２０１９　レンタカーで巡る秋のスペイン【８】　～白い村・サアラ・デ・ラ・シエラのちオルベラ～

2019/10/23 - 2019/10/24

ロンダを出発し、次に向かったのはサアラ・デ・ラ・シエラ（Zahara de la Sierra）。
ここも白い村。
ガイドブックにはちょこっと載っているだけなので、情報はほとんど無し。
でも私達はそういう町や村を訪ねるのが好きなので、情報がないのは問題なし。
適当に歩いていれば、見どころは見つかるからね。

気になるのは夫の体調。
時間の経過とともに悪化している模様。
熱も少し出てるみたい。
これ以上悪化しなければ良いけど・・・。
持参していた風邪薬を飲んで、一応散策は出来たのですが。

～～～～～２３日行程～～～～～
　７：３０　朝食
　９：１５　ロンダ（Ronda）　散策
１０：３０　ロンダ　出発

※この旅行記はここから↓
１１：３０　サアラ・デ・ラ・シエラ　到着
１４：００　サアラ・デ・ラ・シエラ　出発
１５：００　オルベラ（Olvera）　到着
　B&B宿泊
～～～～～～～～～～～～～～～

エリア サアラ・デ・ラ・シエラ(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロンダを出発し、サアラ・デ・ラ・シエラを目指します。
アンダルシア地方の広大な農地が広がっています。
どこを走ってもオリーブ畑がある。

ゴツゴツした岩山。

なんでこういう形で岩が盛り上がってるの？

またまたドライブ中の映像です。よかったら見て下さい↓
https://youtu.be/Os7XKdwpi88

ロンダを出発して約１時間。
目指しているサアラ・デ・ラ・シエラ（Zahara de la Sierra）が見えて来ました。
湖の向こうの山に白い建物が見えていると思いますが、それが目的地の白い村です。
山の頂上にはお城もあるらしい。

一旦村の中へ車で入りましたが、村の中にある駐車場はロープが張ってあって停められずトイレだけ借りて、下の方にある駐車場に停めました。
スペインでは公共駐車場に無料のトイレがある事が多いです。

この村は山の斜面にあるので、坂道が相当キツい。
頑張って歩かなくちゃ！

夫の体調はどんどん悪化している模様。
持参していた風邪薬を飲んだけど、今夜は熱が出そうで心配です。

体調が悪くても歩くという夫。
坂道をトロトロとゆっくり登っています。

この村の岩は塗装しないで、そのままなのね。
しかし家の中が気になるわ～。
床に岩がそのまま鎮座しているのだろうか？

夏は日差しが強烈なんだろうな～。

登っていると良い眺めの場所があった。
どこまでも続く丘。
こういう景色大好きです。

ダム湖だったと思いますが、湖があります。
向こうの山は雲をかぶってますね。
また雨になるのかな？

路地の先に山や湖が見える景色も好き♪

洗濯物が干してある光景も好き♪

ここが村の中心部と思われます。
この近くにインフォメーションがあったので、村の案内地図をもらいました。
インフォメーションのお姉さんが色々と親切に教えてくれました。
残念ながら山の上のお城は今日はクローズで見学出来ないとの事。
それは仕方ないね。
山の頂上まで歩くのは、夫もしんどいだろうし諦めます。

まずは目の前の教会に入ってみた。

この教会は１８世紀に建てられたそう。
中は美しい祭壇がありました。
外観はピンクっぽい可愛らしい色だけど、中は凜とした空気が漂っているように感じました。

金の装飾が美しい。

小さいけれどパイプオルガンもありました。

別のお部屋に牧師さんの衣装？が展示してありました。
どくろの刺繍が入っていて、ちょっと怖い感じもする。
何か儀式の時に着る衣装かな～？

教会前の広場。

適当に歩いてみましょ♪

屋根まで伸びた蔓も秋の気配。

でもブーゲンビリアもまだ咲いています。
このお花は夏のイメージだよね。

もっと晴れていたら湖もきれいに見えたかな。

ここもやぱり崖のそばに家がある。
なんでわざわざここに住む？と思ってしまうのは、地震が多い国の人だからかな。

白い壁の家々と遠くに広がる山々の景色が素敵。
この村、気に入りました。

可愛らしいお土産屋さん。
オリーブオイルやチーズなども売っているので、地元の人も沢山お買い物に来ている感じでした。
ここでオリーブオイルを買おうかどうか悩んだ末、何も買わなかった(^^ゞ

