2018春、四国の日本百名城(15/42)：3月26日(5)：高知城(5)：三ノ丸欄間彫刻、駕籠

2018/03/25 - 2018/03/27

四国の日本百名城巡り、高知城です。

エリア 高知市(高知)

• 交通手段: 観光バス 新幹線

『三ノ丸欄間(慈姑に水鳥)』彫刻
慈姑(くわい)は、オモダカ科の水生多年草のオモダカの栽培品種です。クワイの栽培品種は青藍色の青クワイ、淡青色の白クワイ、小粒の吹田クワイの3種類があり、いずれも水田で栽培されます。クワイはデンプン質が豊富で栄養価が高く、食用にされます。

『三ノ丸欄間(慈姑に水鳥)』彫刻
クワイの語源は、収穫した外観が農機具の鍬(クワ)に似ていることから『鍬芋』(くわいも)と呼ばれたのが、転訛してクワイになったという説や、河芋(かわいも)が変化したという説や、クワイグリから転じた等の伝承があります。(ウィキペディア

『三ノ丸欄間(慈姑に水鳥)』彫刻(一面の全体)
『クワイ(慈姑)』は、平安初期に中国から日本に伝来したという説もあります。野生種は東南アジア原産とされていますが、栽培品種は中国で作られたようです。

『三ノ丸欄間(慈姑に水鳥)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。この欄間は、南ノ間と北ノ間の境に二面一対ｄ江使用されていたものと解説されていました。制作者は、『土佐の左甚五郎』とも称された、江戸中期の名工『武市高朋(通称・甚七：1722～1776年)』です。

『三ノ丸欄間(水に蓮根)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。

『二ノ丸欄間(梅丸彫)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。

左が『駕籠』、右が『家紋』のタイトルがあった説明パネルの光景です。この後、それぞれの展示品を紹介します。

オリジナルの品らしい『駕籠』の展示品です。

土佐山内氏が使用した家紋は、『土佐柏』、『山内一文字』と『土佐桐』とされますが、その内の『土佐柏』の展示です。『土佐柏』は、『丸に三つ細柏』の図案と同様の意匠とされます。『土佐山内氏（とさやまうちし)』は、藤原北家秀郷流の備後山内氏の分家で、山内宗俊の五男俊家を祖と考えています。本家は山内を『やまうち』、各分家は『やまのうち』と称しています。