カロー滞在、後半。～Myanmar in December～

2019/12/13 - 2019/12/14

ミンガラーバー！（←ミャンマー語で「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」）

ミャンマーは一年中暑いのではないか、と誤解していた。

そういえば、二十年以上前に日本の冬（12月～１月）にタイに行ったとき、バンコク市民はカーディガンやらジャンパーやらジャージやらを羽織っていた。
バンコクより緯度の高いミャンマーの中部や北部は、もっと寒いはずである。

あまり暑くない、むしろ寒いくらいの12月のミャンマー珍道中。はてさてどうなることやら。

【この旅のスケジュール】
バンコク
　↓
ヤンゴン
　↓
マンダレー
　↓
カロー　～この旅行記～
　↓
ニャウンシュエ（インレー湖）
　↓
ヤンゴン
　↓
バンコク

（2019.12.22記）

エリア カロー(ミャンマー)

☆☆☆この日の朝食だけ室内で。☆☆☆

【12月13日（金）、カロー滞在３日目】
夜中（02～03時頃？）に目を覚ました。二度寝しようと思いつつそのまま起きていた。
昨日の疲れはさほど感じられない。

午前06時になる頃からヒーターの調子が再び悪くなった。
その後あれこれ試してみると、スイッチの位置にコツがあることがわかってきた。初めは電圧の関係かと考えたが、そうではなかった。

12時過ぎに外出した。出かけるとき、１階にいる女性スタッフに清掃に入ってもらうよう声をかけた。
大通り沿いにぶらぶら歩いて行くと、一昨日は閉まっていた観光案内所が開いていた。若い女性スタッフが一人いた。
明後日行くインレー湖周辺のスポットの解説パネルが壁に貼ってあったので、写真に取らせてもらうついでに少し質問した。
やはりインレー湖の南東にカヤンの住む村があるようである。（これが誤解であることが後に判明する。）

インレー湖周辺のイラスト入りの地図をもらった。（同じ地図をニャウンシュエの旅行会社でも見かけた。）

すぐ隣の食堂に入り、海鮮チャーハンとバナナシェイクを注文した。

ミャンマーのチャーハンに当たりなし（私が作った格言）は、ここでも当てはまる。

カロー駅へ向かう途中、市場が開いていた。一昨日は閉まっていたのだが。

噛みタバコや大きなアボガドなどもの珍しいものも。

カロー駅はさほど遠くなかった。時刻表を見ると一日四本の列車が発着するようだ。

プラットフォームは閑散としている。

コロニアル風の建物。これはホテル。

帰り道、立派な時計塔の前を通る。

さらに行くと、遠目にも大きなモスクが街の中心にあった。

☆☆☆モスクの内部。正面がキブラ。☆☆☆

入り口で比較的若い男性に声をかけると、快く中に招き入れてくれた。
このモスクはカロー唯一とのこと。私の質問に対して、カローには現在ムスリムが300家族いると教えてくれた。

私が日本人と知ると、壁のカレンダーをめくって東京の有名なモスクのページを広げて見せてくれた。

14時10分にホテルに戻る。15時過ぎから18時近くまで寝る。昨夜の寝不足が影響している。
ランドリーへ行き、洗濯物を受取る。もうすっかり暗くなっていた。昨日寄った店でビール等を買う。
トイレの紙が残り少なくなったので、年配の男性スタッフに声をかけた。

18時30分このホテルのレストランで夕食。今日はインド料理を注文。スープとチキンの煮込み。
どちらもさほど辛くない。クラブサンドイッチを注文。来たのはチキンのサンドイッチ。味は悪くない。付け合せのフライドポテトはふにゃふにゃ。

飲み物は最初ミャンマービール、次はタウンジー産の赤ワイン。めちゃめちゃ美味しいというレベルではないかな。
ホテルの近くの道端の店でワインと並んで売られている琥珀色の液体が気になる。
ロイコーで試飲したライスワインではないかと思うのだが。
部屋で寝支度をして缶ビールを飲む。ヒーターのコツが分かってきた。
【12月13日（金）、了】

【12月14日（土）、カロー滞在４日目】
午前04時台に目が覚めた。そのまま起きることにした。
昨日の反省から、シャワーを浴びる前に部屋をよく温めておいた。
07時30分朝食。今日は外のテーブルだった。

10分前から待っていると、09時00分少し前に今日のタクシーのドライバーMr.ジョジョが呼びに来た。
すぐにホテル前を出発。
ジョジョはミャンマーの若い男性にしては珍しい超ロンゲである。昔のキムタクや江口洋介よりもっと長い。
車は白タク風のカローラの中古車。

比較的平坦な道を進み、10時00分ピンダヤの市場前に到着した。
カローと比べるとさほど大きくはない。少しの間、中をぶらぶらしてみた。

そこから洞窟のある山を上り、10時20分ピンダヤ洞窟寺院（Pindaya Temple,Golden Cave Pagoda）の入り口に到着した。

有名なオブジェ。撮影スポット。

入り口で靴と靴下を脱いで短い階段を上って行った。
洞窟の入り口の窓口には、外国人は3,000チャットを支払うように書かれた表示があった。
しかし、厳しい監視をしている他の観光地（例えばヤンゴンのシュエダゴン・パヤー）と違って、とても緩やかなようだ。
基本は自己申告のようであったので、私はスルーした。
ピンダヤに来る道路の途中にも、入域料を徴収するような場所があったが、ドライバーは停止せずそのまま通過してしまった。

階段の途中からの眺望。

エレベーターで楽に上がることも出来る。

洞窟の中をゆっくり見て回り、写真をたくさん撮った。
奥の下の方へ行った時に気温が急に高くなり、かなり蒸し暑く不快だった。

かなり立派な仏塔。

11時10分エレベーター乗り場前のベンチで休憩。
湖の辺りのピンダヤの中心市街が一望できる。

私は洞窟の中にいるより、こういう景色を見る方が好きである。

車に戻ったあと、私が希望した傘工房へ向かった。11時35分傘工房に到着。
グーグルマップによると、Aung Traditional Paper Umbrella Workshopという。山を下りてすぐの場所だった。
大型バスは停めにくいのか、小さな車で観光客が何グループも訪れていた。
日本の和紙づくりと同じような工程で作業をしているところも見せてくれた。

和紙の紙漉きとほぼ同じ工程。

原料の繊維（左）と、それを叩いて柔らかくしたもの（右）。

完成した傘。

これで今日の個人ツアーを終えてしまうのはあまりにも早かったので、グーグルマップで調べたレストランに寄ることにした。
幸い、湖のほとりに良いレストランが見つかった。
11時55分、Green Tea restaurantに到着。

湖を臨むテラス席に案内してもらう。良い景色。

お通しとして出された、ふわふわの揚げせん。美味しい。

ちょっと贅沢して、エビのカレー（ミャンマースタイル）を注文。とても美味しい。
ミャンマービールは１本だけ。

☆☆☆宿泊棟のフロントにて。☆☆☆

12時50分出発。帰りの車中かなり寝ていた。
13時50分ホテル前に到着した。
今日のツアー代金40,000K（約2,960円）の残り20,000KをMr.ジョジョに払った。

18時から夕食。一昨日と同じ店。
海老サラダ。小ぶりの生の海老がたくさん入っている。程よい酸味。まあまあ美味しい。

魚のスープはハズレ。よく分からない具材。魚が美味しくない。味付けも好みでない。
ビールは大瓶２本飲んだ。飲み物を買って帰った。
【12月14日（土）、了】