2013/09/11 - 2013/09/19
816位(同エリア985件中)
どらねこツアーズさん
- どらねこツアーズさんTOP
- 旅行記37冊
- クチコミ13件
- Q&A回答5件
- 16,867アクセス
- フォロワー2人
11世紀初頭の宗教家、作曲家のビンゲンのヒルデガルトが亡くなった9月17日にビンゲンの修道院で何か催しがあるらしいので見てみたい、ゆかりの土地トリーアにも行ってみたい、ついでにミラノの叔母を訪ねたいという母親のリクエストに基づいて計画した旅です。
ミラノから鉄道でコルマール、トリーア、リューデスハイム、マインツと回りました。
-
今日はミラノを出て、フランスのコルマールに向かいます。
母親のリクエストであるドイツのトリーア Trier へは、ミラノからは一日で移動するには少し遠い距離。
そこで、一度行ってみたかったアルザス地方に立ち寄ります。
ミラノ中央駅は昔はエレベーターもなくて移動が大変だったのですが、ずいぶん便利になっていました。 -
ミラノからスイスのバーゼルまではユーロシティーで、そこからローカル線でフランスのコルマールまで行きます
今回は3ヵ国をちょっとずつ移動するので、鉄道パスではなく、その都度チケットを買いました。
バーゼルまで32ユーロ、コルマールまで14.4ユーロでした。 -
駅の売店で朝ご飯用にカプチーノ1.6ユーロとパン1.2ユーロを買って、いざユーロシティーへ。
プラットホームに屋根があるのがヨーロッパの終着駅という感じで素敵です。 -
列車はミラノを出ると北に向かい、マッジョーレ湖沿いに進みます。
ずっと平野だったのが、だんだん山間に入ってきました。
Verbania-Pallanza ベルバニアパレンツァ駅を通過。
山が削られて何か石が採掘されている。 -
イタリア最後の駅Domodossola ドモドッソーラに停車。
いよいよアルプス山脈の奥へ入っていきます。
ワクワク。 -
長い道中なので、昨日ミラノのスーパーで買ったクッキーでおやつタイム。
-
スイスに入った証拠にスイスの列車とすれ違いました。
SBB、CFF、FFSはそれぞれドイツ語、フランス語、イタリア語でのスイス国鉄の略称。
さすが公用語が4つのお国。
ロマンシュ語の略称がないのは、ロマンシュ語の地域に国鉄の路線がほとんどないからだそう。
と、のんびり外を見ていたら、突然、通路に警察官と犬が車内にやってきました!
いかにもな警察犬が、あちこち足をかけたり覗いたりしながら座席を回って行きました。
国境だからなのか、何か事件があったのか、でっかい犬にクンクンされてびっくりした( ̄▽ ̄) -
そうこうしているうちに、列車はいくつもトンネルを抜けてアルプスの真ん中へ。
ブリーク駅Brigに停車です。
雲の上にちょこっと山が見えます。 -
スイスっぽい景色が続きます。
スイスも旅行してみたいなぁ。 -
シュピーツ駅 Spiez に到着。
-
シュピーツ Spiez を過ぎるとトゥーン湖が見えてきました。
湖面にたくさんのヨット。 -
11時半にバーゼルSBB駅に到着。
約4時間の旅でしたが、景色に夢中であっという間でした。 -
バーゼルSBB駅の立派な駅舎。
-
駅前はトラムのターミナルになっていました。
バーゼルは街の真ん中にライン川が流れていて、この先訪問するリューデスハイムやマインツの上流にあたります。
そういえばライン川で大型の船が入れる最上流と地理で習った。
こんないい天気だし、散策してみたかったけど、今回は時間がなくて断念。 -
さて、バーゼルでローカル線に乗り換えです。
ストラスブール行きは30番線という表示が出ていたのですが、プラットホームの並びに30番がない。むむむ。
案内板を探し、いったん外へ出て、左の方へ進み、なんだか使われていないような建物の中を通ってやっとたどり着いたホーム。
さきほどの立派なターミナルとうって変わってのんびりした風情です。
よく見ると表示は SNFC フランス国鉄に。
そうか、こっちはフランス国鉄なんだ。
昔はさっきの建物で出入国の検査とかあったのかも。 -
のどかなホームに、派手な列車が入ってきました。
車体にRegion Alsace の文字と路線図の模様。 -
編成は短いですが、中は新しくてきれいです。
これに乗ってコルマールに向かいます。 -
