冬の富士五湖で車中泊を楽しみながら東京へ（2/8）山中湖を半周して忍野八海へ

2019/12/06 - 2019/12/06

　山中湖に到着した。
　名の知れた『山中湖』、遠い昔に来たことがあるに違いないが、全く覚えていない。
　富士五湖の中では一番東にあることも、今知ったことだ。
　人に連れて来てもらった場所や、ツアーで来た場所はそんなもので、
　苦労はあっても自分の力でやり遂げることが大切だ。

エリア 富士五湖(山梨)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

　山道を降りた正面に山中湖は広がり、駐車場もあった。
　駐車場と湖の間は公園になっている。

　その公園を下って行くと、

　静かな湖面に、

　鳥が群れていた。

　なんと白鳥もいるではないか。

　そして桟橋には、白鳥をもじった観光船が停泊。

山中湖一周遊覧『白鳥の湖』 乗り物

　ああ・・晴れて真っ青な空だったら、なお良かったのに。

　と贅沢なことを言っていると、
　富士山頂にかかる雲が消えていった。
　動画でご覧ください。
　https://youtu.be/luhEAIZ8LvY

　山中湖はクジラに似ているという。
　なるほど・・
　今いる観光船乗り場から、北岸の長池親水公園まで半時計周りに走ることにした。
　これも動画で紹介します。
　https://youtu.be/Pf0du6qaWkU

　湖の周囲をぐるりと取り巻く道路は、通行量も少なく旅情を味わえる道路だ。
　この辺りは拡張工事が行われているが、

　横目に湖を眺めながら走れば、歌の世界にいるようだ。

　東岸付近に来ると農地が広がり、

　民家や工場や各種の施設が集まっていた。

　車を止めて、景色を楽しむ。
　湖面や岸辺に人の姿はない。
　南東から吹く風によるのか、富士の山頂にかかる雲は刻々と変化している。

　岸部すれすれにサイクリングロードが整備されていて、一周１３.５kmだという。
　チャリダーたちは、車にマイ自転車を積んで来るのだろうか。
　それとも山越え？

　この景色の中を風を切って自転車をとばせば、さぞかし気持ち良いだろう。

　長池親水公園に到着した。

長池親水公園 公園・植物園

　湖面の標高は980m。
　平地よりずいぶん気温が低いはずなのに、それほど寒さを感じない。

　おおっ！
　山頂の雲が消えていく。
　と喜んでいると、

　定期バスがやって来て、降り立ったのはちょっとすっきりした容姿の二人の女性。
　話す言葉は中国語みたいだ。

　バス停には、英語と中国語とハングル文字。
　日本の観光地は、着々と観光立国に向けて頑張っている。

　次の目的地は『忍野八海』
　忍野村はここから北に直線距離で５km、道のりで７km弱で、

　走ること20分で村の入り口となった。
　想像していたのどかな村と違って人家が密集し、看板も多く、町のようであり村であり、中途半端な地域だ。

　「忍野八海は、どっちに行けば良いの？」
　「ここは、村の中のどこになるの？」
　カーナビがあるから良いものの、完全に方向感覚を失っている。

　とりあえず、目の前のそば屋で蕎麦を食べる。
　時刻は１時半を過ぎていた。

丸天さかな屋 グルメ・レストラン

　外を眺めると、そば屋は町のはずれにあるようだ。

　半分雲に隠れた富士山が見える。
　そば屋のおばさんが、
　「忍野八海は、歩いて数分の場所で・・」
　「そこの橋のたもとを左に歩いて・・・」
　「最初はこの池を見て、次にここを回って・・・」
　と親切にアドバイスしてくれた。

　ほっと一息、美味そうな匂いのする遅い昼食を平らげ、

　観光マップをもらい、車を預かってもらう。
　先客や新たに入ってくる客を見ると、みんな外国人で、
　おばさんはそれに合わせた言葉を使っている。

　上空から見ると、そば屋はこんな場所だった。
　忍野八海と呼ばれる湧き水の池群は、この右方向にある。
　その忍野八海に向かって足を急がせた。