青いウズベキスタン2019年9月(1/6)準備・旅程・往路編

2019/09/18 - 2019/09/25

9月18日出国、25日帰国の6泊8日（成田前泊を含めると7泊9日）でウズベキスタンへ行ってきました。成田～タシケントはソウル経由のアシアナ航空。現地ではANUR TOURを利用してヒヴァ、ブハラ、シャフリサーブス、サマルカンド、タシケントを観光。車での長距離移動が多かったのと、日中はかなり暑かったため後半はバテぎみでしたが、思い出に残るとても楽しい旅となりました。

エリア タシケント(ウズベキスタン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

◆旅の準備
時計を少し戻した、5月のゴールデンウイーク。4月下旬に1泊2日で四国の高松へ行っただけで、残りの日々は自宅で旅に出たい欲望と戦っていました。そのため、たっぷりある時間は秋の旅先をどこにするか調べることに。その中で、2018年2月からウズベキスタンがビザ免除になっていることを知ったのでした。

元々シルクロード好きだった私。ウズベキスタンはいつかは行きたい国でした。そして旅行時期について調べると、秋だと9月か10月が気候的に良さそう。ウズベキスタンは内陸の国なので、1日の気温差が激しい所です。9月は日中は暑い、10月は朝夕は肌寒いようなので、寒いのが嫌いな私は9月の旅行を決心しました。

言葉の問題もあり、ウズベキスタンを1人で旅するには不安があったので、現地のANUR TOUR（日本の代理店はシルクロードトラベル インフォメーション センター）を利用し、ヒヴァ、ブハラ、シャフリサーブス、サマルカンド、タシケントを周遊することにしました。現地までの空路はANAにマイルを加算できるアシアナ航空を選択。エコノミークラスながら、足元がゆったりできるプリファードシートを利用しました。ウズベキスタン国内移動は、飛行機、車、鉄道の組み合わせです。そんな旅の日程は次の通りです。

◆旅程
▽9/17(火)0日目
　成田前泊
▽9/18(水)1日目
　空路ソウル経由でタシケントへ
　OZ 107 NRT 0900 - 1130 ICN（成田～ソウル：アシアナ航空）
　OZ 573 ICN 1700 - 2020 TAS（ソウル～タシケント：アシアナ航空）
　タシケント泊
▽9/19(木)2日目
　ヌクス経由でヒバ観光
　HY 011 TAS 0725 - 0905 NCU（タシケント～ヌクス：ウズベキスタン航空）
　ヒバ泊
▽9/20(金)3日目
　陸路ヒバからブハラへ（移動日）
　ブハラ泊
▽9/21(土)4日目
　ブハラ観光
　ブハラ泊
▽9/22(日)5日目
　陸路ブハラからシャフリサーブス経由サマルカンドへ
　サマルカンド泊
▽9/23(月)6日目
　サマルカンド観光後、高速鉄道でタシケントへ
　SKD 1728 - 1944 TAS
　タシケント泊
▽9/24(火)7日目
　タシケント観光後、空路ソウル経由帰国
　OZ 574 TAS 2220 - 0855+1 ICN（タシケント～ソウル：アシアナ航空）
▽9/25(水)8日目
　OZ 106 ICN 1545 - 1815 NRT（ソウル～成田：アシアナ航空）

◆旅行本編
▽9/17(火) 0日目
経由地ソウルへ向かうアシアナ航空の出発が朝早いので、成田で前泊です。横浜シティエアターミナル（YCAT）からリムジンバスで成田空港へ向かいます。

横浜シティ エア ターミナル 乗り物

バスの出発は12時40分。YCAT～成田の乗車時間は1時間40分位なので、横浜駅でお弁当を買っておきました。崎陽軒の「横浜チャーハン」です。チャーハンが冷めていても美味しく食べられるので、結構お気に入りです。

