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8月終わりの土曜日、私の住んでいるジャマイカの首都キングストン(Kingston)から約90㎞北東の北海岸沿いの町、ポートアントニオ(Port Antonio)、通称ポーティ(Portie)へ日帰りで出掛けた。<br /><br />キングストンからポーティに行くには、通常はキングストンから真北にA3国道を通って山を越え、北海岸のアネットベイ(Annotto Bay)と云う町に出て、そこから北沿岸ハイウェイ(Northern Coastal Highway)を東に走るのだが、この時期A3国道の一部が改良工事で朝から午後の3時まで通行止めになり、迂回が大変そうなので、キングストン北東部からブルーマウンテン山脈(Blue Mountains)を越えるB1国道で北沿岸ハイウェイに抜けることにした。<br /><br />朝の7時に自宅を出発、B1国道に入りつづら折りの道を上がる。この道沿いには美味しいブルーマウンテンコーヒーを飲める店がいくつかあり、またニューキャッスル(Newcastel)からのキングストンの街やブルーマウンテンの山並みの景色も素晴らしいので、何回か来たことがある道。曲がりくねってはいるが、道としては舗装もまあまともで、UCCコーヒー農園(UCC Craighton Estate)までは道幅も2車線あり、それ以降も1.5車線くらいの感じで、最近日本で流行りの「ポツンと一軒家」に出てくる道よりましな感じ。<br />https://4travel.jp/travelogue/11390779<br />https://4travel.jp/travelogue/11428827<br />https://4travel.jp/travelogue/11428828<br />https://4travel.jp/travelogue/11428830<br />https://4travel.jp/travelogue/11428832<br /><br />小1時間ほどでニューキャッスルを過ぎ、前に食べに来たことのあるギャップカフェ(Gap Cafe)を過ぎるとポートランド(Portland)パリッシュ(Parish)に入る。<br />https://4travel.jp/travelogue/11428833<br /><br />ポートランドはジャマイカ島の北東部を占めるパリッシュ。ジャマイカの14のパリッシュで、7番目に広い。人口は8万人余り。18世紀初頭にジャマイカ総督(Governor of Jamaica)であったポートランド公(Duke of Portland)にちなんで名づけられた。州都はこれから向かうポートアントニオ。ブルーマウンテン山脈の一部を含む農村地帯で、マルーン(Maroon)によって造られたムーアタウン(Moore Town)やチャールズタウン(Charles Town)と云う集落もある。1年前に登ったジャマイカ最高峰ブルーマウンテンの頂上はこのパリッシュにある。<br />https://4travel.jp/travelogue/11407772<br /><br />北海岸から東海岸に続く海岸線には多くの観光地も点在しており、私も過去、リーチフォール(Reach Falls)やブルーラグーン(Blue Lagoon)は訪ねたことがあるが、州都であるポーティには一度仕事で来たことしかなかった。<br />https://4travel.jp/travelogue/11407774<br />https://4travel.jp/travelogue/11419483<br />https://4travel.jp/travelogue/11419487<br /><br />このパリッシュでは多くの映画が撮影されているが、今年は来年(2020年)公開予定の007の最新作(原題:No Time to Die)が撮影された。20世紀前半のオーストリア人のハリウッドアクションスター、エロール・フリン(Errol Flynn)は1950年代初期からこのパリッシュに住み、彼が59年に亡くなった後も、3番目の妻のパトリス・ワイモア(Patrice Wymore)は14年に亡くなるまでここに住んでいた。<br /><br />B1国道のギャップカフェから北は未踏の区域となる。ホリウェルパーク(Holywell Park)の入口を過ぎたところから道幅はますます狭くなり、穴ぼこは増え、この道で大丈夫と思うような道に入って行く。でも、木々の向こうに見えるブルーマウンテン山脈の山並みはとても綺麗(下の写真1)。峠を越えるまでのブルーマウンテンコーヒーが飲める店のことは書いたが、峠を越えたポートランド側もブルーマウンテンコーヒーの産地となっている。<br /><br />ただ、この少し先辺りの道が一番ハード。一番きつい坂は、ロウギアでエンジン回転を上げ、でも滑らないようにしないと上がれないほどで、本当にこの道で抜けられるのか不安になる。ちょうどスマホのGPSがずれてたこともあり、思わず止まって、現地の方にこの道で間違ってないか、2回も聞いてしまった。この辺りの道は「ポツンと一軒家」の中でも結構ひどい道に匹敵するわ。Bクラスとは云いながら国道、日本で云えば3桁国道に相当するクラスなんだけどなあ・・・<br /><br />この道は1889年から98年までジャマイカ総督(Governor of Jamaica)を務めたヘンリー・ブレーク卿(Sir Henry Blake)の指示でキングストンとポートアントニオ間の代替路として開発された。ブレーク卿はジャマイカの観光地としてのポテンシャルを最初に認識した総督と云われる。ジャマイカ着任以前にはバハマ(Bahamas)やカナダのニューファンドランド(Newfoundland)の総督を務め、ジャマイカの後には香港(Hong Kong)とセイロン(Ceylon)の提督も務めた。<br /><br />でも、ここを過ぎると道はだんだんとマシになり、ホッとする。結局自宅を出て、2時間15分ほどで北海岸の町、バフベイ(Buff Bay)に到着。ポートランドパリッシュ第2の町。人口約2700人。元々はセントジョージ(St. George)パリッシュの州都だったが、1867年のパリッシュ再編によりこのパリッシュはポートランドとセントメアリー(St. Mary)に分譲され、この町はポートランドとなった。<br /><br />町には19世紀初頭からの建物が多く残る。セントジョージ教会(St Georges Anglican Church)は1813年に建てられたもので、元々はパリッシュ教会(St. Georges Parish Church)として1750年に建てられた教会が1813年の地震で被害を受け、再建されたもの。セントジョージ教会とA4国道を挟んで建つのは裁判所で、これも歴史的建造物に指定されている。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3160560564013946&amp;type=1&amp;l=8a89379cb0<br /><br />バフベイから東へ約16㎞。ホープベイ(Hope Bay)を過ぎたところにサマーセット滝(Somerset Falls)がある。ダニエルズ川(Daniels River)の深い渓谷に滝が続き、一番奥のヒドゥン滝(Hidden Fall)へは途中からボートに乗って辿り着くのだが、10時前に到着し、チケットを買おうとすると水不足がボートが走れず、滝は見られない。ウォータースライダーとプールのみって・・・ いや、それじゃここへ来た意味がないわいね。結構楽しみにして来たし、この日のメインイベントとも云えたので残念だった。今回はA3が通れなかったので2時間半くらい掛かったが、A3が普通に通れれば1時間半から2時間。う~ん、再度挑戦するかどうか微妙だなあ。ホームページがないので、電話してボート出てるかどうか確認しないといけないし。いつ行けるようになるって聞いたら、分からんって云われたが、そりゃ確かだ。雨降るの待つしかないもんな。愚かな質問だった。ところで、入口の「NOW OPEN」って看板に偽りありだよなあ、確かに閉まってはないが・・・(下の写真2)<br /><br /><br />トライデント城へ続く。

