2019/09/03 - 2019/09/04
7位(同エリア27件中)
れいろんさん
モハーの断崖(Cliffs of Moher)はアイルランド西海岸観光のハイライト。
以前から行ってみたいと思っていました。
首都ダブリンからも、西海岸の主要都市ゴールウェイからもデイツアーが多発していますし、ゴールウェイからなら、公共交通機関を利用で、日帰り観光することは十分可能です。
でも、せっかくなら、時間にとらわれず、景観を楽しみながら、断崖絶壁の上でのんびり風に吹かれみたいなぁ。
ゆっくりするなら、起点はドゥーランですね。
アラン諸島から船でドゥーランに移動すれば、一筆描きのきれいなルートになります。
更に、私の持っている地球の歩き方アイルランド ’13~’14 には、「2013年3月現在ドゥーランとモハーを海岸沿いにつなぐ遊歩道を造っており・・」と記載されているので、この道をゆっくり歩いてみることにしましょう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アラン諸島のイニッシャーからドゥーランへは定期船で15分ほどです。
小さい船なのでけっこう揺れました。 -
あれぇ、想像していたより小さい港みたいです。
-
港には、定期船のほか、モハーの断崖見学の観光船など様々な小型船が停泊していました。
-
港からこの日の宿 ドゥーラン ホステルまでは 1.7km 。徒歩25分くらいだそう。「荷物を引いて、ギリギリ歩ける距離」だとの宿の口コミがあったので、頑張ってみます。
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港の駐車場。
観光バスは何台も止まっているのに、タクシーは常駐していませんでした。 -
ゆるいアップダウンはともかく、荒い路面の舗装が「敵」ですね。
景色の良い所もありますが、横目で見て進みます。 -
どうにか宿に到着~。
煙突が出ている右側の建物がDoolin Inn で、私の止まるDoolin Hostel は左側、道を挟んでDoolin Innの正面に位置しています。
受付、支払いなどはDoolin Innのレセプションで行います、定刻15時までホステルの部屋には入れません。 -
怪しい空模様ではありますが、今のところ雨は降っていないので・・・
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モハーの断崖トレイル踏破(といっても、Doolin からモハーの断崖まで8km)に出かけることにしました。
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トレイルの入口には柵が設置されていて、トレッカーは柵の横から入ります。
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このトレイルはもともとあった農道をつなぐように、歩道整備をしたようです。
歩き始めは車も走れるような広い道です。 -
では、ビジターセンターまで8Km。
お天気が良くなりますように。 -
農地の柵の外、崖の際を行く所、家畜の通行を遮るためなのか柵を乗り越えて進む箇所などもあります。
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崖の下、砕け散る波を見たり・・・。
しかし、風が強いですね。しっかり合羽の襟を合わせます。 -
やはり雨が降り出しちゃいました。
「戻ろうかなぁ」と後ろを振り返ったりします。 -
雨もだんだん強くなってくるし、なにより風が強い強い。
白く霞んだ世界を手探りで行くような時間が続き・・・ -
ざらざらの斜面の急登があり、海岸線から離れた草原の中のぐちゃぐちゃ道を、踝まで泥濘にはまりながら歩く場所を過ぎて、再び海沿いの道になりました。
断崖、迫力があるかなぁ? よく見えないので、わからないや。 -
崖の凹凸部が海鳥の団地になっていますね。
う~~ん、霞んでいてよく見えない! -
頑張ってカメラを構えても、この程度でした。
もう、びしょ濡れだし、視界が悪くて景色も楽しめないし・・・。 -
足元の海面をのぞき込んでも、高度感がないので怖いと感じません。
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疲れてきたなぁ、もう少しで着くかなぁ。
2時間弱、雨にたたかれ、風にたたかれ・・・ -
立ち止まって眺める景色もなく、座って休むこともなく・・・。
やっぱり、今日は止めておいた方がよかったねぇ。 -
行き交うトレッカーも少なく、寂しいトレッキングでした。
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この辺り、お天気が良ければ、モハーの断崖ビジターセンター方面からの観光客がたくさんいる所ですね。
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海面までの距離(高さ)も定かではなく、周囲の様子も見えず・・・。
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オブライアンの塔のシルエットが見えました。やっと、終わった~~。
私は若いころ登山に傾注していたので、雨の中の登山経験が何度もあります。悪天の中でも、登頂した時には「達成感」が得られるのですが・・・ -
トレッキング(ハイキング)では歩き終わっても、そのような感じにはなれず・・・。
やっぱり、トレッキングは景観を楽しみながら歩くものね。お天気が大事! -
オブライアンの塔の周辺も真っ白です。
塔に上ることができるらしいのですが、上っても何も見えませんね。 -
さあて、ビジターセンターに下りていきましょう。
ビジターセンターの周辺はよく整備されています。
というか、誰でも訪れる観光地ですが、観光地でもお天気が悪いと駄目ですよね。 -
風雨の中オブライアンの塔へ向かう観光客の姿もありました。
私はびしょ濡れでビジターセンターに到着。
濡れた服だと冷えてくるので、ざっくり着替えてしまいましょう。 -
えっ! 驚いたのがセンターのトイレ。男女一緒なんですよ!?