成田空港第2ターミナルに到着。

成田空港第2ターミナル 空港

仕事の疲れを取ってから出発したかったので、2階のラフィネでマッサージ。

体がほぐれたら、無料の送迎バスでホテル日航成田へ向かいます。

10分余りでホテル日航成田へ到着しました。予約はワンハーモニーのポイント利用です。

ホテル日航成田 宿・ホテル

部屋はコンフォートダブルの予約でしたが、コンフォートツインにアップグレードされました。

それでは部屋の紹介。まずは、窓からの眺望です。10階だったので、空港に降りる飛行機を眺めることができました。

窓の横にはソファー。

テレビは、このクラスのホテルとしては小さめ。

ポットと緑茶、紅茶のセットが用意されていました。水はワンハーモニー会員の特典で1本。

冷蔵庫は空。

トイレはバスルーム内にあり個室ではありません。

バスタブは、まずまずの大きさ。

洗面所はシンプル。

アメニティセット。

部屋チェックが終わったら入浴タイム。入浴剤は持ち込みです。

お風呂上りは、ビール。お店はホテル11階にある地元の「ほかけ鮨」です。

旅行前のホテル泊では、通常コンビニ弁当とかの簡単なもので済ませます。しかしながら今回は、台風15号で千葉県内に大きな被害が出ているため、旅人として少しでも役に立てればと思い、ホテル内の地元店で夕食にしたのでした。

まずは鰹の酒盗と酢の物。どちらも少し食べてしまったので、盛り付けが崩れています（すみません）。

メインは握り寿司の盛り合わせなのでお酒は日本酒。

最後に赤だしと緑茶。

続いては、ホテル11階のサンセットラウンジで寝酒。

サンセットラウンジ グルメ・レストラン

ワンハーモニー会員特典の無料ドリンク券で、IWハーパーのロック。

眺めがいいので、お酒が進みます。ブラントンのロックで〆たら、部屋に戻っておやすみなさい。

▽9/18(水) 1日目
おはようございます。出発の朝です。

ホテルの周辺を散歩しようと思ったのですが、予想外に車が飛ばしていたのでホテルに戻りました。

アシアナ搭乗便のカンターオープンは朝7時。ホテル1階にあるローソンで朝食を購入します。

朝食はサンドイッチにヨーグルト、そしてトマトジュース。新聞はワンハーモニー会員特典です。

6時45分ごろチェックアウト。

空港まではタクシー。ワンハーモニーのエクスクルーシヴ会員特典で無料です。

日航成田の無料タクシー送迎の予約は3日前まで。私が気づいたのは2日前だったので、予約をしないでホテルに入ったのですが、チェックインの際「手配できますのでご利用ください」と、嬉しい案内がありました。

成田空港第1ターミナルに到着しました。

成田空港第1ターミナル 空港

アシアナ航空のチェックインカウンターは南ウイングです。

カウンターは7時オープン。5分前に到着すると、エコノミークラスには既に行列ができていました。

自動チェックイン機を操作していると、係員が私のチケットを確認にきました。すると空いているビジネスクラスの列へ案内されました。私はANAの平会員ですし、座席はエコノミーですから、プリファードシート（アシアナでは「足楽シート」と呼称）の効果かもしれません。

預入荷物にもスターアライアンスのゴールド会員タグが付けられました（写真はタシケントのホテルで撮影したものです）。

チェックインが短時間で終わっても、成田空港の保安検査場は7時半オープンです。特にすることもないので、行列に並んで時間が来るのを待ちます。

保安検査と出国手続きを終えたので、プライオリティパスで入場できるKALラウンジで休みます。26番ゲートの近くに入り口があります。

コンセントのある壁際の席でオレンジジュースを頂きます。カップの麺や味噌汁、おにぎりもあります。窓の向こうに見えているのは、エアロメヒコの機体です。

搭乗開始時刻に合わせてゲートにやってきました。

ソウルまでお世話になる機体をパシャリ。

機内に入りました。足楽シートにはシートカバーに「Preferred」と記載されています。

足元ゆったりですが、完全に伸ばせるほどではありません。出発は5分早い8時55分でした。

食事は1種類。照り焼きチキンでした。味は普通で完食（ワッフルはインチョンの空港内で食べました）。

インチョン国際空港（第1ターミナル）には10分早い11時20分に到着。

仁川国際空港 (ICN) 空港

タシケントへ向けての乗り継ぎのため、到着フロア（2階）から出発フロア（3階）へ移動します。

搭乗券確認と保安検査を終えたら、上の階へ移動します。

ラウンジへ向かうため4階へ上がってきたところ、免税品をパッキングする人で通路が溢れていました。機内持ち込みサイズのスーツケースは大きくないので、皆さん必死に詰め込んでいました(;'∀')

