2019/09/30 - 2019/10/10
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Wakurinさん
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職場の上司の方がペルー人の奥さんと国際結婚しており、なーんとなくペルーという国に興味を持ち始めたけど、そんな遠い国を訪れるなら長期間の休みが必要だし、そもそもペルーなんてどんな見どころあるんだってネットで調べたら、「そやそやん、マチュピチュとナスカの地上絵があったんや!」という事に気付き、「まぁいつかは行ってみたいなぁ」という漠然とした気持ちしかありませんでした。
そしたら、諸般の事情で夏休みをずらし、有休を組み合わせて10日ほどの休みが貰えそうなことが判明しました。そうなると、「これは是が非でも行かねば!きっと神様から与えてくれたチャンスだ!」、と思いつつ、計画を練り始めてみました。
まず航空券に関して言えば、日本から直接アメリカ経由という形で手配すると相応の値段がするので、やはり日米間はマイレージを使おかなぁ…と思っていました。ところが、ある日何を思ったのかスカイスキャナーで「インチョンーリマ」で設定して調べたら、往復10万円を切るディールを発見!しかもアメリカン航空だと、道中米国内で宿泊する必要もなく、しかもマイアミーリマ間はコードシェアという形でまだ未乗のLATAM航空のフライトも経験できるという至れり尽くせりの内容で、それでいて93,000円という信じられない価格だったので、とりあえず座席を押さえました。
そして、日韓間(関空ーインチョン)に関しては、以前に貯めていたユナイテッド航空のマイレージ利用という形でアシアナ航空のフライトを別途手配。更には、リマ―クスコ間の往復は何社か現地のLCCのサイト予約を試みようとしましたが、どうも接続が上手く行かず、結局こちらもLATAM航空ですが格安価格で手配出来る便があったので、それを同社の公式サイト経由で予約しました。で、こんな具合で旅程が完成しました。
☆1日目
関空10:50発-(アシアナ111便)-12:40着インチョン17:25発-(アメリカン/AA280便)-16:10着ダラス/フォートワース19:30発-(AA2189便)-23:23着マイアミ
☆2日目
マイアミ01:55発-(LATAM2461/AA7711便)-06:43着リマ9:45発-(LATAM2015便)-クスコ11:08着
☆5日目
クスコ14:29発-(LATAM2122便)-リマ15:55着
☆9~11日目
リマ21:55発-(AA918便)-04:52着マイアミ07:10発-(AA2575便)-09:18着ダラス/フォートワース10:55発-(AA281便)-15:15着インチョン19:20発-(アシアナ116便)-21:05着関空
とまあ、かなり過激な内容となりました。まぁ、元来「乗り鉄」、「乗り空」が趣味なのだし、実質12万ほどでクスコ迄往復できるのだし…大したことないだろうと、この時点では軽く考えていました。
ひとまず、当日はお家をAM7:00過ぎに出発、関空には9:00前には到着して、取り敢えずインチョンまでお世話になるアシアナ航空のチェックインカウンターへ向かいます。幸いほとんど人は並んでおらず、窓際の座席も確保できたので、二時間足らずで初秋の空の下、何事もなくインチョンに到着しました。
全く別の航空会社に乗り継ぐ関係で、韓国国内にはいったん入国、税関検査を通過しました。次のダラス/フォートワース行きのアメリカン航空(以下AAと表記します)のチェックイン開始までの時間を利用して、ターミナル内のレストランでお腹を満たしておきます。
そうこうしているうちに、AA281便の搭乗時刻となり、12時間余り機内で過ごし、とにかく時差ボケ状態にはならぬように「食っては寝れるように」努力しました。
そして、今度はダラスからマイアミまではAAの国内線で移動します。一向に出発しそうな気配が無いので、どうしたものかと思っていたら、キャプテンから「他の便の手荷物を積んだ可能性があるので、リチェックのため、出発を見合わせる」などという信じらせないアナウンスが、結局マイアミには1時間半ほどディレイで到着。現地時間ではゆうに0時を回っていました。
同空港の果てしなく広いターミナルをマラソン選手の如く移動して、リマ行きのLATAM航空のフライトに滑り込みで乗り込ませて貰う。貧乏性ゆえ機内食だけは頂戴して、ウトウトしているうちに今まで見たことのない風景が機内からも見渡せます。興奮したのもつかの間、今度はスーツケースがまだマイアミで積み残されたという事が判明。LATAMのスタッフは(実に)丁寧に応対してくれたが、あれもこれも全て、AAのフライトが遅れたばかりに引き起こされたトラブルで、本当に「責任者出てこい!」という気分です。
そして、第5ランナー(!)は同じLATAM航空の国内線に乗り継いでクスコに向かうのですが、乗った瞬間、座席が狭い、ファブリックは剥げてる、機内は汚い(決して掃除が行き届いてなかったという訳ではありません)のですが、一時間ほどのフライトなので我慢出来なくなる前に目的地に到着したのは不幸中の幸いでしょうか…。そして、現地時間の午前11時ごろにクスコの空港に到着です。関空を出発してから、実に丸一日半以上が経過しました。
さて、ターミナルを出ると、タクシードライバーがわんさか駆け寄って来ます。自分の場合、Airbnbで予約した普通の民家に向かうので、タクシー以外移動手段が無く、なんとか宿泊先の場所まで、30ソル(約1,000円足らず)で交渉成立しました。別にこの時点では決して高いとは思わなかったのですが、あとからこれは凄く”ぼったくられて”いた額であることに気付くことになります。心配さてていた高山病も、日本出発前にダイアモックスを処方して貰えたので、出発の2日前くらいから飲み始めていたので全く症状は現れませんでした。やはり、メディカル関係は Made in Japan が一番信用出来るのでしょうか…。
ともあれ、半端なくの長距離を移動したので、疲れを取り除くべく数時間ほど、その御宅に早めに部屋に通して貰えたのを幸いに、お昼寝がペルーに踏み入れて最初の活動となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空 ラタム航空 アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは、第一ランナーであるアシアナ航空インチョンに向かいます。機種は最近JALにも導入されて話題になっているA350型機です。
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最近の日韓情勢を反映してか、機内は空いていました。
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乗り継ぎ時間を利用して、インチョンのターミナル内のレストランでお腹を満たしておきます。エコノミークラスの機内食では空腹感を満たせないのは、過去の経験から学んでいますので。
