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ジャマイカは14のパリッシュ(教区)で構成されているが、島の北東部の角を占めるのがポートランド(Portland)パリッシュ。先日行ったジャマイカ最高峰のブルーマウンテン山の山頂もポートランドパリッシュだが、このパリッシュでは北海岸、東海岸の美しい光景や数多くの洞窟、湾、川、滝、丘を楽しむことが出来る。<br /><br />州都ポート・アントニオ(Port Antonio)から東へ約10㎞、ほぼ島の北東の角にあるのがブルーラグーン(Blue Lagoon)。ジャマイカ独立前から保護運動が行われていたが、今年になってようやく国定史跡に指定された。ここは小さな湾が砂州によって湖沼化したものだが、完全には外海から隔てられず、狭い水道で繋がっている。絶えず淡水が泉から湧き出ており、海水と淡水が交じり合い、不思議な色合いを出している。時間や日差しによって、淡いターコイズから深いサファイアブルーまで色を変えるそうだ。地元の伝説では底なしの淵深くにドラゴンが住むと云われていたそうだが、有名なフランスの海洋学者、ジャック=イヴ・クストー(Jacques-Yves Cousteau)の潜水により実際の水深は約60mと判明した。04年にはジャマイカ人のデイビッド・リー(David Lee)が当時の素潜りの世界記録、65mをここで出している。ラグーンの周りは一部砂浜もあるが、大部分は青々とした熱帯植物の森となっている。湾岸にあったレストランは02年のハリケーン・アイヴァン(Hurricane Ivan)で崩壊し、未だに再建されていない。ラグーン自体の入場料は不要。<br /><br />50年代から60年代に掛けては、ジョン・ウェイン(John Wayne)主演の1968年公開でヒットした映画「グリーンベレー(The Green Berets)」の原作者ロビン・ムーア(Robin Moore)の所有地だった。1980年公開のブルック・シールズ(Brooke Shields)主演の映画「青い珊瑚礁(The Blue Lagoon)」の一部がここで撮影された。この映画は南国の島に流れついた少女と少年の成長の物語で、メインのロケ地はフィジー(Fiji)のヤサワ諸島(Yasawa Islands)。ブルーラグーンは、当時14歳のシールズ演じる主人公のエメライン(Emmeline)が水浴び中に初潮を迎えると云うシーンで使われたそうだ。もともとこの場所はブルーホール(Blue Hole)と呼ばれていたが、このヒット映画にあやかって名前を変えたとのこと。<br /><br />映画と云えば、ブルーラグーンの少し先(東)にあるドラゴン・ベイ(Dragon Bay)では1988年公開のトム・クルーズ(Tom Cruise)主演の映画「カクテル(Cocktail)」や1986年公開のロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)主演のコメディ映画「クラブ・パラダイス(Club Paradise)」が撮影された。2010年公開のトム・クルーズ(Tom Cruise)とキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)が共演した映画「ナイト&amp;デイ(Knight and Day)」はドラゴン・ベイとは反対にブルーラグーンの手前のサンサンビーチ(San San Beach)のさらに少し手前(西)にあるフレンチマンコーブ(Frenchman&#39;s Cove)で一部のロケが行われた。この映画は見たけど、全く記憶にない。まあ、その時にはまさかジャマイカに住むようになるとは思いもしなかったしなあ・・・<br /><br />ちなみにサンサンビーチだが、沖のサンゴ礁で守られた静かなビーチで、サンゴ礁でのシュノーケリングが楽しめところ。有料(5US$)で、営業は朝の10時から夕方4時。<br /><br />キングストンから車で約2時間半。朝9時半過ぎ、サンサンビーチの入口を過ぎると左手に分かれる側道にブルーラグーンのサイン。ガイドだと云うおっちゃんが声を掛けてくる。案内すると云うのでIDを付けているようだし、信じて助手席に乗ってもらい左手に建物が続くかなり荒れた狭い側道を400mほど進むと海に開ける。