2019/11/19 - 2019/11/25
4446位(同エリア17017件中)
葉月さん
7月のニューヨーク旅で鑑賞したブロードウェイの「オペラ座の怪人」にすっかりはまった私。
これは本場ロンドンでも観なくては!と、帰国後直ぐに航空券を手配!
折角なので席を変えて2回鑑賞しよう!折角ならユーロスターでパリに日帰りして本物のオペラガルニエも観ちゃおう!と欲張りまくりの計画を立て、行ってきました!!
感動もあれば予定外の展開に焦る場面もありましたが、大満足の旅となりました!!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どんどんエキサイトしてくるデモ集団をかき分けるようにオペラ座の建物の左側へ移動します。
テレビのレポーターが来て中継をしていたり…本当に騒然としていて怖い!
とか言いつつもしっかりそのレポーターの後ろで写ってしまったりする私…
オペラ座の内部見学に入るには左側にある入り口からになりますが~左手に来ますと結構な人が並んでいますね。 -
とはいえこの行列が並んでいる所は皇帝のパヴィヨンと呼ばれる場所で、皇帝が馬車で直接入ることが出来るように作られたオペラ座の一部!
もう気分はここから見学モード入りますね!
こんなにも行列が楽しいなんて今まであったでしょうか! -
ふと見上げると巨大なオペラ座の建物が…!
と!!
あのシルエットは…?!
なーんちゃって(笑)
でも本当にこんな影が見えてくるんじゃないかと言う雰囲気ある建物!
結局15分位して入り口に。
私はEチケットを持っていたのですが、結局この入り口で持ち物検査があるので待たなくてはいけません。
ただここを通った後はチケットがあるとスムーズですね。
たいていの人はこの後にチケットを買うために並ばないといけないようでした。 -
中は暗くて…なんなんだあの安っぽいクラブみたいな青やらピンクの照明は…
右方向の窓口で音声ガイド貸してーと言って5ユーロを支払います。
そこでなんかチケットのようなものを貰って、また更に奥のカウンターへ。
「言葉はなんだ」と言われるので「じゃぽね」というと日本語に調整したアイフォン型の音声ガイドを貸してくれます。
ここで!!
事前の調査では、この音声ガイドを借りる時にパスポートを預けないといけない!とされていたのですよ!
パスポート!それは嫌!!絶対いやよ!!
さらに音声ガイド貸し出し時のことを調べましたらクレジットカードでもよしということがわかり…
万が一紛失されても大丈夫なように、サブの、そして直ぐにカードを止めることが出来るように連絡先を確認してあるクレジットカードを「預け用」に用意していたのですよ、私は。
なーのーにー!!!
何にも必要ありませんでした…
ええ、何も。
クレカもパスポートも要求されずにポーンと音声ガイド…
なーんだ。と拍子抜けしましたねー
まあいいや、とにかくスタートします!
これ、とてもいい!!
これがなかったら結構見逃したりロスしたりしただろうなーと -
音声ガイドに沿っていくと憧れの大階段が現れます!!
うっわ!すっごい人!!!
混雑してるなー…でもこの人たちは大体団体さんなので一気に混みますがまた一気にいなくなるんですよ。 -
そうして待つこと数分…
チャンス到来!!
隣にいたどこぞの貴公子のようなヤング男子に写真を頼み…
「マスカレード~♪」
…いいじゃん、やりたかったんだもん!! -
は~恥ずかしかった!!
でもやっちゃったもんね!やっちゃったもんね!!とホクホクしながら大階段を上り、2階へ移動~
さて、今度は憧れの「5番ボックス席」を見ないとね~
頭の中はもう「オペラ座の怪人」のテーマ曲がグルングルンですよ!
じゃーん!じゃじゃじゃじゃじゃーん!!
2階に行くとボックス席の扉がずらっと並んでいます!
エリックの5番ボックス席は見つかるかしら…?どきどき -
心配することもなくすぐわかりました。
並んでいますから、ライヴァルw達が…
あらーん、エリックとのご対面、もっと静かな状況で楽しみたかったのにぃ~と身をよじるアラフィフ婆。
しょうがないのでよじれた老体でひたすら待ちます。
結構待つw
皆、どかないw -
いよいよ私の番!!
エリックーーーーー来たわよーーーー!!!
丸い窓を除くと奥にLEDでエリックのシルエットが浮かび上がるようになっています!!
