パトンビーチから日帰りでプーケットタウンへ

2020/01/11 - 2020/01/11

2020　プーケットとピピ島の旅　３日目

私たちが滞在したホテルは、名実ともにプーケットのメインビーチであるパトンビーチのそばにあった。
旅の3日目はそこから乗り合いバスのソンテウに乗り、行政機関が集まる街プーケットタウンまで遊びに行った。
プーケットタウンの旧市街は、カラフルなシノ・ポルトギース・スタイルの家並みが続いており、とてもおしゃれな所だった。

エリア プーケット(タイ)

この日もゆっくりと起床。
マイペースで身支度をして、9時ごろに朝ごはんを食べに階下に降りた。

写真はホテルのロビー。

パトン ビーチ ホテル ホテル

パトンビーチホテルの、美味しい朝ごはん。
みかんがとっても小さい。
庭で小鳥が鳴いていた。
庭のプルメリアの木から、椿のようにぽたりと花が落ちる。
時の流れがゆっくりと感じられる。

トシ爺が大好きな、麺料理もあった。
薄味で美味しかったそうだ。
この旅の６日間、麺料理を食べなかった日がないトシ爺。

プーケットタウンへは、乗り合いバスのソンテウで行くことにした。
タクシーやトゥクトゥクよりずっと安い。
パトンビーチからプーケットタウンまで一人30バーツ。
およそ100円。
これはタクシーの10分の一の料金だとか。
1時間乗って100円なんて、すばらしいコスパだわ。

パトン ビーチ ビーチ

プーケットタウン行きのソンテウは、青色の車体。
ビーチ沿いの道を、30分に一本くらいの頻度で通ると聞いた。
ビーチで乗り込む人が多いので、ドライバーは乗客がいないか、探しながらゆっくりと走る。
ソンテウは手をあげると、どこででも止まってくれる。

私たちがビーチ沿いの道に出ると、ちょうど目の前を青いソンテウが通過した。
私たちは手を振って、時速15キロくらいで走っているソンテウを追いかけた。
が、ドライバーは気が付いてくれない。
走る私たちを見て、地元の人が私たちのためにソンテウを止めてくれた。
そして走って来るほかの車を止めて、私たちが道路を渡れるようにもしてくれた。感謝！
ドライバーにプーケットタウンに行くか確認してから乗り込む。

エアコンはないし振動も大きいが、なかなかいい乗り心地。
地元の人が使う交通機関に乗るのは大好き。

ソンテウはビーチ沿いに北上し、

ビーチのはずれでいったん停車した。

そして右折し、坂道を登り始めた。
ビーチ沿いの道を外れると急に、ノロノロ運転から普通の速度になり、ブイブイとぶっ飛ばす。

プーケットにはトンネルがない。
けっこう急な坂を、車は排ガスをバコバコはきながら登って行く。

道の両側が壁になっているところなど、排ガスがたまって息苦しさを覚えるくらいだった。

トンネルを造った方がいいと思うよ～。
環境にも人体にも、この濃い排ガスはアカンと思うわ。

タイにもまだあるんだね、公衆電話が。

セントラルショッピングモール前に来た。
ここでドライバーが、ソンテウを降りた。

セントラル プーケット ショッピングセンター

そして客室に乗り込み、運賃を集めだした。

集金を終え、ソンテウは再び走り出す。
ピシ―――っと、きれいに整列したバイクたち。
ブーゲンビリヤの花も美しい。

この噴水がある、スリヤデトラフィックサークルのロータリーが終着点だ。
ソンテウを降りると、地元の人が近寄ってきた。
「帰りのパトンビーチ行きのソンテウは、あのセブンイレブンの前から出る。最終は午後7時」と、西の方角を指さして教えてくれた。
ついでにオールドタウンやマーケットの方角も教えてくれた。
プーケットの人って、親切だなぁ。

オールドタウンがあるという北の方角に向かって歩き出す。

プーケット タウン 散歩・街歩き

この町は、壁画も有名らしい。

プーケットタウンの建物は、シノ・ポルトギース・スタイルと呼ばれている。

中国とポルトガルの影響を受けた、中国・ポルトガル様式と言う意味。

でもこの建物群は、どれも19世紀ごろに建てられたもの。

ポルトガル人が錫目的に頻繁にやって来ていたのは16世紀ごろなので、ポルトガルの影響を受けているのかどうか怪しい所ではあるそうだ。
実際はマレーシアの、ペナンの影響を受けているのではないかと言われている。