村の通りには小さな旗が飾ってあって、近いうちにお祭りでもあるのかな？と思った。
この通りも素敵でしょ？

夫が元気なら、もっと沢山の路地を歩いて見たかったな～。

もう一つ教会がありました。
ここは入ってないな・・・。

山からの湧き水かな？

この路地も好き♪

小さな村だけど、レストランも多いし意外と賑やか。

夫も何とか頑張って歩いていますが、ちょっと辛そう。

このおっちゃんのように、ビールを飲めるくらい元気なら良かったのにね～。

お家の鉄の格子が素敵♪
品があるよね。

もう少しでランチタイム。
その頃にはテラス席はお客さんで埋まるのでしょうね。

この先には何があるんだろうと、ワクワクするような坂道です。

来た道を振り返ってパチリ。

地元の学生さんかな。

この村は壁の白さもきれいでくすんでいないし、なんか良いよ。

役場かな？と思われる建物の脇でこんな物発見！

クルクル肩を動かして、五十肩を治しましょ。
・・・って、肩は痛くないけど(^^ゞ
私の身長では、ちょっと高すぎる。

足も鍛えましょ♪
楽しかった。

この広場からの眺めが最高でした。

白い家々とその向こうに広がる山々。
最高です！

夏はもっと咲いていたと思われるブーゲンビリア。

遠くには広い土地があるのに、ここまで密集して住まなくてもと思ってしまう私。
でもこの景観が良いんだけどね。

遠くまで見えているのはオリーブ畑。
すごい規模。

村の人は毎日この景色を見られるんだね。
羨ましいな。

先ほど運動設備のあった広場です。
地下に公共駐車場があったけど、停められなかったところです。
見上げると山の頂上にお城が見えます。

広場ではお祭りの準備をされていると思われる地元の人がチラホラ。
何があるんだろうね。

夫が元気なら登ってみたかったな。
お休みだから塔には行けなかったかもしれないけど。

再び適当に歩きます。
こういう小さな村は迷子になっても怖くない。
だから迷子を楽しみます。

きれいに咲いていたブーゲンビリア。
色が鮮やか！

また違う場所からの眺め。
良いわ、こういう景色。

さっき中を見学した教会。

鐘楼
鐘の音も聞いてみたかったな。

再び教会前の広場に出ました。
ぬいぐるみを抱いた、かわいい男の子。
大事そうに抱いているけれど、逆さまだよ（笑）

この近くのお店でランチです。

夫は食欲がないという。
でもメニューは肉肉しい物ばかり。
結局ハンバーガーのセットにしました。
全然スペインぽくない(^^ゞ

夫と私のハンバーガー。
中は微妙に違います。
片方は卵入り。
夫はなんとか完食。
この先大丈夫かしら？

ランチの後、もう少し散策してみる事に。
今夜泊まるB&Bのオーナーさんから17時行こうに来て欲しいとメールをもらっていたので、まだ時間はたっぷりある。

ランタナも鮮やかな色できれいだよね。

路地好きなので、路地の写真が続きます。
ご了承下さい。
この道、下りは良いけど上りは大変そう。

長く伸びたブーゲンビリア。

この村はどこから眺めても良い景色だなと思う。

ツバメを狙う猫！
こういうオブジェ好きだな～。

坂道の多いこの村。
高齢者の方が生活するには大変だろうなと思ってしまう。

夫がしんどいと言うので、車に戻ります。
熱もあるみたい。
ポルトガル旅行の時みたいだ(ToT)

まだB&Bのチェックインには早いけど、次の町へ行って車を停めて休憩しておこうという事になりました。
これがサアラ・デ・ラ・シエラの全景です。

さらに離れた場所からパチリ。
逆光だったのが残念。

では次の白い村・オルベラへ向かいます。

サアラ・デ・ラ・シエラを出発して約１時間。
今夜泊まるオルベラの町が見えて来ました。

夫の体調は更に悪化し、熱が高くなって来た模様。
困ったな～。
B&Bのオーナーさんからは１７時以降に来て欲しいと言われているけれど、まだ１５時。
オーナーさんに事前に教えてもらった無料の駐車場に車を停め、車の中で休む事に・・・。
しかし15時半頃オーナーさんから再びメールが来て、もういつでもチェックインできますよと・・・。
助かった。

今夜泊まるB&Bは旧市街にあるので、道が狭い。
車はギリギリでした。

一旦車でB&Bの前まで行ったのですが、車を停めるスペースはなく元の駐車場に戻り、スーツケースを押して５分くらい坂道を上る事となってしまった。
夫は体調が悪いのに、何てこと！

