2019/11/29 - 2019/12/02
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パックパッカーをしていた今から二十三年前の1996年夏、初めてマレーシアを訪れた。記憶が定かではないが、次のような旅程だった。
バンコク→国際寝台列車でマレー半島西海岸の国境を超える→バタワースで下車(終点)
その後、バス等でクアラルンプール、ムラカ(マラッカ)、バトゥ・パパを訪れる。
西海岸のクアンタンあたり(記憶がおぼろげ)に泊まった後、東海岸からタイ側のスンガイ・コロクへ戻る。
タイを旅する時と同様、宿の事前予約はせず、現地で交渉して泊まった。
当時の私には、なぜかマレーシアの宿泊代は高いとの先入観があり、ムラカではドミトリー、クアラルンプールではYMCAに宿泊したことをよく覚えている。タイでは決してドミトリーやYMCAには泊まらないのに。
※表紙の写真は、最初にマレーシアを訪れる前に私が買って読んだ本(当時は単行本)。女子三人の共著。この本で「ネコブル」なる言葉を初めて知った。私の海外の旅は最初からネコブルの連続である。今も出かける度にネコブルに見舞われている。(この本については、この旅行記グループの最後の旅行記で再び言及する。)
脳天気な私のマレーシア再訪、はてさてどういうことになりますやら。
※「だよねー」「まいっか」を知らない世代からしたら、旅行記の標題は頭のおかしなオッサンの戯言と思えるのであろうな。
※この旅行記グループを見て、ブックオフで「マレー半島すちゃらか旅行記」を探し求めたフォートラベラーが三人くらいいるんではないか?そんなに必死になって探す本ではなかとよ。
ちなみに私は、この旅行記グループを書くため博多駅前のブックオフで210 円で購入したと。
【旅の概要】
バンコク
↓
スンガイ・コロク
↓
コタ・バル
↓
クアラ・トレンガヌ
↓
ジョホール・バル
↓
ムラカ(マラッカ) ~この旅行記~
↓
イポー
↓
クアラルンプール
↓
バンコク
(2019.12.12記)
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☆☆☆ホテルからJBセントラルのバス乗り場へ向かう途中で。☆☆☆
【11月29日(金)、ジョホール・バルからムラカへ】
ジョホール・バルのホテルにて、05時00分のアラームで起床。
06時50分チェックアウト。デポ50RMが返金される。借りていた変換プラグを返却する。
歩いてJBセントラルのバスステーションへ向かう。下見してあったので10 分余りで到着した。 -
☆☆☆機械の使い方がよく分からず、毎回カウンターでバスのチケットを購入した。☆☆☆
07時11分ラーキンバスターミナル行きバスが発車。このバスの乗り場がわかりにくく、係員二人に尋ねてようやく分かった。
07時23分ラーキンバスターミナル到着。一度来ているので何となく安心と思ったが、そうでもなかった。
窓口で08:00発のムラカ行きのチケットを買う。発車まで間がない。このバスターミナルの構造がとても分かりにくい。
係員に聞いてようやく乗り場と乗車するバスが分かった。しかし、トイレに行ったり朝食分の食べ物を買ったりする時間がなかった。 -
発車まで15分を切ったので諦めてプラットフォームに入りバスの乗車を待つ。
発車10分前から乗客たちが集まってきた。 -
最後列の一人掛けシートだった。通路を挟んで隣は中国人と思しきガタイのいい若い男性。何となく態度が大きい。
08時05分発車。ほぼ満員だった。
結構長く寝ていた。振動はさほどでもなかった。
10時すぎにサービスエリアで一度休憩。ノンストップと表示されていたのに。10時30分発車。 -
11時02分ムラカのバスターミナルに到着した。
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トイレに寄った後、食堂でブランチ。
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フライドチキンと鶏飯。鶏飯は生姜風味。缶コーラと合わせて9.90RM(約260円)也。
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11時34分、ガイドブックに載っていた17番バスに乗る。ホテルへ行くため街の中心へ向かう。
今夜宿泊するベイビューホテルマラッカのすぐ近くのバス停で下車した。
11時50分すぎにチェックイン。 -
すぐに部屋に通してもらえた。四階のスーペリアルーム。広い部屋である。
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予約時にサイトには32㎡とあったが予想以上である。
ベッドルームと入口の間に広いキッチン&リビングがある。 -
テレビも2台。窓も大きく明るい。今年の2月以来一番良い部屋かも。これで一泊約6,063円(宿泊税抜き)。
変換プラグを使わないと日本のA型コンセントが使えないことが減点材料か。あとは大満足。内装は木目調のフローリングが基調となっていて落ち着いた雰囲気である。
しかし、この後予想外の展開が私を待ち受けていた。 -
来るときバスの中でチェックした天気予報では、今日のムラカは午後1時くらいから雷雨とのことであった。
早めに外出し、飲み物を買ってくることにする。下りたついでにフロントで変換プラグのことを聞いてみたが、貸し出し用のものはないとのこと。ホテルのすぐ隣の店で売っているという耳寄りの情報を手に入れた。 -
早速行ってみると今朝チェックアウトしたジョホール・バルのホテルのフロントから借りたものと形状は異なるがA型に対応した変換プラグが売られていた。値段は8.50RM(約223円)。
