一番エピソードが豊富で、すごく話上手というわけではなかったけれど、楽しかったです。
この廃墟みたいな窓は、今では一つのロンドン地下鉄ですが、昔はバラバラの会社の地下鉄がたくさん走っていて、ここユーストンでは5つくらいの別々の駅がそれぞれ地下の少し離れたところにあったため、乗り換える人は、地下のこの切符売り場で乗り換えの切符を買っていたそうです。 -
「チケット」「入口」「出口」の文字が読めます。全員、順番にチケットカウンターの中に入って(真っ暗なので、ちょっと怖いけど)写真を撮り合いました(不気味な仕上がりでした)。
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さらにトンネルの奥深くに進んでいきます。
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打ち捨てられた壁には、昔のポスターが貼られたままになっていて、ガイドさんが懐中電灯で照らして見せてくれます。
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昔、日本でもビジネスマン必読の書とか言われていたデイル・カーネギーの、ビジネス講座?のポスター。
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暗くて不気味ですが、1961年のミュージカル映画「ウエストサイド物語」のポスター。トンネルは、1960年代まで使われていたということですね…。
それにしても「ウエストサイド物語」、前年秋にニューヨークに行ったとき、ブロードウェイでリメイクが間もなく公演始まる…みたいなニュースを聞いていて、映画もスピルバーグがリメイクするというのも聞いていたタイミングで、オリジナルの映画のポスターに、こんなところで出会って、運命なのか…とかも思いました(笑)。 -
トンネルの中は真っ暗なので、写真を撮ろうとすると、気の利くグレーのパーカーのおじさんが懐中電灯を当ててくれます(他にも3人ほどガイドがいたけど、若い男女のガイドはとても愛想が悪く、全然気が利かなかった)。
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ポスターをはがして次のポスターを貼るのではなく、どんどん上から重ねて貼っていたらしく、それが年月とともに破れたりして、色んなポスターの断片が見えて、何とも廃墟感満載。
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これは映画「オーシャンズ11」がリメイクしたオリジナルの方の1960年公開映画「オーシャンと11人の仲間」のポスターだと、グレーのパーカーのおじさんが教えてくれました。フランク・シナトラの仲良しグループ「シナトラ軍団」総出演映画で、破れて読みにくいですが、上から黄色がフランク・シナトラ、赤がディーン・マーティン、黄色がサミー・デービス・ジュニア、赤がピーター・ローフォード、黄色がアンジー・ディキンソン、その下に小さくラスベガスっぽいイラストと、黄色で映画のタイトル「OCEAN'S 11」と書いてあるようです。(映画オタクなので、わくわくしました。)
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これは、先ごろ亡くなった(この時は存命中だった)カーク・ダグラス主演の1960年公開映画「スパルタカス」のポスター。左上の破れて顔の下半分しか見えないのがスパルタカス役のカーク・ダグラス、真ん中がローレンス・オリヴィエ、右がジーン・シモンズです。キューブリック監督作品です。
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さらに進んで行きます。
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ジュリー・アンドリュース主演の映画「モダン・ミリー」(1967年)のポスター。
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壁に少し残るタイルが廃墟感満点で、わくわく。
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「ブリティッシュ・レイル」の旅行のポスター。
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1960年代のブルー・プルマンという列車のポスター。全座席でキッチンカーからの食事がサーブされた高級列車らしいです。(プルマンは今でもオリエント急行とかを扱う高級な列車の旅の会社だと思います。)
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ヒッチコックの恐怖映画「サイコ」のポスター。暗闇の中で「サイコ」の文字だけ浮かび上がる様が、何ともホラーでした。
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「サウンド・オブ・ミュージック」の監督ロバート・ワイズの1953年の戦争映画「砂漠の鼠」のポスター。ちなみに、まるでこのトンネルには映画のポスターばっかり貼ってあるみたいですが、単に映画オタクの私が映画のポスターばっかり写真撮ってきただけの、偏ったリポートだからです。
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奥まったところにある「秘密の空間」に到達。
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上に向かう大きな筒みたいなトンネルに、はしごが付いてて、「シャーロック」シーズン3第1話の国会議事堂の真下の使われていない地下鉄の駅のシーンを思い出して、一人勝手にエキサイト。
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でこぼこだらけで歩きにくい坂道で、ガイドさんが何度も「足元に気を付けて!」と注意していましたが、私以外のシニアの参加者たちはラクラクと歩いているのに、一番若い(推定)私だけが何度もつまづいて転びそうになっていて、みっともないことでした。
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映画に出てきそうな場所でしょう??
