2019/10/12 - 2019/10/14
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goemonpさん
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秋の連休に山形の温泉に癒されに行ってきました。
「癒され」に行ったつもりだったのですが、折しも日本列島を大型台風19号が襲っていたころで、山形は直撃コースには入っておらず多少の影響はあっても何とかなるだろうと甘く考えていたところ、なかなかスリリングな経験をする羽目になってしまいました。
もちろん直接被災された方々にしてみれば屁のような経験ではありますが、やはり自然の力をなめてはいけないと改めて気づかされました。いつもの旅のお供、我が家のマスコット桜文鳥の雛ぬいぐるみ、ゴエモンも反省。
ゴエモン「危ないと思ったら引く勇気も必要だね。」
Part2は銀山温泉の夜(?)と羽黒山、鶴岡観光です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
-
夜9時前くらいになっても雨は一向に弱まる気配もなく(台風が来ているのだから当たり前ですが。)、部屋で気をもんでいると宿の人がやってきて、「避難勧告が出るかもしれないので、準備をお願いします。」とのこと。
お酒もすっかりさめてしまい、身支度して待っていると、やはり避難勧告が出たとのことで、温泉街のすべての旅館が、順々に避難所に避難すると告げられました。
地元消防団の誘導もあり、日本人らしくみな粛々とマイクロバスに乗り込み、避難所へ向かうことに。 -
地元の廃校になり今は地元の健康増進センターとして使われている小学校へ避難。
温泉でのんびりする予定が、なんと避難所生活体験をすることに。 -
地元の役場の人が水や毛布を配ってくれました。
もちろんとても快適とは言えませんが、いつもテレビで見ているだけの災害に被災された方々の避難所生活のご苦労を少しだけ理解することができたような気もします。 -
一夜明けて台風も去り。6時ころには宿に戻れることに。
避難したときと同様、みな整然とマイクロバスに乗り込み順々に宿に帰還。 -
銀山川は相変わらず濁流がすごい勢いで流れています。
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宿に帰ると朝食が用意されていました。
あんな状況にも関わらず温かい朝食を用意してくれた宿の心づくしに感謝。また休日にも関わらず、我々の避難のためいろいろ準備をしてくれた地元の役場の方々にも感謝。
やはり命を守る行動を心がけなければなりません。 -
台風の去った銀山温泉街を散策。
昼間の能登屋さんです。 -
銀山川を上流まで登っていくと、滝があってものすごい勢いで濁り水が流れていました。
かつて大正年間に銀山川が氾濫し下流の温泉街の旅館に壊滅的なダメージを与えたことがありました。その後に再建された温泉街の建物が現在の大正ロマンを売り物にしている温泉街の旅館群となっています。
もちろん現在はダムもあり、昔のような氾濫が起きる可能性はほとんどないでしょうが、やはり自然の脅威には謙虚であるべきでした。 -
こちらは鏝絵が印象的な古山閣さん。まるで美術館のようです。
銀山温泉はインスタ映えのするスポットが沢山。 -
思いもしなかった避難所体験をさせてもらった銀山温泉を離れ、羽黒山に向かいます。
途中道の駅モモガミの里に立ち寄り。 -
この道の駅はどういうわけか韓国風の道の駅です。
特に歴史的に韓国とこの地域につながりがあったわけではなく、近年農業面等での交流があったことを記念するもののようですが、なぜ山形県に韓国風の施設?となんとなく違和感はあります。そのせいか客もまばら。
土日は韓国レストランなども営業しているようです。 -
昨日の台風による大雨のせいで、「さみだれを集めて早し最上川」の最上川も濁流がごうごうと流れており芭蕉の俳句の風情はありません。
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道の駅の敷地内にはすべりどめ観音なるものもあります。
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ちょっととってつけたような神社で今一つありがたみはありませんが。。。
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暑かったのでソフトクリームをいただきました。
黒ゴマアイスはなかなか美味。 -
出羽三山の一つ、羽黒山にやってきました。
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羽黒山は修験道の山として古くから信仰を集め、今も参詣する人向けの宿坊街があります。
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天皇陛下即位の年とあって、あちこちに祝天皇陛下御即位ののぼりが立っています。
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五重塔や本殿に向かう杉並木がご神域の雰囲気を醸し出しています。
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杉並木の山道を少し下ると、様々な神様が祀られているお社がありました。
ゴエモン「日本には沢山の神様がいるんだね。」 -
こちらは祓川に流れるご神橋。
