2019/10/12 - 2019/10/14
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goemonpさん
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秋の連休に山形の温泉に癒されに行ってきました。
「癒され」に行ったつもりだったのですが、折しも日本列島を大型台風19号が襲っていたころで、山形は直撃コースには入っておらず多少の影響はあっても何とかなるだろうと甘く考えていたところ、なかなかスリリングな経験をする羽目になってしまいました。
もちろん直接被災された方々にしてみれば屁のような経験ではありますが、やはり自然の力をなめてはいけないと改めて気づかされました。いつもの旅のお供、我が家のマスコット桜文鳥の雛ぬいぐるみ、ゴエモンも反省。
ゴエモン「危ないと思ったら引く勇気も必要だね。」
Part1は山形市内観光と銀山温泉編です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
つばさ121号で8:57山形駅着。
山形に来たのはたぶん20年ぶりくらいです。
ゴエモン「山形新幹線はかっこいいね。」 -
駅にはレゴ製と思われる山形新幹線の模型もありました。
-
駅のコインロッカーに荷物を預け、山形市内を街歩き。
歩いて回れる程度の範囲に観光施設が固まっているので、街歩きにちょうどいい規模の街です。 -
まずは山形城(またの名を霞城)にやってきました。
天守は存在せず、石垣も一部しかありません。創建は古く15世紀で、かつては50万石を超える大藩の城であったため、規模はなかなかのものですが、その後山形藩の石高が大幅に減ってしまったため、江戸時代も後半になるとろくに整備もできず荒れたままになっていたようです。
明治以降は陸軍の駐屯地として使われたり、運動公園として整備しようとした時期もあったようですが、現在は史跡公園として再整備するとの方針で、写真のように門の一部などが復元されています。 -
城の敷地内には県立博物館や市立郷土館など山形の歴史を物語る施設もあります。こちらは県立博物館。最大の目玉は国宝「縄文の女神」と呼ばれる土偶です。
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博物館入り口近くにどどんと鎮座する「縄文の女神」。
2メートルくらいありそうな大きな木像です。
ゴエモン「ずいぶん大きな土偶なのだな。」 -
と思ったら実物は大きさ45センチくらいのものでした。
とはいえ2千年以上前のものですから、これだけ完全な形で残っているというのは奇跡的です。
ゴエモン「ちょっとイメージ違ったけど貴重なものなんだね。」 -
こちら国宝指定書です。
土偶として国宝指定されているものは日本全体で4件だけなのだそうです。 -
山形といえば山の中というイメージがありますが、1300万年ほど前は海の底だったのだそうで、なんとクジラの化石が見つかっています。
ゴエモン「秩父にもメガロドンの化石があったな。日本中かつては海の底だったんじゃないの。」 -
もちろん現代では山が多い土地柄なので、ツキノワグマの剥製も。
ゴエモン「剥製じゃなかったら僕は一巻の終わりだ。」 -
県立博物館を離れ、同じ城跡内にある市郷土館に向かいました。
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こちらは1878年に病院として設立された「旧済生館本館」がこの地に移設されたものです。三層の楼を有する擬洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。
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なぜか「首洗い石鉢」などという病院に似つかわしくない史跡もありました。
城跡に後から移設してきたので、もとの城跡の史跡と場所が重なってしまっているのでしょうね。 -
済生館の中庭です。
ここはなんとなく和風な感じ。洋風と和風が折衷した建築がこちらの建物の見どころです。 -
創建当時はオーストラリアからローレンツという医師を招き、医学校を併設して明治初期の日本の医学に貢献する人材の育成に努めたそうです。
当時の医学生たちの成績表や、病院で使っていた医療用具なども展示されており、なかなか見ごたえのある展示となっています。 -
次なる山形市内観光の目的地は山形県郷土館「文翔館」。
1916年に建設された旧県庁舎と議事堂です。こちらも国の重要文化財。
まるでヨーロッパの宮殿か何かのような立派な建物です。
土木事業を強引に推し進め「鬼県令」と呼ばれた山形県初代県令三島通庸が建築した初代県庁舎が火災で全焼したため、二代目は耐火性を重視して建設されたのだとか。 -
ベランダからは山形の商業の中心地七日町につながる大通りがまっすぐに伸びています。
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大広間でしょうか。
ちょっと地方の(失礼)お役所の建物としてはびっくりする豪華さです。今こんな豪華な県庁を造ろうとしたら、きっと「税金の無駄使い」だという人が続出するでしょうね。時代を感じます。 -
こちらは知事のお部屋。これまた赤絨毯で立派な造り。
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ゴエモン文鳥は人間世界では知事にはなれないんだよ。
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そのほか警察部長の部屋とかいろいろありますがいちいち豪華。きっと明治時代はお役人は今よりずっと威張っていたのでしょうね。
こちらは会計課の展示。今でいうOLが課長さんに怒られているところ?
