冬の富士五湖で車中泊を楽しみながら東京へ（1/8）道の駅富士から山中湖への道

2019/12/06 - 2019/12/06

　長女の義父母に招かれて、お宅を訪問することになった。
　首都東京だ。
　思えば、長女が結婚してから3年半も経つが、まだその住まいを訪ねたことがなく、その隣のご両親のお宅も訪問したことがない。
　出会うのは別の場所だったからだ。
　田舎暮らしの私たちが、自ら車を運転して大都会の東京に行くのだから、それはそれは畏れ多いことで、緊張する。
　ならばついでに、富士五湖周辺で車中泊にも挑戦してみようと、悪戯心が頭をもたげた。
　聞けば富士五湖周辺は氷点下で、もしかしたら雪もあるのかと、車内の床や天井に防寒対策のアルミシートを張り巡らし、羽毛布団や毛布を幾枚も用意し、スタッドレスタイヤを取り付けた。

エリア 富士吉田(山梨)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

　空気抵抗の大きな軽自動車に、ごたごたと荷物を積んで旅する私たちは、高速道路は怖くて走れない。
　いつものことながら一般道路をゆっくり走り、周りをキョロキョロ眺めながら、
　「ああ、ここが△△町なんだ・・」
　などと地理の勉強をするのだ。

道の駅 富士 道の駅

　今回は、富士山の東側を北上し、山中湖、河口湖を経て八王子方面に向かうルートを選ぶ。
　富士山の東側は走ったことがなく、大探検する気分だ。

　自宅から２時間で『道の駅富士』に到着。
　道の駅は改装中で閉まっていた。
　ここから先は未知のエリアとなる。
　時刻は９:５０。
　ここから『東口富士浅間神社』までは動画となります。
　https://youtu.be/MmpFRbzEpnI

　浅間神社の看板を見て、
　「こんなに所に浅間神社？」
　と思わず停車。
　浅間神社は富士山の周囲にたくさんあるようだ。

冨士浅間神社 寺・神社・教会

　ここは小山町の町はずれで、富士山の須走への入り口にもなっている場所だ。

　富士山の頂上付近は雲に覆われていて、残念至極。
　その富士を背にして奥に進み行くと、

　御神木が立ち並び、

　朱色の本殿が現れた。

　姿勢を正して参拝をしている家族がいる。
　並みの参拝ではない。
　中心人物の号令のもとに、きちんと一礼し、
　境内のあちこちにある小さな祠にも、一つ一つ丁寧に合掌している。
　「商売繁盛を祈願してるんじゃない？」と女房。

　本堂の前には石畳の綺麗な参道が伸び、
　その先に、大きな門が見える。
　どうもこの方向が正門のようだ。

　門の外には大きな鳥居が立っていて、町の家並みも見える。

　ならばそこまでと歩いて行くと、

　鳥居に『不二山』の文字。
　古代の日本では、裾が長いことを『ふじ』と言い、それに漢字を当てはめて、
　「２つとない山＝不二山」
　「雪が尽きない＝不尽山」
　「不老不死の薬を求めた山＝不死山」
　と書いたと、色々な説があるが、

　「人（士）が富む＝富士山」
　が定着したという。

　鳥居の脇に堅固な建物がある。
　社務所（？）だと思うが、
　こじんまりした神社には立派過ぎるではないか・・
　
　

　ここは簡素なすっきりした神社で、　

　控え目なたたずまいの中に、華美で贅沢なポイントが散らばっていて、むやみにいばっていないのが好感が持てるのだが、
　奈良時代末に富士山は火を噴きだして、それを鎮めるために建てられたのが浅間神社だという。

　その富士山は、雲の中だ。
　「さっきまでは、良く見えていたのになあ・・」
　と道路工事のおじさんが慰めてくれた。
　山中湖に向けて再スタートする。

　山を一つ越えると山中湖だ。
　その山をトンネルで通過する有料の『須走道路』もあるが、

　山中湖に向かうには一般国道の方が良く、

　とことこ走って山越えする。
　厳冬時には凍結しているはずなのに、今年は温暖で、そのつもりで来たのにちょっと残念。
　無謀にスピードを上げる車もいなく、皆さん安全運転で、

　それらの車について行くと、正面に山中湖が出現した。
　浅間神社からを動画にまとめました。
　https://youtu.be/9I7TYTy6pT8

　

山中湖 自然・景勝地