この5番ボックス席は今も怪人の為の専用席になっているそうです。
ボックス席を一つ売らないでいるって結構太っ腹ですよね。
でもこういう配慮、さすが粋なフランスだなぁって思いました。
嗚呼それにしてもここが…
でもほんとあの怪人のマントを翻す姿がとーーーっても似合う雰囲気にうっとりです。
…と、ふと後ろを見ると「はよどけ」オーラ満載の人の列が…
嗚呼、エリック… -
嗚呼、エリック…(←しつこい)
-
さて、こちら、左右にそれぞれ一つづつ入れるようにドアが解放されているボックス席があるのですよ。
勿論入ります。
おおう、黄金と赤い天鵞絨のゴージャス空間!!
えーっとちなみにですね、音声ガイドで言っていたのですが、その昔、オペラ座でオペラを見に来る人と言うのはまあ特権階級の人達が多かった訳ですけどね、オペラの開演から観に来る人は「他にすることがない暇な人」と野暮扱いされたそうで、皆絶対暇人だっただろうに3幕目位からくることが多かったんですって。面倒臭い人達ですよね。
なのでオペラも一番の見どころやバレエは3幕目にする構成が多くなったと。
…そういえば「オペラ座の怪人」でも最初のアリア「Think of me」も第3幕にある設定でしたよね。
新支配人が主演のカルロッタに「第三幕にあなたの素晴らしいアリアがありますよね」と言っているし。
あと、途中カルロッタがカエル声になって急遽退場させ、クリスティーヌを代役に立てるための幕間を埋めるのにバレエを登場させるのですが、それも「第3幕より…バレエを」と言っていたし…
あー、なるほどねーって。
音声ガイドってやっぱり有効なツールですね。
とても下調べではわからないようなことまで解説してもらえるのですもの!! -
ふと見上げればそこはシャガールの天井画。
「夢の花束」…うん、なんかそんな感じ(←おい)
14人の音楽家のオペラの場面が描かれているということで下調べをしていったのですが…
もうこういう時はいちいち「あれが魔笛でーこれがジゼルでー」なんてチェックするよりはそのものをゆったりと眺めていたい… -
うっとりしながら歩いているうちに今度はグランホワイエに突入!
これもすべて音声ガイドのお導きによるものです。
このひたすら豪華な空間ですが、意外とコスパ良く作られているようでして、全部が金箔で覆われているわけではなく、出っ張っている凸部分に金箔を使い、凹んでいる部分はメッキにしてあるのだそう。
そうすることでより立体感が出るのですって。
全部金箔にしちゃうとのっぺりした仕上がりになってしまうのだそう。
なるほどねー
ちなみにこの空間には数名、姫様ドレスの人がいて案内みたいなことをしていたけど…ここのスタッフなのかな?それとも観光客狙いの写真屋(一緒に写真を撮って後でお金を要求する)なのかな?
ちょっとよくわからなかったので近づきませんでしたが、この場には非常に合っていました。さすがに。 -
ガイドに沿っていくとこんな図書館も通ることが出来ます。
いやー方向音痴な私なのでひとりだったらこれ、絶対見逃したわ。
もうね、本当にここでは音声ガイド絶対必須です!! -
こちらクロークとトイレ。
クロークは公演の時だけ稼働するのかな?この時は誰も居ませんでした。
トイレは普通ですが…あの会場内埋め尽くすお客さんに対応するには少し少ないんじゃないかと不安になりました。 -
すべてを満喫するのに2時間位ですかね。
同じところぐるぐる(しつこく)巡ったりしたのでほんとはもっと早く済むのかもしれませんが。
出口のような場所に近づくと左手にミュージアムショップみたいな入り口が。
あーここ入りたいなーこの音声ガイドどこに返せばいいのかなーと数秒フラフラしていたらそこらに立っていたムッシュウが「預かりますよ」というように音声ガイドを受け取ってくれました…つか、あの人でほんとに良かったのかしら?
まあいいや、ちゃんと返したし。
ということでショップに行きます!
ここでのお目当てはオペラ座名物のハチミツだったのですが…無かったです。「いつまでパリにいるんだ」と聞かれたので(多分)そのうち入荷はあるのかもしれませんが…
ピアノの先生やミュージカル歌手のお友達へのお土産はここで購入。
さすが、パリ、オペラ座だけあってどれもしゃれたものばかり!!