服装が違えば、現代のオフィスでもよく見られそうな光景です。 -
文翔館の中庭はまるでヨーロッパのお城の中庭のようです。
ゴエモン「ここで写真を撮ってヨーロッパに行ってきましたと言ったら信じる人がいるかもね。」 -
こちらは議場です。
現代ではコンサート会場などとしても使われているようです。
このほか郷土の歴史等についての展示もあり、なかなか見る価値のある施設でした。 -
お腹が減ってきたので山形名物の冷やしラーメンの元祖栄屋本店さんにお邪魔しました。冷やしラーメンはこのお店で昭和27年に発明されたのだそうです。
ガイドブックなどにも載っている有名店なので、始業時間15分後くらいに行ったのに雨模様にも関わらずすでに10人くらいお客さんが並んでいました。
並びたくない人は早めに行くことをお勧めします。 -
こちらが名物冷やしラーメン。
スープはあっさりして飲みやすい。ごま油を使っているのでコクもあって美味しかったです。 -
次の目的地は将棋の駒の生産で有名な天童市。
街のいたるところに将棋や将棋の駒にまつわるスローガンやオブジェが設置されています。
ゴエモン「ポストにまで将棋の駒のオブジェがあるな。」 -
なんと歩道には詰将棋の舗装が。
難しくて解けませんでした。。。 -
駅舎まで将棋の駒をモチーフとしたビルになっています。
この中には将棋資料館があり、将棋の歴史や世界各国の将棋に似たゲーム等、様々な展示があり将棋の好きな人には楽しめる内容になっています。
残念ながら館内の写真撮影は不可。
この辺から台風の接近にともない、徐々に雨脚が強くなってきたので、早めに宿に向かうことにしました。 -
本日のお宿は銀山温泉の藤屋さん。
一時期アメリカ人の女将さんがいて話題になったことも。
大正ロマンで売っている銀山温泉の中で、改築により一軒だけ隈研吾さん設計の和風モダンな建物になったことでも、いろいろと話題になった旅館です。
個人的には外見はそれなりに温泉街の雰囲気にもマッチする建物だと思いますが。。。 -
著名な建築家隈研吾さんのデザイン力は、外装よりむしろ内装に顕著に発揮されているように思います。
間接照明の使い方が上手く、フォトジェニックな雰囲気です。 -
軒先にはお洒落なカフェも。
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こちらはお部屋の様子。一番安いグレードの部屋だと思いますが、こちらも照明の使い方が上手く、旅館というよりホテルライクな印象です。
お洒落なのはいいのですが、収納や金庫、冷蔵庫などが全部壁の中の収納に組み込まれており、デザイン優先で取っ手などがはっきりしないため、慣れるまではどこに何があるのか、どこをどう開ければ金庫があるのかわかりにくいのはちょっとストレスでした。 -
天井に使われている古木は、きっと建て替え前の旅館のものを使っているのでしょう。まるで「ビフォーアフター」のようです。
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お風呂は趣きの異なる貸切風呂が5種類。
特に予約等は必要なく、空いていればどこに入っても可。入ったら鍵を閉めるのを忘れずに。
こちらはひばのお風呂(だったと思う。)なんとも素敵な雰囲気。 -
なんだか日本の温泉ではないようなお洒落さです。
カップルなどによさそうですね。
右下に我が家のもう一羽のマスコットコンちゃんが浮いていますがよく見えないですね。 -
こちらは地下のお風呂。
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コンクリート打ちっぱなしの階段を降りて行くと。。。
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浴槽と洗い場があります。
こんな特色のあるお風呂が5種類楽しめます。 -
お風呂から上がって我が家の鳥どもと嫁とビールで酒盛り。
至福の瞬間です。この時には今後起きることなど予想もしていませんでしたが。。。 -
午後から台風のせいで徐々に雨足は強まっていたのですが、夕暮れ時に短時間だけほとんど雨が上がった時がありました。
しめたとばかりに銀山温泉の夜景見物に出かけます。
ゴエモン「きれいだね。」 -
こちらはよくガイドブックなどでも出てくる能登屋さん。
やはり夜は一番絵になる旅館ですね。 -
こちらは藤屋さん。夜もお洒落。
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さて夕食をいただきましょう。
食前酒の県産ワインを味わいながら先付けをいただきます。
なお今回はお料理少なめのコースを選んでいます。 -
お造りも美味。
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お造りとなれば、当然日本酒にスイッチ。
地元のお酒出羽桜を注文。 -
岩魚の塩焼き。
中央の火はあくまでディスプレイ用で、岩魚そのものはすでに焼きあがっています。日本酒とのマリアージュが最高。 -
〆は山形名物の芋煮鍋。
お料理少なめプランとはいいながら、芋煮が結構おなかにたまるので、内容的にも量的にも満足できる夕食でした。 -
さて窓の外は、と眺めてみると、台風の接近に伴って雨はだんだん強くなってきており、宿の目の前の銀山川の水量も徐々に増えてきているようです。
少々嫌な感じはしましたが、この時点ではあまり危機感はありませんでした。 -
食後のフルーツとお茶を楽しんでいるところ。
今から思うと誠にのんきなものでしたが、そもそも温泉にはくつろぎに来ているわけで。。。 -
夜8時を回ったころから、雨は一層強くなり、銀山川の水位も目に見えて上がってきました。
地元の消防団のような人たちも走り回りはじめ、にわかに風雲急を告げる温泉街。
さてgoemonp夫婦と二羽のマスコット、ゴエモンとコンちゃんの運命やいかに。
続きはPart2を待て。
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