2019/06/15 - 2019/06/30
290位(同エリア594件中)
さくらいろさん
- さくらいろさんTOP
- 旅行記268冊
- クチコミ183件
- Q&A回答0件
- 645,854アクセス
- フォロワー65人
フランクフルトのホテルにトランクを預けて、ライン川クルーズ用に
2泊分の荷物を持って出かけました。
フランクフルト中央駅から鉄道でリューデスハイムに向かいます。
ライン川クルーズの運航区間(KDライン)はマインツからケルンまで
ですが、全てに乗ると11時間かかります。
見どころが集まっているのはリューデスハイム~ザンクト・ゴアール間。
シーズン中はマインツからの乗客が多いので、リューデスハイム発の
船に乗ることにしました。
さらに、ザンクト・ゴアールからボッパルトまでも乗る予定です。
私達は前日にリューデスハイムに移動して1泊しました。
リューデスハイムはライン渓谷中流上部にあるワイン醸造の町です。
町全体がぶどう畑に囲まれ”ライン川最高のワイン醸造地”と称される
白ワインの産地。
「ラインの真珠」とよばれています。
ガイド本で読んで、是非滞在したいと思いました。
町のメインストリートは「つぐみ横丁」
私の好きな「ミス・マープル」に出てくるような通りの名前。
それだけでワクワクします。
そこは石畳の路地の両側にワイン居酒屋が連なるという私達に
ぴったりのロケーションでした。
素敵なホテルに宿泊して何とも楽しい滞在となりました。
翌日からのライン川クルーズも天気に恵まれて、美しい景色を
堪能しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
インターコンチネンタルをチェックアウトして
列車でリューデスハイムに向かいます。
部屋でコーヒーやカモミールティーを飲んで出発。
フロントでトランクを預かってもらいました。
ライン川クルーズ用の2泊分の荷物だけ持って身軽に
出かけました。
フランクフルト中央駅まで歩きます。 -
駅中の店で朝食にします。
美味しそうなパンやサンドイッチが並ぶ店へ。 -
ラップサンドとカイザーゼンメルサンド、コーヒーを
注文して中で食べました。17ユーロでした。 -
リューデスハイムまでの切符を自販機で買います。
駅員さんにも聞いたのですが、ちょっと分かりにくかった
です。
夫が帰国してから調べると「リューデスハイム」は「ライン
マイン交通連合」(RMV)に含まれるため、RMVのゾーン5000の
均一料金適用内で行き先別の運賃ではなかった、とのこと。
それで駅名検索ができなかったのでした。 -
何とか買った切符がこちら。
1人分が12.35ユーロでした。 -
私達が乗るのは10:53発の列車。
ホームを確認します。 -
ホームがたくさんあり、いろいろな列車が
並んでいました。
到着した列車はお掃除中。 -
私達はこちらに乗車。
23番線に停車中の1時間に1本の快速です。
日本と違って出発のアナウンスもなく、音もなく
出発しました。 -
街を離れるとこんな景色になりました。
リューデスハイムには12:05に到着予定です。 -
さすがドイツの鉄道、時間通りに到着しました。
-
リューデスハイムの駅舎。
ここから「つぐみ横丁」まで歩いて7,8分とのこと。
ホテルもそこにあります。
駅には案内所もなく地図もなし。
聞く人もいないので、歩き始めました。 -
景色の良い道を歩いて行きます。
こちらは(後で分ったのですが)ブレムザー城。
ワイン博物館になっています。
1000年前は水上城塞であった建物で後にブレムザー城と
なりました。
城内に博物館が併設され、時代ごとの葡萄搾り機やワイングラス
などが展示されています。
残念ながら見学はできませんでした。 -
町に入ると素敵な町並みです。
-
きれいな建物が並んでいます。
リューデスハイムは古代ローマ時代にまで遡る歴史を
持つ町です。
人口は1万人ほどですが、世界中から年間300万人以上もの
観光客が訪れるライン川観光の中心地とのこと。
そんなことまでは知らずに滞在を決めたのですが、結果としては
大変良い選択でした。 -
つぐみ横丁に着きました。
ここは15世紀に造られたという144mの細い石畳の
路地です。
リューデスハイムはライン川の難所に近く、この町で陸路を利用するため
荷下ろしをしたことから発展した歴史を持ちます。
当時の船主らが商品を町の家に運び込むための場だったとのこと。
屋根の上にあったつぐみ鳥の飾りが名前の由来。