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橋からは須賀の滝を拝むことができます。
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滝も川も台風のせいで増水気味。向こう岸に渡るのにはちょっと危険を感じます。
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羽黒山の爺杉。樹齢は千年を超えるそうです。
かつては婆杉もあったそうですが、1902年に倒れてしまったそうで、今は一人ものの杉というわけですね。 -
国宝の五重塔が見えてきました。
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幸運なことに五重塔の内部特別拝観ができるとのことなので、拝観することにしました。
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残念ながら内部は写真撮影不可ですが、さすがは国宝だけあって平安時代の創建とされるにも関わらず、なかなか精巧な造りになっていました。
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杉並木をそのまま進んでも本殿には行けるのですが、1時間以上かかるのと、道が台風のせいで少々ぬかるんでいるので途中で引き返し、車で本殿の三神合祭神殿まで行くことにしました。
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こちらが三神合祭神殿です。
出羽三山それぞれをお参りするのと同じだけのご利益がこちらをお参りすることで得られるという大変お得な神社です。
ゴエモン「神様のバーゲンセールだね。」 -
世界平和を祈ってゴエモンの記念写真。
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羽黒山で世界平和と家族の健康とついでにお金持ちになれるように祈願した後は、お腹が空いたので鶴岡の三幸寿司さんでお昼をいただきました。
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こちらは鶴岡でも屈指の老舗のお寿司屋さんのようですが、なかなか美味しいお寿司でした。
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腹ごしらえができたところで、鶴岡市内をぶらぶら観光します。
鶴岡は人口12万人ほどですが、かつては庄内藩14万石の中心都市であったこともあり、いろいろ史跡が多く見どころも多い街です。
史跡だけではなく、近年は鶴岡サイエンスパークなど、バイオ系のベンチャー企業を集積させる試みもしているようです。 -
1903年に創建されたというカトリック天主堂があります。フランス人牧師の設計によるロマネスク様式の教会で、国の重要文化財。入館は無料です。
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協会内に飾られているマリア像は日本唯一の黒いマリア像とのことで、大変貴重なもののようです。
ゴエモン「だからといって僕の顔まで黒くしなくてもいいじゃないか。」 -
これは教会にはつきものの懺悔室ですね。
ゴエモンも懺悔しなさい。
ゴエモン「ごめんなさい。昨日餌をつまみぐいしました。」 -
教会のつぎはかつての藩校跡である致道館を訪ねました。
東北地方では唯一現存する藩校跡だそうです。 -
なかなか立派な門構えです。
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こちらが正面入り口。
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時間割を見ると舎生(大学生レベル)は6時から22時まで自主学習とあり、高校生レベルは16字まで学習、その後は武芸となっています。
小・中学レベルでは古典について読み書きを学ぶのがメインだったようです。
さすがに藩のエリートを育てる学校だけあって、きちんとしたカリキュラムが組まれていたのですね。
ゴエモン「僕はとても卒業は無理だな。」 -
こちらは大正天皇の即位を記念して建てられた「大寶館」。
市立図書館としても使われていたそうですが、現在は市に関する資料を展示する施設になっています。 -
こちらは庄内地方の歴史的建造物を移築した致道博物館内にある旧西田川郡役所。明治の擬洋風建築の傑作とされています。
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こちらは旧鶴岡警察署。
鬼県令三島通庸が警察の威厳を示すために作った建物だそうです。 -
こちらは取調室です。ゴエモンのいる場所が取調官のいる場所で、板の間の下が容疑者のいる場所ですね。
やはり江戸時代のお白洲のイメージがありますね。
ゴエモン「皆の者面をあげい。」 -
どういうわけかボーイズラブ風のキャラが館内においてありました。
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いろいろあった二日目でしたが、本日の宿「時の宿すみれ」に無事到着。
こちらは山形牛のコース料理が名物のお二人様だけの宿がコンセプト。
続きはPart3にて。
ゴエモン「お二人様だけでなく二羽もいるんだけど。」
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