九十九里浜散策（２）・・片貝漁港の海の駅九十九里と蓮沼海浜公園展望塔・飯岡潮騒ふれあい広場を訪ねます。

2019/10/23 - 2019/10/23

南側の太東埼と北側の屏風ヶ浦の海食崖(かいしょくがい)の浸食防止工事（波消提の設置）、および、南端の太東港と北端の飯岡漁港の防波堤工事によって、九十九里浜への土砂供給が激減しており、九十九里浜の海岸浸食は深刻な状況です。

南側の一宮海岸の対応を見てみると、
ヘッドランド（人口岬）の設置 → 陸上・海上への土砂の投入 → 養浜試験（砂浜幅40m、海中再生など）実施中。

北側の飯岡海岸の対応を見てみると、
護岸堤の設置 → 離岸堤（テトラポット）の整備 → なぎさリフレッシュ事業（砂浜の拡大、緩傾斜護岸など）実施中。

飯岡海岸の南側に位置する野手浜海岸を見てみると、
直立護岸・消波提（テトラポット）の設置 → ヘッドランド（人口岬）の設置（砂浜再生）→ 効果見えず・・次の手は。

九十九里浜の南側と北側から、海岸浸食との厳しい戦いが続いています。

エリア 九十九里(千葉)

片貝漁港です。
九十九里浜のほぼ中央、作田川の河口に作られた漁港で、イワシ・サバ・アジ・ハマグリなどが水揚げされます。

海の駅九十九里です。
海の駅九十九里は、九十九里浜で水揚げされたイワシやハマグリなどの水産物・水産加工品、新鮮な農産物・お惣菜・工芸品の直売や郷土料理が食べられるフードコート、さらに九十九里町のイワシ漁文化の歴史を学べる「いわし資料館」を備えた施設です。

全国で唯一の青い丸型郵便ポスト「幸せの青いポスト」と全国に多数ある「幸せの鐘」です。

海の駅九十九里の名物「いわしの水槽」が10月4日より復活しています。
9月8日の台風15号の停電で、水槽の魚が全滅し展示を休止していました。

イワシの群れ3,000匹が泳いでいます。
左上にアジも泳いでいます。

いわし資料館です。
イワシの食文化コーナーでは、伝統的な加工食品や、地域の郷土料理などを紹介しています。

「地曳網の変遷」の解説と大地曳網漁を行う「真網船、逆網船」の模型です。

片貝から干鰯(ほしか)を輸送した「海陸のイワシロード」の解説と海上輸送で活躍した「五大力船」の模型です。

大漁を祝う際に、船主や網元から漁師たちに贈られたという晴れ着「万祝(まいわい）」の風習は、九十九里浜を中心とした房総半島ではじまり、太平洋沿岸に広く伝わりました。

「漁の道具」の展示と船づくりの文化を解説しています。

直売コーナーです。
水産加工品や新鮮な農産物・お惣菜・工芸品などを直売しています。

竹久夢二「宵待草」詩碑です。
「待てど暮らせど来ぬ人を、宵待草のやるせなさ、今宵は月も出ぬさうな」。夢二が訪れた九十九里町は、「宵待草」発生地のひとつです。

蓮沼海浜公園展望塔です。
太平洋を一望できる展望塔は、高さ約30mあり津波避難シエルターを兼ねています。

頂上の展望台です。
展望台までは無料で登れます。エレベーターはありません、階段を徒歩で登ります。

蓮沼(はすぬま)海岸です。
東日本大震災で被災した防風林の再生も進んでいます。

南側の眺望です。
真下に「ビッグウェーブ」が見えます。

北側の眺望です。
真下に「変わり種自転車乗り場」と「ゴーカート乗り場」が見えます。

野手浜(のではま)海岸です。
ヘッドランド(人工岬)の離岸流の注意看板が目を引きます。

ヘッドランドの右側（南側）は、砂浜が広がっています。
太東岬がまだ見えています。

ヘッドランドの左側（北側）は、緩傾斜護岸ですが、すぐ先の護岸は大きくえぐられ海食が進んでいます。

刑部岬に近づいてきています。

「飯岡海岸護岸竣工碑」です。
飯岡海岸の浸食は鎌倉時代から始まり、江戸・明治・大正・昭和・平成と、飯岡住民と海岸浸食の闘いが続いてきました。

「下永井海岸なぎさリフレッシュ事業」の解説版です。

飯岡海岸護岸竣工記念碑、展望台、刑部岬です。

飯岡海岸には、離岸提（テトラポット）が続いています。

「潮騒ふれあい広場」のレストハウスです。

「旭市飯岡津波被災の碑」です。
2011.3.11の東日本大震災で、旭市は13名の犠牲者と2名の行方不明者をだしています。

漫画家「ちばてつや」は旭市飯岡で少年時代を過ごしています。
「矢吹丈：あしたのジョー」の石像です。

「力石徹」の石像です。

飯岡漁港の親水型防波堤（海釣り公園）です。
飯岡漁港は、九十九里浜の北端に位置しています。

防波堤の右側（南側）に、九十九里浜が続いています。

中央が太東岬か？
確認出来ません？
空にはフェニックス(不死鳥)雲が現れました！！

防波堤の左側（北側）が、飯岡漁港と刑部岬です。