現在では通りの両側に地元のワインが堪能できる居酒屋や
おみやげ屋が軒を連ねています。 -
つぐみ横丁を歩いて行くとホテルが見つかりました。
「ブリュワーズ・リューデスハイマー・シュロス」
18世紀の建物を利用している家族経営のホテルです。
ワイナリーを併設しています。 -
通りから入った所がレストランになっていて
お客さんがたくさんいました。 -
ホテルの入り口はこちらでした。
-
チェックインするとテーブルでウェルカムドリンクを
出してくれました。
私達はスパークリングワインを。
駅で一緒だったご夫婦も同じホテルでした。
(歩いて来たルートは違いましたが)
そのお2人と一緒にいただきました。
ニュージーランドからいらした方でお互いの旅の予定を
話しました。
リタイア後に旅行していて、シンガポール・ロンドンを回り
これからヨーロッパを旅するとのこと。
ここにも5泊の予定で、のんびり過ごされるようです。
さらにこれから世界を旅行したいと話されて、私達の旅の
様子もいろいろと話しました。
日本にも行きたいけど旅行会社の人から、英語が通じないので
ツアーがいいとアドバイスされたとのこと。
そうかもしれない、と思ってしまいました。
日本では鉄道やバス、タクシーを利用する時に英語で案内できる
人は少ないかも。 -
部屋に入りました。
広くてすっきりしています。
建物の外観から部屋も古い内装かと思いましたが
きれいに改装されていました。
扇風機があるのがありがたい(エアコンはなし)
この日は、これまでで一番暑い日となりました。 -
大きなソファもあります。
今回はトランクは持ってきませんでしたが、広げる
スペースも充分にあります。 -
バスルームもとてもモダンなインテリア。
このホテルはエクスペディアから予約しました。
リューデスハイムで人気のホテルで予約できて
ラッキーでした。
1泊朝食付きで、17,300円でした。 -
部屋にはテラスもあり、花で飾られて雰囲気が
いいです。
テラスの下はレストランです。
夜は音楽の生演奏もあるのですが、それほど
気になりませんでした。 -
少し休憩して街歩きに出かけます。
-
大きな通りを歩いていると、こんな可愛い観光トレインも
ありました。
乗れなくて残念。 -
ゴンドラ乗り場に来ました。
チケットはホテルのフロントで買っていました。 -
ゴンドラでニーダーヴァルトの丘まで
上がっていきます。 -
一面のぶどう畑が広がります。
-
観光トレインが走っているのも見えました。
-
もうすぐ終点。
料金は片道5.5ユーロ、往復8ユーロでした。
乗っていたのは10分ほどですが、景色が素晴らしく
遠くまで見渡せました。 -
丘の上からの眺め、本当にきれいです。
ゆったりと流れるライン川と街並みが見えました。 -
川の両岸を結ぶ船も運航しています。
-
ゴンドラの終点から5分ほど歩くと大きな像が見えて
きました。
「ニーダーヴァルト記念碑」
普仏戦争でのプロイセンの勝利(1871年)とそれによる
ドイツ帝国発足の記念碑です。1883年完成。
高さ10.5mのゲルマニア像で、右手にドイツ皇帝の帝冠を掲げ
左手には皇帝の剣を持っています。 -
天気がよかったこともあり、素晴らしい景色を
楽しめました。 -
丘の上でビールを1杯いただいて(7ユーロ)
またゴンドラで下ります。 -
ゴンドラを降りて、街歩きを続けました。
途中で見つけたジェラート屋さんが美味しそう。 -
この日は本当に暑かったので、ジェラートが
さらに美味しく感じました(2.6ユーロ) -
16時過ぎにはホテルに戻りました。
部屋の中は思ったよりも涼しくて助かりました。
20時近くに下のレストランで夕食を。
その前から賑やかな声が聞こえていました。
アメリカ(フロリダ)からの団体のお客さんがたくさん
食事をしていました。 -
私達も席を作ってもらって仲間入り。
このレストランはヘッセン料理が専門とのこと。
お酒はもちろん併設ワイナリーの白ワインを注文。
飲みやすくて気に入りました。
このワインはフロントでお土産に1本10ユーロで
販売していました。
持ち帰りたかったのですが、これからまだまだ続く旅程を
考えると無理・・とあきらめました。 -
食事は2品。
まずはドイツと言えば、のソーセージ。
マッシュポテトとキャベツもいい味でした。 -
もう1品はラムを選びました(夫の好み)
付け合わせの(こちらはゴロゴロした)ジャガイモ、
細いインゲン豆、ソースも美味しかったです。
ボリュームもありました。 -
