`丸に三つ引`三浦一族を！；鎌倉市

2020/02/01 - 2020/02/01

　法華堂跡/白旗神社;祭神`源頼朝公`の東方の山腹が「三浦一族のやぐら;横穴式供養堂」です。三浦宗家の7代三浦泰村が宝治合戦で、最後は法華堂(源頼朝公の廟所)で`故頼朝公の御影を汚し奉る`と、三浦一族/御家人達500余名で自刃して三浦宗家が滅びました。(ただ、親戚の佐原盛時が`三浦`を継ぐことで、戦国時代初期に三浦道寸・義意の親子までは継承)

　材木座の来迎寺です。源頼朝が4代三浦大介義明(衣笠城合戦で戦死,89歳)を弔うために建てた寺院(元・能蔵寺)。義明の廟所は横須賀市満昌寺にもありますが、満昌寺以外にも頼朝が功徳を感じて`今日まで元気でいたら=百六つ義明公`と祀ったものです;義明に対する頼朝の思いが！。同時に多々良三郎重春が祀っていますが義明の孫で(石橋山の戦い/小坪合戦に敗れて17歳！)戦死/義明のご家来百七十余りの五輪塔も。
　やはり、源氏(頼義/義朝/頼朝)は三浦一族にとってお館様ですね;合戦/相模国三浦の領地/別当職//。

　昨年11月の`三浦半島に三浦一族を;三浦市観光センター`をいただきを見るとなんと三浦/横須賀/油壷/鎌倉//が沢山ありました、で 順々に周りました。紋章に魅かれて三浦一族を訪ねましたが甘かったです、<三浦一族>は`三浦氏`ではないのですね…津久井氏/芦名氏/和田氏/多々良氏;観音崎灯台の側に`たたら浜`が♪/佐原氏;三浦道寸・義意の親子//遠くは猪苗代氏;家紋`丸に三つ引`(^o^)

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

<三浦一族のやぐら>
　7代三浦泰村、三浦一族/御家人達500余名で自刃
　三浦宗家が滅びました
　卒塔婆に`三浦若狭守泰村外一統百日余名`

<来迎寺の三浦大介義明公/多々良三郎重春公の廟所>
　五輪塔です、手桶には献花が
　供養石に`丸に三つ引`が！
　

参考) 満昌寺(横須賀市)の三浦大介義明公廟所
　源頼朝が①満昌寺と②来迎寺も開祖です
　義明公は①享年89歳と②106歳;生きてたら！　

<源頼朝公の廟所>
　法華堂跡/白旗神社祭神の源頼朝公
　階段を上ると石造りの廟所があり`五層の石塔`が
　質素=派手でないのが、流石`武将の墓`ですね♪
　(再建;江戸時代に島津藩主の薩摩中将源重豪建之)

<経路>
　横横道路・朝比奈ICで降りると鎌倉(県道204号=金沢街道)に
　朝比奈峠を通ると横浜市から鎌倉市に

　先ずは`頼朝の墓`に
　`岐れ路交差点`(交差点ではなく)の直ぐの三差路を右折
　　(コインパーキングに駐車)
　

　徒歩で`頼朝の墓`に
　もう、白旗神社の鳥居が見えてますね♪
　右折は`鎌倉宮`;観光客は大半が鎌倉宮へ
　

　白旗神社の直ぐ手前が公園
　鎌倉市は気が利いてますね;`鎌倉ものがたり`

<源頼朝公の廟所>
　左側には、法華堂跡石柱、白旗神社、
　右側には、源頼朝顕彰碑、島津家の石碑(荒廃する墓地を整備！)
　・源頼朝顕彰碑;平成12年 大森金五郎氏(源頼朝研究の第一人者)
　　「君出でて民もしづまり九重の塵もをさまる世とはなりにけり」
　・島津家の石碑;頼朝公御石塔及元祖島津豊後守忠久公石塔道

　白旗神社;祭神の源頼朝公
　頼朝公を祀る法華堂があったが、神仏分離令で白旗神社を建立(明治5年)
　`源氏の白旗`で、鶴岡八幡宮境内社にも(祭神の源頼朝公と源実朝公)

