2013/09/11 - 2013/09/19
73位(同エリア108件中)
どらねこツアーズさん
- どらねこツアーズさんTOP
- 旅行記37冊
- クチコミ13件
- Q&A回答5件
- 11,291アクセス
- フォロワー3人
11世紀初頭の宗教家、作曲家のビンゲンのヒルデガルトが亡くなった9月17日にビンゲンの修道院で何か催しがあるらしいので見てみたい、ゆかりの土地トリーアにも行ってみたい、ついでにミラノの叔母を訪ねたいという母親のリクエストに基づいて計画した旅です。
ミラノから鉄道でコルマール、トリーア、リューデスハイム、マインツと回りました。
PR
-
今日はコルマールからドイツのトリーアへ移動です。
ホテルの近くにパン屋さんがあって、気になっていたので、チェックアウト前に買いに出ました。 -
朝のホテルテュレンヌ。ランプが灯って素敵です。
いつもホテルは、団体ツアーの入らないこじんまり系を探します。
知らない街の地図とにらめっこしながら、立地と口コミを見つつ、値段の折り合うところを見つけるのは、大変だけれど、出発前の旅の楽しみのひとつです。
こちらは朝食無し、94ユーロ×2泊でした。 -
駅までは歩いてもよかったけれど、母親の足の調子が万全でなかったので、フロントでタクシーを頼みました。
さすがタクシーだと、駅まではあっという間です。 -
チケットはすでに一昨日、コルマールに着いた時に駅の窓口で購入済です。
チケットを買う時はたいてい、事前に検索してプリントアウトしたものを駅員さんに見せて買うのですが、今回は、何やら色々説明されてチケットを4枚出してくれました。
予定では乗る列車は3本なのですが。 -
英語力の限界で、理由はわからなかったけれど、とにかくセレスタからストラスブールまではバスになるらしい。
駅員さんが、Selestat とStrasbourg の間に「Bus」と書いて、到着時刻を書き直してくれました。
ストラスブールの出発時刻にマルをしてあるのは、ストラスブールから乗る予定の列車に間に合うよ、という意味みたい。
一抹の不安もあるけれど、まあ、これも個人旅行の醍醐味。何とかなるでしょう。 -
電光掲示板を見ると、確かに7:57の列車はSelestat 行きになっています。
ストか工事か何かでその区間が通れないのかなーと思いつつ、9時以降の列車にはストラスブール行きもあるし、結局理由は分からずじまい。
そして、この後このバス乗り換えで、大変な目に合うのでした…。 -
コルマール駅のコンビニです。
-
こちらはコーヒーやパンの売店。
朝食はさっきパン屋さんで買ったので、ここでコーヒーを買います。
1.3ユーロ×2杯。 -
構内の柱には、コルマールをはじめ周辺の国の紋章のようなものがありました。
-
Lapoutroie ラプートロア。
アヒルのマークらしいけど、シルエットがややおかしい。 -
Munster マンステール。
ピンボケ。 -
Bollwiller ボルヴィラー。
カモ、カモ、カモ。 -
列車は定時でやってきました。
ほどなく終点のSelestatに着いたのですが、なんと乗客全員がすごい勢いで、バスへと向かっていきます。
みんなに着いていけばいいので迷うことは無いものの、大きな荷物と足の悪い母親連れで、遅れを取りまくりです。
駅前のロータリーに着いたころには、ストラスブール行きのバスはぎゅうぎゅうで大変なことになっていました。 -
すでにバスのトランクがいっぱいで荷物が入らない!
