2019/06/15 - 2019/06/30
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さくらいろさん
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ドイツの旅ではライン川クルーズをしています。
フランクフルトからリューデスハイムまで鉄道で移動、1泊して
リューデスハイムから船に乗りました。
リューデスハイム~ザンクト・ゴアール間はクルーズのハイライト、
ライン川の両岸に古城や可愛い町並みが次々に現れます。
「その1」からの続きでクルーズ船からの景色を眺め、
ザンクト・ゴアールでは下船して観光しました。
その後、次の船でボッパルトまで。
ボッパルトでは「ベルビューラインホテル」に宿泊して街歩き。
ここも素敵な町でした。
「ゲデオンスエック」の絶景も見に行きました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リューデスハイムからKDラインでのクルーズの
続きです。
次々に古城が見えてきます。
こちらは「シュタールエック城」
1135年の古文書にすでに記されている城です。
ケルン教区が所持していましたが、1214年にバイエルンの
王朝に買い取られました。 -
バッハラッハの丘に建つ城で、1689年にフランスに
よって爆撃されましたが、その後2回に渡って再建されました。
現在はユースホステルとして利用されています。
このように宿泊できる古城も多いです。宿泊したかったですが
なかなか予約が取れません。 -
船からはきれいな建物もいろいろと見ることができます。
-
クルーズ船はいくつかの乗り場で乗降できます。
ここは「バッハラッハ」
ぶどう畑に囲まれたフォトジェニックな町です。
おとぎ話に出てくるような中世のたたずまいを今に
残す小さな町。
小さいながらも1000年の歴史があり、ドイツ文化史に
与えた影響は少なくないとのこと。
ワインの産地としても知られています。
ライン川流域には、古くからの歴史がある町や村、建物が
多いのがよくわかります。
時間があれば、ここでも下船して街歩きしてみたかったです。 -
今度は面白い建物が見えてきました。
カウプの町の中州に突如現れる真っ白な城。
「プファルツ城」です。
1327年にルートヴィヒ4世によって建てられ、1866年まで
税関所として使われました。
流木による損傷を防ぐために先端が船のようになっていて
五角形のユニークな形をしています。 -
船が近づくと写真を撮る人がいっぱい。
大人気です。 -
中州に建つプファルツ城の背後、カウプの町を
見下ろす斜面に建つのは「グーテンフェルス城」
ぶどう畑の段丘に囲まれています。
1257年建造、当時はカウプ城と呼ばれ税関所として
使われました。
1277年以降はルートヴィヒ2世の城となり、1504年の
攻撃に守り通し、それ以降この城はグーテンフェルス
(硬い岩)城と改名されました。
現在はホテルとして使われています。 -
次もきれいなお城が見えてきました。
「シェーンブルク城」
ライン川左岸、オーバーヴェーゼルの丘の上に
建っています。
10世紀にザクセン家の皇帝によって築かれたといわれ、
「シェーンブルク=美しい城」「ライン川で最も美しい
ロマンチックな隠れ家」と呼ばれていました。 -
1689年に戦火によって破壊された後、レ・ミゼラブルの
作者ビクトル・ユーゴが「最も美しい廃墟」と絶賛した
とのこと。
1885年以来、少しずつ再建され、現在は塔の一部が博物館、
残りは高級ホテルとなっています。
このホテルは「アウフ・シェーンブルク」
ライン川随一の高級ホテルで中世の騎士気分が味わえるそう。 -
行き交う船もいろいろ。
-
船から見える建物の中には日本のガイドに載っていない
物も多々ありました。
写真右の塔はオーバーヴェーゼルの町はずれにある
Ochsenturmという古い塔でした。 -
大型船とも行き交います。
-
そして「ローレライ」が見えてきました。
ザンクト・ゴアールスハウゼン近くにある、水面から
132m突き出た岩山と、その岩にいるとされる精霊です。 -
「恋人に裏切られ川に身を投げた美しい乙女が
水の精となって船頭を誘惑し、船を沈没させる」という
伝説があります。
ハイネの詩に1838年にジルヒャーが作曲した歌で世界中に
有名になりました。
ですが、案内されないと見逃してしまう地味な岩山で
「がっかり名所」の一つとされています。
う~ん、残念ながら、ただの岩山にしか見えません。 -
ローレライの岩の近く、ザンクト・ゴアールの
岩山の上には「ネコ城」がありました。
14世紀後期にラインフェルス城と町の守護のために
建てられました。 -
ネコ城は1692年、フランス国王ルイ14世軍によって
破壊され、1806年にナポレオンの襲撃により完全に
崩壊しました。
1896年、オリジナルに近く再建され、1946年から
1951年には地元の高校として使われたとのこと。
