2019/08/29 - 2019/09/08
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Maasholmさん
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2017年にバルト三国に行った。
成田空港からモスクワを経由してベラルーシに飛んで、それからリトアニア・ラトビア・エストニア・ヘルシンキに行く予定だった。
ところが、出発当日成田空港のアエロフロートのカウンターに行くと、モスクワビザが無いとベラルーシには行けないと言われた。
あまりの衝撃に、その場に崩れ落ちそうになった。
予約する時に大手代理店の担当者は、ベラルーシとモスクワは国内線扱いになるので、モスクワビザは不要だと言っていて取得していなかったのだ。
確認する為に代理店に電話しても祝日で繋がらない。全ての旅程が水の泡かと茫然としていると、アエロフロートの地上係員の方が、モスクワ経由でビリニュス(リトアニア)に行くならビザはいらないと言って翌日の便を手配して下さった。
それ以来、ヨーロッパに行くのに安いし時間的にも楽なので、アエロフロートのファンになり2019年に2往復利用した。
ところが、その機内サービスに唖然とする事が多く、その後にANAを利用したら快適極まりなかったので、その違いを綴ってみようと思い立った。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 航空会社
- ANA アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
2019年9月。
大型台風の接近により、乗りたい飛行機に乗れず半日羽田空港で足止めを食らった。
空港の書店をぶらぶらすると、エアライン関係の本が豊富で楽しい。
暇に任せてこんな1冊を買ったのをきっかけに、『アエロフロートとANA』の違いについて書いてみようと思った。 -
トップページの『大好きな場所』に「機内」と書く程、飛行機が好きだ。
色んなエアラインに乗りたいので、海外に出る時は乗った事の無い航空会社を選んでいる。 -
日系のエアラインは、サービスも丁寧だし、機内は綺麗だし、機内食も外資系より美味しい。
何より日本語が通じるので何の心配もいらないので便利だけれども、それがつまらないと感じている。 -
外資系のエアラインに乗ったら、ドアサイドで外国人CAさんが迎えてくれて、機内に足を一歩踏み入れた途端そこはもう『外国』。
それが好きだ。 -
過去3回アエロフロートを選んだ1番の理由は、値段の安さだ。
成田ーモスクワービリニュス(リトアニア)
成田ーモスクワーバルセロナ(スペイン)
成田ーモスクワーミラノ(イタリア)
いずれも航空券代は6万円。
燃油・諸税込で1人約82000円。
とても安い。 -
ANAの場合、成田ーデュッセルドルフーバルセロナ。
燃油・諸税込1人約13万円。 -
旅行する時期、予約するタイミング、使用するサイト、利用する代理店、乗継ぎ時間、出発・到着時間・羽田か成田発着かによっても変わるので、料金の違いは一概には言えない。
だが、どんな比較サイトを見てもJAL・ANAがその時の最安値という事に出会った事はない。 -
旅先が決まって航空券を予約しようと330日前にリサーチを始める。
夫婦二人の時はまず値段。
羽田発着・直行便は高いので、成田発着・乗継便を利用する事になる。 -
旅行サイト『トラベルコ』をよく利用する。
出発時間・到着時間が希望通りか。
乗継ぎ空港はどこか。(ターミナル内の移動はスムーズか)
乗継ぎ時間はどうか。(1時間半~3時間が良い)
乗継ぎ時間が長いと安くはなるが、4時間以上はきつい。 -
以前、あまりに安いので利用したチャイナエアライン。
ヨーロッパに行くのに乗継ぎ2回で、しかもバンコクで6時間もあった。
深夜だったので、外にも出られず、泊まるには勿体ない。
とてもきつかったので、いくら安くてもそんな無茶はもうしない。 -
あるシニアの方が、行くだけで疲れてしまっては勿体ない。
そこは高くてもビジネスクラスを利用している。
しかし、エコノミーとビジネスクラスの価格差は半端ないので、一番安いアエロフロートを利用していると言っていた。 -
なるほど、そういう考え方もあるが、私達はまだエコノミーで良い。
