2019/09/11 - 2019/09/18
8位(同エリア17件中)
menhir(メンヒル)さん
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この旅行記のスケジュール
2019/09/11
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ホテル(05:45)
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電車での移動
スクンビット駅(06:03)ーファランポーン駅(06:20)
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電車での移動
ファランポーン駅(06:40)ームアクレック(10:10)
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グランモンテ ワイナリー(11:00-13:30)
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電車での移動
ムアクレック(14:50)ーシーロム(18:30)
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この旅行記スケジュールを元に
今回のタイ旅行の目玉はバンコク市内からちょっと出かける小旅行だ。一般的には小旅行=アユタヤ、パタヤがメジャーだが、今回の小旅行は、移動が半日で滞在時間2時間程度の旅行企画だ。ちょっと普通では行かない、と言うか余裕が無い時には行くことができない企画だ。
最初の小旅行は「タイのワイナリー」へ行く企画だ。熱帯地帯のタイでワイン?と思う人は多い。ワイン好きでも知らない人が多いはず。だからこそ行く価値があるのだ。ということで、単独ワイナリーツアーの始まりです。
ワイナリーのあるカオヤイ地方はタイの高原リゾート地区。近年は交通網も整備されつつあり、注目の地区らしい。そんな高原地帯だからこそワイン用ブドウの生育も問題ないらしい。
さて、長距離移動の場合、タイでは列車よりバス、ミニバンが主流だ。バスのターミナルもバンコク市内に3か所あり、タイ各地に向けて様々なバスが出発している。しかしながら、市内からバスターミナルへ行くには少々不便、しかも出発時間が不明、などハードルが高い。そこで今回は鉄道を利用することにした。
また、最寄りの駅からワイナリーまで距離があるため、現地での交通手段が心配でした。そこで、ワイナリーには日本からネットで事前に連絡して訪問を打診済。駅からワイナリーに行く手段がないため、ワイナリーがタクシーを手配することになった。
さて、どうなることでしょうか?
- 交通手段
- 鉄道
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バンコクのモノレールは朝5時から動き始めるが、地下鉄は6時からしか動かない。鉄道の駅のあるファランポーン駅までは、市内を走るバスか地下鉄を利用するしかない。主要幹線のバスは24時間営業だが、少しハードルが高いので、今回は素直に地下鉄を利用することにした。
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地下鉄スクンビット駅は5時50分頃にシャッターが開きます。始発は6時頃。ファランポーン駅まで20分掛かると想定すると、たぶん余裕で行けそうです。
運良く地下鉄は6時前には到着し、目的地まで6時15分には到着できた。信頼できない交通網だけに、出だしは順調のようだ。スクンビット駅 駅
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地下鉄駅から案内に従いファランポーン駅へ向かう。地下道を通って行くと、ホームの目の前に出てくるので、雨の日には便利だ。そこからすぐ右に切符売り場がある。大抵は英語が通じるので大丈夫だ。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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ここで目的地を伝えて切符を購入。座席のレベルを問われるので「2nd」を指定。料金は122B。エアコン無しの指定席切符だ。ちなみに一般席の場合は20B程度だ。
指定席なので、名前の入力が求められる。日本語の表記に、タイ人驚きのようで?窓口の係りの人がたくさん集まってきた。そんなに珍しいか日本人。
パスポートの提示は不要。 -
ホームにはすでに目的の列車が入線済。12両編成で、2ndクラスは最後尾に1車両のみの編成だ。
乗車前にコンビニでビールとスナックを購入。朝からビールがコンビニで買える国。素晴らしいですが、車内でビールを飲んでいるのは皆無でした。 -
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座席はこんな感じ。お世辞にもキレイとは言えないが、編成の中でこれが最高のクラスだ。
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エアコン等は無いため、窓を大きく開けて過ごすことになった。指定した訳では無いが、朝日が当たる方向では無かったので過ごしやすかったです。
列車の座席を選ぶ場合は、日の当たる方向を考慮すると過ごしやすいですよ。 -
ちなみにトイレはこんな感じ。各車両に1個付いています。清潔とは言えないまでも、緊急時には利用するしかありません。ビデもトイレットペーパーも有りますが、体を支えるバーの様なものはありません。カギは信頼できない感じでした。