現在は日本人投資家の別荘となっているそうです。 -
さて、船はザンクト・ゴアールに到着。
私達はここで一度下船して観光します。 -
私達の他にも降りる人、そしてここから乗り込む人も
いました。
私達は10:55に下船して観光、次は12:55発のボッパルト行きに
乗る予定です。 -
ザンクト・ゴアールはライン渓谷中流上部の
中心地。
ローレライの岩山の対岸、ラインフェルス城がある
丘の下にある町です。
そのラインフェルス城を見に行こうと思っています。 -
こちらが町のメイン通り。
正面上に見えるのがラインフェルス城です。
町からブルク・エキスプレス(ミニバス)で
行けると調べていましたが、見当たりません。
地元の人に聞くと「廃止されて今はない。代わりの
バスがある」とのこと。
バス停を探していると、ちょうどバスが通りかかりました。
この先の広場にバス停があるようなので、そこまで急いで
行きました。 -
無事にバスに乗れて、お城まで上がって行きました。
料金は片道5ユーロ。
中の見学は10ユーロでした。
入り口で荷物も預かってくれて助かりました。
(クルーズ用2泊分の荷物を持っていたので) -
ラインフェルス城はザンクト・ゴアールの背後の
山に1245年に建てられました。
ライン川を航行する船からの徴税のための城です。
お城の中に入って、ライン川を見下ろしたところ。 -
13世紀以降、何度も包囲攻撃を受けながら一度も
落城したことがなく、16世紀後半にはドイツで最も
強固な要塞の一つとなりました。 -
しかし、1756年に始まった七年戦争でフランス軍に
占拠され、1794年のフランス革命の際にフランス軍が
この城を爆破、廃墟となりました。 -
20世紀前半に修復され、1973年に一部がホテルとして
オープン、廃墟のままの部分は要塞博物館として
公開されています。
私達が見学したのは、その博物館部分です。 -
ラインフェルス城には11:20に着き、帰りは
12時のバスに乗ります。
行きのバスの中で運転手さんに時間を聞いて
おきました。
もうすぐバスが来るので、バス停に降りて行きます。
ちょっと駆け足での見学でしたが、廃墟とはいえ
古城の様子を見ることができました。 -
バスで通りまで降りて、休憩します。
何しろ暑いので、船に乗るまでの間、涼しい所に
入ることにしました。
こちらのカフェに入ってみます。 -
中に入ると美味しそうなケーキが並んでいました。
-
テーブル席もたくさんあり、何より涼しいです。
たくさん並んだポットが素敵。 -
ケーキと飲み物を注文しました。
私はチーズクリームケーキとスパークリングアップル
ジュース。
夫はアップルタルトとファンタ。
ケーキは大きくて、美味しい。
飲み物もたっぷりあって、ランチ代わりになりました。
店内は静かで落ち着いた空間でとても良かったです。
15ユーロでした。 -
涼しいカフェで休憩して、再びクルーズ船乗り場へ。
予定通りに12:55のボッパルト行きに乗ります。
チケットを見せるだけで乗れました。 -
先ほど見学したラインフェルス城もきれいに
見えました。 -
ボッパルトまでの間にも、まだ古城が続きます。
こちらは「ネズミ城」(トゥルンベルク城)
1353年から88年かけてライン川右岸に建設された城。
1370年から新たにカッツェネルンボーゲン城が築城され
この2つの城がにらみ合っているように見えるため、
「ネズミ城」「ネコ城」というニックネームがついています。 -
次は「敵対する兄弟」と呼ばれる2つの城。
-
まずは「リーベンシュタイン城」
13世紀に建てられました。
隣接して建つ「シュテレンベルク城」とは
所有権争いの伝説があり「敵対する兄弟」と呼ばれています。
現在はホテル・ブルク・リーベンシュタインとして営業
しています。 -
こちらが「シュテレンベルク城」
正確な築城年代は不明ですが、ライン渓谷で最古の
城の1つと言われています。
1970-1977年に保存修復作業が行われ、現在は
シュテレンベルク城・カフェ・レストラン、ホテルと
して利用されています。 -
クルーズ船の終点、ボッパルトが近くなりました。
ここにもお城があります。
「ボッパルト城」(中央)
1327年築城。穴のある塔はオリジナルで両側のウィングは
17世紀に加えられたとのこと。
現在は博物館となっています。 -
ボッパルトに着きました。
ザンクト・ゴアールから約1時間のクルーズで
13:50に到着です。
船着き場の目の前にあるのが「ベルビュー・ライン
ホテル」
このホテルを予約しています。
この建物は1887年に建てられました。
エレガントなアールヌーボー様式のデザインが素敵です。 -
ホテルでチェックインしました。
「ベルビュー・ラインホテル」の予約をしていますが、
本館部分は予約が取れませんでした。
予約したのは「ラグジュアリーアパートメント(別館)」
です。
本館でチェックインして川沿いの道をしばらく歩いた所に
(200mくらい)建物がありました。 -
あまり表示がないのですが、こちらの入り口から
入ります。 -
レジデンスのドアから入ると中は広いです。
