2019/12/06 - 2019/12/06
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motogenさん
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忍野八海のある忍野村
かつてはこの地には湖が広がり、忍野湖と呼ばれていたという。
しかし湖は干上がり、富士山の伏流水の出口が小さな池(泉)として残ることになる。
泉はたくさんあるのだが、8を尊ぶ仏教的思想に基づいて、その中の8つの泉が選ばれた。
それが忍野八海だ。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
-
そば屋を出て、もらった地図を見ながら小川沿いの道を歩く。
どんな池があるんだろうと、わくわく気分。
その様子は動画で紹介します。
前編・後編に分けてあります。
まずは前編。
https://youtu.be/rMzddEhKjKU -
続いて後編です。
https://youtu.be/DxgoAvfNkyA -
水車に『お釜池』の看板を発見。
「えっ、ここ民家の裏だよ。」 -
「排水路の水溜まりみたいだ・・」
と躊躇するが、 -
覗いてみると、透き通った綺麗な水だ。
底もくっきり見え、砂地から静かに水が湧き出てきている。
清流に住むような魚が泳いでいる。 -
その水はさらさらと水藻を揺らして水路を下り、小川にそそぐ。
『お釜池』と呼ばれるだけの価値はありそうだ。 -
散策道に戻ると、観光客が群れが近づいて来た。
平日だというのにこの人数。
彼らは何者だ? -
と見れば、かなたに駐車場があり、大型バスから次々と観光客が降り立っている。
-
その観光客たらから聞こえるのは、外国語。
他国にやって来ているようだと、海外旅行をしている気分となって歩いていくと、 -
第二の池『銚子池』があった。
縁結びの池とも言われている。
縁起かつぎを楽しむ人もいるだろうが、
「ふん、客を呼び込むビジネスの常套手段だ!」
と冗談が通じないへそ曲がりな私。
しかし、底の砂を巻き上げて水が湧き出る様子からは、目が離せない。 -
観光客が集まる小さな広場が見えてきた。
その途中の小川の一部が池となっている。
これが第三の『濁池(にごりいけ)』らしい。 -
広場には民俗資料館へのゲートが建っていた。
この敷地の中に、資料館と一緒に『底抜池(そこなしいけ)』もある。
『底抜池』は私有物らしい。榛の木林資料館 美術館・博物館
-
ゆえに300円の入場料が必要だ。
チケット自動販売機まであるではないか。 -
チケット売場の上が展望台となっている。
-
登ってみると『鯉の池』の全容が見える。
しかし『鯉の池』は人工池で、忍野八海の一つではない。
広い庭園だ。
これほどの庭園を持っているとは、ここの先祖は相当な有力者だったに違いない。 -
「虹マス触り放題」の水路もあり、
-
滝まで造ってある。
この屋敷の持ち主は、地方の支配者だったんだろうか? -
水車小屋があった。
-
中には昔の農機具。
幼い頃、近辺の農家で使われていたことを思い出される。
鼻の奥にその頃の匂いが戻ってきた。 -
『隠居家』と書かれた表札板が掲げられた家屋は、
-
絵画や置物の展示室となっているが、ここを素通りすると、
-
いよいよメインとなる『榛(はん)の木林資料館』古民家の登場だ。
-
入り口をのぞく。
すごい!
重厚な柱や梁に圧倒される。
何と言ってもこの古さが良い。 -
座敷には古文書や甲冑などを展示するガラスケースがずらり。
しかしこの照明といい、ガラスケースといい、古民家の雰囲気とはちぐはぐさがあって興醒めたが、 -
囲炉裏のあるこの部屋には、胸にジーンとくるものがあった。
-
この階段も、どこかに霊が乗り移っているようで、ぞくぞくするではないか。
-
ミシリミシリと階段を登っていくと、
-
薄暗い部屋に、蚕を飼った道具がそのままの姿で置いてあった。
他にも、数えきれないほどの農器具が詰め込まれている。 -
さらに上に登る梯子がかかっていて、
-
這い上がると、さらに小さな梯子だ。
誰の声も聞こえない。
怖さ半分、面白さ半分。
完璧に子どもになっている。 -
登りきると、明り取り窓だけの細長い通路。
自分だけの秘密にしておきたいような、貴重な古民家だ。 -
敷地奥の『底抜池(そこなしいけ)』を見る。
池の周囲も昔の面影を保っているという。
娘の夫のお母さんは、若い頃に押野八海の湧き水を手にすくって飲んだという。
その当時の泉は8つとも、こんな泉だったんだろうか。 -
鯉の池を巡ると、
-
鯉もいたが、水鳥もいた。
「これ、鴨かな?」
「色んな色をしてるんだね・・」
『かもとりごんべい』の話が頭に浮かんできた。 -
資料館の前には飲食店や土産物屋がずらりと並び、大賑わい。
-
時たま日本語が聞こえてくると、その声を探して、
「日本人ですか?」
と嬉しくなってしまうほど、周りは外国人ばかり。
「あっ、私、日本人です。」
と相手も嬉しそう。 -
『湧池(わくいけ)』の周りも外国人ばかりだ。
水中洞窟から湧き出て来たこの水を、NASAは宇宙実験に使用したという。 -
ちょっと離れた『菖蒲池(しょうぶいけ)』は、畑の中にあった。
畑のための溜め池かと、見逃がしてしまいそうな池だ。
しかし底を見つめると、水が湧いている。
青空の下で撮った写真は、この池も真っ青だ。 -
池よりも周囲の建物に関心が移り始め、
「すごい家だね。」
「どんな人が住んでるんだろう?」
と歩き回る。 -
しっくいの白壁に黒光りする柱、複雑な瓦の屋根、重厚な居住まい・・
そしてこの大きさ。
核家族の時代になったが、この家族はどうなってるんだろう・・
といらぬ心配もし、 -
うらやましさは捨てきれないが、
「こんな大きな家、いらないよね・・」
「だって、後を継ぐ者がいないだから・・」
と自分自身を納得させ、 -
帰りの道沿いにあった『鏡池』を眺める。
これで7つの泉(池)を探したことになる。 -
最後の池は『出口池』で、
その名の通り1km離れた村の出口にあった。
-
これまでの池と違って大きな池で、山の麓にあって、
赤い鳥居の神社が池を見下ろしている。 -
その鳥居をくぐり、
-
神社から池を見下ろして、忍野八海巡りの締めくくりとした。
忍野八海・・
自然豊かな静かな風景の中に、ひっそりと湧き出る泉を想像していたが、
それとは違って印象に残ったのは、海外から集まって来た人たちの元気の良さと、 -
飲食店や土産物屋と観光客の隙間に、ぽっかり口を広げる池の姿だった。
はるばる海外からやって来ていただいたのに、これで日本の美しさや文化を味わってもらえたんだろうか。
申し訳ないような気持にもなっていた。
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