2019/12/15 - 2019/12/15
53位(同エリア152件中)
あおしさん
令和元年12月15日。
今日で宇高フェリーは廃止されます。
夜の最終便まで時間があるので、引き続き善通寺周辺の四国八十八箇所のお寺をサイクリングでまわりました。
夜は宇高フェリー最終便を見送り、高松からは「サンライズ瀬戸」で帰ってきました。
さよなら宇高航路(4K)
https://www.youtube.com/watch?v=aK8rn91SL9M
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルを出て最寄りの高松琴平電鉄、通称「ことでん」の片原町駅へ。
駅周辺は商店街で、商店街の中を昔懐かしい「京浜急行の電車」が走ってきました。片原町東部商店街 市場・商店街
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今日使うきっぷは「ことでん・JRくりり~んきっぷ」
「ことでん」と高松近辺のJR四国の電車が乗り放題で2000円のお得なきっぷです。片原町駅 (香川県) 駅
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「ことでん」は初めて乗るので、まずは長尾線という路線に乗って終点の長尾まで行ってみます。
長尾線のラインカラーは緑。高松琴平電気鉄道 長尾線 乗り物
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長尾線は住宅街を通るローカル線。
車窓は大したことは無かったです。
ただ、終点の長尾駅近くのこの円錐形の山は印象的でした。
なんという山でしょう。 -
30分ほどで終点の長尾駅に到着。
長尾駅 駅
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長尾駅を降りてすぐの場所に、四国八十八箇所霊場の第八十七番札所・長尾寺がありました。
市街地の中の普通のお寺です。長尾寺 寺・神社・教会
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この寺には、源義経の愛妾だった静御前が尼さんになったという伝説があります。
静御前が切った髪を納めたとされる、剃髪塚がありました。
埼玉県にも静御前の墓があったような。
まあ、伝説ですからね。 -
長尾線で高松中心部の瓦町駅に戻り、「ことでん」琴平線に乗り換えて、琴平へ向かいます。
途中、滝宮という駅で途中下車。
この駅舎は「ことでん」の開業した大正15年以来の駅舎。
近代化遺産に指定されています。高松琴平電気鉄道 琴平線 乗り物
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「ことでん」琴平線のラインカラーは黄色。
黄色の電車に、レトロな電車もやってきました。滝宮駅 駅
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滝宮駅の近くにある滝宮天満宮。
「天神様」「学問の神様」こと、菅原道真を祀った神社です。 -
菅原道真は「讃岐守」、今でいえば香川県知事としてこの地にやってきて、ここにあった国司の屋敷に住んでいたそうです。
その後道真は京都朝廷に戻り、右大臣まで出世しますが、藤原氏の陰謀で失脚、大宰府に左遷されて、失意にうちに亡くなります。
その後道真は怨霊になり、藤原氏の要人が次々に急死したり、天災が相次いだので大宰府天満宮で神様として祀られました。 -
滝宮駅から再度「ことでん」琴平線に乗り、琴平に向かいます。
琴電琴平駅では先ほどみたレトロな電車が停まっていました。琴電琴平駅 駅
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琴平からJRで隣の善通寺へ。
まず、善通寺の観光案内所「おしゃべり広場」でレンタサイクルを借りました。善通寺駅 駅
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おととい70番礼所・本山寺まで行ったので、善通寺からはちょっと遠かったけど、71番礼所・弥谷寺へ。
アップダウンが激しく、とにかくしんどかった。
弥谷寺の前の「道の駅 ふれあいパークみの」で休憩。
弥谷寺は山にあるお寺でさらに岩山を登らないといけない寺。
しんどかったので、寺の中のバスで登って行きました。
まだ紅葉の境内。道の駅 ふれあいパークみの 道の駅
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一番登ったところに本堂があります。
小さな本堂です。弥谷寺 寺・神社・教会
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本堂前から見た景色。
岩山を登ってくるのはとてもしんどかったですが、その分景色は良かったです。 -
弥谷寺から善通寺方面へ戻ります。
