2019/08/20 - 2019/08/22
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worldhusiastさん
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2019年の夏は16日間でアンゴラ、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイを訪問しました。
マラウイは東アフリカ諸国の中では比較的治安が安定している方で、それなりに見所もあるのですが、どういうわけか地球の歩き方には記載がありません。ガイドブックを読みたい方は、Bradt(英語版)がかなりよくできているのでおすすめです。
調べると、マラウイ湖というのが有名らしいので行ってみることに。面積29,600平方キロメートルで、アフリカで3番目、世界で9番目の広さ、琵琶湖の約44倍もあります。もはや海。
冒頭の写真にもありますが、湖は本当に美しく、とても癒される旅行になりましたよ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 1.5
PR
-
マラウイのビザはアライバルで取得。
空港職員に「ビザ?」と聞いたら、記入フォームをくれるので、記入後、3つブースが並ぶカウンターへ。
手前からフォームのチェックブース、ビザ代支払ブース、ビザシールを貼り付けるブースとなっています。代金の支払いはUSDの現金のみ、USD75でした。
シールを貼ったパスポートを持ってイミグレへ。 -
イミグレではスタンプが押されるのみ。税関も呼び止められずスルーでした。
個人的104ヶ国目のマラウイ入国です! -
空港内でSIMカードや両替、虫よけなど買いたいと思っていたのですが、すべてのショップが閉店。
14:05着の予定が18:30着になるからだー!まったくもう!
建物内の暗がりにATMがあり、現地通貨クワチャは引き出せたのでまあいいですが。。 -
真っ暗だし、空港からはタクシーで市内に移動します。
税関を通過するところの天井に、タクシーの公定料金がUSD35だと書いてあり、確かにその料金で行ってくれるとのこと。空港タクシーではなく、白タクだと交渉次第で若干安く行けるようです。
夜で面倒くさいので、途中ガソリンスタンドで飲み物や軽い食事などを買ってホテルへ向かいました。
空港タクシー
19:00 リロングウェ空港→20:00 シママ・ホテル
USD 35 -
到着したのはこちら、シママ・ホテル。リロングウェの長距離バスターミナルのすぐそばにあるというだけで選びました。
グレード的には星2.5ですが、リロングウェでは高級な方だと思います。ホテルの詳細はクチコミで。
https://4travel.jp/os_hotel_tips_each-13794440.html
シママ・ホテル
1泊 \12,950 -
2019/8/20
この日は1日かけてマラウイ湖の湖畔の村ケープ・マクレアに向かいます。
シママ・ホテルから歩いて数分でバスターミナルに到着。しかし車が多すぎてどれがケープ・マクレア方面に行くのかわからない!w
周りの人に聞いてみると、ケープ・マクレアに直接行くバスはなく、まずは途中のモンキーベイ近くを通るバスに乗って行くらしい。 -
バスは見つかったものの、満席になるまで発車しません。待っている間、次々と売り子が来ます。バナナ、オレンジ、イヤホン、時計、サモサのようなスナックなどなど。時計はまさか盗品ではないですよね!?
なぜか虫よけスプレーの類は売りに来ません。商売が下手なのか、そもそも地元民はスプレー買わないのか。
そんなことを思いながら待つこと2時間。ようやく出発です。このようにいつ出発するかわからないので、事前にトイレは行っておきませう。
ちなみに助手席に2人がけで、右足がきつい!到着後ケツずれみたいなのが初めてできましたw
バス
11:40 リロングウェ・バスターミナル→15:17 Chirombo
MWK 7,000 -
リロングウェ市内や主要交差点では警察によるチェックが多かったです。ひどいところはチェック後数百メートル進んで、また止められたこともありました。
帰りのタクシードライバーに聞いたら、これは多くの場合保険の有無のチェックで、速度チェックはまれ。ただ止めているだけのときもあるそうです。書類不備を見つけて賄賂を要求する狙いなんだとか。 -
道中はアップダウンがそれなりにあります。
-
車窓からの風景は、意外と岩がち。
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途中に見える集落は、多くが茅葺屋根のレンガ造りの建物。電線が見えないので、建物に電気は通じていなさそうな感じ。
-
デザ(Dezda)という町で20分程度停車。
岩絵があるチョンゴニ・ロック・アートはこの町を拠点にして行けるようですが、時間が厳しそうなのでパス。。 -
バスがデザで停車するとすぐ、売り子が飛んでやってきます。
キャベツ買わんかね!的な。ここはキャベツ売りが多かったです。大きくておいしそう。 -
デザを過ぎると、20分にわたりうねる道を下っていきます。なかなかいい眺め!
