2019/09/25 - 2019/09/25
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さっとん姉さん
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2019年9月下旬、メーホンソーンを再訪した。
その後26年ぶりにチェンラーイなどのタイ北部の町を旅した。
パドゥン・カレン族以外のタイ北部に暮らす山岳少数民族の暮らしぶりを見てみたくなった。
メーホンソーン到着翌日の個人ツアーでは、「地球の歩き方」(タイ、2019~2020年版、2019年02月20日発行)に載っていない、なおかつネット情報も乏しい、ミャンマーとの禁断?の国境へ。
その場所には、メーホンソーン市街から日帰りで往復が出来る。
パスポートのチェックもVISAも必要なく、国境を歩いて越えミャンマー側のシャン族の村を訪れた。
さてさて、今回もどのようなことになるやら。
(2019.11.07加筆)
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【09月25日(水)、メーホンソーン3日目、今日もツアーへ】
午前02時少し前に目が覚め、しばらく起きていた。明方少しうとうとする。昨日の朝と全く同じパターンである。
今朝はアラームの音できちんと起床することにした。 -
午前7時少し前に1階の食堂へ行くと、昨日とうってかわって大勢のゲストがいた。
昨夜は2階を中心に団体さんが宿泊したみたいだ。タイ人の中年からやや若い男女。何かの仕事やイベントが催されるのであろうか。
ビュッフェ形式になっているが、おかずはなく、タイ式のお粥とチャーハンのみ。オレンジジュースとコーヒーとデザート。
好物のお粥をお代わりして満足した。 -
☆☆☆最初に登り始めたリス族の村へのアプローチ。未舗装。雨が降るとここを大量の水が流れ落ちるのでは。☆☆☆
08時55分に旅行会社のオフィスへ行くと、すでにMr.チューとドライバーさんがスタンバっていた。すぐに出発する。
今日こそ、リス族の村と黒ラフ族の村を訪問する。
09時36分、最初のスポットであるリス族の村に着く。メーホンソーン市街からさほど遠くない。
Mr.チューが最初に選んだ村へのアプローチの道は、奥で閉鎖されて通行不能だった。バイクに乗った若者が通りがかって教えてくれた。 -
こちらがリス族のクンパテュエンKung Pa Tueng村への唯一の入り口。
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私とMr.チューは、もう一つの正式な入口から上がった。バンは最初に降りた場所からその入り口の方まで来て待機していた。
何のことはない、最初からそこへ車で行けば良かったのである。アスファルトの舗装道路を10分ぐらい歩かされた上、さらに正式な入口からは上り坂の泥道を15分ぐらい歩いて登って行った。 -
村への途中の道端に、リスの人々の宗教儀礼に関するもの(紙などで出来た小さな祭壇?)が置かれていた。
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後で知ることになるが、Mr.チューはトレッキングのガイドもしており、山道などを歩くのが好きなようだ。
ちなみに、三か月前には日本の若い女性二人のガイドをして、泊まり込みのトレッキングを行ったそうである。
トレッキングのシーズンは、雨季ではなく本来は11月から2月がベストとのこと。 -
ようやく村が見えて来た。
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伝統的なリス族の家。ミャンマーのロイコーから訪れたリス族の村でも、同じスタイルの家が建っていた。
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我々が訪れたリス族の村は人口が約60人。私は今年の8月初めにミャンマーのロイコー滞在中にリス族の村を訪れている。
その時の村の規模はもっと大きかった。他にもこの村との相違点がいくつかあった。
そんな話をすると、Mr.チューはとても興味深そうにしていた。 -
とある一軒の家に立ち寄った。家の前には二人の女性がいた。一人は比較的若く、一人は30歳台後半から40歳台ぐらいである。
Mr.チューとは顔見知りのようだ。このおっさんは、あちこちの山岳民族の村に顔見知りがいる。とても顔が広い。
その点を買って私は今回の二日間のツアーを彼に委ねることにしたのだが。 -
残念ながら二人の女性は民族衣装と呼べるようなものは身につけていなかった。
彼女たちとの話の中で、私はミャンマーのリス族の村で撮影させてもらった民族衣装を着た老婦人の写真(スマホに保存)を見せてみた※。
Mr.チューも彼女たちも、とても興味深そうに写真を見ていた。
彼女たちが言うには、自分たちの言語とこのミャンマーのリス族の村の言語は同じであるとのこと。
※この写真は私の最初のロイコー旅行記に載せている。 -
☆☆☆1軒だけ豚を飼っている家があった。☆☆☆
この村の人々は約20年前にミャンマー側からここへ移り住んで来たそうである。
