2017.09 長崎弾丸24H（３）出島にオランダ坂と天主堂で眼鏡橋。半日でまわろう長崎観光。

2017/09/02 - 2017/09/03

ホテルで朝食を食べたあと、半日の長崎観光がスタートです。グラバー園とか平和記念公園とか、色々行きたいところはあるのですが、時間を考えると絞らないといけません。さあて、どうしようかな。

2020/02/10投稿

エリア 長崎市(長崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

カプセルルームでしたが、ゆっくり休みました。朝の８時に起きて、さあドーミーインの朝食です。カプセルだったのにドーミーインに宿泊したのは、一応夜鳴きそばと簡易ながら夕食が出ることに加えて、朝食バイキングでしっかり栄誉取ろうという思惑があったんです。

出島の湯 ドーミーイン長崎新地中華街 宿・ホテル

ちなみに長崎のご当地メニュー、こちらでした。回転大皿卓袱風。つまり中華料理アラカルトって感じ？
あと、長崎皿うどんもありました。

それでは9時46分、宿を出て本日の観光スタート。

飛行機出発のタイムリミットまであと6時間です。

中華街を抜けていって。

長崎新地中華街 名所・史跡

日本史での長崎と言えば、江戸時代唯一の海外との貿易港であった出島でしょう。ということでやってまいりました。

出島 名所・史跡

さて、長崎出島のホームページから、マップをダウンロードしてきました。2年半前の旅行記なので、このマップと写真を見比べながら、どこまで旅行記かけるかしら……。

東側・明治ゲートから入りましょう。旧出島神学校が料金所になっています。

出島 名所・史跡

1/15ミニチュアモデル。

昔はこうした埋立地、まさに出島だったんですねえ。今や周りも埋め立てられてしまって、当時の想像がつきませんが。

2-300年前もこんな街並みだったのかなあ。……いや、それにしては近代的か。

こちらは旧長崎内外クラブ

中はこんな風になっていますが。

全く展示内容を覚えていないので、公式ホームページを観てみましょう。「1903年（明治36年）、長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられました。
1階は長崎の食をテーマにしたレストラン、2階は居留地時代の展示を行っています。」なるほど。

ここからは、幕末の出島復元ゾーン。

どこかの建物の中。展示館になっています。

このあたりは植物が植えられているエリア。マップではシーボルト里帰り植物って書かれてるエリアでしょうか。

ケンペル・ツュンベリー記念碑。出島オランダ商館医シーボルトが来日中、先任者であるケンペル・ツュンベリーの２人の学者の偉業を顕彰して建てた記念碑です。シーボルトが残した大切なモニュメントで、県指定史跡とのこと。1826年から建ってるんですねえ。

バドミントン伝来の地！！

こちらが表門。出島の正面玄関ですね。平成二年に復元されたものだそうです。この先の表門橋から表門を通って入るのが、出島に入る感じがしていいんじゃないでしょうか。ただ、当時は表門橋が工事中だったんで通れなかったんですよね。

出島 名所・史跡

幕末ゾーンに戻ってきました。

いろんな建物があるので、順に見て回ります。ここは乙名部屋。

出島 名所・史跡

出島乙名の提灯が並びます。出島乙名は日本側の貿易事務や管理をしていた役人で、出島を築いた出島町人から選ばれたのだとか。

綿あめづくりか……。色んなプログラムあるんですね。子供向けの内容かな？

香辛料の匂いをかいでみよう！　って、あの象牙、本物なのかしら。

さて、多分この出島でメイン格となる、カピタン部屋って建物にやってきました。オランダ商館長（カピタン）の事務所や住居として使用されていた、出島で最も大きな建物だそうです。こちらはオランダ商館員の部屋

こんなところ暮らしていたんですねえ。異国で自由もきかずに暮らすのってどんな感じだったのでしょうか。

こちらは一番船船長の部屋

和なんですけど、微妙に南蛮な雰囲気があるような。

出島 名所・史跡

うーん、畳なのにベッドや机、椅子が置いてあったり、壁紙に柄が入っているあたりでしょうか。

現在でこそ、畳の部屋に机とか置いてあっても違和感ないですが、江戸時代の建物にこんなの置かれるわけないものなあ。

一階二階をつないでいる、外階段。

階段で上がってきた真正面。

２階の広いスペースはビデオブースとなっていました。

こんな部屋があったり。

食事スペースがあったり。

その料理を作っていたのが料理部屋。部屋っていうか小屋ですね。これまでの建物の名前も「部屋」＝「棟」って意味でいいのかな。　この料理部屋、MAPだとⅠ-５になるようです。端っこだな。

西洋料理をここで作っていたそうですよ。

さっきメインって言ったカピタン部屋が、あの真ん中あたりにある緑の三角形に見える階段があるところですね。
本当は、この建物がなになにで、中はこんな風に……と紹介できればよかったのですが、写真見てMAP見比べてもよくわからないや。ざっと雰囲気を楽しんで頂き、気になる方は公式ホームページ覗いてみたり、現地に直接行ってみてください（おい