適当に空いてる場所に車を止めると、突き当りまでまず案内してくれる。そこがブルーラグーン。ぱっと見は大したことない感じ。で、おっちゃんの目的は周辺を周遊するボートへの勧誘だったようで、一生懸命勧めてくる。しかし、確か最初は3500JM$って云うし、高い。適当にあしらってたのだが、しつこいし、そのうちに2500になって、これが底値って云うんだけど、それでも断ってたら2000JM$にまでなったので、それなら許せるなって気になって乗ることにする。朝まだ早くて他の観光客も少なかったし、遊んでるよりはってことでしょうか。<br /><br />で、ボートに案内され、15分余りの周遊コース。まずは海沿いを来た方向に向かって進む。左手の海岸沿いには高級ヴィラが立ち並ぶ。泊ってるお客さんもいる。優雅だね。海も綺麗。ここもサンサンビーチ同様、沖合がサンゴ礁で浅くなっており、そのため、このヴィラの前が穏やかな海になっている。<br /><br />サンサンビーチの沖合まで進む。ビーチの沖約200mにはペロー島(Pellew Island)と云う小島。降りるかと船頭さんに聞かれるが、水着でもないし遠慮する。この島は、別名プリンセス島(Princess Island)。1953年にスイスの資産家ハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ(Hans Heinrich Thyssen-Bornemisza)男爵が彼のフィアンセであったイギリス人のファッションモデル、ニナ・ダイアー(Nina Sheila Dyer)にこの島を購入して送ったためで、彼女は彼と結婚したが2年で離婚し、その後イスラム教の首領アガ=カーン一族のサドルディン王子と再婚し、ニーナ・アガ・カーン王女(Princess Nina Aga Khan)と名乗ったことから来ている。<br /><br />モンキーアイランド(Monkey Island)とも呼ばれるが、これは実際には間違っている。本当のモンキーアイランドはポート・アントニオのフォリー岬(Folly Point)の先に浮かぶウッズ島(Woods Island)で、マチュピチュ(Machu Pichu)発見で有名なハイラム・ビンガム3世(Hiram Bingham III)が、フォリー岬辺りの持ち主であった彼の義父へのプレゼントとしてペルーから輸入した猿をこの島に住まわせたことからこう呼ばれているのだが、この島とペロー島が混同され、いつの間にかペロー島の別名として定着したようだ。名前って定着してしまうと間違っていると云えなくなるもんだ。ガイドのおっちゃんも船頭さんもモンキーアイランドと呼んでいた。<br /><br />ペロー島を過ぎ、サンサンビーチ沖で折り返しと舟に乗ったところまで戻るが、今度は逆方向にそのまま進み、狭い水道を抜けてブルーラグーンに入る。ボートで入ってくると結構広い。ヴィラの前の海が浅かったのに比べて確かに水の色が濃くなり、深さを感じさせる。一部色が鮮やかなところもある。ラグーンの中央辺りで泳いでいる女性もいる。2mの深さでも足が届かないのは同じだが、深さ60mと考えると怖くなるから不思議だ。と云うことで、15分余り、基本は30US$と云われるボートツアーは、船頭さんに2000JM$支払って終了。30US$は高過ぎるな・・・<br /><br />私をボートツアーに乗せることに成功し、勧誘の目的を果たした自称ガイドのおっちゃんはいなくなってたので、落ち着いて車で着替えて、ブルーラグーンで泳いでみる。泳ぎには自信はあるのだが、長いこと泳いでないし、やっぱ60m深さがあると知ってるとビビる。とりあえず中央辺りまでは出てみて満足して終わる。水温が冷たいと云うほどではないが、結構低い。表層部の方が冷たく、潜ると温かくなるそうだ。これは淡水の冷たい湧水の方がカリブ海の温かい海水よりも比重が軽いので、表層部に来てるため。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2410028865733790&amp;type=1&amp;l=824cf95baa<br /><br />結局1時間半足らずの滞在で、11時頃次の目的地に向かった。<br /><br /><br />ポートランド 東海岸に続く