見渡しても、振替輸送のバスはこの一台。
どう考えても、列車に対してバス一台は無理に決まってるでしょう…。
予定を遅らせてもいいけど、今日はザールブリュッケンで、途中合流する弟と待ち合わせをしているので、できれば当初決めた列車に乗りたい。
と、ラッキーなことに一組のお客さんがバスを諦め、荷物をトランクから出したので、すかさず私たちの荷物を突っ込み、母親をバスに押し込み、私はギリギリ出口の脇に乗り込むことができました。
ふー。
無事ストラスブールに着いて因縁のバスを記念に撮影です。 -
やっとの思いで到着したストラスブール駅は、なんとガラスドーム。
超近代的。 -
中に入ってまたびっくり。
古い駅舎が出現です。 -
こんな風に、昔の駅舎をドームが覆っている設計なのでした。
-
当初の予定では、乗り換えに1時間あったので、ストラスブールで大聖堂など見にいきたかったのですが、バス事件のせいで時間がなくなってしまい、まっすぐホームへ。
-
コルマールを通っていたのと同じ、アルザスペイントのSNCFの車体。
なんと一両編成。トラムみたい。
ストラスブールからトリーアへ行くには、メッスとルクセンブルクを経由するルートの方が、特急が通る幹線ルートなのですが、今回、ちょっとローカルな気分を味わいたくて、ザールブリュッケン経由のルートを選んでみました。 -
ホームもなんだか外れの方にありました。
-
列車の中は新しくてキレイです。
一応仕切りがあるものの、運転席もトラムくらいの感じ。 -
のんびり揺られていたら、1時間ほどでフランス最後の駅、サルグミーヌ駅 Sarreguemin に到着。
ここで乗客のほとんどが降りてしまいました。
少し停車時間があったので、ホームに降りて写真を撮っていたら、運転手さんが手招きをしています。??。 -
行ってみると、なんと(頼んでもないのに)中に入れてくれて、運転席に座れとニコニコ。
私からカメラを取って、記念写真まで撮ってくれました。
子供だと思われたかも( ̄▽ ̄) -
さてさて、列車は国境を超えるとザール川沿いにゆるゆると進み、予定時刻の数分遅れでザールブリュッケンに着きました。
-
表示がドイツ鉄道のDBに。
ついにこの旅3カ国目ドイツに上陸です。 -
ここでトリーア Trier 行きの各駅停車に乗り換えです。
ホームに行くと、1人でドイツを回っていた弟が待っていました。
ここから3人旅です。 -
ザールブリュッケンを出るとすぐ、フェルクリンゲンを通りました。
車窓から世界遺産初の産業遺産として話題になった製鉄所が見える!
慌ててシャッターを切りました。 -
列車はザール川に沿って北上します。
-
コンツでザール川はモーゼル川に合流します。
コンツの駅はどっしりした構えです。
車内からパチリ。 -
トリーアにはお昼過ぎに到着しました。
ホテルはSchroeders zum Christophel
(※現在はMond's Kaffeehotelとなっているようです)
ポルタニグラのすぐ脇という好立地です。
トリーア駅からまっすぐ歩くだけ。
歩いて10分かかりませんでした。 -
荷物を置いて、さっそく目の前のポルタニグラを見に行きます。
でっかーい。
そして黒ーい。ポルタ ニグラ(黒い門) 建造物
-
ポルタニグラは古代ローマ時代に建てられた城門。
トリーアはこのポルタニグラと周辺のローマ遺跡を含めた世界遺産の街です。
3日前にいたミラノからの道のりを考えると、 2000年も前に、こんな奥地に都市を作って、こんな巨大な建造物を建てたローマ帝国ってすごいです。 -
建物はロの字型になっていて、上を見上げると、三階建てのよう。
内部に入るのは、後で共通チケットを買ってからとして、まずはお昼ご飯です。 -
門を抜けた広場にあったレストランへ入りました。
グラタンのような一品。
レシート無くしたので、メニューも値段もよく覚えていません。 -
豚肉だったかな。
ドイツらしくたっぷりポテトが付いていました。 -
このスープが美味しかった。
-
マンホールもヨーロッパというだけでなんかカッコよく見えます。
-
ポルタニグラからまっすぐ歩くとHauptmarkt という大きな広場に出ました。
真ん中の背の高い塔がマルクトの十字架。 -
広場はテーマパークのように色とりどりの建物が並んでいて、レストランのテラス席もたくさんありました。
ご飯こっちでもよかったな。 -
広場の左を覗くと大聖堂が見えました。
小さな街なので歩くのも楽です。 -
つみきのお城みたいな大聖堂の建物。
窓の少ないロマネスク様式です。
4世紀に作られたというドイツ最古の大聖堂の一つだそうです。大聖堂(トリアー) 寺院・教会
-
大聖堂のぴったりお隣りに建っていた聖母教会。
こちらは13世紀の建物で、高い窓にステンドグラスがはめ込まれたゴシック様式です。
中に入って分かったのですが、なんとこの聖母教会と大聖堂は中でつながっていました。聖母教会 (トリアー) 寺院・教会
-
外壁にはキリスト像など装飾がたくさん
-
門のアーチには、おびただしい数の聖人がくっついています!