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丸いトンネルの金属に型番?が書かれていて、ガイドさんがめっちゃ説明してくれて「なるほど~!」と思って写真撮ったのに、帰国後1か月以上経ったので、これの何が「なるほど」だったのか、完全に忘れてしまいました。
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地下鉄のユーストン駅は、ノーザンとヴィクトリアの2つの路線が走っていて、確かこれはヴィクトリアの駅の上に我々がいる…という写真です。駅の天井の上にある昔のトンネルから見た、駅のホームで、格子越しに下半分が電車、奥に、電車に乗ろうとしている人が写っています。
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というわけで、75分のツアーは、ずーっと興奮しているうちに、あっという間に終了…地下鉄のホームに戻ってきてしまいました。あーあ。
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黄色いビブスを回収されて、ユーストン駅で解散。あー、楽しかった。でも、もっと見て回りたかったー。次にロンドン来るときは、早めに「チャリングクロス・ツアー」か「オルドゲート駅ツアー」を予約しよう!!と誓いました。
ロンドン交通博物館(London Transport Museum)の「Hidden London Tour」という人気のシリーズで、特に人気のチャリングクロスは毎日やってても結構売り切れていて、他にも色々な魅惑的なツアーがあるので、興味のある方はLondon Transport Museumのサイトをチェックしてみてください。 -
こっちはナショナル・レイル(遠距離列車。JRというか国鉄のイメージ)のユーストン駅。初めてロンドンに来たとき、駅で皆がこんな感じで必死で電光掲示板を見ていて、たまたま大型ハリケーンが来た翌日だったので、ダイヤが乱れてるせいで皆が必死で見てるのか…と思っていたけれど、その後、自分もナショナル・レイルで旅をするようになると、ぎりぎりまで自分の列車が何番プラットフォームから出るかが決まらず、ひどいときは5分前切ってから「10番ホーム」えーっ!!めっちゃ遠いやん!と焦って走る…みたいな英国方式のため、皆こんなに必死で電光掲示板を見ていることがわかったのでした。
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ユーストン駅前に、スティーブンソンとはまた別のおじさんの像が。誰でしょう。(コンパス持ってるから、地図とか設計関係の人?)
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さて、空港のホテルに移動する前に、軽く晩ご飯、というかお昼ちゃんと食べてなかったので、遅めの昼ごはんを食べに、困ったときのチャリング・クロスへ出ることに。
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先ほど舞台裏を歩いた地下鉄ユーストン駅。見る目が変わった…
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何回ここに来るねん…というくらい乗り降りしまくったチャリング・クロス駅。(そういえばイギリスに来たことなかった昔の愛読書「チャリングクロス街84番地」(ヘレン・ハンフ)の舞台になった本屋をいつか探しに行こう…と思っているのに、いつも実際にロンドン行くと、やること多すぎて忘れてしまいます。映画も大好きでした。簡単に海外に旅行できなかった頃に、ニューヨーカーの主人公とロンドンの古本屋の店員が何十年も手紙だけでやり取りして本を探したり買ったりする、本好きな人ならたまらない物語(実話)と映画です。)
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地上に出ると、向こうの方に国会議事堂とか見えてます。
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初めてロンドン来たとき(おばさんになってからのことですが)、道に迷って、ここで立ち尽くしていたら、老紳士に「大丈夫ですか」と声をかけられ、英文科とも思えない阿呆な英語で「Where am I?」と聞いて、持ってた地図で「ここですよ」と教えてもらった場所。視覚的に焼き付けられて、ビジュアルとしてはこの場所を覚えているけれど、何と言う建物なのか、いまだにわかりません。この立派な建物の奥の方に進んで行くと、セント・ジェームズ公園があります。
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トラファルガー・スクエア。奥に見えるのはナショナル・ギャラリー(美術館。すごい作品ばかりなのに、無料。フェルメールもダヴィンチもあります。おすすめ)。
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もう夕方近くでしたが、やっと!晴れ間が見えました。遅いっちゅーねん。もう明日、日本に帰るねん。