マイルを使ってグレードアップする事も考えないし、ビジネスクラスにかけるお金は別な事に使いたい。 -
なぜこの旅行記を書こうと思ったかと言うと、アエロフロートの機内サービスにあった。
口コミにも色々あって、評価は分かれていた。
遅延・ロストバゲージがあった訳でないのに文句があるのはモンスターか!?というのも見たが、改善して頂けたら嬉しいという応援の気持ちである。 -
機材が古い・機内食は粗食・観られる映画が少ない等は我慢出来る。
離陸してベルト着用のサインが消えたらドリンクサービスがあるのだが、一通り提供し終えてカップを下げたらミールサービスがあって、その時に飲み物(アルコール類・ソフトドリンク)の提供がない。 -
ペットボトルがシートポケットに用意されてる航空会社もあるし、ミールトレイにカップ入りの水がある場合もある。
しかし、アエロフロートにはそれが無いのでサービスの途中で「お水下さい」と言っても「後で!」と言われるだけ。 -
珈琲・紅茶に関しては、全員にミールを配り終えてからやって来るので、デザートと一緒に珈琲をいただくという事が出来ない。
食事を楽しみながらワインを飲みたい。
ケーキを食べる時には珈琲が欲しいという乗客のニーズを分かっていないのか。
それとも、2回目のドリンクサービスが無いのは経費を抑えたいのか。
いずれにしても、航行中一番楽しみにしている機内食に関しては不服。
水は、搭乗前に買って持ち込むのが良い。 -
それらも安いんだから・エコノミーなんだから我慢しなさいとなれば我慢出来る。
一番訴えたいのは、水が欲しいとギャレーに行ったら、皆しゃがみ込んでお喋りしていて「何!?」とばかりに仏頂面をする。
乗客の前のシートで居眠りしている。
ガムを噛んでサービスしている。
到着前のトイレは凄い事になっていた。 -
成田空港到着時、税関係員に提出する税関申告書が配られていなく、空港のロビーで書かされる羽目になって面倒な思いをした。
3回目に乗った時も到着1時間前になっても配られなかったので、欲しいと言ったら「後であげるから!」(Give you later!)と言われた。
配られたのは到着間際で、「ベルトを締めて下さい!テーブルはしまって下さい!」と最終チェックしながら書類を配るなんて・・意味がわからない。 -
そんな事があった2ヶ月後にANAに乗る機会があった。
離陸後、ベルト着用のサインが消灯したらおしぼり・おつまみが出て来た。
「そうそう!こうでなきゃ!」と思う。
ここから私の旅は始まるのだ。
ドリンクサービスが始まり、トマトジュースと白ワインをいただいた。
喉が渇いているので、まずトマトジュースをグィッといただき、それからゆっくりワインを楽しむ。 -
カートが戻って来て、カップを下げながら「お代わりはは如何ですか?」と聞いてくれる。
思わず赤ワインを注文したら、「コーンスープも如何ですか?」なんて言われたら、もうお願いするしかない。
コンソメスープは国内線でもよくいただくが、コーンスープは初めてだった。
濃厚でコクがあって美味しかった。 -
ANAにはこの通り、ペットボトルの水が付いてきた。
洋食と和食のチョイスがあって座席は後ろの方だったが、どちらかが品切れという事はなかった。 -
和食のカツ丼のカツは加工肉ではないかと思った。
それでも、ミールが提供され、直後に珈琲・紅茶・日本茶のサービスがあり、何回も回ってくれるのは良い。 -
ミールと一緒に配られたハーゲンダッツのアイスクリームは、食べる頃には丁度良い固さになっていて絶妙なタイミングだと感心した。
-
そして、食事が終わったらすぐに税関申告書の用紙が配られた。
私は一人で「そうでしょー!そうでなきゃ!」と思った。
パスポート番号や便名を書かなければならないし、ペンも使ったらさっさと仕舞いたい。
それらの事は早めに終えてゆっくりしたいのだ。 -
映画は、洋画・邦画とも豊富で、特に洋画は字幕スーパー・吹き替え共にあるので外資系には無い充実さだ。
-
ギャレーの中には、飲み物・お菓子・バナナなどが並べられており、『ご自由にどうぞ!』という配慮があった。
-
航行中、何度もCAさんはトレイに水とジュースを載せてサービスをしていた。
トイレもいつもチェックしていて、汚れている事はなかった。 -
何より、用事があって呼び止めて嫌な顔をされない事が嬉しい。
当たり前な事と思う事も、アエロフロートとANAでは違いがある。 -
アエロフロートの訓練所の教官は、一度ANAに乗ってみて欲しいと辛辣な口コミを書いてみた。