このあたりにはため池が多くみられます。
この周辺出身の空海もため池建設の指揮を執ったとか。 -
72番礼所・曼荼羅寺。
この寺は普通のお寺の雰囲気。曼荼羅寺 寺・神社・教会
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ウソかホントか平安時代の歌人・西行法師が昼寝をしたとかいう大きな石がありました。
西行法師は元は北面の武士でしたが、出家して歌人となり日本全国を放浪した人です。
大河ドラマ「平清盛」では平清盛の親友という設定で、藤木直人さんが演じていました。 -
曼荼羅寺からわずか500mほどのところにある73番礼所・出釈迦寺。
空海は7歳のとき、「お釈迦様、お姿をお見せください」とこの山から飛び降りたところ、お釈迦様が姿を見せたので、出釈迦寺というそうです。出釈迦寺 寺・神社・教会
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出釈迦寺から見た讃岐平野。
高台にあるので景色が良かったです。
円錐形の讃岐富士も見えました。 -
出釈迦寺より4キロほどで74番礼所・甲山寺。
このお寺も普通のお寺。甲山寺 寺・神社・教会
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善通寺市内に戻ってきて、75番善通寺へ。
この寺は空海の誕生した場所に建てられたお寺なので、とても広大なお寺です。
立派な五重塔もありました。総本山善通寺 寺・神社・教会
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立派な金堂です。
本尊は薬師如来坐像で、大きな仏像を近くまで寄ってみることができました。総本山善通寺 寺・神社・教会
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レンタサイクルを返却して善通寺駅へ戻ります。
善通寺駅の駅舎はなんと明治22年に建てられたもの。
その後増築やリニューアルがされたとはいえ、明治10年代の駅舎は現存していませんので、日本で一番古い駅舎の可能性があります。
有形重要文化財に指定されています。
ネオンのような照明も印象的です。善通寺駅本屋 名所・史跡
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善通寺駅からJR四国の電車で高松に向かいます。
善通寺駅 駅
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高松駅から歩いて高松港へ。
19時50分の最期の宇高フェリーが入港していました。
名残を惜しむたくさんの人が来ていました。高松駅 駅
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最後の便にも車やトラックが乗り込んでいきます。
このトラックがフェリーに入った時は、たくさんのお客さんから拍手が起きました。高松港 乗り物
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最終便を見送るためにたくさんの人が集まっていました。
19時50分、最終のフェリーが出航しました。
「さよーなら」と多くの人が別れを惜しんでいました。四国フェリー(株) 乗り物
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最終便の満員の船客も手をふってきました。
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フェリー会社の社長さん?
マスコミからインタビューを受けていました。 -
最終便が出航した後の、乗船券売り場の窓口。
「運行休止」の張り紙。
建前上は「休止」ですが、復活の見込みは無く、事実上廃止です。 -
19時50分の最終便を見送ると、飛行機でも新幹線でももう東京へ戻れません。
というわけで高松発の寝台特急「サンライズ瀬戸」で東京に戻ります。 -
かつては「ブルートレイン」「北斗星」など全国各地を走っていた寝台特急ですが、時代の流れでほとんどの列車が廃止されてしまい、今でも残っている寝台特急はこの「サンライズ瀬戸」と岡山で合流する「サンライズ出雲」だけです。
サンライズ瀬戸 乗り物
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「サンライズ瀬戸」は個室寝台が基本。
一番多い部屋の「シングル」。 -
個室寝台以外には、横になれる指定席もあります。
寝台料金が不要で安く利用できるので人気があります。 -
21時26分、高松駅を定時に出発。
瀬戸大橋を渡って、岡山駅で「サンライズ出雲」と合流、東京へ。
翌朝、1時間も東京に到着が遅れてしまい、危うく会社に遅刻するところでした。
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