「３１」と書いてあるお家が今夜泊まるB&Bです。

「No３１　Bed＆Breakfast」
1泊　朝食付き　７５ユーロ
Wi-Fi　無料
Booking.comで予約しました。

B&Bを入ってすぐのロビーです。
気さくな感じのオーナーさん夫婦が迎えて下さいました。

ここも入ってすぐのお部屋です。

２階が客室。
廊下には自由に飲んでいい紅茶やコーヒーが、お水と共に用意してありました。

私達のお部屋の入り口。

シャワー＆トイレ
すっごくきれい。

洗面台
小物を置くスペースがあって使いやすかった。

お部屋です。
この椅子に座ってゆっくりしたかったな。

ベッド

夫は寒気がするというので、すぐに暖房をかけてお部屋を暖めました。
夫は熱もあるけれど、お腹の調子も悪く腹痛もあるみたい。
困ったな～。
まさかまたポルトガル旅行のような事が起こるなんて。最悪。

お部屋の窓からの眺め。
上の方。
路上駐車が一杯で停められなかったのが悔やまれる。
近くに停めたかった。

坂道の下の方向。
ここは急な坂道の途中にあります。

屋上のテラス。
お天気が良ければ、ここで日光浴も出来るよ。

上の方を見ると、大きな教会とお城が見える。
オルベラのランドマークです。
オルベラという村は、GoogleEarthで面白そうな町探しをしている時に偶然見つけました。

夫はもう歩く元気もなく、ダウンしてしまいました。
熱も３８℃はありそう。
せっかくここまで来たし、オルベラに一目惚れして行程に入れたのは私なので、1人で散策する事にしました。

この坂道のキツい事と言ったら(ToT)
ニュージーランドにある世界一急な坂道と同じくらいの傾斜じゃないかと思う程。
相変わらず路上駐車に空きスペースは無さそう。

ちょっと歩いただけで息切れが・・・。

振り返ってパチリ。
今夜の夕食をどうするかを考えながら夕方のオルベラをひとり歩くちゃみお。
オーナーさんからレストランは教えてもらったけど、夫はもう歩いていく体力はない。
ちょうどB&Bの近くに小さなスーパーを発見！
ここで夕食を調達する事にしよう。

黄色い郵便ポストがかわいい。

オルベラの頂上にそびえる教会。
晴れていれば良かったのにな。
今にも雨が降って来そうな空。私の心と連動しているよう。

教会、大きいな。

夫も元気なら、もっとあっちこっち歩けたのにね。

教会の近くから振り返ると、広大は景色が広がっていた。

教会
近くに行くと大きすぎてカメラに収まらない。

教会の前からの眺め。
良い景色。

晴れていたらな～。

オルベラのもう一つのランドマークのお城が見えています。

教会の中に入ってみた。
入場料は３ユーロ。
私以外誰もいない。
大きな教会なので、中も広い。

一応内部の見学もしているけれど、夫の事が心配で気もそぞろ。

マリア像＆キリスト像

歴史のありそうなパイプオルガン。

一通り教会の中を見て外に出ようとすると、受付のおじちゃんがスペイン語で何か教えてくれている。
けどスペイン語がさっぱり分からない私は首をかしげるばかり。
何を言おうとしていたのだろうか。

お城にも行ってみようと思ったけど、入り口が良く分からない上に雨が降って来た。
しかも風も吹いているので、傘を差していても雨が横から吹き付けてくる。
やはり私の気持ちと連動しているな、この天気。

寒いのでお城の見学は諦め、B&Bに戻る事にしました。
写真はその途中で撮りました。
雨のおかげで哀愁漂う雰囲気になり、私のお気に入りの１枚です。

B&Bに戻ると夫はしんどそうで、とてもレストランへ食事に行ける状態ではない。
なのでさっき見つけたスーパーへ行って、柔らかそうなパンと温めるだけのインスタントスープを買って来ました。
オーナーさんに事情を説明し（夫が）、スープを温めてもらいお部屋で簡単な夕食を済ませて寝る事にしました。
オーナーさんも病院に行かなくて大丈夫？と、心配して下さいました。
日本からスポーツドリンクを１本持って来ていたので、夜はそれを飲みながら寝ました。
高熱が出ると、汗かくからね。
夫はお腹も下していたので、何度もトイレに行くから私も眠れない。