ポートランド バフベイ(Buff Bay, Portland, Jamaica)

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2019/08/31 - 2019/08/31

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旅行記グループ ポートランド

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ちふゆ

ちふゆさん

8月終わりの土曜日、私の住んでいるジャマイカの首都キングストン(Kingston)から約90㎞北東の北海岸沿いの町、ポートアントニオ(Port Antonio)、通称ポーティ(Portie)へ日帰りで出掛けた。

キングストンからポーティに行くには、通常はキングストンから真北にA3国道を通って山を越え、北海岸のアネットベイ(Annotto Bay)と云う町に出て、そこから北沿岸ハイウェイ(Northern Coastal Highway)を東に走るのだが、この時期A3国道の一部が改良工事で朝から午後の3時まで通行止めになり、迂回が大変そうなので、キングストン北東部からブルーマウンテン山脈(Blue Mountains)を越えるB1国道で北沿岸ハイウェイに抜けることにした。

朝の7時に自宅を出発、B1国道に入りつづら折りの道を上がる。この道沿いには美味しいブルーマウンテンコーヒーを飲める店がいくつかあり、またニューキャッスル(Newcastel)からのキングストンの街やブルーマウンテンの山並みの景色も素晴らしいので、何回か来たことがある道。曲がりくねってはいるが、道としては舗装もまあまともで、UCCコーヒー農園(UCC Craighton Estate)までは道幅も2車線あり、それ以降も1.5車線くらいの感じで、最近日本で流行りの「ポツンと一軒家」に出てくる道よりましな感じ。
https://4travel.jp/travelogue/11390779
https://4travel.jp/travelogue/11428827
https://4travel.jp/travelogue/11428828
https://4travel.jp/travelogue/11428830
https://4travel.jp/travelogue/11428832

小1時間ほどでニューキャッスルを過ぎ、前に食べに来たことのあるギャップカフェ(Gap Cafe)を過ぎるとポートランド(Portland)パリッシュ(Parish)に入る。
https://4travel.jp/travelogue/11428833

ポートランドはジャマイカ島の北東部を占めるパリッシュ。ジャマイカの14のパリッシュで、7番目に広い。人口は8万人余り。18世紀初頭にジャマイカ総督(Governor of Jamaica)であったポートランド公(Duke of Portland)にちなんで名づけられた。州都はこれから向かうポートアントニオ。ブルーマウンテン山脈の一部を含む農村地帯で、マルーン(Maroon)によって造られたムーアタウン(Moore Town)やチャールズタウン(Charles Town)と云う集落もある。1年前に登ったジャマイカ最高峰ブルーマウンテンの頂上はこのパリッシュにある。
https://4travel.jp/travelogue/11407772