ポートランド ブルーラグーン (Blue Lagoon, Portland)

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2018/10/13 - 2018/10/13

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旅行記グループ ジャマイカ東海岸

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ちふゆ

ちふゆさん

ジャマイカは14のパリッシュ(教区)で構成されているが、島の北東部の角を占めるのがポートランド(Portland)パリッシュ。先日行ったジャマイカ最高峰のブルーマウンテン山の山頂もポートランドパリッシュだが、このパリッシュでは北海岸、東海岸の美しい光景や数多くの洞窟、湾、川、滝、丘を楽しむことが出来る。

州都ポート・アントニオ(Port Antonio)から東へ約10㎞、ほぼ島の北東の角にあるのがブルーラグーン(Blue Lagoon)。ジャマイカ独立前から保護運動が行われていたが、今年になってようやく国定史跡に指定された。ここは小さな湾が砂州によって湖沼化したものだが、完全には外海から隔てられず、狭い水道で繋がっている。絶えず淡水が泉から湧き出ており、海水と淡水が交じり合い、不思議な色合いを出している。時間や日差しによって、淡いターコイズから深いサファイアブルーまで色を変えるそうだ。地元の伝説では底なしの淵深くにドラゴンが住むと云われていたそうだが、有名なフランスの海洋学者、ジャック=イヴ・クストー(Jacques-Yves Cousteau)の潜水により実際の水深は約60mと判明した。04年にはジャマイカ人のデイビッド・リー(David Lee)が当時の素潜りの世界記録、65mをここで出している。ラグーンの周りは一部砂浜もあるが、大部分は青々とした熱帯植物の森となっている。湾岸にあったレストランは02年のハリケーン・アイヴァン(Hurricane Ivan)で崩壊し、未だに再建されていない。ラグーン自体の入場料は不要。

50年代から60年代に掛けては、ジョン・ウェイン(John Wayne)主演の1968年公開でヒットした映画「グリーンベレー(The Green Berets)」の原作者ロビン・ムーア(Robin Moore)の所有地だった。1980年公開のブルック・シールズ(Brooke Shields)主演の映画「青い珊瑚礁(The Blue Lagoon)」の一部がここで撮影された。この映画は南国の島に流れついた少女と少年の成長の物語で、メインのロケ地はフィジー(Fiji)のヤサワ諸島(Yasawa Islands)。ブルーラグーンは、当時14歳のシールズ演じる主人公のエメライン(Emmeline)が水浴び中に初潮を迎えると云うシーンで使われたそうだ。もともとこの場所はブルーホール(Blue Hole)と呼ばれていたが、このヒット映画にあやかって名前を変えたとのこと。

映画と云えば、ブルーラグーンの少し先(東)にあるドラゴン・ベイ(Dragon Bay)では1988年公開のトム・クルーズ(Tom Cruise)主演の映画「カクテル(Cocktail)」や1986年公開のロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)主演のコメディ映画「クラブ・パラダイス(Club Paradise)」が撮影された。2010年公開のトム・クルーズ(Tom Cruise)とキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)が共演した映画「ナイト&デイ(Knight and Day)」はドラゴン・ベイとは反対にブルーラグーンの手前のサンサンビーチ(San San Beach)のさらに少し手前(西)にあるフレンチマンコーブ(Frenchman's Cove)で一部のロケが行われた。この映画は見たけど、全く記憶にない。まあ、その時にはまさかジャマイカに住むようになるとは思いもしなかったしなあ・・・

