パンデミック直前スペイン旅⑤~バレンシアのシスティーナ礼拝堂か？『サンニコラス教会』驚きのフレスコ画

2020/02/07 - 2020/02/14

グラナダからバレンシアに移動し、バレンシアの街を歩きました。中央市場は何でもそろい、ここで購入した生ハムは美味しかったぁ。ランチは名物パエリア。
バレンシアのサンニコラス教会は、3年の年月をかけて修復され、17世紀のフレスコ画が蘇り、2016年から公開されています。本当に見事な壁画で、まるでシスティーナ礼拝堂のよう、息をのみました。とても小さな教会ですがお薦めの場所です。その修復に日本の和紙が使われたそうです。

エリア バレンシア(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: イベリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

バレンシアで泊まったホテル、凄ーく細長かった。快適なお部屋でしたよ。セルコテル　ソロージャ　パレス

Sercotel Sorolla Palace ホテル

目の前は交差点、広ーい道路でした。バレンシアはスペインで3番目に人口の多い都市です。

面白いモニュメント

バスを降り街を歩きます、まずはセラーノスの塔。旧市街への入口で、その大きさにはビックリです。

セラーノスの塔 建造物

古代からバレンシアは城壁に守られた街だったそうです、この門は1392年に再建されたものらしい。表から見ると確かに塔のようですね。

裏はこんなにシンプルで城塞風。料金はかかるけど、上に登れるそうです。

旧市街地に向かって歩きます、何か塔が見えてきました。

これは何の塔だろう？

広場には、文字が刻まれています、何て書いてあるんでしょう？

レイナ広場 広場・公園

こちらは教会です。

レイナ広場 広場・公園

バレンシアカテドラル、サンタマリア大聖堂。13世紀から建築が始まり18世紀まで、500年もの歳月をかけて建てられた教会。なので様々な様式が混在してるといいます。今回は、別の教会に入るので外観だけで。

ヨーロッパの建物って本当に彫刻がすごい。また、この教会は、キリストが最後の晩餐で使った聖杯があるかも？と『聖杯伝説』に興味ある人にはおすすめ。

サンタマリア大聖堂 (バレンシア カテドラル) 寺院・教会

カテドラルの横にはミゲレテの塔、ここも登れるそうです。

ミゲレテの塔 建造物

バスが走るロータリー

街を歩きます。

わずかドア1枚分の幅の建物がありましたよ。

円形の中に商店があり、

いろいろなものが売っています

美味しそうなパン屋さんも

レースが有名

バレンシアカテドラルに入るのをやめて、訪ねたのはサンニコラス教会、とても小さな教会です。ニコラスは、他国ではニコライとかニコラウスとか呼ばれますが、開運の守護聖人だそうです。

小さな教会ですが、見てビックリ。このフレスコ画がとにかく美しくて。スペインの旅行では驚くものが沢山あったけど、このフレスコ画も強く印象に残りました。

ステンドグラスはダビィデの六芒星をモチーフにし、天井右側に聖ぺテロの生涯が、左側に聖ニコライの生涯が描かれてるそうです。

もともと17世紀に描かれたフレスコ画が、19世紀に他の絵によって隠されてしまったので

元のフレスコ画を復活させることになった。

あまりの素晴らしさに言葉が出なかった。

はー

もう、溜め息しかでません

修復には、バチカンのシスティーナ礼拝堂の修復の責任者も加わったとか。

修復には3年の歳月をかけ、その際、日本の和紙が6000枚使われたと言います。

甦った教会は、『バレンシアのシスティーナ礼拝堂』と呼ばれるようになった、なるほど。

バレンシアに行かれる方は、ぜひ

一見の価値ありです。カバリェス通りから小さな路地を入った分かりにくい場所にありました。

またまた、街を歩きます。歩いていると、お巡りさんがやって来ました。何でも、最近バレンシアでもスリが増えてるんですって。マドリッドやバルセロナでは聞くけど、地方のバレンシアでも。「気をつけて」って。

