最終日　やっぱり出ました　パリのスリ( ﾟДﾟ)

2019/11/06 - 2019/11/06

いよいよ最終日です。帰国便は19：30発なので半日ゆっくりできます。中国国際航空は昼の便で帰ったこともありますが、それですと最終日はただ帰るだけになってしまいます。

最終日はアミアンに行こうかとも思いましたが、それはまたの日にしてパリの行ったことのない場所を歩くことにしました。

エリア パリ(フランス)

スーツケースをゲストハウスに置いて、最終日の街歩きを楽しみます。

今日は最後の最後で、メトロのスリにも遭遇しました( ﾟДﾟ)

最寄りのGabriel Péri駅で、Mobilisを買います。7.5ユーロ。

11号線のRambuteauで降り、ポンピドー・センターにやって来ました。

駅近には、あまり典型的ではありませんがパッサージュがありました

ポンピドー・センターです。中には入らず。

むこうにサン・ジャックの塔が見えます。

リヴォリ通りを西へ歩きます。

サン・ジャックの塔まで来ました。もとは教会の鐘楼だそうです。

熊のモニュメント。

パレ・ロワイヤルにやって来ました。

記念写真をとる人々。

ルーブル美術館の裏を通ります。

コメディ・フランセーズ前の、Louvre Rivoli駅入口の飾り付け。

メトロでStrasbourg St-Denisまでやって来ました。

一度見たかったサン・ドニ門。

むこうにサン・マルタン門があるはずですが、今回はパス。

サン・マルタン運河を見ようと、Républiqueにやって来ました。

歩く方向を間違え、水のないところに来てしまいました。

運河はもう少し先でないと見えないようです。

そのかわり、ペタンクに興じる人達を眺めることができました。

この後ゲストハウスに戻り、スーツケースとザックを回収しました。

ゲストハウスから北駅に向かいます。Gabriel Périから13番線でPlace de Clichyまで行き、2番線に乗換えBarbès Rochechouartで4番線に乗換え、次の駅が北駅です。

メトロでは、ドア付近は危ない場所と言われています。おそらくスリにとって、逃げ場を確保できる場所なのでしょう。しかしこの日は混んでいましたので、私はスーツケースの上にザックを置き、ドア側にもたれていました。この方が皆さんの迷惑にならないですし、メトロの揺れに対しても対処しやすいからです。

スリは二人組で、4番線のPigalle駅でドアが閉まる直前に飛び乗ってきました。一人は私の体にすり寄る形となり「Sorry, sorry.」と話しかけてきます。その時第二の男が、持っていた黒い服を私のザックの上に覆い被せました。

ところが黒い服を私に気付かれ、ニラまれてしまいました( ﾟДﾟ)　フォートラの皆さんの中には電車内のスリを見破られた方もたくさんおられると思いますが、こういう時、スリは虚ろな目で中空をみつめ「ここは何処？私は誰？(*_*)」という表情をしませんか？

左の男は固まってしまい、私と目を合わせないようにして動きません。黒い服は私のザックを覆ったままで、なんとも不自然で、まるで「オレたちスリです(^_^;)」とでも言っているようです。

私が男の目の前で手で黒い服をどけると、ザックの一番上のジッパーは見事に全開でした。「この野郎、やりやがったな！」とばかりに二人を見ます。フランス人ではなさそうでした。電車はかなり混んでいて、二人は動けません。次のAnvers駅で、扉が開くやいなや逃げていきました。

今まで電車の中でスリにポケットに手を入れられたことが3回（パリ1回、ジェノバ1回、たしかジュネーヴ1回）ありますが、ニッコリ笑い返してきたのはジェノバの女で、あとの二人は私から目をそらしました。
→「スリはデッキにいる」
　　https://4travel.jp/travelogue/11188678

私はジュネーヴのスリには「Have you found anything in my pocket？」と声をかけた事があり、今度そんな目にあったら「Poor technique！ You need more training！」と言ってやろうと思っていましたが、いざとなると声が出ません。後から思えば、事後にはなりますがデジカメで写真か動画を撮ったら面白かっただろうと思いますが、これができたら余裕ありすぎですね。

彼らはメトロの車内で私に目をつけ、一度別のドアから降りて再び乗ってきたのか、それともPigalle駅ホームでカモを探していて私を見つけるや瞬時に乗ってきたのかわかりません。前者ですかね？

ザックの上の部分にはティッシューとサングラスが入っていましたが、どちらも無事。ジッパーを開ける動作には、全く気付きませんでした。

北駅からはRER-B線でCDG空港に向かい、帰国しました。

パリのメトロではスリへの注意を喚起する日本語アナウンスも流れていますが、スリのために不愉快な思いをされパリには行きたくないと思われた方もおられることでしょう。

YouTubeにたくさんアップされていますが、アジア人以外もやられるようです。私のような男でもねらってきますし、今回はザックを前に持っていてもねらってきましたから、何でもありです。パリも東京の次のオリンピック開催予定ですから、なんとかしてくれるといいですが。ちなみに私は路上でもポケットねらわれました。
→「オペラ座のスリ：The Pickpocket of the Opera」
　　https://4travel.jp/travelogue/11126230

ホントにしょうもない話ですが、少しでも皆さまの参考になればと思っております。

2019フランス・ロンドンの旅はこれにて終了です。
お読みいただき、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• wakupaku2さん 2019/11/20 22:00:43

  危機管理能力!!

  falcon38さん
  
  初めまして。
  ハラハラドキドキしながら読ませて頂きました。よかった・・撃退できて。
  すぐれた危機管理能力。お見事です。
  
  「スリのために不愉快な思いをされパリには行きたくない」→私です。メトロはトラウマで乗れません。囲まれて大枚を取られてしまったけど・・輪ゴムで縛った大枚だったから、一緒に入れてたパスポートもクレカも取られなかった・・
  
  他の旅行記も、スーツケースの番号、他の場所でのスリ遭遇記、為になる話が一杯。
  
  スピードのある文章とイラスト、ひきこまれました。
  
  フォローさせて頂きますね。

  falcon38さん からの返信 2019/11/21 07:52:20

  RE: 危機管理能力!!

  
  wakupaku2さん、こんにちは。この度はフォローをありがとうございます。
  
  私はフォートラの皆さんの旅行記に刺激を受け個人旅行を始めましたので、自分でもトラブル等は旅行記にして皆さんに見ていただければ大変うれしいです。
  
  スリ・詐欺などは実害もさることながら狙われること自体が腹立たしいですが、ボラれることと同様旅行者としての洗礼を受けています。でもポジティブに考えること、またケガ等なく「無事これ名馬」をモットーに旅することを目指したいと思っております。
  
  これからもどうぞよろしくお願い致します。
  
  falcon38