北海岸から東海岸に続く海岸線には多くの観光地も点在しており、私も過去、リーチフォール(Reach Falls)やブルーラグーン(Blue Lagoon)は訪ねたことがあるが、州都であるポーティには一度仕事で来たことしかなかった。
https://4travel.jp/travelogue/11407774
https://4travel.jp/travelogue/11419483
https://4travel.jp/travelogue/11419487

このパリッシュでは多くの映画が撮影されているが、今年は来年(2020年)公開予定の007の最新作(原題:No Time to Die)が撮影された。20世紀前半のオーストリア人のハリウッドアクションスター、エロール・フリン(Errol Flynn)は1950年代初期からこのパリッシュに住み、彼が59年に亡くなった後も、3番目の妻のパトリス・ワイモア(Patrice Wymore)は14年に亡くなるまでここに住んでいた。

B1国道のギャップカフェから北は未踏の区域となる。ホリウェルパーク(Holywell Park)の入口を過ぎたところから道幅はますます狭くなり、穴ぼこは増え、この道で大丈夫と思うような道に入って行く。でも、木々の向こうに見えるブルーマウンテン山脈の山並みはとても綺麗(下の写真1)。峠を越えるまでのブルーマウンテンコーヒーが飲める店のことは書いたが、峠を越えたポートランド側もブルーマウンテンコーヒーの産地となっている。

ただ、この少し先辺りの道が一番ハード。一番きつい坂は、ロウギアでエンジン回転を上げ、でも滑らないようにしないと上がれないほどで、本当にこの道で抜けられるのか不安になる。ちょうどスマホのGPSがずれてたこともあり、思わず止まって、現地の方にこの道で間違ってないか、2回も聞いてしまった。この辺りの道は「ポツンと一軒家」の中でも結構ひどい道に匹敵するわ。Bクラスとは云いながら国道、日本で云えば3桁国道に相当するクラスなんだけどなあ・・・

この道は1889年から98年までジャマイカ総督(Governor of Jamaica)を務めたヘンリー・ブレーク卿(Sir Henry Blake)の指示でキングストンとポートアントニオ間の代替路として開発された。ブレーク卿はジャマイカの観光地としてのポテンシャルを最初に認識した総督と云われる。ジャマイカ着任以前にはバハマ(Bahamas)やカナダのニューファンドランド(Newfoundland)の総督を務め、ジャマイカの後には香港(Hong Kong)とセイロン(Ceylon)の提督も務めた。

でも、ここを過ぎると道はだんだんとマシになり、ホッとする。結局自宅を出て、2時間15分ほどで北海岸の町、バフベイ(Buff Bay)に到着。ポートランドパリッシュ第2の町。人口約2700人。元々はセントジョージ(St. George)パリッシュの州都だったが、1867年のパリッシュ再編によりこのパリッシュはポートランドとセントメアリー(St. Mary)に分譲され、この町はポートランドとなった。

町には19世紀初頭からの建物が多く残る。セントジョージ教会(St Georges Anglican Church)は1813年に建てられたもので、元々はパリッシュ教会(St. Georges Parish Church)として1750年に建てられた教会が1813年の地震で被害を受け、再建されたもの。セントジョージ教会とA4国道を挟んで建つのは裁判所で、これも歴史的建造物に指定されている。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3160560564013946&type=1&l=8a89379cb0

バフベイから東へ約16㎞。ホープベイ(Hope Bay)を過ぎたところにサマーセット滝(Somerset Falls)がある。ダニエルズ川(Daniels River)の深い渓谷に滝が続き、一番奥のヒドゥン滝(Hidden Fall)へは途中からボートに乗って辿り着くのだが、10時前に到着し、チケットを買おうとすると水不足がボートが走れず、滝は見られない。ウォータースライダーとプールのみって・・・ いや、それじゃここへ来た意味がないわいね。結構楽しみにして来たし、この日のメインイベントとも云えたので残念だった。今回はA3が通れなかったので2時間半くらい掛かったが、A3が普通に通れれば1時間半から2時間。う~ん、再度挑戦するかどうか微妙だなあ。ホームページがないので、電話してボート出てるかどうか確認しないといけないし。いつ行けるようになるって聞いたら、分からんって云われたが、そりゃ確かだ。雨降るの待つしかないもんな。愚かな質問だった。ところで、入口の「NOW OPEN」って看板に偽りありだよなあ、確かに閉まってはないが・・・(下の写真2)


トライデント城へ続く。

  • ブルーマウンテンの山並み

    ブルーマウンテンの山並み

  • サマーセット滝入口

    サマーセット滝入口

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