むつかしいことはさておき、カラフルでワクワクする建物が続いて楽しい。

観光客がまばらな通りに来た。
中心地から外れたかな？

立派な寺院があった。

Wat Mongkhon Nimitという仏教寺院。

こんなに立派なのに、観光客はいない。
建物の中に参拝者もいなかった。

ガイドブックにも載ってないし、マイナーな寺院なのかな？
これは穴場だな。
(^^♪

パゴダもあるしね。

裏口から入ってしまったようで、入り口から外に出た。

寺院の隣にあったお店。
このあたりの住人には、中国人が多いのかも。

街の中をぐるぐる歩いていたら、観光客が多い場所に来た。

ステキなベンチ♪

ショップも多くなった。

はは～ん、ここがメインの通りか。
地図を見たら、Thalang通りとなっていた。

ポップだね～。

プーケット オールドタウン 散歩・街歩き

店の商品より、建物ばかりに目が行った。

いい色合い。
どれもサイケじゃなく、柔らかくて優しい色。

でっかい壁画。
有名らしく、大勢の人が写真撮影をしていた。

左折して、Yaowarat通りへ。
このままいくと、ソンテウを降りたあの噴水の場所に行ける。

もう、上を向いて歩こう状態。

色も意匠も凝っている。

どんな人が住んでるのだろう。

噴水まで戻ってきた。
噴水のちょっと西にあるマーケットに行ってみた。
時間帯が悪いのか、営業していないスペースの方が多かった。

おいしそうなバナナ。
私はバナナもミカンも、ちっちゃい物の方が好き。

ふ～ん、地下もあるみたい。

マーケットの裏に出たら、ごみを集めていた。
大量のごみは熱帯の暑さで発酵して、ものすごい臭気を放っていた。

プーケットタウンで昼食をとる予定だったが、これと言ったお店を見つけることが出来ず、いったんパトンビーチに戻ることにした。
地元の人が教えてくれたセブンイレブンは、マーケットのすぐそばだった。

既に停まっていたのは、カロンビーチ行きのソンテウだった。

間もなく、パトンビーチ行きがやって来た。

うん、間違いない。

ドライバーさんは停留所前の食堂に、昼食のために入っていった。
出発時間になるまで、20分くらい待った。

地元のかわいい女学生たちも乗せて、ソンテウはパトンビーチに向けて走り出す。

10分ほど走って、セントラルショッピングモール前で、ソンテウは停車した。

助手席から、ピンクの服を着た女性が下りてきた。
どうやら車掌さんらしい。
ここで降りる乗客から、20バーツずつ徴収していた。

そして客室に乗り込む。
はは～ん、ここまでが20バーツで、それ以上乗る人は30バーツか。
このソンテウにはオーナーさんらしき人が乗っていて、車掌さんは集めたお金を全部その人に渡していた。

サーキット場みたいな場所を通る。

そして急坂を上る。
バイクも登る。
自転車でこの峠を越える人もいた。

峠を越えると、海が見えてくる。
パトンビーチだ。

途中ジャンクセイロンに差し掛かったので、昼食のために降りることにした。

ジャンセイロン ショッピングセンター ショッピングセンター

昨日はちょいと高いものを食べたので、今日は安く抑えることにした。

で、地下のフードコートへ。

まずここで、1000バーツをカードにチャージしてもらった。

ジャンセイロン フードバザール ファーストフード

あまり広くない店舗。
土曜のお昼時だというのに、テーブルの半分は空いていた。
人気がないのかな？

日本のテレビでも紹介されたこのお店で、

トシ爺はこれを頼んだ。
何かよくわからなかったけど、店頭にディスプレイされていて、美味しそうだったからこれにしたんだって。
タイの料理らしく、甘くて辛くて美味しかったそうだ。
200バーツなので、そんなに安いわけではない。

私はここで、

シーフードピザを頼んだ。
生地はカリカリ。
190バーツ。

ん？
カニカマ？

余ったお金は、カード返却時に返金してもらう。

この後またビッグCに行って、ビールやら何やら買い物をしてホテルに帰った。

ホテルの部屋の前の廊下から見た景色。
あの山の向こうが、プーケットタウンだ。
ソンテウに乗って、あの山を越えたのか～。

部屋に帰ったら、リカちゃんが…。
(；一_一)