ちなみにサンサンビーチだが、沖のサンゴ礁で守られた静かなビーチで、サンゴ礁でのシュノーケリングが楽しめところ。有料(5US$)で、営業は朝の10時から夕方4時。

キングストンから車で約2時間半。朝9時半過ぎ、サンサンビーチの入口を過ぎると左手に分かれる側道にブルーラグーンのサイン。ガイドだと云うおっちゃんが声を掛けてくる。案内すると云うのでIDを付けているようだし、信じて助手席に乗ってもらい左手に建物が続くかなり荒れた狭い側道を400mほど進むと海に開ける。適当に空いてる場所に車を止めると、突き当りまでまず案内してくれる。そこがブルーラグーン。ぱっと見は大したことない感じ。で、おっちゃんの目的は周辺を周遊するボートへの勧誘だったようで、一生懸命勧めてくる。しかし、確か最初は3500JM$って云うし、高い。適当にあしらってたのだが、しつこいし、そのうちに2500になって、これが底値って云うんだけど、それでも断ってたら2000JM$にまでなったので、それなら許せるなって気になって乗ることにする。朝まだ早くて他の観光客も少なかったし、遊んでるよりはってことでしょうか。

で、ボートに案内され、15分余りの周遊コース。まずは海沿いを来た方向に向かって進む。左手の海岸沿いには高級ヴィラが立ち並ぶ。泊ってるお客さんもいる。優雅だね。海も綺麗。ここもサンサンビーチ同様、沖合がサンゴ礁で浅くなっており、そのため、このヴィラの前が穏やかな海になっている。

サンサンビーチの沖合まで進む。ビーチの沖約200mにはペロー島(Pellew Island)と云う小島。降りるかと船頭さんに聞かれるが、水着でもないし遠慮する。この島は、別名プリンセス島(Princess Island)。1953年にスイスの資産家ハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ(Hans Heinrich Thyssen-Bornemisza)男爵が彼のフィアンセであったイギリス人のファッションモデル、ニナ・ダイアー(Nina Sheila Dyer)にこの島を購入して送ったためで、彼女は彼と結婚したが2年で離婚し、その後イスラム教の首領アガ=カーン一族のサドルディン王子と再婚し、ニーナ・アガ・カーン王女(Princess Nina Aga Khan)と名乗ったことから来ている。

モンキーアイランド(Monkey Island)とも呼ばれるが、これは実際には間違っている。本当のモンキーアイランドはポート・アントニオのフォリー岬(Folly Point)の先に浮かぶウッズ島(Woods Island)で、マチュピチュ(Machu Pichu)発見で有名なハイラム・ビンガム3世(Hiram Bingham III)が、フォリー岬辺りの持ち主であった彼の義父へのプレゼントとしてペルーから輸入した猿をこの島に住まわせたことからこう呼ばれているのだが、この島とペロー島が混同され、いつの間にかペロー島の別名として定着したようだ。名前って定着してしまうと間違っていると云えなくなるもんだ。ガイドのおっちゃんも船頭さんもモンキーアイランドと呼んでいた。

ペロー島を過ぎ、サンサンビーチ沖で折り返しと舟に乗ったところまで戻るが、今度は逆方向にそのまま進み、狭い水道を抜けてブルーラグーンに入る。ボートで入ってくると結構広い。ヴィラの前の海が浅かったのに比べて確かに水の色が濃くなり、深さを感じさせる。一部色が鮮やかなところもある。ラグーンの中央辺りで泳いでいる女性もいる。2mの深さでも足が届かないのは同じだが、深さ60mと考えると怖くなるから不思議だ。と云うことで、15分余り、基本は30US$と云われるボートツアーは、船頭さんに2000JM$支払って終了。30US$は高過ぎるな・・・

私をボートツアーに乗せることに成功し、勧誘の目的を果たした自称ガイドのおっちゃんはいなくなってたので、落ち着いて車で着替えて、ブルーラグーンで泳いでみる。泳ぎには自信はあるのだが、長いこと泳いでないし、やっぱ60m深さがあると知ってるとビビる。とりあえず中央辺りまでは出てみて満足して終わる。水温が冷たいと云うほどではないが、結構低い。表層部の方が冷たく、潜ると温かくなるそうだ。これは淡水の冷たい湧水の方がカリブ海の温かい海水よりも比重が軽いので、表層部に来てるため。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2410028865733790&type=1&l=824cf95baa

結局1時間半足らずの滞在で、11時頃次の目的地に向かった。


ポートランド 東海岸に続く

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