最悪の一夜でした。

明日は熱が下がっていますように！

～～～～～続く～～～～～

この旅行記へのコメント （2）

• 前日光さん 2020/03/20 23:39:28

  やっぱり…大変でしたね！

  こんばんは、ちゃみおさん。
  先週一週間孫姫＆娘が来ていて、とても疲れました(>_<)
  確かに孫はかわいいですが、食事が手のかかる頃で、ベビーフードを使えばいいのに、すべて手作りにこだわる娘にも呆れたり。。。
  私はほとんど手抜き子育てでも、あなたのような子に育ったんだから(^^;)と言っても「今だけだから」と、頑固に手作りの食事、いったい誰に似たんだろう？
  梵ちゃんが思ったよりもお利口さんだったので、その点は助かったのですがね。
  
  さて素晴らしい路地の風景が続くすてきな町だったのに、ご主人はかなり体調不良だったようですね。
  ポルトガル旅でも不調だったのに、まさか今回もとは大変でしたね。
  
  でもこの時にはまだ、コロナ騒ぎもなかったから、それだけでも救われますね。
  今ヨーロッパ、特にスペイン・ポルトガル・イタリアがとんでもないことになっていて。。。
  多くの皆さんが、旅の予定変更を迫られているようです。
  しかもいつ海外に行けるようになるか、今のところ先が見えませんね。
  オリンピックは、聖火が到着なんて言ってますが、開催がマジに危ぶまれる状況です。
  日本の方が終息に向かったとしても、世界中の人々が日本に来られないような感じがします。
  そうしたら、いくら開催すると言っても、選手が集まらなければ延期か中止ですよね？
  本当に大変な事になってしまいました。
  
  さてご主人も大変そうですし、この後に続く…なんですね？
  
  
  前日光

  ちゃみおさん からの返信 2020/03/21 17:32:44

  RE: やっぱり…大変でしたね！

  前日光さん、こんにちは(^o^)
  
  > 先週一週間孫姫＆娘が来ていて、とても疲れました(>_<)
  > 確かに孫はかわいいですが、食事が手のかかる頃で、ベビーフードを使えばいいのに、すべて手作りにこだわる娘にも呆れたり。。。
  > 私はほとんど手抜き子育てでも、あなたのような子に育ったんだから(^^;)と言っても「今だけだから」と、頑固に手作りの食事、いったい誰に似たんだろう？
  > 梵ちゃんが思ったよりもお利口さんだったので、その点は助かったのですがね。
  
  孫姫ちゃまは目が離せないお年頃だと思うので、色々大変だったでしょうね。
  お疲れ様でした。
  お嬢さんは食事の手作りを頑張ってらっしゃるのは凄いですね。
  お仕事に復帰されるまでは、頑張ろうと思われているのかもしれませんね。
  梵ちゃんがお利口さんで良かったです。
  もう少ししたら2人が仲良く遊べるようになるかな？
  
  > さて素晴らしい路地の風景が続くすてきな町だったのに、ご主人はかなり体調不良だったようですね。
  > ポルトガル旅でも不調だったのに、まさか今回もとは大変でしたね。
  
  そうなんです。欧州とは相性が悪いのでしょうか^^;
  またか〜〜〜っ！って、私も泣きそうでした。
  旅行中の体調不良は本当に困ります。
  
  > でもこの時にはまだ、コロナ騒ぎもなかったから、それだけでも救われますね。
  > 今ヨーロッパ、特にスペイン・ポルトガル・イタリアがとんでもないことになっていて。。。
  
  そうなんですよね。今だったら隔離されて大騒ぎになり、帰国も出来なくなっていたかもしれません。
  これだけは良かった点でしょうか。
  
  > 多くの皆さんが、旅の予定変更を迫られているようです。
  > しかもいつ海外に行けるようになるか、今のところ先が見えませんね。
  > オリンピックは、聖火が到着なんて言ってますが、開催がマジに危ぶまれる状況です。
  > 日本の方が終息に向かったとしても、世界中の人々が日本に来られないような感じがします。
  > そうしたら、いくら開催すると言っても、選手が集まらなければ延期か中止ですよね？
  > 本当に大変な事になってしまいました。
  
  私もGWのイタリア旅行が無くなりましたけど、そもそも海外へ行ける状況では無くなりましたね。
  恐ろしい事です。
  主人の会社では１月には海外出張禁止、２月には国内出張禁止、先日からプライベートの海外旅行も禁止になりました。
  もう当分海外には行けないので、大人しくしておくしかありません。
  今の世界の状況では、オリンピックは延期して欲しいと個人的には思います。選手にとっては大問題だとは思いますけどね。
  人々の往来が激しくなると、ますます感染が広がりそうで怖いです。
  
  > さてご主人も大変そうですし、この後に続く…なんですね？
  
  はい、続きます。
  この日の夜が一番最悪でした^^;
  
  　　　ちゃみお