パトン ビーチ ホテル ホテル

「お帰りぃ～。天蓋の上は面白いよぉ」

「プヨンプヨンするの」

「こんなことしたり」

「こんなことしたり、一人で遊んでたよ」

「いいものも見つけたわ」

「牢屋ごっこ♪」

「今日もいいお天気ね。そんなに暑くもないし、雨も全然降らないしね」

「今日も盛んに飛んでるよ」

「楽しそ～～」

というわけで、またまたビーチに繰り出した。
リカちゃんはお留守番。

パトン ビーチ ビーチ

もう10歳若かったら、してたかもなぁ、パラセイリング。
年配者は「今さら」とか「どうせ」をあまり使わない方がいいみたいだけど、でも「今さら」なぁ…。
興奮して具合いでも悪くなろうものなら、目も当てられないし…。

目に焼き付けた、パトンビーチの夕日。
夕暮れになってもなお生あたたかい風が、なぜか肌にも心にも心地が良かった。

ホテルから見た夕日。

お昼に高カロリーのピザを食べたので、夕食はインスタント味噌汁とマンゴーにしておいた。
トシ爺はまたも、一人宴会をしていた。
酔っぱらうと喋りまくるので、うるさくてたまらんわ。
(；一_一)

パトン ビーチ ホテル ホテル

この旅行記へのコメント （6）

• harurunさん 2020/01/28 09:48:09

  プーケット再発見！

  ホーミンさん
  
  おはようございます！
  プーケット旅行記、楽しく読ませていただいています。
  
  プーケットは数年前に行ってるのですが、周りに何もないホテルに泊まってしまって、ほぼホテルの中で過ごしてしまったので、旅行記を拝見して、こんなに楽しめる場所がたくさんあったんだ～(((((((・・;)とビックリしてます。
  
  そして、リカちゃん。牢屋ごっこ…
  可愛いすぎます( ☆∀☆)
  今年も皆を連れて、たくさん旅行してくださいね～
  
  harurun (^-^ゞ

  ホーミンさん からの返信 2020/01/29 11:02:00

  RE: プーケット再発見！

  harurunさん
  
  こんにちあ。(o^v^o)
  プーケットの旅行記を読んでくださってありがとうございます。
  投票と掲示板への書き込みもありがとうございます。
  
  > プーケット旅行記、楽しく読ませていただいています。
  
  ありがとうございます。
  (T▽T)ｳﾚｼﾅｷ
  
  > プーケットは数年前に行ってるのですが、周りに何もないホテルに泊まってしまって、ほぼホテルの中で過ごしてしまったので、旅行記を拝見して、こんなに楽しめる場所がたくさんあったんだ?(((((((・・;)とビックリしてます。
  
  バングラ通りのあたりはすっごくにぎやかでしたよ。
  数年前だと、津波の傷痕がまだ残っていた時期かもしれませんね。
  それから急速に発展したのかもしれません。
  
  ムロろ〜んさんのように、外でキャラ撮りする勇気はまだなくって、ドールを外に出すことが出来ません。
  暗くなってからいったんホテルに入ると、外に出るのが億劫になります。
  そんな時ドール撮影は、いい時間つぶしになります。
  (*´艸`)
  

• マイラーさん 2020/01/25 01:06:37

  こんばんは。

  ホーミンさん　ご無沙汰しております。
  
  パトンビーチホテル。。。
  懐かしさのあまり、じっくり見させて頂いています。
  1998年、まだ海外に行きだして間もないころ初めて泊まったとき、高層階の客室のベランダから見たアンダマン海の景色の感動を今でも覚えています。
  このホテルは津波前に3回、津波後の2008年に１回で、これが最後でした。津波前と後でホテルの客室の内装がずいぶん変わっていたんです。でも、ホーミンさんが泊まられたサンセット・ウィングの客室を見ると、さらにリノベートされたようですね。サイアムウィングの1階にあった朝食のレストランも随分雰囲気変わったように感じました。
  
  で、プーケットタウンに行かれたんですねぇ。
  オールドタウンの建物はそのままに、外壁を塗りなおしたり、リノベートしたりと随分こじゃれた雰囲気になっているんでビックリしました。
  
