#53　モンテネグロ・コトル　アドリア海の絶景と素朴な旧市街　-旧ユーゴの国を歩く５-

2017/04/30 - 2017/04/30

ドゥブロブニクからさらに南下し、モンテネグロのコトルに向かいました。
コトルはドゥブロブニクに雰囲気は似ていますが、素朴な雰囲気で、観光一色のドゥブロブニク旧市街とは異なり、
コトルの旧市街は生活感にあふれています。
夜には夜行バスでボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルに向かうため、夜までの短い時間でしたが、
「この街に泊まりたかった」と思わせる素敵な街でした。


4/30の旅行記です

全体旅程
4/27　成田⇒
4/28　イスタンブール⇒ザグレブ⇒プリトヴィッチェ
4/29　プリトヴィッチェ⇒ドゥブロブニク
4/30　ドゥブロブニク⇒コトル⇒
5/1 　⇒モスタル
5/2 　モスタル⇒サラエボ
5/3 　サラエボ⇒ベオグラード
5/4 　ベオグラード⇒スコピエ
5/5 　スコピエ⇒プリズレン
5/6 　プリズレン⇒プリシュティナ⇒リュブリャナ⇒ウィーン
5/7 　ウィーン⇒フランクフルト
5/8 　⇒羽田

エリア コトル(モンテネグロ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドゥブロブニクからバスで２時間でモンテネグロのコトルに到着しました。
国境を越えもスムーズで時間はかかりませんでした。

コトルは正門をくぐるとすぐ広場があって時計塔があります。
正門の前に観光案内所もあります。

ザ アームズ スクエア 広場・公園

正門前の左側にある小さな小屋が観光案内所です。
地図とかももらえます。
旧市街の中は迷いやすいので必ず地図をもらってから入りましょう。

コトル観光案内所 散歩・街歩き

広場の左側の道を奥に進むと聖ルカ教会があります。
建てられたのは1195年でコトル屈指の歴史的建造物です。

この教会はセルビア正教会になります。
コトルにはカトリック教会もありますが、セルビア正教会が主体。
複雑な民族・宗教構成を表しています。

聖ルカ教会 寺院・教会

聖ルカ教会と同じ広場に面しているのが聖二コラ教会。
同じくセルビア正教会の教会です。
こちらは20世紀の建造物。聖ルカ教会との対比が面白いです。

聖ニコラ教会 寺院・教会

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

聖二コラ教会の内部です。
正教会はたくさんのイコン（聖人や出来事がかかれた絵画）があるのが特徴です。

聖ニコラ教会 寺院・教会

聖ニコラ教会

聖ニコラ教会 寺院・教会

聖ルカ教会の脇を抜けると再び広場があります。
その広場に面しているのが海洋博物館。
18世紀に建築され、当時は宮殿でした。

後で中に入りますが、とりあえず先に進みます。

海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

さらに先に進むと再び広場があります。
その広場に面しているのがコトルの大聖堂。
これはカトリック教会になります。

聖トリプン大聖堂 寺院・教会

大聖堂の右奥の道を進んでいくと、登山道の入口があります。

コトルの城壁 史跡・遺跡

最初は住宅地の中を階段で登っていきます。

コトルの城壁 史跡・遺跡

ひたすら登っていきます。
ドブロブニクのようにケーブルカーなるものはありません。
結構ハードです。
4月でも辛かったので、真夏に登る場合は水分や日差し対策は必須です。

コトルの城壁 史跡・遺跡

救世聖母教会に着きました。
まだ山頂まで半分も来ていません。
体力に自信が無ければここまで登れば充分かもしれません。

救世聖母教会 寺院・教会

救世聖母教会から５分くらい登ったところにコトルの町が見渡せる場所があります。
救世聖母教会の塔がいい味出しています。

コトルの城壁 史跡・遺跡

さらに登っていきます。
見た目以上に勾配は厳しいです。

コトルの城壁 史跡・遺跡

コトルの城壁 史跡・遺跡

歩き続けて50分。
ようやく聖イヴァン要塞に着きました。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

廃墟がそのまま残されています。
雰囲気はとても良いのですが、観光客が増えてもこのまま維持できるのか心配です。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

コトルの町を見下ろすようにモンテネグロの国旗が掲げられています。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

要塞の屋根に上ることもできます。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

安全柵は一切ないので全て自己責任ですが、絶景を眺められます。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

コトル湾がよく見えます。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

上の写真で２人がいた屋根に上りました。
コトルの市街とコトル湾がよく見えます。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

ジオラマ風に撮影。

聖イヴァン要塞 史跡・遺跡

これでコトルの旧市街に戻ります。
振り返ってみるとかなりの急坂です。

コトルの城壁 史跡・遺跡

救世聖母教会が見えるところまで降りてきました。
上りは大変ですが、下りはあっという間。

コトルの城壁 史跡・遺跡

無事に大聖堂まで戻ってきました。
往復で最低1時間半は必要です。

聖トリプン大聖堂 寺院・教会

コトル旧市街は細い小道がたくさんあります。

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

お土産屋が多いですが、生活感がかなりあります。

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

メイン通りから一本道を入ると本当に静かです。

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

旧市街を一周して時計台に戻ってきました。

時計搭 (コトル) 建造物

コトルの正門。

正門 (コトル) 建造物

北門近くのレストラン、バスティオンで夕食を食べました。
パスタとサラダで15ユーロくらいだったと思います。
味はクロアチアからの流れでおいしいです。

バスティオン シーフード

コトルの小道歩きは楽しい。

今度は南門の方向に歩いて行きます。

南門側はとても静かです。

南門 (コトル) 史跡・遺跡

南門は細く小さい入口になっていて、かつての要塞を思わせる雰囲気になっています。

南門 (コトル) 史跡・遺跡

コトルには泊まらず、この後深夜バスでボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルに行きますが、
荷物を置いたり、シャワーを浴びたりしたかったので、ホテルマリヤを予約していました。
予約時に、「泊まらずに夜の10時ごろに出発する」と連絡しておいたのですが、あまり伝わっていなかったようで、おばちゃんが「気づかなくてごめん」と。

お詫びにコトルのお土産マグネットをもらいました。
本当に親切なおばちゃんで、おすすめなホテルです。
旧市街の中なので立地抜群、価格もドブロブニクの6割くらいの価格が相場です。

ホテル マリヤ ホテル

モスタル行きのバスは夜11時なので、それまでは少し夜の街を散策しました。

時計搭 (コトル) 建造物

山の城壁がライトアップされています。

時計搭 (コトル) 建造物

夜の静かな旧市街もまた素敵。

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

治安面は全く問題ありません。
昼間の方が観光客狙いのスリがいることがあるとのことでした。

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

夜9時ごろにホテルに戻り、シャワーを浴びました。
その後チェックアウトして、夜11時発のバスに乗るためにバスターミナルに向かいます。

次回は深夜バスでボスニア・ヘルツェゴビナに入国します。

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地