再びのメーホンソーン、禁断のミャンマー国境と知らずに【０日目、チェンマイ編】～タイ北部をゆるりと巡る旅～

2019/09/22 - 2019/09/23

2019年９月下旬、メーホンソーンを再訪した。

その後26年ぶりにチェンラーイなどのタイ北部の町を旅した。
パドゥン・カレン族以外のタイ北部に暮らす山岳少数民族の暮らしぶりを見てみたくなった。

メーホンソーン到着翌日の個人ツアーでは、「地球の歩き方」（タイ、2019～2020年版、2019年02月20日発行）に載っていない、なおかつネット情報も乏しい、ミャンマーとの禁断？の国境へ。

その場所には、メーホンソーン市街から日帰りで往復が出来る。
パスポートのチェックもVISAも必要なく、国境を歩いて越えミャンマー側のシャン族の村を訪れた。

さてさて、今回もどのようなことになるやら。
（2019.09.27暫定版）

エリア チェンマイ(タイ)

【09月22日（日）０日目、26年ぶりのチェンマイ】

バンコク中央駅（ホアランポーン駅）を定刻の09月21日18時10分に発車した寝台特急列車は、翌朝定刻07時15分にチェンマイ駅に到着した。

先頭のディーゼル機関車。日本のJRの機関車の二両分の長さである。

午前03時30分、車内でトイレに立ったときから起きていることにした。

26年前の初めてのタイ旅行で今回と同じように寝台列車でこの駅に到着した時の記憶や印象は全くと言ってよいほど残っていない。なぜだろう。

前回のメーホンソーン訪問の際は、往復ともバンコク・メーホンソーン間のフライトをチェンマイ空港で乗り継ぎ、チェンマイには寄らなかった。

実は、私にとってチェンマイは鬼門なのである。26年前に極めて不愉快な経験をした。いつかこのことをどこかで書きたいと思う。

☆☆☆ターペー門近くで。☆☆☆

チェンマイ駅前でソンテオのドライバーに声をかけられる。
駅から私が泊まるホテル近くのターペー門まで50バーツだという。「30バーツ」と値切っても、相手にされなかった。念の為二回言ってみた。

日本語ガイドブックによると、少し先の道路まで歩くと30バーツの乗り合いソンテオを拾えるらしいのだが。
どれくらい歩くのかよくわからないし、空模様もなんとなく怪しいので、妥協して50バーツのソンテオに乗ることにする。

欧米人の先客が３人。男性一人をホテルの前で降ろした後、まっすぐターペー門へ向かった。
今夜私が宿泊するホテルの真ん前でソンテオから降りた。07時50分チェックイン。

普段の私なら、ホテルの前を大幅に通り過ぎたあたりで車を降りて、「やってもーたー」などと喚き散らすところであるが、ホテルの真ん前でソンテオの停車ボタンを押してしまった。
せっかくの伝統芸が台無しである。

レセプションの女性スタッフが部屋の空き具合を調べてくれる。広い部屋に無償アップグレードしてくれた。とても素晴らしい対応である。
少し待った後、部屋へ通してもらえた。

07時55分部屋に入る。部屋は清潔で、小さいながらも窓があり外が見える。
天気はあまり良くないようだ。空がどんよりと曇っている。ついさっきまで小雨が降ったようだ。
今日の観光、どうしようかな。

当初、チェックインが午後になることを想定して、ホテルにスーツケースを預けた後、タクシーをチャーターして半日程度近辺を観光するつもりであった。少し迷うところだ。

とりあえずシャワーを浴び、髭を剃ってさっぱりする。

ホテルの中。吹き抜けに面して両側に客室が並んでいる。
１階中央は朝食会場のレストラン。

９時半過ぎ、このホテルの建物の１階の一部が店舗になっているマックへブランチに行く。
ホテルのエレベーターの壁に貼ってあるポスターに、部屋のカードキーを見せると15％ディスカウントとあった。

実際、注文した朝食セット（ めちゃめちゃソーセージの薄いソーセージ・マフィンとめちゃめちゃ塩が効いているハッシュポテトとホットコーヒーの小サイズ ）が155バーツから132バーツになった。ラッキー。

※余談であるが、この旅行記を自分でプレビューしてチェックすると、ちょうどこの真下に同じハンバーガーチェーンの広告が何度も表示された。私はけっしてこのハンバーガーチェーンの回し者ではないので、誤解無きように願いたい。

☆☆☆ホテルの前。交通量が多い。☆☆☆

部屋に戻り、今日は（今日も）一日ホテルの部屋でだらだらすることにした。
昼頃、睡魔に襲われた。ベッドに倒れ込んで２時間ほど眠った。起きたら14時半だった。

17時20分外出。夕食はグーグルマップで調べた、すぐ近くの店アルーンライへ。

先客は欧米人のおっちゃんが一人。空いている。雰囲気は悪くない。
私が入店してから、店員が日除けを上げた。表通りがよく見えた。

☆☆☆まだ日除けが下りている。☆☆☆

チェンマイ式のソーセージと豚肉のカレー、もち米を注文。
ソーセージは注文を受けてから炙っているのであろう。出されるのが遅かった。

カレーは作り置きのため、すぐ出てきた。
どちらもかなりおいしい。チャンビールの大瓶２本を気持ち良く飲み干した。
ぜひまた来たいと思うレベルの料理であった。

☆☆☆夜のターペー門前の広場。この日が日曜日だからか、かなり賑やかだった。☆☆☆

ほろ酔い気分ですぐ近くで日曜日にしかやっていないというナイトマーケットを見物した。
すごい人混みである。26年前に初めてチェンマイに来た時のナイトバザールを思い出す。
そちらは毎日開かれていたはずだ。

通りの真ん中で演奏。

土産物の屋台を冷やかすだけでも楽しい。

26年前は、見るからに粗悪な土産物が多かったのだが。

ヘチマを売る屋台が何軒かあった。懐しい。
子どもの頃、自宅の庭にヘチマを植えていたことを思い出した。

災害救援の募金。迷彩服で生演奏中。

☆☆☆中央付近にぶら下がっている魚の飾りは、今年８月ラオスのヴィエンチャン市内の土産物屋で私が買ったものと同じだった。☆☆☆

部屋で飲む分の缶ビールを買ってホテルに戻った。いつのまにか眠っていた。
【０日目、了】