2020長崎の旅～媽祖行列

2020/02/02 - 2020/02/07

「媽祖行列」
江戸時代、唐船が入港した際に航海安全の女神「媽祖神」を唐船から降ろして唐寺の媽祖堂に安置する菩薩揚げと、出港の際に媽祖神を再び唐船に安置する菩薩乗せを再現した行列。
1/26 菩薩揚げ
2/2 　菩薩乗せ

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菩薩乗せ
2月2日(日)　13：15～16：00
中央公園（出発式）→眼鏡橋→ベルナード観光通り→新地中華街湊公園→唐人屋敷→孔子廟（到着式）　

エリア 長崎

2月2日(日) 菩薩乗せ。
中央公園　13:15～13:35 媽祖行列出発式。
直庫（てっこ）・順風耳・千里眼による演武。

中央公園会場での演武を終えて、眼鏡橋方面へと行列が進む。

中島川公園会場の黄色いランタン。

眼鏡橋。1634年、興福寺の黙子如定禅師によって架設された日本最古のアーチ形石橋。

13:51 眼鏡橋の上での演武。

浜町アーケード。

三叉を操る千里眼。赤顔、二本角。

斧を操る順風耳。緑（青）顔、一本角。

順風耳と千里眼の二神は、昔、悪さばかりして人びとを困らせていた妖術使いだったが、媽祖によって調伏され改心し、以降媽祖の随神となったという伝説が残る。

アーケードを抜け長崎新地中華街へ。

14:25～14:50 新地中華街・湊公園会場での演武。

この後、唐人屋敷での演武もあったけれど、最前列で見たいので孔子廟へ先回り。

唐船を模した山車に媽祖像と荷主夫妻が乗り、舳先で祭官の直庫が魔よけの棒を振る。

「倒福」
倒福 dàofú（福を逆さまにする）と到福 dàofú（福が来る）が同じ音になる縁起物。

孔子廟。

オスが戯れている繍球は、この中から獅子が生まれると考えられているため、めでたいとされている。

15:40 媽祖様が孔子廟に到着。

媽祖様は、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。尊号としては天后、天妃、天上聖母、娘媽が付せられ最も地位の高い神とされる。

15:40～16:00 媽祖行列到着式。

媽祖様が安置されると、観客も拝礼して演武が始まった。

悪を払う直庫。

全くぶれない片足立ちは1分にも及ぶ。

続いて、千里眼・順風耳の演武が始まる。

千里眼。
ひと目で千里先を見抜く。赤顔、頭上に二本角が特徴。媽祖の進む先や、その回りを監視し、あらゆる災害から媽祖を守る役目を持つ。

順風耳。
千里先の音を識別する。緑（青）顔、頭に一本の角が特徴。悪の兆候や悪巧みを聞き分けて、いち早く媽祖に知らせる役目を持つ。

16:00 直庫・千里眼・順風耳の演武が披露され、無事に媽祖行列到着式が終了。

到着式のあと、前年9月に祭りアイランド九州（熊本）で演舞した変面師のショーを再び見ることができた。旅が繋がって嬉しい。