自転車屋さんのオブジェ

ラ.ロンハ.15世紀末に建てられた絹の取引所

あの上の角に何かいますよ。何だろう？

屋上の飾りが城塞みたいでカッコいい

バレンシアのラ ロンハ デ ラ セダ 史跡・遺跡

時計台も彫刻が素晴らしい

彫刻が素敵な玄関口

ラロンハの目の前に中央市場があります、1928年に建てられた歴史ある市場です。

300店もの店が入っているとても大きな市場でした。ここで買い物をすると、地下にあるトイレが無料で使用できます。受付で買い物のレシートを見せるとコインをくれるのでそのコインでトイレに入れますよ。

中央市場 建造物

野菜あり

このパプリカ大きい、私の握りこぶしがこれ位だから倍位あります。

玉ねぎ？ニンニク？

果物も美味しそう。

キュウイやラフランス？

お肉

あった、あった、生ハム。買ってしまいました、日本に持ち込むことは出来ないので、ホテルで食べちゃいます。

中央市場 建造物

ナス、トマト

地中海沿いだから、海の物も。タコ？

エスカルゴ？

カキやエビ、美味しそう。

パンや

ケーキ

ジュースも美味しそう。

かわいいデザートもありました。

今度はランチのお店まで歩きます。

あ、キレイ。ショーウインドーにお洋服。

ここバレンシアの民族衣裳です。18世紀の宮廷ドレスが原型らしいですよ。絹に刺繍され、エプロン(デランタル)が可愛いですね。ほとんどオートクチュールらしいです。

バレンシアは、火祭りで有名ですが、その火祭りの日に着るそうです。日本でいえば振り袖みたいですね。

飾り櫛(ペイネタ)、かんざし(アグーハ)、耳飾り、頭に被るレースのベール。全部揃えるとかなりのお値段がするそうです。

ヨーロッパの街なみって好きだなぁ

街かどから塔が見えると何となく嬉しい

ランチのお店はここ。

PALACE 　FESOL
現地のガイドさんのお薦めです。

闘牛の写真が飾られています、バルセロナでは動物愛護の関係で闘牛が禁止になったとか？バレンシアではまだ行われているのですね。

店内

まずはサラダ

ジャーン、名物パエリア。大きなお鍋で作ったのですね。エビやムール貝？

取り分けてくれます。ところが、何か芯があるよ、これが本場のパエリア？って疑問に思っちゃう。

ガイドさんも、「おかしい、もっと美味しいお店だったはず」って。もしかしたら、失敗作かしら？
えー、そうだったらがっかり。デザートのプリンは美味しかったよ。
とても印象的だったバレンシアを後にして、これからバルセロナに向かいます。400km位バスに乗ります、途中、美しい村、ペニスコラに寄りました。続く。

この旅行記へのコメント （2）

• ミランダさん 2022/02/15 02:08:03

  すばらしいフレスコ画ですね！

  tyatya さん
  ご訪問、どうもありがとうございます。
  
  バレンシアのサンニコラス教会、素晴らしいですね！
  バレンシアに行ったのに、見損ないました。
  行ったのが2016年の初めだったので、まだ修復中だったのでしょうか。
  これを見るために再訪したい思いです。
  貴重な情報をどうもありがとうございました。
  
  ミランダ

  tya−tyaさん からの返信 2022/02/16 14:20:51

  Re: すばらしいフレスコ画ですね！

  ミランダさん、こんにちわ。
  メッセージありがとうございます。
  小さいのに本当に素敵な教会でした。ぜひ立ち寄って下さいね。ミランダさんの住むイギリスも素敵な所がたくさんありますね。ヨーロッパの石の文化というのには驚くことがいっぱいで、日本で慣れ親しんだ木の建築物とは違う素敵さがありますね。また、コロナが治まり海外に行けたら、ヨーロッパに行ってみたいです。
  また旅行記にお邪魔させて下さいね。