2019年夏一人旅～アイルランド・ロンドン②【モハーの断崖】

2019/08/09 - 2019/08/19

夏恒例の一人旅。
このサイトでも実に多くの方から心強い助言をいただきました。ありがとうございます。
旅程はこのような感じ。

８月９日　　夕刻，福岡から香港へ
８月１０日　朝６時にロンドン着，午後２時４０分にダブリンへ移動。そのままゴールウェイへ移動。
８月１１日　ゴールウェイからドゥーリンへ　　モハーの断崖を観光　
８月１２日　ドゥーリンからイニシュモア島へ　ドン・エンガスを観光
８月１３日　イニシュモア島からダブリンへ移動　
８月１４日　ダブリンからジャイアンツコーズウェイツアー
８月１５日　ダブリンからタラの丘ツアー
８月１６日　朝，フェリーでイングランドへ渡り，ロンドンへ
８月１７日　ロンドン観光
８月１８日　昼にロンドン発
８月１９日　日本着

この日は個人的メインの訪問先，ゴールウェイの先にある北大西洋に面したモハーの断崖のあるドゥーリンへ。

興味があれば覗いて行ってください。

エリア ドゥーラン(アイルランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

バスで揺られること約２時間半，バスがついたのはアラン諸島を臨む小さな町，ドゥーリン。

この日のお宿は写真を見て一目ぼれしていたホステル，アイルリバーホステルを予約。小川のほとりにあるのです。

うーむ。味のあるたたずまい。
荷物を置くとまだチェックインできないとのことで，持参したサンドイッチとコーヒーをモグモグして出発の準備。

明日のイニシュモア島行きフェリーのチケットを手に入れるため港へ向かってお散歩。

アイルランドらしい趣深い家屋。

緑の野原の真ん中にポツンとこうした遺跡（廃墟？）があり，旅情を掻き立てます。

目抜き通り（といっても土産物とパブ数軒）のフィッシャーストリート沿いに歩くと，ご覧の風景。

はるか遠くに，これから行くモハーの断崖が見えます。何とものどかな風景。

港へは中心部から徒歩１０分ほどで着きました。
事前にネットで予約していたのですが，「明日のチケット？明日来てくれ。」ということでやむなく退散。
飛び込んでる人がいるし。

というわけで，こんな子たちをなでなでしながらモハーの断崖方向に進む。

モハーの断崖をどう攻めるか？ですが，とりあえず行きは徒歩で断崖沿いの遊歩道を歩こうと決めていました。というわけで，約８ｋｍのウォーキング，スタート。

５分も歩くと漁港の方角はかなり遠くに見えます。

出ました。「この先非常に危険」の看板。
ちょっと緊張します。

最初はこんな遊歩道ですが。

策のない断崖沿いに出られます。

ここはちょっと緊張しますね。足を滑らせて川に落ちたらたぶんそのまま海のモズクになってしまいます。。

サーファーが断崖の下に。サーファーだけは断崖に近づいてよいようです。

崖に向かう途中には放牧地も。

途中，海鳥が停まっている海岸線があったので近づくと・・

海鳥は，飛んで行ってしまいました。驚かして悪かったかなあ。

ウォーキングだけではなく，座って崖をのんびり眺めるのもいいものです。

断崖だけではなく，こういう印象的な風景も見られます。

ガイドブックでおなじみの海岸線がずっと続く。

近づいてもそこまで危険は感じませんが，強風が吹きつけてくる瞬間が時々あるので，この辺が限界くらいでしょうか。

こういうオブジェも大好きです。

行く先々にこうした障壁があって，乗り越えて進むようになってます。
家畜が迷い込まないようにするためかな？

この辺まで来ると断崖の一番人出の多い当たりが近づいてきましたね。

この周辺は結構風も強いです。

川から崖の下へ流れ落ちる水もダイナミック。

オブライエンの塔が見えました。
近づくとこの塔の無機質感はすごく，たぶん近年立て替えたものでしょうか。

ビジターセンター。
実はこの先もハグス岬方向まで遊歩道が伸びているのですが，バスで来た団体の観光客が凄く，歩き疲れたのもあってここでビジターセンターに入ることにしました。

帰りは歩くのはちょっと厳しい・・と思っていたら，ビジターセンターの南からひっそりとシャトルバスがドゥーリンの街まで出ています。８ユーロなので利用させてもらうことに。

ホステルの周辺は一応街の中心なのだけど，こんな自然と一体になった風景。

ホステルに帰ってくるとチェックインできるようになってました。
何と４人部屋をシングルユースという暴挙に。
割高になるのだけど，ドミトリーは１晩でちょっと懲りたため，個室にしてしまいました。。
我ながら根性ないとは思うけど，やはり荷物が広げられるのは素晴らしい。。

夜は７時くらいに人気パブ，マクガンズを訪問。
まだ満席になっていないので，一人でも気兼ねなくテーブルに案内してくれます。

というわけで，アイルランド恒例のチャウダーとパン。

このころ「孤独のグルメ」にはまっているので、海外でもついつい「陣立て」を考えてしまいます。

しかし何を考えたかメインにアイリッシュシチューをオーダーするという悲劇。

こんな時は大きな声で
「うーん。チャウダーとシチューで汁物がかぶってしまった。なるほどこの店はシチューでいいんだな」
と呟くとよいと思います。

つか、パンも被ってるし。

地ビールやアイリッシュウィスキーは何種類もあるのにスコッチやワインは数えるほどしかない，それが「アイリッシュパブあるある」。

と思ったら，夜９時には満席に。９時半からアイリッシュ音楽のライブが始まるのです。
１０時ころまで聴かせてもらって撤収。

翌朝。ホステルの朝食はたった１．５ユーロ。
パンとコーヒー，目玉焼きが付いてくる。えらく安いな？と思ったら，卵は自分で焼くというオチ。さすがホステル。

宿に別れを告げ，９時半ころにホステルを後にする。

この辺は一応中心部なのですが，それでもこのくらいの規模の村なのです。

港へ向かう道すがら，急に雨が土砂降りになり，車に乗ったマダムに救出してもらいました。
マダム曰く，「アイルランドではよくあることよ」ということでしたが，完全に暴風雨。

５分ほどで港へ。雨が上がり，風情のある光景が目の前に広がります。

この兄貴は私の後から同じホステルを出てきたバックパッカーですが，暴風雨をモノともせず雨具で防御して徒歩で港へたどり着いた様子。ウーム逞しい。

フェリー乗り場の様子。
いくつかオフィスがありますが人がいるので迷わないでしょう。
珈琲や簡単な食事を出す屋台もあります。

モハーの断崖をはるか遠くに臨む。

ちなみに，ドゥーリンからはイニシュモア島以外にイニシィア島やイニシュマーン島へ行くフェリーも出ており，自分がどの船に乗るのかスタッフによく確認しておきましょう。
案内板も船の名前も基本的にはなく，どの列も長蛇なので，勘で並ぶと痛い目をみます。

実際，間違った列に並んでしまい，危うく置いて行かれるところだった。

おじさんが，「あーこいつは間違った列に並んだヤツだから，通してやってくれ」ってな具合で，列の途中から船に乗せてくれました。

船は１１時定刻に出発。
比較的大きな船ですがかなり揺れます。
それに海から上がる水しぶきが凄まじく，２階席でないとびしょぬれになります。
さて，この後はようやく旅の目的地その２，イニシュモア島へ。