この店は、嬉しいことに冷蔵ケースの中に缶ビールと瓶ビールがびっしり並んでいた。とりあえずソフトドリンクと共に缶ビール4本を買って帰ることにした。
部屋に戻り寛ぐ。ムラカにはまだ丸々二日間滞在するので慌てて観光することもない。夕食まで部屋でのんびり、だらだら過ごすことにする(バックパッカーをしていた時の定番だった)。 -
17時過ぎに外出しようとホテルの入り口まで行ったものの、ちょうど小雨が降ってきた。風も強い。
何やら荒天の予感がする。一旦は外出を諦め、ホテル五階にあるチャイニーズレストランで夕食を取ろうと思ったが、そこは午後6時からでないとオープンしない。一旦部屋に戻る。
気を取り直して再度外出することにする。最初だけ傘を差していたが、幸い雨は止んだ。当てずっぽうに歩いたがレストランは見当たらない。
地図を確認して店のある方へ戻った。ホテルからほど近いところに何軒か飲食店が集まっていた。 -
そのうち一番人が入っているマレーシア料理の店でSeri Sahabatでナシゴレンを食べた。ナシゴレンUSAとメニューにはあった。
チャーハンと一緒に牛肉をピリ辛に炒めたものが添えられていた。美味しかった。
昼間一度入った店で買い物をして戻った。冷やしておいた缶ビールを飲んだ。
【11月29日(金)、了】 -
【11月30日(土)、ムラカ2日目】
03時00分起床。嫌な夢を見ていた。
トイレの排水が悪いことに気づく。東南アジアあるある。
今回マレーシアに来て、居心地の悪さをずっと感じている。
23年前の初訪問の際も、酒(ビール)が飲みたくて夕食は中国系の食堂にばかり入っていた記憶がある。お金の節約にもなるので、外飲みをやめるか。 -
06時40分朝食へ。4階のレストラン。朝焼けの風景が良い。ブュッフェは豚肉のメニューがない以外は私がバンコクでいつも泊まるホテルより上質である。
あれやこれやとつい食べ過ぎてしまう。 -
09時25分に外出した。
Google Mapで見つけたランドリーに洗濯物を出した。
嬉しいことに今日の12時以降の仕上り。16時30分の閉店までに取りに行けば良い。 -
☆☆☆ホテル前からオランダ広場へ向かう通り。☆☆☆
ランドリーとは反対側へ歩いてオランダ広場方面へ向かう。
今日も日差しが強い。土曜日ということもあるのか、オランダ広場の手前から観光客が多い。 -
まず、セント・フランシス・ザビエル教会に入る。前回ここに来たことは覚えているが、中に入っても記憶は蘇らない。
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建物内は荘厳な雰囲気。悪くない。
ちなみに入場無料である。 -
オランダ広場にて。
トランプマン(古い)が金粉を塗りたくったような男性の正体は不明。 -
コテコテのデコレーションを施したシクロ。観光客を乗せて走る。ムラカではこれが標準みたいだ。
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人の多い場所を抜けてスタダイスに入る。
展示内容は初見のようだ。前回来たときは建物の前まで来て、中に入らなかったかもしれない。 -
☆☆☆アジア・太平洋戦争に関する展示も。☆☆☆
展示内容が充実している。館内は冷房がほどほどに効いていて快適である。売店で隕石や恐竜の卵を売っていた。 -
その後、博物館系は避けてムラカ川のクルーズ船に乗ることにした。
ちょうど一艘出港した後で少し待たされた。後から後から観光客が来て、すぐに乗員の定員に達したようである。 -
11時55分出発、12時35分帰着。川から眺める街の風景は、とても新鮮で面白かった。
ランドマークになる高い建物のうち、見覚えのあるものがあり大体どこら辺を進んでいるのかもわかった。 -
☆☆☆ジョンカー・ウォークの入り口付近。☆☆☆
オランダ広場を経て中華街へ行く。
ラーメンのようなものを食べられる店を探したが、なかなか好適な店は見つからなかった。 -
ドリアンを使ったデザートを食べさせる店が目に入り、思わず飛び込んでしまった。
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かき氷風のデザートであり、沖縄の「ぜんざい」に少し似ているのであろうか。
昼食はこのデザートのみ。 -
夕食のため外出。昨日入った店で鶏の唐揚げ入りナシゴレンを食べた。
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コンビニでビールを買い足した後、別の中華系食堂でソバを食べた。まあまあの味。
部屋に戻り今夜もビールを飲んだ。テレビでハリウッド版のゴジラの新作を放映していた。
【11月30日(土)、了】 -
☆☆☆オランダ広場へ行く途中で。☆☆☆
【12月01日(日)、ムラカ3日目】
夜中に目を覚まし、しばらく起きていた。05時15分のアラームで起床。
06時30分から朝食へ。天気があまり良くない。
09時20分過ぎ外出。今日もずっと歩いた。オランダ広場からセント・ポール教会(ミサを行っていた)を経てサンチャゴ砦へ。 -
ムラカのストリートアート。
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ムラカ川の辺り。
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オランダ広場周辺はいつもにぎやか。
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丘のてっぺんにあるセント・ポール教会では、日曜日のミサを行っていた。
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ムラカの歴史を物語る壁の碑文。