そうすると、サービスの違いに愕然としてアエロフロートのサービス向上にも繋がるのではないかと考えた。 -
ところが夫は、そもそもお国柄が違うんだよと言う。
「おもてなし」とか「お客様の背中を見て何を欲しているかを察せよ!」というのは、日本人独特の感覚だと言う。
それをアエロフロートに望むのは無理だ。
水が無ければ買って乗れば良い。
後は輸送機関と割り切り、安価・安全・安心であれば問題ないと言う。 -
う~ん、難しい問題だ。
安いからと言って、また使うかなぁ・・。
最近は、少し高くても羽田発着・直行便を利用したいと思う様になった。
アエロフロートの事を色々書いたが、最初に利用した時の成田空港のグランドスタッフには今でも感謝している。
また、40年ぶりにモスクワに降り立った時の感動は忘れない。
真っ赤な制服に身を包んだCAさんは美人揃い。
そんな事も含め、『嫌よ嫌よも好きのうち』という事だと思っていただきたい。
今年はこれからフィリピン航空・キャセイパシフィック航空を利用する予定だ。
これまた楽しみである。
きっとまた機内サービスに関しては、チクチクと書いてしまうのだと思うが・・。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 機乗の空論さん 2020/02/04 20:07:22
- 懐かしいな!
- 私もアエロフロート利用しました、が今から40年目と25年前ですが、安いが取り得の航空会社です。サービスなんて求める方が無理…、安く安全に飛んで食事が付いてるだけで十分です。当時はヨーロッパに行く際は格安航空御三家はパキスタン航空・エジプト航空、そしてアエロフロートでした。その際に北欧3か国にバルト三国を旅して、シベリアからナホトカ経由で返って来ましたが、旧ソビエトは面白い国でした。
私も航空機・航空会社マニアなのでこれからも宜しくね!。
- Maasholmさん からの返信 2020/02/05 10:22:48
- Re: 懐かしいな!
- 機乗の空論さん
この度は、「いいね」を付けて下さり、コメントも有難うございました。
私も幻に終わったモスクワ五輪の時にシェレメーチエヴォ国際空港に降り立ちました。
広く寒々しい空港ロビーで迷子になり、尋ねた警備員が銃を持っていて、一切笑わず無表情だった事を覚えています。
チップ代わりに100円ライターやシャープペンシルを持って行きました。
当時のモスクワは今以上に特別でありました。
LCCに乗っても「こんなものか」と思うのですが、どうしてこんなにアエロフロートには文句を言ってしまうのか・・とは思うのですが、書く事がない航空会社が多い中、特筆すべき事があまりに多い=印象深いという事だと思います。
航空機・航空会社マニアだと伺って嬉しいです。
今後とも宜しくお願い致します。
-
- izumiさん 2020/02/02 15:37:09
- それはダメですね。
- はじめまして。アエロフロート。お国柄、安い、とはいえそんな扱いされるなら私はお金もらっても乗りたくありません‼
水すらくれない、言えば嫌な顔されるとなれば、客のこっちがCAさんに気を使って疲れてしまいます。何より脱水症状になりかねません‼ 私はJALばかりですが、皆さんの投稿見てたら、1度ANAも乗ってみたいです。参考になりました。ありがとうございます!
- Maasholmさん からの返信 2020/02/02 16:39:41
- Re: それはダメですね。
- izumiさん
早々に「いいね」を下さり、コメントも有難うございました。
随分歯に衣着せて書いたつもりです。
怒り心頭だったのですが、帰国して半年も経つと感情も静まるものです。
エアラインによってこんなに違うという事を表現したかったのですが、単なるクレーマーになりかねないので難しいです。
満席のお客様が、静かに大人しく座っていた事が不思議でした。
izumiさんのニューヨーク旅行記を拝見しました。
同じホテルだったので親近感を覚えました。
ANAに乗ったのはニューヨークに行った時です。
羽田発の時間が早く、JFK発が遅かったので選びました。
是非今度乗ってみて下さい。
これからも楽しい旅をお続けくださいね。
今日は、有難うございました。
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