インチョン国際空港内にはプライオリティパスで入れるラウンジは複数あります。今回は42番ゲート近くあるSKY HUB LOUNGE West Wingに入ります。

まずは、ピーチ味のお茶とミネラルウォーター。

続いては、赤ワイン。

お昼は、炒飯と鶏唐揚げの甘酢餡かけ、フレンチフライにパンプキンスープ。

タシケントへ向かう飛行機の搭乗時間が近づいてきたので、出発ゲートに向かいます。ゲートはEast Wingの7番。West Wingから遠いため早めにラウンジを出ました。

途中、民族衣装を着た行列に遭遇したり、

琴の演奏を聴いたりしながらの移動でした。

搭乗ゲートに到着しました。

タシケントまでお世話になる機体をパシャリ。

この便もプリファードシートです。

足を完全に伸ばすには、非常口席じゃないとダメなようです。出発は17時02分、ほぼ定刻です。

食事はビーフとチキンの選択。チキンを選択したところ、パスタだらけに(;'∀')

この時、左側に座っている韓国人・趙さんが80%韓国語、10%ずつ日本語と英語で話しかけてきたのですが、部分的にしか話が分からないので、通路を挟んだ席に座っている趙さんの同行者、金さんが英語で通訳して話しました。趙さんは文化財関係の仕事をしていて、ウズベキスタンは9回目。私の旅行コースなど話をしていると、サマルカンドの宿が同じホテルと判明。それなら一緒に焼酎を飲もう、と趙さんから日韓交流を誘われたのでした。趙さんは機内で食事は受け取らず、代わりにスナックをもらってビールを3本飲んでいたので一晩中飲まされると怖いな、と感じつつ、私がホテルに着いたら連絡することにして、趙さんと金さんの名刺を受け取ったのでした（その時の話はサマルカンド編で書きます）。

到着前の食事は四角い紙の箱に入ったピザ。私は箱を変に開けてしまったのですが、趙さんが、プルアップ方式の開け口が付いているのを教えてくれました。

まもなくタシケント国際空港に到着です。窓から遠くに見えているのは、テレビ塔です。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

座席が前の方だったので、行列無しのイミグレへ。何も質問されることなくスタンプが押されてすんなり手続き終了。

両替はイミグレを抜けて、左右両端にあります。両替できる通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、日本円です。私はユーロで両替しました。為替レートは、私が旅行した時期だと100スム≒1.14円でしたが、窓口のレートはあまり良くありませんでした。このため現地で買い物をする際は、両替の手数料をざっくりと加味して、ゼロを2個取った数字を1.2倍して日本円に置き換えました。例えば10,000スムは、100×1.2＝120円といった感じです。

なお、出発ロビー（2階）にも両替所が1ヵ所あって、そこで再両替が可能ですから、外貨からスムへの両替時に渡される証明書は保管しておいてください。

SIMは手荷物受取所内のツーリストインフォメーションで売っているそうですが、私はAmazonでMTX Connect社のSIMを購入、事前にモバイルルーターにセットアップして出発しました。

スマホにはソフトバンクのSIMを入れたままにして、両社の電波状況を確認しましたところ、スマホが接続する「Ucell」は比較的郊外でも電波を拾いました。モバイルルーターの接続先「UZ Mobile」は都市部でしかつながりませんでした。もし、SIMを現地購入されるのであれば、Ucellが良いと思います。Ucellはタシケントなど一部地域で4G接続試験が始まったようなので、その点においてもUcellが優れていると思います。ただし私が電波状態を確認した時には両社とも3G接続でしたから、速度は遅かったです。

私のスーツケースが出てきたのは、飛行機が空港に到着してから40分後でした。スタアラゴールドのタグでこの経過時間ですし、ベルトの回りには沢山人が残っていましたから、荷物が出てくるのが遅い人は到着後1時間ぐらいかかるのではないでしょうか。

空港からは車でホテルへ向かいます。

この日の宿は、ホテル アスター タシケント（Hoterl Aster Tashkent）です。

15分ほどでホテルに到着しました。

2階のキングベッドの部屋が用意されていました。

窓際にはテーブルとソファーが2脚置かれています。

テレビはNHKワールドも入りました（写真に映っているのはCNBCです）。水は500CCが1本。電気ポットも備え付けられています。

冷蔵庫は空。

クローゼットにはバスローブとスリッパが入っていました。

こちらのホテルはまだ新しいようで、トイレや洗面所をはじめとして全体的に綺麗です。

バスタブは無く、シャワーのみです。

シャワーを浴びたら、寝酒に日本から持ち込んだ黒糖焼酎を飲みました。そして、おやすみなさい。《ヒヴァ編につづく》