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バンコクの鉄道は当然ディーゼル。また鉄道網のコントロールが古いためか?ドンムアン空港付近までの区間はノロノロ運転。この区間だけで1時間はかかります。まあなんとゆったりした運行でしょうか。
出発してしばらくすると検札があります。チェックすると切符に鋏が入って検札終了です。 -
バンコクから1時間ほどで走って「アユタヤ駅」に到着。車内アナウンスはありませんが、皆がここで下車します。アユタヤはやはりメジャーな観光地だな。私の目的地はここからさらに2時間ほど走ることになります。
かなり遠くへ行くことになります。アユタヤ駅 駅
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アユタヤからの乗客もいて、最後尾の客車は結構な混み具合
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窓からの風景が一変。田んぼの広がる田園地帯から山岳地帯へと変わって来た。
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車内には様々なノモを売る「売り子」が頻繁に来る。何を売っているのかを見るのも楽しい。
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12両編成は結構な長さになる。山間部の急坂なので、左右にクネクネしながら列車は進んで行く。外の風景が楽しくなる瞬間だ。
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しばらくすると工事中の高架が連なっている風景に出会う。不自然な程の高架だが、高速鉄道の計画路線のようです。この地を高級リゾートとして国を挙げて開発している底力を見せつけられました。
恐怖すら感じる高さです。 -
目的地のムアクレックに到着。
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ここで列車も10分間の小休憩。乗客は皆ホームに降りて煙草を吸うなど休憩中だ。
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のんびりした田舎駅だが、ホームの反対側はまさに開発のラッシュ
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ずーっと先まで高架が連なっています。倒れそうで心配だ。
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ここでワイナリーに到着したことを連絡します。すると、「30分ほど待て」との連絡がありました。
確かに駅前には何もありません。繁華街は駅から少し離れた場所にあるため、駅前は静かな状態です。確かに交通手段を事前に手配していて良かったです。 -
のんびりした駅。たぶん30分=1時間程度の時間でしょうか?
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帰りの列車の時間を確かめます。14:48発の列車が有ることが分かりました。安心しました。
できれば帰りはミニバスでバンコクまで戻りたいと考えているため、切符の購入は直前にします。 -
大体1時間ほど待って、目的のワイナリーの総送迎車が来ました。一安心です。
ちなみにワイナリーの送迎車は有料で往復で500B掛かります。街でタクシーを拾うことを考えるとちょっとリスクヘッジできた感じです。 -
どんどん山深い方へタクシーは入って行きます。当然ですが、歩ける距離では有りませんでした。駅前にもタクシーなど皆無なので、行かれる方はワイナリーの送迎車を予約する事をお勧めします。
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送迎車で30分ほど走ってワイナリーに到着しました。
Granmonte Winery
このエリアには複数のワイナリーが在りますが、最奥にあるワイナリーがここになります。いずれも高原にある大規模ワイナリーで、観光名所+ゲストハウス営業のようです。グランモンテ ワイン コテージ ホテル
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本当はワイナリー主催のツアーに参加すべきなのでしょうけど、時間がないので勝手に圃場を見学します。
ツアーは1日3回開催されるそうだ。が、私としては醸造設備など見ても仕方がないので、予約時点で不参加を宣言していました。
すると見るに見かねて、畑のみ特別に案内頂けることになりました。勝手に畑の中を歩かれることが困るのでしょう。こちらのペースで見学できないのは残念ですが、やむをえません。 -
圃場は100haあり、欧州系ブドウを主体に植えています。個人の圃場見学ツアーなので、その都度ツアーバスを停車してもらい圃場の写真をバシバシとって行きます。ドライバーやガイドさんは、結構苦笑い。「あなたもモノ好きですね」って感じでした。
マイペースで見学できて結構楽しくなりました。 -
白はソービニオンブラン、赤はシラー、カベルネが主体です。品種によって樹形を変えています。このソービニョンはコルドンで仕上げていました。
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すでに収穫は終えている畑ですが、メンテナンスは常に行われている様子。収穫は8月には完了するそうです。そんな時期で大丈夫なのでしょうか?