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いよいよ、アメリカン航空でダラス/フォートワース空港に向かいます。半日以上の間、機中の人となります。
仁川国際空港 (ICN) 空港
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しばらく、アジア系料理は食えないだろうなぁ、と思っていたらいきなりビビンバ定食が機内食に出てきました。但し、チョコレートムースと組み合わせるのが如何にもアメリカ系のキャリアーです。
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難行苦行(?)の末、やっとダラス/フォートワースの空港に到着です。まだまだ先は長いぜ~。
ダラス フォートワース国際空港 (DFW) 空港
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ダラス/フォートワースからマイアミは国内線での移動です。当該便は20分の遅れと最初は表示されていたので、「まぁ、これくらいならば日常茶飯事だし…」なんて何も気にしていませんでした。
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夜の帳もすっかり落ちてまさしくナイトフライトだなぁ、なんてこの時点では悠然と構えていました。
しかも、窓の外に目をやれば昔のアメリカンの塗装を施した機体も見えたりして、「いい雰囲気じゃん」なんて一人悦に浸っていました。 -
ところが、マイアミにはあろうことかに1時間半も遅れて到着しました。降機してから恐怖のマラソン大会が始まるのであります。
マイアミ国際空港 (MIA) 空港
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結局、本当の滑り込みでマイアミからリマへ向かうLATAM航空2461便に搭乗することが出来ました。でも、CAさんを含めて誰も気にしている様子はありせんでした。
日本のそれも国内線、もっと言えば羽田ー伊丹のフライトとかならば思い切り白い目で睨まれて、気まずい思いをするのですけどね…。 -
搭乗後1時間半ほどして、機内食が出てきました。LATAM航空名物(?)のワントレイ・ミールです。晩飯、夜食?もう何が何だか分からない状態ですが、完食いたしました。
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いよいよ、リマ・ホルヘチャベス空港に到着です。タラップからの降機でした。ボーディングブリッジよりこちらの方が機体を真近に見られるので、迫力もあって良いなぁ、と思いますね。
ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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ところが、私のスーツケースはマイアミでの積み替えに間に合わなかった様で(トホホ)、でもLATAM航空の係員は2日目後くらいにはちゃんと宿泊先に届ける様にするから、ときちんと応対してくれました。
実際、2日後にちゃんとスーツケースは届けられました。 -
今度はクスコに向かうべく、ペルー国内線のフライトに乗り換えです。こちらもLATAM航空での運航なのですが…。
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うっ!足元は狭い、シートは如何にも使い込まれた様子です。まるで「空飛ぶローカル線」という感じ。身長166㎝、足の短い私がそう思うのですから間違いありません(笑)
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いつの間にか離陸しました、南米でも有数の大都会・リマの市内の風景が視界に飛び込んできます。
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クスコの空港にアプローチしますが、標高が高いので何だか山の上に迫っていく感じです。
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やっとクスコに到着です。でも、何だか既に一つの旅が終わった感じです。
アレハンドロ ベラスコ アステテ国際空港 (CUZ) 空港
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クスコ空港のターミナルの外観です。観光地の空港にしては、意外と素っ気ない造りです。私の場合、いきなりタクシードライバーと交渉という難題(?)が待ち構えているのでした。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- お黙り!さん 2019/11/02 08:36:34
- 初めまして
- Wakurinさん、はじめまして。
わ~~~、凄いわ!自力でペルーに行くなんて。しかも、格安航空券を見つけて、お見事です。でも?そうですよね、南米の航空会社?!あてになりません(笑)
ただ、ペルーの素晴らしさは変わりないので、これも「話のネタ」になるので良しとしましょう。楽しませて頂いています。
マリー
- Wakurinさん からの返信 2019/11/03 20:58:50
- こんばんは!
- > Wakurinさん、はじめまして。
> わ???、凄いわ!自力でペルーに行くなんて。しかも、格安航空券を見つけて、お見事です。でも?そうですよね、南米の航空会社?!あてになりません(笑)
> ただ、ペルーの素晴らしさは変わりないので、これも「話のネタ」になるので良しとしましょう。楽しませて頂いています。
> マリー
マリーさん、初めまして!
この度はメッセージをありがとうございます。
小生の場合、極力費用をケチってその分、渡航回数を多くしよう、というのがポリシーなので最初からパックツアーは検討しません(笑)。ですが、格安航空券を探すのは楽しみの一つなので…。でも、ネットがなかった頃は中小の旅行代理店でいちいち電話で問い合わせていたことを思うと本当に便利になりました。
それと、今回大幅な遅れを出したのは、北米のアメリカン航空のチョンボで、ラタム航空は定刻通り運行していました。まぁ、一番定刻通り運行して貰えるのはJAL or ANA です。但し、チケット代は通常ベラボーに高いですので…。
ともあれ、今回のペルー旅行は本当に印象に残ることが多かったので、ぼちぼちですが続編を作成しますので、また楽しんで貰えれば幸いです。
Sincerely,
Tetsuya Waku
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