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手前がナショナル・ギャラリー、奥がコヴェント・ガーデンの方にある教会(セントマーティン・イン・ザ・フィールズ)。
このナショナル・ギャラリー前の、トラファルガー・スクエアとの間の広場では、いつも色んな大道芸人の人がいて、それもコヴェントガーデン前の大道芸人みたいに歌ったりマジックするのではなく、ただ宙に浮いてる芸(ヨーダが宙に浮いてたり、色んなバージョンがある)をしている人が多いです。あまりにじり寄って写真撮ると、お金を払わないと悪いみたいなので、いつも遠目からこっそり写真撮ってます(それもどうなのか)。 -
あー、ずっとこんな天気だったらなー…
聖マーティン イン ザ フィールズ教会 寺院・教会
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何年か前にロンドン来たとき、コヴェントガーデン・ウォーキングツアーというのに参加して、この辺りのこんな銅像とか銅板とか、片っ端から説明を受けたのに、すっかり内容を忘れてしまっており、「あー、ウォーキングツアーで見た場所」とだけ記憶している始末。
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疲れ果てて(この日は大して活動していないものの、ここまで5日間、老体に鞭打って、鬼のように歩いた疲労の蓄積で)、考えるのが面倒で、いつも行くセントマーティン・イン・ザ・フィールズ教会の地下の墓地だったカフェで休憩することに。
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クリプト(教会の地下室)という名前のカフェ・レストランで、こんな風にだだっ広くて、セルフサービスで、席も勝手に座って良くて、1日中、食事もできるし、お茶だけでもいいし、トイレもあるし、一人でも気楽に何時間でも座ってられる、で、コヴェントガーデンとトラファルガースクエアの間という至便な場所にある、超愛用のカフェです。
カフェ イン ザ クリプト カフェ
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疲れすぎて空腹なはずなのに食事する元気がなく、紅茶とタルトと、この旅の初日にギリシャ・レストランで飲んですっかり気に入ったジンジャー・ビール(ノンアルコール)も買ってきて、だらりと休憩。
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昔の教会墓地だった地下室なので、墓石みたいなものが床にぎっしり敷き詰められていますが、本物なのか、雰囲気なのか、よくわかりません。何度も行ってるくせに、いつか確認しようと思ったまま、何年も放置。
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食べ終わって外に出ると、16時台ですが、薄暗くなっていました。これはナショナル・ギャラリーの隣にあるナショナル・ポートレート・ギャラリー。大好きなラファエル前派のポスターが出てますが、ロンドンはラファエル前派天国なので、追っかけてるとキリがないから、いちいちエキサイトしないように気持ちを抑えてスルーします。(ロンドンのラファエル前派追っかけでお勧めなのは、何と言ってもテート・ブリテンの「オフィーリア」byジョン・エヴァレット・ミレーです。)
ちなみにナショナル・ポートレート・ギャラリー、行ったことないのですが、確かここも無料。ていうかロンドンは、多くのミュージアムが無料なので、たまに有料だとびっくりするくらいで、ロンドン来るたびに、羨ましくて、住みた~い!!となります。エディンバラでもほとんどのミュージアムが無料だったから、イギリスがそうなのかな。NYなんて入場料高いけどなー。日本も高いしなー。 -
よれよれに疲れていますが、空港ホテルに移動してしまうとロンドン観光が終了なので、名残惜しく、ソーホー(劇場街)の方へ、だらだら歩いていきます。
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20年ほど前に駐妻としてロンドンに住んでいた友人が、その頃のまま止まった知識で「イギリス、食べ物まずいでしょ?」と、私がロンドン行くたびに嫌がらせをSNSに書き込んでくるのですが、今やロンドンもイギリスの他の都市も、食べ物、ちゃんと美味しいから!美味しいお店、たくさんあるから!ほんとです。普通に美味しいです。イングリッシュ・ブレックファーストはまずいけど。
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芝居の当日券の安売り窓口TKTSの写真を撮ってたら、その奥にあるオデオンという映画館の前が封鎖されて、レッドカーペットの匂いがする(←追っかけの嗅覚)のに気づきました。
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厳重な封鎖…の向こうに「STAR」の文字。これは…!!