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シャルドネやピノノアールなどは育てていません。それらのブドウはトライしているようですが、満足な収量や味が得られないようです。このワイナリーはすでに商業ベースでの経営を実施しているため、実験的な事より確実な収量を目指すことが主体のようです。
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また、熱帯雨林地帯にも関わらずレインカットなども全く見かけません。「日本はそんなことをしているのですか?」と少し驚いていました。
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こちらはオーガニックな圃場。この畑のみ、ナイトハーベストしているそうです。「ヘッドライトを頼りにした収穫は大変」とスタッフの方が言っていました。
とはいえ全体的には大規模集約経営なので収量を重視しています。ワイナリーの運営がちょっと分かり難いですね。 -
こちらはシラーの若木。3年目の木です。この若木含めてですが、全体的に主樹が細いです。若い圃場のためだとは思いますが、弱弱しさすら感じます。
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驚くべきは、、、すべての苗木に補水しています。圃場の番線の最下部にホースを這わせています。総距離にして10kmぐらいあるそうです。
雨が多い土地の様なのですが、「高地のため補水をしないと十分育たない」との説明でした。本当か? -
畝の手前からこんな風に補水ホースが立ち上がっています。すごい光景だ。
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カベルネの根底部分。驚くべきことに、台木を使っていないようです。理由を言っていましたが、良く聞き取れませんでした。
確かに一見すると、すべての苗木には台木が付いていないようですが、そんな作り方が本当にあるのでしょうか。ちょっと異様な風景でした。
あと、カベルネだけは樹底部を藁で覆っていました。「カベルネは保温しないとだめなの」って言っていましたが、これも信じられないなあ。
広大な畑で、育てている品種も多く、樹形もバラバラ。しかも収穫は早く、補水に台木無し、、、、知りたいことばかりでしたが、英語力の低さを恨みながら圃場見学は終わりました。残念ながらタイのワイナリーの秘密は探れませんでしたが、貴重な体験ができました。 -
ゲストハウスに戻って一通り試飲させて頂きました。タイとは言え、結構よい値付けです。
ソービニオンはステンレス仕上げで爽やかな一本でした。
ロゼは2種類出していましたが、18年度はシラーのみで仕上げていました。 -
赤系はボトムのシラーのみ試飲できました。おいしいが、ちょっとスパイシーさが足りないかな?
試飲も圃場見学も無料にしてもらったので、ワインを一本購入することにしました。 -
残りの時間でちょっとゲストハウスを見学して、ワイナリーの見学は終了です。
帰りの送迎車のドライバーは英語が全く通じづ、結局バンコクまでのバス乗り場情報を得られませんでした。残念ながら帰りも列車で戻ることになりました。 -
帰りの列車まで時間が有るようなので、ムアクレックの街中を見学することにしました。小さな街なので見学も楽しいです。
小腹もすいていたので、駅近くの食堂で遅めの昼食を頂きました。 -
親切にも氷を満杯にしたグラスと水が提供されました。うれしい、、、、
外気温がかなり暑く、手持ちのペットボトルも底をついていたので、当然ながら「ゴクゴクッ」と数杯飲みました。
が、この生水にお腹が当たって、、、、夜は大変でした。トホホッ。 -
メニューも無い食堂だったので、隣の人が食べていたものを指さして出てきたもの。とても美味しかったです。30B。
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別れ際にお兄ちゃんが手を振る。この雰囲気に負けて水を飲んじゃったんだよな。
今日の主目的が達成されただけに、脇が甘かった。 -
しばらく歩くとカフェが有ったので、見るからに「甘い」ケーキを頂きました。美味しがったですが、唯々甘いだけでした。
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中心部にある市場はそろそろ終了時間でした。にぎやかな早朝は活気が有ったことでしょう。
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今日は異様に暑い。この暑さにネコもぐったりです。
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定刻から少々遅れましたが、無事帰りの列車が到着です。帰りも2ndクラスの指定席をチョイスしました。
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現地を15時頃出発し、バンコク市内に19時頃戻ってきました。
終日掛かる旅行ですが、ワイン好きには貴重な体験ができます。また、ぜひ一度は訪れたいと思う方は、ツアーに参加することなく、自分の時間で尋ねることができるでしょう。アソーク駅 (BTS) 駅
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