若い方の女性は17、18歳の頃メーホンソーンの学校へ通っていたと言う。
家の中を見せてもらうことはできなかったが、竹で編んだ家の壁などミャンマー側のリス族の村と共通する点もあり、興味深かった。
この村は豚をあまり飼っていない。ミャンマー側のリス族の村ではたくさんの豚を飼っていたのが印象に残っている。 -
☆☆☆村への入り口に戻る。☆☆☆
リス族の村を10時20分に発った。その後の移動が長かった。
昨日以上の山深い道を走る。しかし、よく舗装されている道路は少しも怖くなかった。 -
11時35分、国境へ続く幹線道路沿いにある黒ラフ族の村に到着した。
先ほどのリス族の集落とは全く雰囲気が異なる。
標高は、メーホンソーン市街と比べてかなり高い。
正確な高さをMr.チューに聞き忘れた。 -
村の中にある案内板によると、黒ラフ族が暮らすこの村はジャボ村Baan Ja Boという。
黒ラフ族は、このあたりからミャンマーとの国境に至る一帯で暮らしているようである。 -
道路沿いには商店、食堂が数軒ある。外国人観光客も車で来ている。観光スポットの一つとなっているようである。
今度もリス族の村の時と同じように、入り口からかなり山道を歩かされるのではないかと心配していたが、杞憂であった。 -
Mr.チューの知り合いと思われる一軒の民家に入る。
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家の中に民族衣装をまとった高齢の女性がいた。80歳だという。
タバコを勧められるが、私はノンスモーカーなので丁重に断る。 -
☆☆☆この女性の雰囲気は、どことなく亡くなった私の母に似ている。☆☆☆
喫煙者であるMr.チューは、勧められたタバコを喜んで吸っていた。
少し後に現れた旦那さんも80歳。日本の元国会議員の片山虎之助に似ていると思った。 -
お婆さんに家の中の写真を撮らせてもらう。
竹で編んだ床の上には囲炉裏がある。お婆さんはヤカンでお茶を沸かしていた。
お茶とバナナをご馳走になる。 -
お茶は、昔私が奄美大島で買って来たグァバ・ティーの味に似ているような気がした。(ミャンマーの山岳民族の村や地方都市などでも、同じ味のお茶を出された。)
バナナをニ本頂いた。美味しかった。
日本で食べるバナナとあまり変わらない。
ミャンマーで食べたバナナが、ずんぐりした形状でこってりした味だったのと対照的である。 -
この村には約250人が住んでいる。大きな学校がある。
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最初に車を降りた場所の前にある、村で一番大きなレストランで昼食を取る。
展望の良い席が人気のようで、観光客(タイ人も多い)がけっこう座って食事をしていた。 -
スリル満点のテラス席。
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テーブルのすぐ下が崖になっている。高所が苦手な私は、店の奥の普通のテーブルに座ることにした。
バンコクの街中でも食べられているようなソバを食べた。野菜が新鮮で美味しい。 -
☆☆☆今回のツアーで乗ったバン。マニュアル車。☆☆☆
食事中Mr.チューと相談し、最後にこの村から15km先にあるという眺望の良いスポットに立ち寄ることにする。
標識によれば、実際は11km先であった。 -
☆☆☆最後のスポットへ行く途中、軍のチェックポイントがあった。☆☆☆
村の奥へ伸びている舗装された道路をさらに上ったり下ったりして、眺望の良い場所に着いた。
標高は先程いた村よりさらに高いようにおもわれる。
崖の上にカフェが一軒立っている。Mr.チュー はこのカフェの人とも顔見知りである。 -
カフェの中に入らせてもらい、写真を撮った。
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眼下に見えている村も、ラフ族の村である。
大きな村で350人くらいが暮らしているという。
周囲の山の急斜面に開かれた畑がとても良く手入れされている。 -
これ程眺望が良い場所に車で来られたのは予想外であった。
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☆☆☆奥に見える山々の裏がミャンマーである。☆☆☆
15時15分、旅行会社のオフィスの前で車を降りる。丁寧にお礼を言ってMr.チューとドライバーさん(昨日と同じ人)に別れを告げた。 -
夕食はこれで三日連続となるバイファーンへ。
辛くない料理を注文したつもりであったが、ソーセージは良しとして、二品目のカレースープがとても辛かった。 -
1本目に飲んだビールはシンハ、 二本目にチャンビールと言ったつもりだが、スタッフが2本目もシンハを持ってきた。 栓を開けた後なのでそのまま飲んだ。
最後にカオソーイを注文したが、これが30分経っても出てこない。スタッフにそのことを告げてカオソーイをキャンセルした。
これらのことで私は不快な印象は持っていなかった。人間誰でもミスをするものである。
今日は私が入ったあと何組もグループの客が来て、この店はかなり賑わっていた。
【3日目、了】
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