レストランでは生演奏も聞けます。
この日はアメリカ人ゲストが多かったので
アメリカンポップスの懐メロヒットソングの
オンパレード。
私達も知っている曲ばかりで楽しめました。 -
皆さん、陽気に盛り上がります。
並んでワインを飲むイベントにもこぞって参加。 -
掛け声に合わせて、一気に飲みます。
-
続く女性陣も大盛り上がり、次々に参加者が
並びました。 -
歌ったり、踊ったりの楽しい時間。
「スイートキャロライン」など皆さんが同じ振りで
踊って一緒に歌っていました。
最後は「YMCA」でさらに盛り上がりました。
団体の方が帰ってしまうと、ちょっと寂しくなったくらい。
私達も食事を終えて部屋に戻りました。
その後もレストランでは食事をするお客さんが遅くまで
いました。
演奏も続き、ラストは「マイウェイ」でした。
リューデスハイム、とても楽しくて宿泊して良かったと
改めて思いました。 -
さて、翌朝です。
この日はライン川クルーズの船に乗ります。
ホテルは朝食付きだったので、レストランへ。
フルーツが並んでいます。 -
パンも。
-
チーズやハムなど。
-
オムレツを作ってくれるサービスもありました。
-
昨夜は賑やかだったレストラン、朝は静かです。
飲み物はオレンジジュース、グレープジュース、
コーヒーに朝からワインもありました。 -
果物やケーキ、ヨーグルトもいただきました。
朝食も美味しくていいホテルでした。
8:40にはチェックアウトしました。
昨夜の食事代75ユーロを支払いました。 -
歩いてKDラインの乗船場へ。
9:15リューデスハイム発の船に乗ります。
予約の必要はなく、乗り場にあるチケット売場で
買いました。
リューデスハイム~ボッパルトまでの片道で
41.80ユーロ(2人分)でした。
(大人料金28.2ユーロがシニア30%割引で19.74ユーロ+TAX)
当日中は乗り降り自由なので、私達はザンクト・ゴアールで
下船して観光、次の船でボッパルトまで行く予定です。 -
この船に乗ります。
-
船に乗り込んで、リューデスハイムを離れます。
ゴンドラで上がったニーダーヴァルトの丘や
ぶどう畑が見えました。 -
リューデスハイムを出航してすぐに対岸に見えるのは
「クロップ城」
対岸にあるビンゲン市のランドマークで、市議会が
置かれています。
起源はローマ時代とされていて、当時はマインツ大司教に
従属する城主の館でした。
その後、破壊された歴史もありますが1819年に再建されました。 -
船はゆっくりと進んでいきました。
これから次々に古城や塔が見えてきます。 -
次に見えてきたのは「エーレンフェルス城址」
下流から遡ってくる北方の敵から守る城塞として
13世紀に建てられました。
また、クロップ城やネズミの塔と同じく税関局の
1つでもありました。 -
1689年にフランス軍により破壊され廃城と
なっています。
建築の名手によって建てられた城で、その名は
「名誉の砦」を意味するとのこと。
現在でも姿形は残るものの老朽化していて、見学は
できません。 -
「ネズミの塔」
13世紀にマインツ大司教によって通行税関窓口として
建てられた新ゴシック様式の塔。
ドイツ語の税関=Maut(マウト)からMaus(マウス・
ネズミ)と呼ばれるようになったとのこと。
(諸説あるようです) -
「ラインシュタイン城」
「ラインの宝石」と呼ばれ、ライン川で最も美しいと
される古城のひとつです。 -
起源は10世紀とされていますが不詳。
19世紀初頭にプロイセンのフリードリッヒ王子の
夏の居城として改築されました。
20世紀前半に修復され、1973年から一部が高級ホテルと
会議場になり、廃墟のままの部分は要塞博物館として
公開されています。 -
「ライヒェンシュタイン城」
ライン沿岸の古城の中で最も古い城のひとつ。
11世紀に建設したとされます。
13世紀に幾度となく盗賊達の巣となり、1254年と1282年に
ライン都市同盟によって破壊されました。
その後、マインツ大司教が復興し、ネオ・ゴシック様式の
代表的な建造物となりましたが、200年の後にはまた崩壊の
道をたどりました。
現在は個人所有物となり、古城ホテル兼博物館となっています。 -
次々と現れる古城を眺めながら乗っていますが
のんびりと景色も楽しめます。 -
次に見えたのは「ゾーネック城」
11世紀に築城されましたが、13世紀には盗賊達の
巣となり、ライン都市同盟とハプスブルク家に破壊されました。 -
1689年には再建されましたが、すぐにフランス軍に