史跡・出島和蘭商館跡

では、出島の見学終了。さるくちゃんに見送られまして。

水門から出島をでてきました。1時間20分ほど見学していましたね。ただいま、11時15分。

さて、これから路面電車に乗ってもいいのですが……。

歩いていきますか。国道を渡って海の方へ。

長崎県美術館 美術館・博物館

県美術館のところの公園を歩いていきます。

このあたり長崎水辺の森公園と言うのだそうです。

長崎水辺の森公園 公園・植物園

公園を抜けて、次の目的地に。そう、オランダ坂です。

ここがオランダ坂なんですねえ。子供の頃来たの、微妙に覚えています。

大浦東山手居留地跡

オランダ坂 名所・史跡

ところどころに見える昔からっぽい建物は居留所跡の名残でしょうか。

道なりに歩いていくと、石橋電停に到着。

石橋電停 (長崎県) 駅

路面電車の終点です。

で、さらに道なりに歩いていって……。

グラバー園へのエレベーター、グラバースカイロードへ。

グラバースカイロード 乗り物

斜めに動いて登っていくエレベーターです。そうそう、こんなのあったなあ。

てっぺんへ上がってきました。

ここがグラバー園の入り口。昔、子供の頃に家族で来たのに私と弟の二人だけで中に入って、閉園まで時間かけて鑑賞した覚えがあります。

今回もまた入って、じっくり鑑賞したいのですが。

大浦展望公園 公園・植物園

只今11時49分。このあとの行程を考えると中にはいってゆっくり見て回る時間はありません。いや、まあ空港までリムジンバス使えば行けるっていうのはわかってるのだけどね。

グラバー園に入るのはまたの楽しみにとっておきましょう。

で、グラバー園の隣を歩いて

世界遺産にもなった大浦天主堂へやってきました。

キリシタンの地、長崎を象徴する天主堂。

で、お察しの通り、せっかくの世界遺産ですが外見だけでここも撤退。

あくまで時間なかったからだから。入場料が世界遺産になって大幅に上がって行く気がなくなっちゃったとかじゃあ多分無いから。

いや、やはり拝観料1000円にもなると今後も行かないだろうなあ、私は。数年前まで300円だったとか知っているとなおさら。

外観だけ見たので良しとしましょう。さて、海岸の方に下っていくと……。

おお、真正面にどーんとクルーズ船。でかい！！

長崎港松が枝国際ターミナル 乗り物

ほんとなにこのデカさ。

9月3日の入港記録を調べると……。船名： ノルウェージャン・ジョイ
167,725トン、全長 333.46m、 バハマ船籍 8:00入港 16:00出港

博多から寄港、長崎の次は天津へ向かったとのこと。

ちょっとパノラマで撮影してみた。

ちなみに、昨日稲佐山山展望台から眺めたMSCリリスは 65,591トン。このノルウェージャン・ジョイの方が2.5倍くらいトン数違うんですねえ。でかいわ。

いやあ、海のないところに住んでいるとあまり感じないのですが、こうしたクルーズ船が日本の観光業界を支えているのでしょうね。

どんどんクルーズ船寄港してもらえるといいね、的にまとめようと執筆していたところで、クルーズ船における新型コロナウイルスの集団感染や船内隔離、入港拒否などが相次ぐ事態となってしまいました（2020年2月現在）。
一刻もはやく収まって、再びクルーズ船が日本を訪れられるようになってほしいと思います。

で、気を取り直して大浦海岸通り電停へ。

昔、家族旅行で泊まったホテルが長崎ビューホテルって言って、確かこのあたりだったんですが、見つけられず。この旅行記を書くにあたって調べてみたところ、ロワジールホテル長崎に改名後、2011年頃に解体され、その後写真の茶色のマンション（プレミスト大浦海岸通）になったようです。そうか、閉館しちゃったかー。

大浦海岸通電停 駅

ちなみに、先日（2020年始）帰省したときに、実家においてあった昔の財布から奇跡的に見つけた、長崎ビューホテルのテレホンカード。我ながらよくあったものだと驚きました。

石橋行きの路面電車が到着。

そして5系統の蛍茶屋行きが到着。たしか、ここから石橋までは単線になるので、ここで必ず行き違うんじゃなかったかな。

大浦海岸通

それではいよいよ路面電車に乗りましょう。長崎に到着してから21時間経ってようやくの乗車。

長崎電気軌道/長崎の路面電車 乗り物

先頭で前面展望眺めながら行きます。

低床車両も何種類かあるんですね、長崎電気軌道。広島同様、日本各地の車両が走っているイメージだったのですが。

賑橋電停で下車。今は眼鏡橋電停に改名されてるんですね。

賑橋電停 駅

それでは今日最後の観光スポットへ。

川沿いに歩いていって……。

長崎と言えば、ここのイメージなのです。眼鏡橋。

眼鏡橋 名所・史跡

ほんと、きれいな石積みですよねえ。

う～ん、めがねに見えなくもないかな？

向こうの橋も綺麗です。

下から。

今度は橋の上。

欄干

橋の上から。

ではそろそろ名残惜しいですが行きましょうか。

きれいな橋でした。

しばらく中島川を散策して、

公会堂前電停へやってきました。

市民会館電停 駅

ここも今は名前変わってるんですね。現在は市民会館電停か。
で、ここから長崎駅へ行こうとしたら、どこから乗ればいいんだ？

乗り場こうなってるのね。

つまり、長崎駅に行くにはあっちに戻らないといけないのかな。

で、どうせなら２電停分だし、歩いてしまおうと。

そもそもこの距離なので、時間大丈夫だったら歩くつもりだったんです。元々。長崎電気軌道の全線完乗は、以前の家族旅行の際にやっていますし。

桜町電停を過ぎて

桜町電停 (長崎県) 駅

12時59分、長崎駅に戻ってきました。

というわけで、半日の長崎観光は終了。あとは18切符旅行再開です。

長崎駅前電停 駅