2019/04/27 - 2019/05/06
200位(同エリア235件中)
napaさん
平成から令和にかけてのゴールデンウィークは奇跡の10連休。はじめは沖縄の離島を旅先に考えていましたが、まったく航空券が取れず予定変更、この時期に沖縄に行ける人は超ラッキーかセレブな方々かどちらかですね・・・。北海道からは乗り換えなし、航空券も安い関西方面へ行くことにしました。
4/27 千歳から関空へ、ネモフィラ祭り
4/28 USJと街歩き
4/29 祇園から清水寺へ、伏見稲荷大社
4/30 平等院、弓削牧場
5/ 1 友ヶ島
5/ 2 南紀白浜の自然とパンダ
5/ 3 牛馬童子と那智山
5/ 4 鬼ヶ城、筏下り
5/ 5 発心門王子から熊野本宮大社へ、高野山
5/ 6 関空から北海道へ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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友ヶ島への船便は込み合うことも想定して、大阪の宿を早朝出発してきました。すでに埠頭は長蛇の列で、私たちは無事9時発の1便に乗り込めましたが、少し後から来た人たちは2便以降に回されていました。4月も末だというのにこの寒空のなかで1時間も待たされるのはつらいですね。
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出航して20分ほどで緑に覆われた島が見えてきました。いまにも降り出しそうな空で濃い霧が低く垂れこめています。
第二次世界大戦が終わるまでは要塞の島として一般人の立ち入りはできなかったそうです。 -
友ヶ島は沖ノ島、地ノ島、虎島、神島からなる無人島で、汽船が到着した野奈浦桟橋から見える神島は加太の淡嶋神社の起源となる地で、原則上陸禁止だそうです。いまいる沖ノ島と干潮時には陸続きとなる虎島は修験道の行場で、閼伽井碑、序品窟、観念窟、五所の額など興味深い場所があり、また和歌山城の石垣に使われた石を切り出した石切り場もあるそうなので、ぜひとも足を延ばしてみたいところですが、天候が不安なのと干潮時でなければ渡れないそうなので、島の南半分を中心にまわることにしました。
聖地や霊場がその上に多く位置しているといわれる中央構造線が通っているこの辺りが、交通上あるいは防衛上も要衝だったというのは暗示的だと思いました。友ヶ島 自然・景勝地
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陸軍省、明治三十二年と刻まれている碑の横に古い砲弾。第三砲台、第四砲台に配備されていた8インチ砲のものだそうです。
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淡路島や四国も見えます。
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照葉樹の茂る岩だらけの無人の島のなかで車も通れる立派な道路を歩きます。旧陸軍が築いたものでしょうか。
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人工的に彫られた防空壕?倉庫?
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あちこちの岩場に穴が開いています。
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将校宿舎跡。600人もの兵隊が駐屯していたそうです。
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煉瓦造りですが、内部は日本家屋の雰囲気。
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宿舎と発電所跡。
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将校宿舎の奥には藤の花に彩られたトンネルがぽっかりと口を開けていました。
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トンネルの向こうには、
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第三砲台跡
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戦後70年を経て、なおも当時の姿をとどめる弾薬支庫跡
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人の幅しかない細い通路、何のためのものだったのでしょうか。
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通路や格納庫と思われる小部屋が迷路のように連絡しています。
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突然、鬱蒼とした森のなかに出ました。
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井戸のような構築物、亡霊が出てきそうな廃墟感
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砲座部分への開口部
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砲座跡。同様の構造が4か所、それぞれに2門ずつで、28センチ榴弾砲8門を据え付けていたそうです。明治29年(1896年)配備完了。
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時を経て水のたまった砲座
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途中にあった用途不明の建物
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トイレ?
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孝助松海岸
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またも洞門が口を開けていました。
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冒険気分で潜り込んでみるとトンネルになって向こう側に抜けられました。
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何か大きなコンクリートの構造物の上に抜け出ました。
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第二砲台跡
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第二次大戦後爆破処理されたそうですが、非常に堅牢かつ重厚な作りで、それだけ重要な軍事拠点だったことがうかがえます。
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もう誰もくぐることのない開口部と階段。建物を覆う蔦が時間を感じさせます。
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友ヶ島には闇に乗じて大阪湾に侵入しようとする船舶を照らす探照灯、潜水艦のスクリュー音を察知する聴音所などの施設もありました。
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蛇ヶ池。かつてこの池にあった底なしの洞穴に棲む大蛇が夜な夜な悪行を働いていたものを役行者が封じたという伝説が残っているそうです。
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かつては何軒も宿泊施設があったようです。
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自然のなかに埋もれていく廃墟
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島の半分もまわれず時間があればまだまだゆっくりしたかったのですが、歩き疲れお腹もすいてきたので友ヶ島をあとにしました。
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加太に戻って、淡嶋神社
淡嶋神社 寺・神社・教会
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ありとあらゆる人形、置物が奉納されています。
せっかくなので和歌山市内で和歌山ラーメンを食べて今日の宿へ向かうことにします。 -
宿に家族を下ろした後はひとりでドライブ。入り組んだ海岸線と海に迫るみかん畑。
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みかんの花は開花目前でした。
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途中の海釣り公園。何人も釣り客がいましたが、何が釣れるのでしょうか。
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立厳岩
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白崎海洋公園、石灰岩が浸食され特異な風景を生み出しています。
道の駅 白崎海洋公園 公園・植物園
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晴れていれば白い岩と青い海が映えたことでしょう。
昨年の台風の高波で大きな被害を受けたようで、石灰岩が防波堤のように取り囲んでいる鉄筋コンクリートの施設は窓ガラスがすべて割れたまま、コテージなどはすべて閉鎖、道の駅は商品も少なく閑散としていました。自然の力のすごさを感じるとともに、地震、台風、火山、日本のどこで大災害が起きてもおかしくない時代になったように思います。 -
みかん山にモノレール。北海道では決して見ることのできない景色。
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有田川温泉鮎茶屋。お造り、しゃぶしゃぶ、天婦羅、骨せんべい、太刀重、地元で水揚げされた太刀魚料理が並びました。
つづく・・・太刀魚料理 by napaさん有田川温泉 鮎茶屋 ホテルサンシャイン 宿・ホテル
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