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うう…近づけないので、隣接する公園から近づいてみようとします(←追っかけの血が勝手に騒ぎ、何だかわからないのに反射的に追っかけている)。
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何と!オデオン(映画館)に隣接する広い公園まで完全に封鎖されて、全く近づけないようになっていました!作品名は見えて、「スター・トレック」最新作の、アマゾン・オリジナルの「ピカード」のプレミア上映のようでした。
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生パトリック・スチュワート見たい!と思って、色々回り込んでみましたが、見事なほど完全シャットアウトでした。BAFTA(英国アカデミー賞)授賞式のときなんて、もっと近づけて、レッドカーペット見えるのに、何という厳重封鎖。
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あきらめて、ソーホーの街のだらだら歩きに戻ります。このガラス張りのビルは「Wホテル」で、中年になるまで興味なくて来たことなかったイギリスに初めて来たのが、ここWホテルでベネディクト・カンバーバッチに会うためだった、思い出の場所です。
カンバーバッチの「Little Favour」という短編映画のクラウド・ファンディングに参加したら、当時のレートで約20万円程度出資すると、完成披露試写会後の「アフター・パーティ」に招待されたのでした(50万円出資して、完成試写会にカンバーバッチや家族と並んで見たアメリカ人女性と、このパーティで友人となり、その後、何度も一緒にロンドンやNYで追っかけをする仲になりました。)パーティではカンバーバッチと10分ほど立ち話(5人ほどの女性vsカンバーバッチで)が出来て、舞い上がって、カンバーバッチのママ=女優のワンダ・ベンサム=とも10分ほど喋って、そこから私の「追っかけ英国通い」が始まった、「始まりの地」です。 -
「シャーロック」タイトルバックに出てくるピカデリー・サーカス。
ピカデリー サーカス 広場・公園
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名残惜しくだらだら歩くのも限界が来て、地下鉄でパディントンのホテルに戻って、空港ホテルに移動することに。さよならロンドン。
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何度も乗り倒したベイカールー線。今回はベイカー街とかマリルボーンに行く暇がなかった…
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先ほど全く近寄れなかった「ピカード」の看板が、ピカデリー・サーカス駅に大々的に展開されていました!