打ち破られました。
19世紀にはプロイセン王フリードリッヒ・ヴィルヘルム4世の
狩猟城となり、20世紀に国有となっています。
現在は博物館として一般公開され、城内見学ができます。 -
船では自由席でした。
船内にも席がありましたが、私達は外に椅子を並べて
座りました。
ウェイターさんに注文すると飲み物を運んでくれます。
ワイン片手にクルーズ、というのも人気のようです。 -
こちらは「ハイムブルク城」
1294年にマインツ大司教によって建設されました。
1689年にフランス軍によって破壊されましたが、19世紀に
個人が所有して再建しました。
川岸の町はニーダーハイムバッハ。
可愛い家が並んでいます。 -
川の反対側にも小さな町が見えます。
写真左上の山の中にあるのは「ノリッヒ城址」 -
こちらが「ノリッヒ城址」
ロルヒ(川岸の町)の見張り塔として14世紀初め頃には
築かれたものと推定されます。
現在は個人所有とのこと。 -
続いて「フェルステンベルク城址」
1219年にケルンの司教によって築城されました。
30年戦争でスペイン軍、スウェーデン軍に相次いで占領され
後の1689年のプファルツ継承戦争で完全に破壊されました。
現在は個人所有。
調べていくと個人所有の建物も多いです。
維持管理は大変だと思います。
リューデスハイム~ザンクト・ゴアール間は本当に
ライン川クルーズのハイライトです。
次々と古城や可愛い町が現れます。
この先、ローレライやボッパルトの絶景がありますが
「その2」に続きます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
世界4週目 欧州編
-
前の旅行記
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑦ドイツ(フランクフルト)
2019/06/15~
フランクフルト
-
次の旅行記
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑨ドイツ(ライン川クルーズ)その2
2019/06/15~
ライン川流域周辺
-
世界4週目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ①香港
2019/06/15~
香港
-
世界4週目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ②ドーハ
2019/06/15~
ドーハ
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ③スペイン・マドリード
2019/06/15~
マドリード
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ④スペイン・バスク地方(サンセバスチャン)その...
2019/06/15~
サンセバスチャン
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑥スペイン・バスク地方(ビルバオ)
2019/06/15~
ビルバオ
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑦ドイツ(フランクフルト)
2019/06/15~
フランクフルト
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑧ドイツ(ライン川クルーズ)その1
2019/06/15~
ライン川流域周辺
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑨ドイツ(ライン川クルーズ)その2
2019/06/15~
ライン川流域周辺
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑩ドイツ(ローテンブルク)
2019/06/15~
ローテンブルク
-
世界4周目 欧州編 夏旅は香港・ドーハ・スペイン・ドイツの旅 ⑪ドイツ(まさかのフランクフルト足止め)
2019/06/15~
フランクフルト
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ライン川流域周辺(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 世界4週目 欧州編
0
71