-
部屋は60㎡でこちらはリビング。
-
ソファやテーブルも大きくて立派です。
-
キッチン付き。
長期滞在できるアパートメントで、1泊では
もったいないです。 -
ベッドルーム。
ここも広い部屋でした。 -
きれいなバスルーム。
すっきりしたインテリアでした。 -
ライン川の見えるテラス。
-
リビングでコーヒーを淹れて飲みました。
予約はエクスペディアからしました。
1泊約28,000円。
少々高いと思いましたが、是非泊まってみたいホテルだったので
決めました。 -
広い部屋だね、とゆったりコーヒーなど
飲んでいたらもう16時半になっていました。
翌日はボッパルトから列車でフランクフルトに
戻ります。
町を観光できるのはこの日だけ。
是非、行きたい場所があるので出かけます。
ベルビュー・ラインホテル前には川に沿って素敵な
カフェがあります。
花に囲まれてきれいですが、そこに寄る余裕もなく
歩いて目的地へ。 -
川に沿って歩きながら行きました。
目的地は山の上です。 -
山に登るリフト乗り場にようやく着きました。
リフトに乗ったのは17:20です。
下りのリフトの最終は18時だから遅れないで、と
言われて慌てて乗りました。
しまった、日が長くて明るいのでうっかりしていたのと
リフトの時間を調べていませんでした。 -
リフトに20分乗って頂上の駅へ。
そこからまた歩いて、ようやく写真を撮ることが
できました。
「ゲデオンスエック」ライン川の絶景です。
世界遺産「ライン渓谷中流上部」の中で最も有名な
「大蛇行」が見えました。 -
馬蹄型に大きく蛇行する大河の姿が一望できます。
-
船からだと山の景色を見るだけなので、上からしか
見ることができない絶景。
長い年月をかけた自然の力を思いました。 -
絶景に満足しましたが、またまた帰りのリフト乗り場まで
走りました。
何とか18時に乗れました。
乗り場のおじさんも心配そうに待っていてくれました。
下りのリフトからの眺めも美しい。
リフト料金は往復で17ユーロでした。 -
ボッパルトの町もよく見えました。
ここは、ライン渓谷中流上部の中で最も有名な町。
ワインの産地でもあります。
ライン川流域にはワインの産地が多いのがよく分かりました。
船からもぶどう畑がたくさん見えました。
また、ここではシーボルトが生活し「日本文書」を書いた
とのこと。
リフトを降りてからは、川沿いの遊歩道をゆっくり歩いて
帰りました。 -
あ~疲れた、と部屋で休憩して20時頃から
夕食へ。
ホテル内のレストラン「Le Bristol」に行きました。
あまりホテル内で食事はしないのですが、素敵なホテル
なので行ってみました。 -
窓辺の席に案内されました。
花がきれい。
20時過ぎでもまだ明るいです。 -
もちろんドイツの白ワインをいただきます。
-
アラカルトにして、夫はシュニッツェルを
注文。 -
夫のメニューはサラダブッフェ付きでした。
ランチがケーキだけだったので、お腹がすいていた?
2人で分けて食べました。 -
私はビーフブルギニヨン。
どのプレートも量が多いですが、味もよくて
とても美味しかったです。
支払いは82ユーロでした。 -
レストランを外から見たところ。
ホテルも4つ星なので、中のお店もサービスが良くて
好印象でした。
部屋まで帰るのですが、翌日のために駅の下見をしてから
戻りました。 -
さて、翌朝です。
ボッパルトからフランクフルトに戻ります。
8:30にホテルをチェックアウトして、駅に向かいました。
DB(ドイツ国鉄)のボッパルト駅です。
9:16発の列車に乗ります。 -
ホテルから駅に歩いて行く途中にあった店で
朝食のパンを買いました。 -
近くにパン屋さんがあって良かった。
-
ホームで切符も買えました。
-
ホームで待っている間にもいろいろな
列車がやって来ました。 -
鉄ちゃん夫、張り切って写真を撮っています。
-
かなりの本数が通りました。
-
私達が乗るのはこちらの列車。
-
列車に乗り込みました。
この時はあいている席が多かったので、自由に
座っています。
だんだんと人がいっぱいになりました。
買っておいたパンと飲み物で車内で朝食です。 -
車窓からライン川を眺めながらの鉄道旅です。
-
DB(ドイツ国鉄)の列車はライン川左岸を
走ります。
前日は1日かけての川下りも快速列車だとあっという間。
10:50にはフランクフルトに着きます。
ライン川クルーズは2か所(リューデスハイムとボッパルト)に
宿泊して街歩きもできて良かったです。
ただ、街歩きも駆け足になってしまったこと、ケルンまで
行けなかったことなど心残りもありました。
フランクフルトに着いてからは、インターコンチネンタルで
トランクを受け取って、ウェスティンに移動して宿泊。
翌日はローテンブルク観光に出かけます。
フランクフルト滞在編は⑧の旅行記に書いたので、次は
ローテンブルク観光を書いていきます。
続く。
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