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駅の壁面を「ピカード」がジャック!やるなあ、アマゾン。
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何と、駅名までスター・トレックのマークになっていました!ていうか、「ピカデリー・サーカス」という駅名の最初がちょうどうまい具合に「ピカード」なんですね!しかしまあ、どんだけお金をかけてるんだ、アマゾン…
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パディントンのヒルトンに戻ってきました。朝、チェックアウトしているので、荷物を引き取って、ホテルから通路でつながってるパディントン駅から空港行きの直通列車(ヒースロー・エクスプレス)で空港のホテルにラクラク移動です。
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ヒースロー・エクスプレス。綺麗で快適で、めっちゃ早くて大好き。
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空港に着いてから、ホテルを見つけるのに、ちょっと迷いました。翌朝のルフトハンザがターミナル2発なので、ターミナル2と3の間にあるというヒルトン・ガーデンインを予約していたのですが、迷って、空港職員みたいな人に聞いたら、1Fの駐車場のターミナル2と3の間にあるとのことで、駐車場に行くと、ホテルの入口がありました。
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チェックイン・カウンターのところに、「ご自由にどうぞ」と、かわいい焼き菓子が並んでいました!気持ちのなごむ、おもてなし。
ヒルトン ガーデン イン ロンドン ヒースロー ターミナル 2 アンド 3 ホテル
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部屋に入ってから、ルームサービスがあることに気づいて、しまった!と思ったのですが、チェックインカウンター横の売店でビールとサンドイッチとポテチ買ってきてしまいました(晩ご飯のつもり)。事前にネットで見てたら、ルームサービスないみたいなことがどこかに書いてあったので、信じて損した!ちゃんとしたもの食べたかったなー。
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パディントンのヒルトンが今回はハズレの、古くて汚くてうるさい部屋に当たってしまったので、空港のヒルトンが、新しくて綺麗で、とてもホッとしました。
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アメニティは、癒しのクラブツリー&イブリン。
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テレビにヒュー・グラントが出ていて、おじいちゃんになっていました。
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冬のロンドン旅、7日目、早朝。5時半頃にチェックアウトするつもりなので、5時に起きればいいのに、小心者なので4時過ぎに目が覚めてしまいました。窓外の景色は当然真っ暗。まあ、8時頃まで暗いので、4時も5時も6時も一緒ですが。
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普段、日本では朝7時頃起きるので、4時起きは自分的にはちょっとした事件みたいな気分で、テレビをつけて4:13という表示が出て、ショックを受けたり(笑)。
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1泊だけでしたが、気持ちのいいホテルでした。今までのロンドン旅で、早朝便のときは、パディントンのヒルトンに最後の1泊だけして、ヒースロー・エクスプレスの始発に乗ったりしていましたが、今後はこのホテルを使おうかなあ(まあ、乗る便によってターミナルも変わるので、何とも言えませんが)。写真はロビー。
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スーツケースを引いて歩いて駐車場を抜けて、エレベーターで上がると、もうそこはターミナル2。めちゃくちゃ便利。
ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
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早朝のヒースロー空港、ターミナル2。
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すんなりチェックインして、ターミナルへ。早朝からちゃんと全部お店が開いていて、ほっとします。
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マルベリーのバッグが好きで、いくつか持っていますが、ロンドンに来ると、お金持ちそうなロンドンマダムが皆マルベリーを持っているので、また欲しくなるループで、空港のマルベリーをチェック。でもまあ、マルベリーは日本でもちゃんとセールになるので、ここは落ち着いて、見るだけで買わずにスルーしました。
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ロンドンなのに、ケート・スペードが店中セールになっていて、値引き率もすごかったので、ついついふらりと入って、バッグや財布などを買い込んでしまいました。今回はビジネス(マイルの特典航空券)だからいいけど、エコノミーで乗り継ぐときに、あまり大きな荷物を抱えると、あとが大変です。
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ポール・スミスもセールしてたので、家族の男子にお土産を購入。
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本屋の雑誌コーナーは、メーガンの嵐でした。ちょうど、王室を離脱する・しないの騒動の始まった頃だったか、まだ女王にばっさり切られる前の時期だったと思います。テレビもメーガン一色でした。(私は「スーツ」のパラリーガル役の頃から嫌いだったので、ヘンリーや家族が不憫で仕方ないですが、まあ見方は色々なので…)
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7:40ヒースロー発ミュンヘン行きのルフトハンザ。
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搭乗口へ。
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ロンドンーミュンヘン便は、「ビジネスクラス」という名前でしたが(ボケてるけど、写真の壁に「ビジネス」と書いてある)、エコノミーと同じ広さの前の方の席をカーテンで仕切ってビジネスと名付けてあるだけでした。
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で、ビジネスは空いてたので、皆さん窓際にぽつん、ぽつんと座っていたのに、なぜか私の隣だけ中年の外人のおっさんが座っていて、明らかに不自然だったので、気持ち悪くて席を変えてもらいました。欧米で時々あることですが、現地でモテなさそうな男性が、日本人女性にアプローチしてくることが結構多くて、「日本人なら俺でも来るだろう」みたいなあからさまな意図が見えて、げんなりすることが時々あります。このおっさんも、たぶんその口かと。げんなり。
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さよならロンドン。
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日の出。というか、日が出ているところに飛行機で来たというか。
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さよならイギリス。
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朝ごはんは、ヘルシーなグラノーラ。席はエコノミー仕様だけど、チーズやバターやパンはちゃんとビジネスクラス。
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雲の上はいい天気。ロンドンは今回ずーっと天気悪くて、さすがにメゲました。
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雲海(違う?)。
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…と言ってるうちに、ドイツ上空に来ていました。欧州便は乗ってる時間が短くて、ヨーロッパって小さいのかなあといつも不思議に思います。
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インディアンの「のろし」みたいな煙が!
