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カフェブルー(Cafe Blue)、ストロベリー・ヒル(Strawberry Hill)、UCCコーヒー農園(Craighton Estate)があるアイリッシュタウン(Irish Town)からさらに道を登る。5分くらい走ると道は1車線になり、ダートの部分も出て来る。B1国道でキングストン(Kingston)と北海岸のバフベイ(Buff Bay)を結んでいるのだが、北海岸まで走るのは辛そう。<br /><br />ストロベリー・ヒルへの分岐点から約5㎞、10分余り登ったところにあるのがマウントエッジEITSカフェ(Mount Edge, EITS Cafe)。ここはB&amp;Bだが、美味しいコーヒーと食事を楽しむこともできる。その他、リバーハイキングやマウンテンバイクのレンタルもアレンジしてもらえるそうだ。主人のマイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)ならぬマイケル・D・フォックス(Michael D. Fox)さんはとてもエンターテイメントな方とか。EITSはEurope In The Summerの略とか。ここのデッキからは街は見下ろせないが、ブルーマウンテンの山並みは素晴らしい。300JM$とコーヒーも高くなく、目の前をハチドリたちが飛び回っており、素晴らしい。このコーヒーを飲むために1時間近く掛けて登る価値はある。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2465271596876183&amp;type=1&amp;l=21591c552f<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/videos/2453640291372647/?l=1562134848153597319<br /><br />マウントエッジカフェからさらに3㎞余り、曲がりくねった山道を10分ぐらい掛かって登るとニューキャッスル(Newcastle)に入る。標高約1200mのこの町はジャマイカ国防軍(JDF;Jamaica Defence Force)の町。軍の訓練所が置かれている。元々は1841年にイギリスのジャマイカ司令官のウィリアム・ゴム卿(Sir William Maynard Gomm;のちのインド司令官)が当時軍で多くの犠牲者が出ていた黄熱病が高地では防ぎやすいことに目を付け、政府の反対にも関わらずここにキャンプを設立した。結果、劇的に死者は減り、政府も後追いで承認することとなり、転地療養キャンプとして使われた。ちなみにゴム卿はこの年、キングストンで起きたクリスマス暴動(Christmas riot)を鎮圧しているが、この暴動はクリスマスを音楽やドラミングで祝う人々が発端で、音楽や踊りが当時法律で規制されていたことから起きており、奴隷の徒弟制度も廃止されたあとだが、弾圧は続けられていたと云う例。確かにモラント・ベイの反乱(もしくはジャマイカ事件;Morant Bay rebellion)はこれよりまだ24年後の1861年に起きている。で、話を戻すが、ここは1959年からは西インド諸島防衛軍(West Indies Federation&#39;s Federal Defence Force)の訓練所となり、ジャマイカ独立以降はJDFに引き継がれた。「乗り越えられない障害はない、手に負えないタスクはない=No obstacle too difficult, no task too great」がモットーだそうだ。B1国道はウィリアム・ゴム広場(Major General Sir William Gomm square)のパレード場を横切っており、新品の制服に身を包んだ機械仕掛けのような新兵を見るチャンスがあるとのこと。新兵ではないだろうが、帰り道に兵隊さん達に遭遇し、分かってなかったので驚いた。壁には過去の駐留部隊の紋章が飾られている。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2465276493542360&amp;type=1&amp;l=16cb37f6a6<br /><br /><br />その5へ続く

セントアンドリュー キングストン郊外 山の上でコーヒーその4 (Mount Edge, EITS Cafe, Newcastle, St. Andrew)

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2018/11/24 - 2018/11/24

63位(同エリア75件中)

ちふゆ

ちふゆさん

カフェブルー(Cafe Blue)、ストロベリー・ヒル(Strawberry Hill)、UCCコーヒー農園(Craighton Estate)があるアイリッシュタウン(Irish Town)からさらに道を登る。5分くらい走ると道は1車線になり、ダートの部分も出て来る。B1国道でキングストン(Kingston)と北海岸のバフベイ(Buff Bay)を結んでいるのだが、北海岸まで走るのは辛そう。

ストロベリー・ヒルへの分岐点から約5㎞、10分余り登ったところにあるのがマウントエッジEITSカフェ(Mount Edge, EITS Cafe)。ここはB&Bだが、美味しいコーヒーと食事を楽しむこともできる。その他、リバーハイキングやマウンテンバイクのレンタルもアレンジしてもらえるそうだ。主人のマイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)ならぬマイケル・D・フォックス(Michael D. Fox)さんはとてもエンターテイメントな方とか。EITSはEurope In The Summerの略とか。ここのデッキからは街は見下ろせないが、ブルーマウンテンの山並みは素晴らしい。300JM$とコーヒーも高くなく、目の前をハチドリたちが飛び回っており、素晴らしい。このコーヒーを飲むために1時間近く掛けて登る価値はある。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2465271596876183&type=1&l=21591c552f
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/videos/2453640291372647/?l=1562134848153597319

マウントエッジカフェからさらに3㎞余り、曲がりくねった山道を10分ぐらい掛かって登るとニューキャッスル(Newcastle)に入る。標高約1200mのこの町はジャマイカ国防軍(JDF;Jamaica Defence Force)の町。軍の訓練所が置かれている。元々は1841年にイギリスのジャマイカ司令官のウィリアム・ゴム卿(Sir William Maynard Gomm;のちのインド司令官)が当時軍で多くの犠牲者が出ていた黄熱病が高地では防ぎやすいことに目を付け、政府の反対にも関わらずここにキャンプを設立した。結果、劇的に死者は減り、政府も後追いで承認することとなり、転地療養キャンプとして使われた。ちなみにゴム卿はこの年、キングストンで起きたクリスマス暴動(Christmas riot)を鎮圧しているが、この暴動はクリスマスを音楽やドラミングで祝う人々が発端で、音楽や踊りが当時法律で規制されていたことから起きており、奴隷の徒弟制度も廃止されたあとだが、弾圧は続けられていたと云う例。確かにモラント・ベイの反乱(もしくはジャマイカ事件;Morant Bay rebellion)はこれよりまだ24年後の1861年に起きている。で、話を戻すが、ここは1959年からは西インド諸島防衛軍(West Indies Federation's Federal Defence Force)の訓練所となり、ジャマイカ独立以降はJDFに引き継がれた。「乗り越えられない障害はない、手に負えないタスクはない=No obstacle too difficult, no task too great」がモットーだそうだ。B1国道はウィリアム・ゴム広場(Major General Sir William Gomm square)のパレード場を横切っており、新品の制服に身を包んだ機械仕掛けのような新兵を見るチャンスがあるとのこと。新兵ではないだろうが、帰り道に兵隊さん達に遭遇し、分かってなかったので驚いた。壁には過去の駐留部隊の紋章が飾られている。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2465276493542360&type=1&l=16cb37f6a6


その5へ続く

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