オペラ座の怪人グッズのコーナーもありました!! -
外に出るとさっきよりは少しマシになったけどまだデモ隊の人達が道路にあふれています…
やばいなー帰り、タクシーで北駅迄行くつもりなのに、この分じゃタクシー通れないんじゃ…
タクシー乗り場は4か所位チェックしてあるけど、そもそもホコ天になっていますが…
困った!!
と、とりあえずあそこに行こう!! -
オペラ座近くのスターバックス・カプシーヌ通り店。
ここ、中が宮殿みたいになっていて素敵らしいので是非行ってみたかったのです!!
ついでにスタバならWiFi使えるよね?!
この時ほどWiFiを持たなかったことを後悔した瞬間はありませんでした… -
おお!噂通り凄い内装!!
まあ今オペラ座観て来たばかりなのでちょっと地味にも見えるけど(苦笑)
まあこんな素敵な内装だけあって凄く混んでいますが私は一人なのと幸い入れ違いで席を立つ人が居たので直ぐに座れました。
そして直ぐにWiFiで帰り道を検索するも…
…おっそ!!(怒)
あーもうしょうがないなーとにかく車が通っていそうな場所でタクシーにのるしかないか、と意を決してスタバを後にします。 -
クリスマスイルミネーションに彩られたパリの街は本当にキレイ…
…とりあえず一枚撮りましたが正直もうそんな気分でいる余裕は無い!!
タクシー!とにかくタクシーに乗りたいんじゃ!!
どうやらプランタンの通りはもう車が走っている様子。
と、タクシー乗り場を必死の形相で見つけ待つも…
来ないんだよこれが!
やっと来た!と思って乗客が降りるのを待って乗ろうとするも「ノン」
ほわぃ?!ぱるすく?!絶叫するも「ノン」
ノンぢゃないよ!!ノンぢゃ!!!キーーーー(怒)
今にして思えばメトロを遣えばよかったのですが、とにかく北駅周辺は治安が悪いと聞いていたのでメトロは絶対乗りたくなかったんですよね。
この時4時50分位。
自分の予定では5時にはオペラ界隈を車で出たかったのでもう焦りまくり。
ふと脳裏に「ユーロスター乗り遅れ」という言葉が浮かび、さらに半狂乱になる私。こういう時一人旅だと抑えが効かない。
もうこうなったらホテルの前で拾ってもらうしか無い!
ちなみに私、宿泊者じゃないとそういうの頼めないと思っていたんですけど、実際は違うんですかね?
オペラ座前のインターコンチネンタルホテル・ル・グランの玄関に向かい、ドアマンのおじさまに「すんません、タクシーに乗りたいんですけど」と告げると、おじさま何とも素敵な笑顔で「かしこまりました、ここでお待ちを、マダム」(と言ったのかどうか知らんけど)とササと道路の向かいに進みなにやらタクシーを呼んでいる様子…
その間、幸せモード全開のウェディング装飾をした高級車が目の前に停まり、中から能天気な白装束のヤングカポーが降りてきて足元の水たまりにはまりながらホテルに入っていくのを一人恨めしそうな目で睨みつけるアラフィフ婆。もうこの世の幸せな奴すべてが憎い状態。
10分弱でタクシー登場。
どうやらおじさまと知り合いのドライバーらしい。
10分弱、ドアマンのおじさまを拘束してしまったお詫びと心細かった私に優しく接してくれたことへの感謝として5ユーロを札をおじさまに握手と共に手渡しました。必死の発音で「めるしー、めるしーぼくーむっしゅう」と言いつつ。 -
タクシーに乗って一安心…
さっき5ユーロを渡したのを見ていたドライバーさんが「あんた気前良いね!シノワかい?」と問うて来たので「いんや、じゃぽねだよ」と言いましたら、ドライバーさん、急に大喜びで「そうか!俺はドラゴンボールの大ファンなんだ!!」と振り返ってきました。
ジャパニーズアニメの偉大さを痛感しましたね。
そこから北駅まで一緒にドラゴンボールの歌を歌ったり、カメハメハー!!ってやったり、ドライバーさんのスマホの壁紙の悟空を見せられたり…(いや、運転中ですが・汗)
めっちゃ楽しく過ごせました。もっとドラゴンボールのこと詳しければもっと盛り上がれたなー。
夕方の渋滞でしたが無事に北駅に到着。
北駅は散々治安が悪いと脅されていましたが…なんか凄く綺麗で危険な気配が無いけど? -
「北駅に着いたら一刻も早くユーロスターのエリアに入るべし」的なことも書かれていたので急いでユーロスターの改札を目指します…が。
なんか、犬と一緒にパンを買いに来ている人とか居るし…
全然のんびりしているんですけど?