-
左に目をやると大聖堂が。
こちらはさすがロマネスク様式、シンプルです。 -
それにしても良い天気です。
-
大聖堂から宮殿公園の方へ歩いて行く途中で見た建物。
なんだろう? -
宮殿公園に到着。
手前のピンクの建物がトリーア選帝侯の宮殿で、後ろの茶色の建物がアウラ・パラティーナ。
インフォでもらった地図には、コンスタンティンバシリカと書いてありました。
アウラ・パラティーナの方は今はプロテスタントの教会になっていて、中はシンプルでしたが、ものすごく広くて静かな空間でした。
写真は撮り忘れ。 -
芝生がびっくりするほどキレイで、まさに宮殿の庭って感じです。
-
庭園の奥にあるライン州立博物館へ向かいます。
-
城壁の跡のようなところに沿って進んで行きました。
-
マガモのエクリプス?
秋だからどこからか渡ってきたばかりだと思うのですが、ドイツのマガモさんたちはどこから渡ってくるのかな? -
これも城壁の一部っぽいです。
-
博物館の入り口。
公園に入ったらすぐかと思っていたのだけれど、意外に遠かった。ライン州立博物館(トリアー) 博物館・美術館・ギャラリー
-
ここでガイドブックで紹介されていたアンティーケンカードを購入しました。
これでカイザーテルメンもポルタニグラも入れます。 -
博物館の中は古代ローマの建物の一部や金貨などいろいろ展示されていて見応えありましたが、何の遺物なのかよくわからず。
もうちょっと事前に勉強しておけばよかった。 -
何かの建造物の一部。
-
レリーフの類もいっぱいありました。
-
さて、博物館見学の後は、隣接するカイザーテルメンへ向かいました。
-
ん、これはエジプトガンではないですか。
ドイツに生息してるのかな。それとも外来種? -
ヒナまでいます。
9月に繁殖するの?
南半球の鳥だからなんでしょうか。
こんなに無防備だし、公園で飼育されている個体なのか? -
さて、カイザーテルメンに到着。
いかにもローマ遺跡っぽい風情です。 -
右に見えている近代的な建物が入口です。
先ほどのチケットで中へ入ると、今では緑に覆われた広い浴場の跡が見渡せます。 -
メインの建物の一部が残っています。
カイザーテルメン 史跡・遺跡
-
近くまで行くと、その規模がよくわかります。
カイザーテルメンとは皇帝の浴場という意味。
4世紀に建てられたそうです。 -
アーチが美しい。
-
赤っぽい石が模様のようにデザインされています。
-
なかなか洒落てます。
-
お風呂だけでなく、サウナや冷浴や運動場なども兼ね備えた健康ランドのような、総合スポーツ場のような施設だったそうです。
テルマエロマエや密偵ファルコで読んだ世界そのもの! -
緑の広場に見えた敷地には、地下施設の跡が残っていて、中を見学することができました。
-
迷路のように張り巡らされた地下の通路は、かつて管理用通路だったり、水路だったりしたところ。
-
川から水を引き、ボイラーも何機もあったとか。
古代ローマの技術に驚かされます。 -
岩のところに野鳥発見。
カラスにしては足が黄色いような、クロウタドリにしてはお腹が白いような、コンパクトデジカメの限界。遠すぎてよくわかりませんでした。 -
旧市街をぶらぶら戻る途中にあったアーチ。
-
聖母教会まで来ました。
よく見ると扉にお魚型の取手が。 -
教会内部は細い柱がたくさん伸びて、ステンドグラスから射す光が美しいです。
-
回廊もシンプルだけど美しい。
中世の気分になります。 -
とっても美しかった中庭。
ここは必見です。 -
中庭から見た教会。
-
ホテルへ戻る途中で見かけたポスト。
黄色とラッパのマークはフランスと一緒です。
さすがドイツ、ポストも背が高い。 -
広場に戻ってきました。
夕方でだいぶ人が減っています。 -
マックも景観を損なうことなく見事に建物に馴染んでいます。
-
街の方から見たポルタニグラ。
ここには明日入ることにして、今日は終了。
明日はトリーアを回った後、夕方リューデハイムへ移動です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅
-
前の旅行記
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 4日目リクヴィールとコルマール
2013/09/11~
コルマール
-
次の旅行記
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 6日目トリーア~リューデスハイム
2013/09/11~
リューデスハイム
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 到着~2日目ミラノ
2013/09/11~
ミラノ
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 3日目ミラノ~コルマール
2013/09/11~
アルザス地方
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 4日目リクヴィールとコルマール
2013/09/11~
コルマール
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 5日目コルマール~トリーア
2013/09/11~
トリアー
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 6日目トリーア~リューデスハイム
2013/09/11~
リューデスハイム
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 7日目リューデスハイム
2013/09/11~
リューデスハイム
-
ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅 8日目マインツ~帰国
2013/09/11~
マインツ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
トリアー(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ビンゲンのヒルデガルトを訪ねる旅
0
83