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のろし…何だったのか、よくわからず。
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朝の光に包まれて、絵のようなミュンヘン近郊。ヨーロッパって、農業国が多いんだなあと、畑が延々広がる光景を空から見るたびに感心します。日本より食糧自給率が高いのかなあ。
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ミュンヘン空港到着~。朝10時半です。
フランツ ヨーゼフ シュトラウス国際空港 (MUC) 空港
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ミュンヘン空港の滑走路。
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乗継便は、12:20発関空行きのルフトハンザ。
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せっかくマイルをためて乗ったビジネスで、航空会社の本拠地(本国)の空港のラウンジを利用しない手はないのですが(日本以外の航空会社はどこも、本国のラウンジがとってもゴージャスだから)、乗り継ぎが2時間弱だったので、あきらめて、すんなり搭乗口へ向かいました。
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大阪行きLH742便の搭乗口。
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欧州便のビジネスでは、コックピットみたいなプライバシーのある周りの目が気にならないシートが楽しみなのに、ルフトハンザの大阪⇔ミュンヘン便は残念な昔ながらのシートでした。プライバシーゼロ。残念すぎる。
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ルフトハンザの安全情報ビデオの、不気味なCG男。元ヤンキースのジーターを変にしたみたいな。
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フライト前のドリンクは、旅の疲れでよれよれなので、ノンアルコールで。
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食前酒はウィスキー。昼間から。
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食事は和食を選びました。前菜は美味しかったけれど…
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メインは残念な味でした。往路と同じパターン。洋食にすればよかった。
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食後にワインとチーズ。
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映画見て音楽聞いて、眠れずに「今、どの辺?」と地図画面ばっかり見て…10時間を超えるフライトって、なかなか時間が過ぎなくて、本当にいつも、つらいです。見た映画は、エマ・トンプソンとミンディ・ケイリングの「レイト・ナイト」(面白かった!)(ミンディはカンバーバッチの朗読イベントで何回か生でみたことあったけど、この映画では脚本も書いて、才女ぶりを発揮)と、ダニー・ボイルの「イエスタデイ」(ダニー・ボイルもカンバーバッチの朗読イベントで朗読聞いたことあります)。「イエスタデイ」で笑ったセリフは、「Miracles happen.(奇跡は起きるのよ!)」「Like what?(たとえばどんな?)」「Benedict Cumberbatch becoming a sex symbol.(ベネディクト・カンバーバッチがセックス・シンボルになるんだもの」というところ。
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やっと、大陸横断し終わりかけて、まもなく日本が見えてきそうなところまで帰ってきました…。
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朝ごはんは、疲れのあまり、ピンボケでサイズも変です。
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帰国。これは会社のばらまき土産。
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自分に買ったもの。
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…というわけで、年末年始休み明けすぐまた休みで職場に大顰蹙を買った冬のロンドン旅日記は、これにて終了です。これを書いている今は欧米にもアジアにも渡航制限みたいになって(コロナで)、たった2か月前に、こんなに自由気ままに旅行できたことが、今思えば夢のようです。無理して行っといて良かったー。また海外気まま旅に行ける日が早く来ますように…
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ロンドン(イギリス) の旅行記
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