30分ほどで、本日の目的地コルマール Colmar 駅に到着です。
こちらも素敵な駅舎です。 -
駅から旧市街までは少し距離がありますが、そんなに遠くもなさそうだったので、スーツケースをゴロゴロしながら歩いてみました。
住宅地の中を歩くこと15分くらい、旧市街の外れにある本日のホテル Hotels Turenne ホテルテュレンヌに到着しました。
外観がかわいくてテンションあがります。Hôtel Le Turenne ホテル
-
ホテルに荷物を置いたら、さっそく散策です。
テュレンヌ通りをそのまま旧市街の方へ歩いていくと、ほどなくプチヴェニスと呼ばれるロシュ川のほとりに着きました。
観光客もぞろぞろ。
木組みのお家もそこかしこに建っています。 -
おとぎ話の景色のよう。
-
橋の反対側もぱしゃり。
-
イエスズメ発見。
頭がちょっとグレーで目のところが黒くて、ややワルい顔つき。
日本のスズメと柄がちょっと違います。 -
こちらはメス。
オスと比べるとぼんやりした色ですが、顔がやさしい感じ。
日本のスズメはオスメス同色なので、ここもちょっと違うところです。 -
旧市街の中心の方へといくと、アルザスに来た感満載の雰囲気になってきました。
アルザス特有の木組みの家はコロンバージュと呼ばれています。
周辺であまり石が取れなかったから、木と漆喰で家を建てたそうです。
内陸なんだから、石くらいありそうな気もしますが。
さらに、このコロンバージュたち、上の階がせり出していて、なんだか絵心の無い人が描いた絵みたいに歪んで見えます。
地面の面積で税金が掛けられていたので、一階が小さくなっているのです。
国や時代に関係なく、節税にはみんな頭を使うのですね。 -
ちょっとした小道も絵になります。
-
お店の看板も童話の世界。
-
小さな運河の奥にサンマルタン Saint Martin 教会が見えます。
正面の屋根の先にちょんと飛び出しているのは、コウノトリの巣用の台です。
春になると屋根にヨーロッパのコウノトリ、シュバシコウが巣を作るのです。
9月なので、残念ながらコウノトリはいませんでした。残念。 -
しかし、街には季節関係なくコウノトリさんがいっぱいいた( ̄▽ ̄)
シュバシコウというのは朱嘴鴻、クチバシの赤いコウノトリという意味で、ちゃーんとみんなクチバシが赤いです。
日本や中国のコウノトリはクチバシが黒いのです。 -
釣り下げらるコウノトリさんたち。
1羽くらい連れて帰ってもよかったかな。 -
さて、さらに歩いてウンターリンデン美術館 Musee Unterlindenにやってきました。
もとは修道院だった建物だそうで、雰囲気があります。ウンターリンデン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
中庭もいい感じ。
もう16時半だけど、ヨーロッパの夏は日が長いです。 -
料金は日本語のオーディオガイドがついて8ユーロでした。
有名なイーゼンハイム祭壇画が真ん中に。
前にはベンチがあってみなさん座って鑑賞しています。 -
美術館を出て、街をさらにブラブラ歩いていると、ガイドブックに載っていた「頭の家」を発見。
頭の家 建造物
-
建物のファザードに無数の顔が付いています。
一個一個の頭は思ったより小さくて、知らずに歩いていたら、ちょっと凝ったデザインの家だな、くらいで、見逃してしまいそうでした。
でも、よーく見ると細かいところに顔が付いている。 -
こちらはレストランかな。おしゃれ~。
-
街並みもおしゃれですが、歩いているとあちこちがお花で飾られていて、素敵です。
-
広場も。
-
運河のほとりも。
-
ほんと、お花の飾り方がセンスの塊。
-
さて、明日のバスの時間の確認のために駅まで行った後、足が痛いといって休んでいる母親を迎えにホテルへ戻ります。
途中通りがかったサンピエール通り沿いの公園。
雰囲気いいです。 -
母親と一緒にまた旧市街へ散歩にでました。
-
エコール通りのあたりのプチヴェニス。
夕方で観光客が少し減っています。
ガイドブックと同じ風景が撮れました。 -
反対側には市場がありました。
なんか歴史がありそうな建物です。 -
中は広くて、いろんなお店が並んでいます。
さすが、ドイツの文化も色濃いアルザス。
大量のプレッツェルがぶら下がっている!