全個室なのですが、個室の並ぶスペースは男女一緒。
つまり隣の個室を異性が利用するのも当たり前なんです。
このスタイル、北欧などでは珍しくないのかぁ。でも、これもなかなかしんどい。 -
モハーの断崖からドゥーランまで、公共バス(エニス発、ゴールウェイ行き)で戻ってきました。バス代は3.30ユーロ。
ドゥーランのバス停はドゥーランホステルの真ん前でした。
写真は宿泊したホステル。写真は翌朝の撮影です。 -
私の部屋は2階です。
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Doolin Hostel はホステルなので、基本的にドミトリーなのですが、2段ベッド2台の部屋を「ツインルーム」として利用することができます。
私の予約もツインルーム。 1泊朝食付きで65ユーロです。 -
そして「れいろんにはもっと広い部屋を用意したよ~」と言われて、4人部屋の鍵を渡されました。
4人部屋って? 2段ベッド×2台の4人部屋でした。
2段ベッドがいくつあっても、使うのは1台だもんねぇ。 -
バスルームは部屋の中にあり、使いやすいです。
でも、見知らぬ人3名と同室だと、かえって使いにくいですよね。 -
1階にはサロンと
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キッチンがあり、自由に使うことができます。(共有)
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電子レンジ、湯沸かしポットなどが用意されています。
もう、今晩は、ここでお湯を沸かして、カップうどんでも食べましょう。 -
朝は、このキッチンに朝食が並べられ、自由に食べることができます。
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シリアルやドライフルーツ、チーズなど。
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白パンとブラウンブレッドも。
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オレンジジュース、アップルジュース、牛乳なども用意されていました。
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温かい飲み物もセルフでいただきます。
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お盆がないので、何度がキッチンと食堂を行き来して・・・
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朝食をセットしました。
欲張ってたくさん取ってきましたが、温かいものがないので、アラン諸島でアイリッシュブレックファーストを食べてきた身には寂しく感じました。 -
朝食後、バスの時刻まで宿の周囲を散歩します。
ドゥーランはの中心はとても小さい範囲で・・・ -
可愛らしいお土産屋さんやカフェ、パブなドガ並び、ツアーインフォメーション兼オフィス(私設)などがありました。
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ああ、青空~~。
今日なら、楽しいモハー断崖トレッキングになったどろうなぁ、 -
ちょうどホステルの隣から公共バスが発着します。
モハーの断崖方面行きも、ゴールウェイ方面行きも同じバス停でした。 -
少し港方面に行ってみましょう。昨日は写真を撮っていませんから。
大人気のパブ。昨日の昼も多くの観光客が入店していました。 -
夜はライブミュージックが楽しめるし、食事も美味しいのだとか。
Doolin Inn のスタッフにもお勧めされました。
昨夜、元気ならここに来る予定でした。 -
昨日は真っ白な世界だったけれど、今日は空も川も青く、大地は緑。
きれいだなぁ。 -
今日なら、少し風は強くても、景色を楽しみながら、のんびりトレッキングができたに違いないなぁ。
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11時35分発のゴールウェイ行のバスは、12時頃やっと到着。
待っちくたびれていた乗客を拾うとさっと出発しました。
荷物はバスのボディに自分で収納。バス代(17ユーロ)は運転手に支払いました。 -
ゴールウェイまでは約2時間。
途中、Lisdoonvarna の町に入り、 -
平らで広い大地の中を走っていきます。
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大地にポツリと建っているのは・・・
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Newtown Castle でしょうか。
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車内はまあまあ空いていて、一人旅の人は、皆、一人で座れているようでした。
私の隣にも誰も座らなかったので快適、快適~~。 -
左手に大西洋が広がります。
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アラン諸島と同じ、石灰岩の大地。
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こちらは、ただ、ずーっと広がっています。
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バスの右にも左にもバレン(Bhoiereann)が広がります。
バレンとはゲール語で「石の多い場所」を意味するそうです。 -
おっ、荒積みの石垣じゃないですか。
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石積みが現れると、家屋も見られます。
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そして、また、石灰岩の大地。
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空模様も怪しくなり、地の果てみたいな雰囲気です。
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灯台でしょうか?
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教会と小さな町の景色にほっとします。
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車窓には畑の緑が広がって、人の営みが感じられます。
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でも、奥の丘は灰色でゴツゴツ。
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丘すべてが、石灰岩なのね ??
なんとも凄い迫力です。 -
緑の畑は人間の英知の賜物なのね。
アラン諸島もそうでしたが、人の努力というのは本当に大したものです。 -
おっ、あれは日帰りツアーで寄るというデューングラ城(Dunguaire Castle )ですね。
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デューングラ城(Dunguaire Castle )が近づいたとたん、雨が !
いきなり強く降ってきました。 -
たとえ、トレッキングを今日にしても、トレイルの途中で降られていたかもしれません。
アイルランドは、あの合唱曲の通り「日が照りながら、雨の降る」島なのですから。
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