九十九里浜散策（１）・・釣ヶ埼海岸の東京オリンピックサーフィン会場と、サンライズ九十九里・九十九里ビーチタワーを訪ねます。

2019/10/23 - 2019/10/23

九十九里浜は、砂と海と空が作り出す雄大な自然です。南は一宮町の太東埼から延々66km、北は旭市の刑部岬にいたる弓形の海岸線には、岩礁一つない砂浜が続いています。

外洋なので波は荒くサーフィンの適地が多数、サーファー天国となっています。一宮町の釣ヶ埼海岸はサーフィンの聖地で、東京五輪2020・サーフィン会場になりました。

首都圏から近いことで多くの海水浴場があり、紀州の漁師の漁法として伝えられた地曳網漁が、観光の目玉として今も行われています。サンライズ・サンセットも人気です。

九十九里浜には、38ケ所の〇〇海岸と29ケ所の海水浴場、12ケ所のサーフスポットがあります。日本の白砂青松100選、日本の渚百選、日本三大砂丘に選定されています。

エリア 九十九里(千葉)

太東漁港と太東(たいとう)海岸です。
太東漁港は、九十九里浜の南端に位置しています。

九十九里浜の釣ケ埼(つりがさき)海岸、一宮(いちのみや)海岸が見えています。

上総国一宮、玉前(たまさき)神社の鳥居です。
玉前神社の神様とその一族が年に1度再会する場所とされており、毎年9月、上総十二社祭り（上総裸まつり）が行われます。

釣ケ埼海岸の志田下(しだした)サーフスポットです。
東京五輪2020・サーフィン会場予定地です。会場および周辺整備工事が急ピッチで進んでいます。

志田下では、サーファーが練習中です。
明日10月24日(木)に、JPSAのショートボード第7戦が開催される予定です。

太東埼が見えています。
サイファー撮影用の巨大望遠レンズを構えるカメラマンも！

一宮海岸では、大規模な九十九里浜再生試験工事が行われています。
ヘッドランド(人工岬)の設置に続き、陸上及び海中への土砂投入を実施、砂浜幅40mと海中の再生も目指しています。

九十九里有料道路の一宮休憩所です。
九十九里有料道路は、一宮町新地から九十九里町片貝までの17.2kmで、通称「波乗り道路」と呼ばれています。

投網をする漁師像やパーゴラ、築山・あずまや等があります。

一宮川の河口です。
九十九里平野南部を流れる二級河川です。

白里(しらさと)海岸です。
九十九里浜の全体が展望できます。

水平線左に突き出ているのが太東埼(たいとうさき)です。

九十九里浜の豊海(とようみ)海岸、片貝(かたがい)海岸が見えています。
水平線右に突き出ているのが刑部岬(きょうぶみさき)です。

「サンライズ九十九里」です。
建物がとてもユニークな国民宿舎です。全ての部屋から太平洋の大海原が一望できます。

展望大浴場、室内温水プール、テニスコート、グランドゴルフ場なども楽しめます。

エントランスです。
海の見えるレストランでのお食事も人気です。

お土産コナーです。
地元で収穫された新鮮な野菜やいわし製品に代表される豊富な海産物、九十九里地域の名産品やこだわりの逸品が並んでいます。

「山幸のあさりめし」です。
昼食用に大盛り450円を購入、大粒のあさりを堪能：お勧めです。

「智恵子抄詩碑」です。
詩人で彫刻家の高村光太郎の妻・智恵子は、昭和9年(1934)5月～12月に九十九里浜の真亀で療養しています。光太郎は毎週欠かさずに東京から訪ねてきて、智恵子を見舞いました。

「千鳥と遊ぶ智恵子」の詩文です。
人つ子ひとり居ない九十九里の砂濱の砂にすわつて智恵子は遊ぶ。 無數の友だちが智恵子の名をよぶ。 ちい、ちい、ちい、ちい、ちいーー 砂に小さな趾（あし）あとをつけて千鳥が智恵子に寄つて來る。

「千鳥と遊ぶ智恵子」の詩文続きです。
口の中でいつでも何か言つてる智恵子が、兩手をあげてよびかへす。ちい、ちい、ちいーー兩手の貝を千鳥がねだる。智恵子はそれをぱらぱら投げる。群れ立つ千鳥が智恵子をよぶ。ちい、ちい、ちい、ちい、ちいーー

「千鳥と遊ぶ智恵子」の詩文続きです。
人間商賣さらりとやめて、もう天然の向うへ行つてしまつた智恵子のうしろ姿がぽつんと見える。二丁も離れた防風林の夕日の中で、松の花粉をあびながら私はいつまでも立ち盡す。

九十九里浜の真亀の海です。
太平洋の海原はあくまで青く、寄せては返す白波は帯のよう、弓なりに伸びる広大な砂浜は、果てしなく続いています。

東金九十九里道路の今泉休憩所に建つ、「千鳥と遊ぶ像」です。
東金九十九里有料道路は、東金市台方から九十九里町真亀までの10kmで、真亀JCTで九十九里有料道路に接続しています。

高村光太郎・智恵子「千鳥と遊ぶ像」です。
千葉県道路公団が東金九十九里有料道路の開通を記念して作ったモニュメントです。

豊海(とようみ)海岸に建つ、九十九里ビーチタワーと不動堂海水浴場監視塔です。
全長66kmの九十九里浜のほぼ中間地点です。

高さ22mの九十九里ビーチタワーは、巻き貝をモチーフにしたニュニークが展望台です。

パラグライダーが着地！

まだ海水浴客？
空にはカモメ！
弓を描く九十九里浜！

空には積雲(わた雲)！
九十九里町の海水浴場が続いています。