さっそくおやつ用に購入です。 -
出来がイマイチなのが逆にかわいいカメパン
( ̄▽ ̄) -
果物屋さんの柱のディスプレイはトウモロコシの葉っぱ?
-
チーズも美味しそう。
この辺りは白カビチーズが有名らしいです。白ワインによく合いそう。 -
お肉屋さんはコウノトリがトレードマーク。
-
市場を出てまた当てどもなく街歩き。
モンターニュヴェルト通りは街路樹があってのんびりした雰囲気。 -
コンビニ発見。
ここでお水やお菓子を購入。 -
そろそろ日も暮れてきたので、街並みを散策しながらホテルへ帰ります。
-
コウノトリ付きピンクのお家。
コロンバージュは色もバリエーション豊か。 -
こちらは15世紀に建てられたという旧税関。
屋根の模様がかわいい。
下はアーチになっていて、通り抜けられます。 -
人目を引く装飾のお店。
レストランっぽかったです。 -
石畳とコロンバージュがいい感じ。
-
夕食は、帰り道で通りがかったラ クルテナウLa Krutenauというお店にしてみました。
川沿いのテラス席です。 -
アルザスの名物料理、タルトフランベと白ワインを注文。
というか、ここはタルトフランベ専門のお店だったみたい。
たっぷりベーコンと玉ねぎが乗っていました。
生地はパリパリ。ほぼピザです。 -
隣のお店も良い雰囲気。
-
店の入口にいたでっかいニワトリさん。
コウノトリは当然なのですが、コルマールでは何故かニワトリもあちこちでよく見ます。 -
ホテルに戻ってデザートにプレッツェルをパクパク。
今日は長い移動の後もずいぶん歩きまわりました。
さっきのコンビニで買ったお水。 -
こちらはミラノで買ったお水。
日本でもカルディで売ってるやつです。
ほとんど飲んでしまった。 -
今日の自分土産。
市場で買ったプレッツェル。
中身は撮り忘れたので、袋だけ。 -
お菓子屋さんで買ったクッキー。
缶が欲しくてつい購入。
20ユーロ、約2700円、食べ物系自分土産にしてはちょっとお高め。
明日はリクヴィルへ日帰り訪問です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅
-
前の旅行記
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 到着~2日目ミラノ
2013/09/11~
ミラノ
-
次の旅行記
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 4日目リクヴィールとコルマール
2013/09/11~
コルマール
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 到着~2日目ミラノ
2013/09/11~
ミラノ
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 3日目ミラノ~コルマール
2013/09/11~
アルザス地方
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 4日目リクヴィールとコルマール
2013/09/11~
コルマール
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 5日目コルマール~トリーア
2013/09/11~
トリアー
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 6日目トリーア~リューデスハイム
2013/09/11~
リューデスハイム
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 7日目リューデスハイム
2013/09/11~
リューデスハイム
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 8日目マインツ~帰国
2013/09/11~
マインツ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
Hôtel Le Turenne
評価なし
この旅行で行ったスポット
フランス の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅
0
64