　参道(登りの石段)を上がれは,,
　両側には手摺りも

<源頼朝公のお墓>
　`五層の石塔`です
　聞いた話ですが「上に`相輪揚げた形式`は鎌倉時代の石塔」の特徴♪
　献花して榊(さかき)と供養花(生花！)/が
　門扉は開いており、座って拝礼しました
　　

　廟所の周りを、年を経た樹木が！ 森ですね
　廟所と古木が時を感じされますね

<法華堂跡石柱>
　内容;①頼朝の守り本尊を祀った所、頼朝死後その廟所
　　　 ②和田義盛が反乱中(和田合戦)に、将軍実朝の避難地
　　　 ③宝治元年 三浦泰村/一族郎党五百余人と自刃、赤黒色に染めた所
　碑文作;大正13年 鎌倉町青年団…立派ですね♪

　さて、法華堂跡/白旗神社は拝礼しましたので、案内図を
　…東方の山腹が`北条義時墓(2代執権)/島津忠久墓/大江広元墓`へ
　 そして、「三浦一族のやぐら;横穴式供養堂」にも
　　(でも `三浦一族のやぐら`はこの案内図にありません！)

　東方の山腹;周囲はこんもりした森の丘ですが
　一対の石灯籠と石段がありましたので登って,,
　(帰り道でも気づきました、石灯籠には毛利家の家紋が！)
　

　石柱は`史跡法華堂跡(源頼朝墓・北条義時墓)`
　石灯籠に毛利家の家紋が！…大江広元公と毛利季光公(三浦氏ともに敗)
　広場でした;`三浦一族が赤黒色に染めた場所`はここ？
　　

　広場から見ると
　鳥居;島津忠久公/大江広元公/毛利季光公の廟所
　　　 北条義時公は遺構`やぐら`
　見つけました<三浦一族のやぐら>を！
　

<三浦一族のやぐら>
　墓石と卒塔婆があって、　
　今も供養花(生花！)/献杯/お水//が！
　　

　卒塔婆に`三浦若狭守泰村外一統百日余名`
　`若狭守`;承久の乱で宇治川の合戦に功で[若狭守]を拝命
　 …相模国守護で相模国三浦の領地

　森の中で椿の花が咲き始めました、2月ですね♪
　　　　　↓
　法華堂跡を後にして、次は`来迎寺`へ
　金沢街道を通り(右折は鶴岡八幡宮へ)直進の材木座方面に
　
　
　

<材木座の来迎寺>
　(来迎寺は材木座と西御門の2つ)
　源頼朝が4代三浦大介義明を弔うために建てた寺院(元・能蔵寺)
　鎌倉時代末期で改宗して`来迎寺`！
　

<三浦大介義明公/多々良三郎重春公の廟所>
　本堂の前に、義明公と重春公の輪塔墓が！
　三浦大介義明の頼朝の思い;鎌倉幕府の礎石が！
　伝説) 頼朝が義明の17回忌で`自分の中で生きている`
　(89歳＋17歳＝106歳)

　廟所の脇には<三浦大介公 家来之墓>が,,?!
　

<三浦大介公 家来之墓>
　本堂の裏手には、 ご家来の墓が
　100基あまりの五輪塔がならんでいます

　手桶には献花が
　横須賀の清雲寺には`三浦93駒墓`の石塔が
　三浦一族では家来にも弔ったとは！
　初めてです、`殿様の墓`に`家来の墓`があったのは!!
　
　

　廟所の石柱
　相模風土記には、頼朝の思いが`鎌倉幕府の創建`の
　`義明の先見の鋭智`と`三浦一族にも報謝の意`が
　源頼朝は流石ですね！
　 ↓
　材木座から和田塚を見る予定が、海岸通(R134号)が超混んでいて,,

　`三浦半島に三浦一族を`で三浦/横須賀/油壷/鎌倉//が沢山ありました
　もう一度、鎌倉時代/戦国時代を振り返って..
　<三浦一族>は`三浦氏`ではないのですね！
…土地の名称;芦名/和田/多々良//♪
　紋章に魅かれて三浦一族を訪ねましたが、良い機会でした(^o^)
　

参考) 三浦一族関連系図
　　 (三浦半島に三浦一族を;三浦市観光センター)
　　三浦宗家の7代三浦泰村と4代三浦義明を！
　　和田義盛も三浦一族だったのですね！