  旅行記拝見しながら、あまりのなつかしさに感謝を込めて書き込ませて頂きました。
  ありがとうございました。
  
  マイラー
  

  ホーミンさん からの返信 2020/01/25 17:46:27

  RE: こんばんは。

  マイラーさん
  
  お久しぶりです。
  感謝を込めてのカキコ、ありがとうございます！！！
  
  その後お元気でしたか？
  何年か前にマイラーさんが患われた身体のあの箇所、私も一昨年から不調です。
  (ToT)
  いろいろ検査して問題なしと言われているのですが、時に突然不調が現れます。
  うっとおしいわ〜。
  (｀ε´ )
  
  やはり、あのあたりは津波の被害が大きかった場所なんですね。
  カロンビーチやピピ島の被害も大きかったと、今回の旅で聞きました。
  
  マイラーさんの旅行記をさっき拝見しに行きました。
  まだ拝読していないのもあって、楽しく読ませていただきました。
  うんうん、名文！
  テンポよく、ホイホイと読み進められました。
  懐かしのタイTシャツ。
  極度乾燥は、来ている人をたまに見かけます。
  
  あの頃から、中身の濃い旅行をなさってたんですね。
  飛行機もホテルも、リッチで羨ましいです。
  
  これからも寄る年波に負けず、旅も人生も４トラも、お互い楽しみましょうね。
  
  

• bettyさん 2020/01/24 22:25:45

  ソンテウ安すう！

  ホーミンさま、こんばんは♪
  ソンテウであってたかな？
  100円ぐらいでかなりの移動ができる乗り物って助かりますよね！
  
  それから、ソンテウを追いかけていたら現地の人がとめてくれて、
  おまけに道路を渡れるように車も止めてくれたなんてなんと親切なんでしょうね！
  タイの方は親切であると聞いたことがあります。だからなるほどって思いました！
  
  トシ爺さまが食べたお昼ご飯がとても美味しそうですね("⌒∇⌒")
  食欲が出そうな感じ♪
  
  ホテルに帰ってからのリカちゃんが面白すぎる！
  牢やごっこ(笑)(≧▽≦)
  
  トシ爺さまは一人宴会(≧▽≦)
  そして沢山お話されるのですよね！
  あるある(。>д<)
  もう黙ってっていう時がありますよ！いつスイッチが入ったのか(￣▽￣;)
  「うるさい」って言えないけど、ホンマうるさいよね(^^;)(;^^)
  
  
  
  betty

  ホーミンさん からの返信 2020/01/25 17:33:09

  RE: ソンテウ安すう！

  bettyさん
  
  こんばんは。(o^v^o)
  いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
  投票と掲示板への書き込みもありがとうございます。
  
  今日りぃちゃと会いました。
  抱っこしても泣かれませんでした。
  v(^o^)ﾔｯﾎｰ
  そして抱っこしても、腰をギクッとやりませんでした。
  またまたv(^o^)ﾔｯﾎｰ
  
  交通費が安い国って、ほんとに助かります。
  ３０バーツだなんて、ありがたくてついついチップを払いそうになりますわ。
  
  ガイドのジャックさんが「プーケットタウンに行くなら、オプショナルツアーがありますよ」って言ってくれました。
  半日観光で昼食付で約８０００円。
  （◎o◎）
  海外で自由に観光できるスキルを身につけるのは必要ですねぇ。
  安く旅をしようとすると、旅行会社には頼っていられません。
  でもそのスキルが中途半端なまま・・・。
  (；一_一)
  
  タイの人って、本当に親切だと感じます。
  観光客を大事にしてくれますね。
  ま、中には悪い人もいるだろうから、油断は大敵ですが。
  
  > あるある(。>д<)
  > もう黙ってっていう時がありますよ！いつスイッチが入ったのか(￣▽￣;)
  > 「うるさい」って言えないけど、ホンマうるさいよね(^^;)(;^^)
  
  私はうるさくて我慢できない時、「お黙り！！」って言います。
  (^^;
  それでも黙らないから「うるさい！５分でいいから黙れ！」になります。
  そしたらへへへと笑い「もう黙っとこ〜」と言い、数十秒後にはまたしゃべりだします。
  息継ぎ以外はしゃべり続けてる状態。
  しかも見ないテレビをかけっぱなしで、テレビと爺のダブル騒音。
  うるさいけど、怒り出すようなお酒でないからまだマシですよね。
  今？
  寝てます。
  お酒に弱くなって、飲んでる途中で寝ることが増えましたわ。
  静かでよろしおますわ。
  (^o^)