2019/04/27 - 2019/05/06
392位(同エリア562件中)
napaさん
平成から令和にかけてのゴールデンウィークは奇跡の10連休。はじめは沖縄の離島を旅先に考えていましたが、まったく航空券が取れず予定変更、この時期に沖縄に行ける人は超ラッキーかセレブな方々かどちらかですね・・・。北海道からは乗り換えなし、航空券も安い関西方面へ行くことにしました。
4/27 千歳から関空へ、ネモフィラ祭り
4/28 USJと街歩き
4/29 祇園から清水寺へ、伏見稲荷大社
4/30 平等院、弓削牧場
5/ 1 友ヶ島
5/ 2 南紀白浜の自然とパンダ
5/ 3 牛馬童子と那智山
5/ 4 鬼ヶ城、筏下り
5/ 5 発心門王子から熊野本宮大社へ、高野山
5/ 6 関空から北海道へ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の旅では定番となった単独行、今朝は発心門王子から熊野本宮大社まで。
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悟りを開く入り口とされる大鳥居があったという発心門王子、とくに重要視された五体王子のひとつ。熊野詣の旅人は祓い清めて大鳥居をくぐったといわれています。
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早朝5時、夜露で何もかもがしっとりと濡れています。
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道すがら小さな祠や、
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無人販売所、民家の庭先の野菜畑なんかを覗きながら歩きます。熊野本宮大社まで7kmほど、前半は山里を抜ける穏やかな道。
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竹林の中の小さな社跡、廃れてしまった祠や石仏もたくさんあるのでしょう。
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水呑王子前にはプール、昭和48年まで小学校の分校があったようです。
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小学校の敷地内に水呑王子はあったそうです。広場になっているのは校庭跡でしょうか。分校統合から50年も経つ校舎も残っていました。
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水呑の名前の通りのどを潤すことができます。お地蔵さまは腰痛にご利益があるとのこと。
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石畳と春紅葉
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どれくらいのあいだ行き交う人を見守ってきたのでしょうか。行き倒れた旅人を供養したお地蔵さま。
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ところどころお茶畑がありました。夏も近づく八十八夜、もそろそろです。私たちが住む北海道ではこの時期はまだ雪が降ることもあり、ずいぶん気候風土が違うものです。
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この地域の水を賄っていた井戸
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民家の軒先ではお茶を広げて干すところでした。天気が良ければ1日で仕上がるけれど、なかなかいい天気は続かないので、とお話を伺いました。我が家も酪農を営んでいて、牧草を乾燥させるには何度も天気予報を確認し時間との勝負になるので、お天気が相手の仕事はどこも同じですね。
朝早くから精が出ますね、お気を付けて、とあいさつを交わして別れました。 -
果無山脈、背後に続く山々の向こう側は奈良県です。
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伏拝王子跡、京都から260km、12日程度でこの辺りまでたどり着いたといいます。
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かつて熊野詣の旅人がここで大斎原を望んで、感動のあまり伏して拝んだことが伏拝王子の由来だそうですが、遥かに遠く霞んでどこなのかわかりません。
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かつては三軒の茶屋があってにぎわったという三軒茶屋跡。中辺路と高野山から続く小辺路との分岐点。
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シダの茂る石畳
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木の根道、熊野本宮に向けて緩やかな下り坂となり足取りも軽くなります。
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ついに大斎原の大鳥居が見えました。あそこまで歩いて行きます。
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祓殿王子、熊野本宮参詣の直前に最後の祓いをし身を清めた王子社跡
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摩耗した石仏
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ついに熊野本宮大社へ。
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神門をくぐって本殿へ
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左手の第一殿イザナミノミコトからイザナギノミコト、スサノオノミコト、第四殿アマテラスオオミカミを祀っています。
熊野本宮大社 寺・神社・教会
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本宮大社と那智大社で授かった熊野牛王神符、熊野の神の使いとされる八咫烏を表した烏文字で描かれた護符です。何と書かれているのか、烏の配置にどんな意味があるのでしょうか。
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参道の長い石段を下りて
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日本一高い大鳥居
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大斎原、かつては熊野川の中州であるここに上四社、中四社、下四社の壮大な社殿が立ち並んでいたそうです。
旧社地 (大斎原) 名所・史跡
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明治時代の大水害で被害を免れた上四社だけが現在地に遷され、中四社、下四社の神々は小さな石祠に祀られています。
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大斎原のすぐ横を流れる熊野川、広大な河原が広がっています。川の参詣道として人々を運び、社殿を押し流してしまった熊野川。
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さて、時刻は8時半。お弁当屋さんが朝からあいていました。
三軒茶屋 八咫烏長屋店 グルメ・レストラン
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熊野から吉野にかけての地域の名物というめはり寿司とさんま寿司。めはり寿司はおにぎりを高菜の浅漬けでくるんだもの。
急峻な峠をいくつも越える厳しい参詣道のなかにも、王子社を参拝したり茶屋で休憩したりと楽しみもあったのだろうと想像しました。かつての人々も土地ごとの名物をきっと楽しんだことでしょう。 -
家族と合流後は高野山を経由して和歌山市内へ、途中立ち寄った谷瀬の吊り橋。
谷瀬の吊り橋 名所・史跡
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河原ではたくさんの人がキャンプをしていました。
ここ、十津川村は山あいの深い渓谷に沿って集落が点在する村ですが、大斎原にあった熊野本宮大社も押し流された130年前の大水害で壊滅的な被害を受けました。その時、新天地を目指して北海道に渡った人たちは、開墾した土地を故郷にちなんで新十津川村と名付けました。 -
それにしてもすごい高さ、目がくらみそう
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高野山奥之院、駐車場から参道へ向かうと、形も供養の対象もさまざまな供養塔が並んでいました。
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杉木立の中の参道沿いには古い墓石や供養塔が隙間なく続いています。
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徳川家康の次男、秀康の石廟。あの世での住まいなのか、石造りの堅牢な建物です。
高野山奥の院 寺・神社・教会
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織田信長の墓所、ほかにも名だたる武将の供養塔がいくつもありました。
この先の弘法大師の御廟を拝する燈籠堂は撮影禁止。道内には大小2万を超える燈籠が奉納されていて、荘厳かつ密やかな雰囲気に包まれていました。 -
無縁仏を積み上げた塚。
このあと檀上伽藍にも寄りたかったのですが、あまりにも込み合って駐車できる場所を探すのもたいへんなので、宿坊が並ぶ通りをそのまま抜けました。宿坊にも泊まってみたいものです。 -
たま駅長で有名になった和歌山電鐵貴志駅、駅舎も猫の形です。現駅長のニタマはガラスケースの駅長室に在室でしたが、触ることはできないんですね。当たり前といえばあたりまえですが、ちょっとがっかり。
貴志駅 駅
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和歌山城、天守閣に続く道から夜の動物園を見下ろすことができました。
和歌山城 名所・史跡
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さすがみかんの国和歌山、売店に荷物を運び上げるモノレールもみかん畑で見かけたものと一緒です。
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10日間、ほとんど雨に当たることもなく楽しく遊びまわりました。明日からはそれぞれ学校、仕事に頑張りましょう。
おわり
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