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サンチャゴ砦には二十三年前に確かに来ている。微かに記憶が残っている。
そこからまっすぐ伸びている道路を歩く。路肩に歩道に相当するスペースがなく、交通量が多くてとても危険である。
車に接触しないよう注意を払いながら、ガイドブックに載っているポルトガル村の方へ向かう。 -
進行方向右手の道路端にポルトガル村の入り口を示すアーチらしきものが。(ひょっとしたらとんでもない勘違いかもしれない。)
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アーチからしばらく歩いていると、このような家が。
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こちらの家はクリスマスの飾り付けもしてある。
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突き当りを左に進むとこのような表示が。
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さらに奥の方へ歩いて行ったところ、巨大なキリスト像Jesus the Redeemer Statue(Google Mapの表記)が海に向かって立っていた。
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何だかリオデジャネイロのコルコバードの丘の上に立っている有名なキリスト像に酷似している。
(後で確認したら掌の向きと服の袖の襞の感じが違う。あとはそっくり。) -
☆☆☆レストラン街の入り口。☆☆☆
付近にポルトガル料理のレストランが数軒ある。どの店も昼間は営業していないのか閑散としている。
大きな駐車場があるところを見ると、車でやって来て夜ここで飲み食いする人が大勢いるのであろう。 -
レストラン街のすぐ近くの入江。今回マレーシアに来て初めて間近に海を見た。
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☆☆☆気持良さそうに眠るマレー犬。☆☆☆
元の大通りに戻り、セント・ジョンの砦へ向かう。交通量が多く道の端を歩きにくい。 -
なかなかよい場所だ。
中国系マレー人と覚しきオッチャンがココナツジュースうんたらとかなりの大声で営業してきて不快極まりない。 -
余りに不快なので完璧に無視したらオッチャンは沈黙した。
給水タンクのようなものがすぐ近くにあるのが無粋である。 -
木々に遮られているが、かろうじてマラッカ海峡の海が見えた。
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さらに歩いてブキッ・チナへ向かう。華人に縁の深い場所である。華人の墓がたくさんあるようだ。
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スルタンの井戸。
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スルタンの井戸の隣に、日本軍のムラカ(マラッカ)占領に抵抗して亡くなった華人の殉難碑が建っている。手を合わせた。
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帰る途中、丘の麓の道路端で巨大トカゲ(イグアナ?)の轢死体を発見した。
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トカゲの死体を見たあと、マレー人の墓地と思われる場所の前を通った。
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昼は近くの食堂で雲呑麺(昨夜入った店の向かい)を食べた。
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☆☆☆この部屋のキブラ。☆☆☆
13時15分ホテルに戻る。部屋のカードキーが無効になっていた。昨日の朝食後に続いてこれで二度目である。客を舐め切っているのか?
部屋の清掃と朝出かけるときに頼んでおいたトイレの修理(排水具合の改善)がなされていない。すぐに内線でフロントに連絡した。
トイレの方はツナギを着た若い男性スタッフが来て直ぐに直してくれた。(一旦直ったように見えたが、直っていなかった。)
清掃は30分経とうとするがまだ来ない。(しばらくしてから来た。)
スタッフの手が足りないのか、スタッフに対する教育不足なのか、とにかく一流のホテルにはあるまじき状態である。
14時31分雷鳴。今日のスコールは本格的かも。しれない。
睡魔に抗えず、冷房を止めた状態でベッドで爆睡した。
18時過ぎに目を覚ます。すぐ近くで落雷の模様。何度も稲光が。しばらく様子を見る。 -
19時過ぎ恐る恐る外出する。雨はまだ降っている。前を何度も通っているホテルに近いカフェに入る。
蟹のパスタ、本日のスープ(マッシュルーム)、アールグレイティー。美味しい。
酒類を注文しなければ、マレーシアの外食はかなり安上がりだと思う。 -
帰りがけに「マレー半島すちゃらか紀行」に登場する保安宮に寄ってみたが、残念ながら門が閉まっていた。
「マレー半島すちゃらか紀行」によると、ここはムラカ随一のパワースポットとのこと。
明日ムラカからイポーへ向かう前に、今日の昼間あり得ないくらい大きなトカゲの死体を見たこと、ホテルのカードキーとトイレのトラブルに見舞われたことどもの厄払いをしておきたかったのに…。
【12月01日(日)、了】
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