ここ、ほんと北駅なのかなぁ?
まあ油断は禁物なのでとりあえずユーロスターの改札を目指します。
表示がわかりやすく直ぐに見つかります。 -
周囲も全然明るいし…
-
あら、こんな駅ピアノまであって…
えーなんか全然素敵な駅じゃん!! -
エスカレーターで二階に上るとおなじみの電光掲示板があります。
私の便はもうゲートが開いているようですね。
待つことなく直ぐに入れました。
ああ、17時27分か…30分前の不安が嘘のようだわ。 -
さて、ここを進みますが…誰もいないなー
実は私的には大焦りで来たこの時間ですが、一般的には「1時間も早い」時間だったようです。
んーでもそれは結果的にであって!!
やっぱり旅先では早め早めが大事なのです!!
私は一度乗継便で乗り遅れるという失態を犯したことがありましてね。
結局翌日の便となってしまい、一夜を空港のホテルで過ごしたのですが、あの時の不安としんどさは筆舌に尽くしがたいものがありましたので。
もう二度とあんなしんどいことはしたくないのでありますよ。
さて、この先、パスポートを提示する場があり、荷物検査があり…と順番は忘れましたが(写真も撮っちゃダメなので)、「なにも」…そう、何も聞かれることなくすべてが進んでいきました。
いや、これはイギリスへの入国審査になるのでそれは厳しいのだろうと思っていたのですけどね。
別に何を聞かれるでも提示を求められる訳でもなく。
…なんだろ、私があまりに善良な市民オーラに満ちていたからかしら?
折角帰国便のEチケットやホテルバウチャーなんかも用意していたのに… -
ここが待合ロビー。
誰もいない…やっぱり相当早すぎたらしい。
受付の男子に問うとホームに入れるのは18:45だと…あと1時間後か…
しょうがないので残りのユーロを遣うのにコンビニのようなお店で飲み物を購入する私。 -
18時半辺りになると人が多くなってきました。
まあこの時間に駅に来ても良かったのかもしれないけど、たぶん入国審査のあたりが凄く混むはずだものね。
やっぱり早めがいいわ。
待ち疲れたころに18時45分、ホームへの案内が始まります。 -
ユーロスターのホーム。
ここは一寸暗いな。
今回も16号車なのでまた結構歩きます。とほほ。 -
はー、無事に乗れました!!
-
またしても音もなく発車。
はーこれでやっと人心地ついた…あとはもうロンドンまでぼさっとしていていいんだわ…
発車してからまた10分かそこらで夕食が提供されます。
キッシュとナントカを選べます。
私はキッシュを選択。
普通においしい。
ということは特にものすごくおいしいという感じではなかったということです。言いたいことはわかっていただけますよね? -
食後はうつらうつらしておりました。
ふと気づくともうロンドンに近いようで。
身づくろいしているうちにセントパンクラス駅到着。
これまた乗る車両を見誤ったため一番歩く…
でもいいわ、無事にロンドンに帰ってこれたんですもの!!
ルンルンと踊るように歩いてしまうアラフィフ婆。 -
嗚呼、今朝出発したとは思えない濃密な一日だったわ…
などと思いつつセントパンクラス駅のタクシー乗り場を探していると…
おお!駅ピアノを弾いている人が居る!!
うわーーーいいなぁーーー!!
かっこいいなぁーーー!!
思わず数分立ち止まって聞き入ってしまいました!! -
こちら、セントパンクラス駅のタクシー乗り場。
表示がわかりやすいので迷わず行けました。
待っている人は2組。
タクシーはすぐ来るのでさほど待たずにタクシーに乗車。
後はホテルのメモを見せればもう安心です!!
は~~さすがに疲れました!!
でもやりたかったミッションはすべて完了したし!
まあ合格でいいでしょう!!
ホテルに着いたらとにかく早くシャワーを浴びて早々に就寝。
明日はいよいよ最終日です!
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