下りきると平坦な道になります。窓から入る風が急に熱くなり、標高が下がったことを実感します。リロングウェは風は冷たくてよかったのになー。 -
15:17
モンキーベイとマンゴチの分岐点でバスを下ります。最初ドライバーがスルーして行っちゃいそうだったので、慌ててアピール。助手席に座っててよかったー。方面の看板はよく見ておかないと危ないですね。 -
続いてモンキーベイ行きの車に乗り換え。奥のバスは満席で乗れず、手前の黒い乗用車で行くことになりました。
この車も助手席2人がけ、後部座席は3人で座るところ4人押し込められ、とても窮屈。しかもなぜか女性しか乗っていない・・・。アフリカあるあるでまた女と間違えられているのかなぁ。
車
15:18 チロンボ→15:41 モンキーベイ
MWK 3,000(言い値。ケープマクレアまでの通し料金) -
モンキーベイに到着後、ケープ・マクレアへはバイクタクシーに乗換え。意外と言っちゃなんですが、ヘルメットを渡されました。
-
途中の道は一部舗装されているものの、ほぼダート。そこを時速70km程度でとばすこともあり、バイクタクシーだと砂ぼこりがすごい!カメラなど精密機械は鞄にしまわないと大変。
ケープ・マクレアの集落と、マラウイ湖が見えてきました。 -
16:07
ようやくケープ・マクレアの宿に到着。1日がかりだった・・・。 -
今夜のお部屋はこちら。
伝統家屋スタイルのロッジ!
手作り感満載!周辺の集落からみても違和感ありません。 -
当然蚊帳付き。しかし穴あき仕様ですw
穴はテープなどで塞がせていただきました。言えば虫よけスプレーを貸してくれますし、蚊取り線香の使用もOKでした。
コンセントは何か所かあって、訪問時は停電もなく便利に使えました。 -
窓はあるのですが、金網のみでサッシがありません。
一日中そよ風が吹き抜けて心地よいのですが、夜に結構な風が吹いてかなり肌寒かったです。寝るときは体を冷やさないようにしないとですね。
扇風機が見えますが、これは壊れてて使えずじまい。でも結果的に不要でした。懐中電灯も置いてありましたが、電池切れ。 -
ちょっと暗い写真ですが、水回り。シャワーは水量が少ないもののお湯は出ました。アメニティは石鹸のみです。
ドライヤーはありませんが、持ち込んだものを使ってもブレーカーはとびませんでした。 -
敷地内にはプールもありました。その向こうにマラウイ湖も見えますね。
マラウイ湖で泳げばいいじゃんと思われるかもしれませんが、住血吸虫に汚染されており遊泳はしない方が賢明です。泳ぎたい方はプールで。 -
くたくたなのでまだ明るいけど夕食をいただきます!食事する場所は基本屋外で夜は真っ暗になるので、夕方だけどちょうどよかったかも。
注文したのはカンパンゴというナマズのグリル。
味はあまりしないのですが、グリルに塩をかけていただくとおいしい!緑のソースは自家製のチリソースだそうですが結構辛めで、ちょっと独特な風味ですが、魚にあいました。
ごちそうさま! -
イチオシ
食後、マラウイ湖を見るとちょうど夕陽!
ここから数枚、美しい夕焼けの写真を掲載しますのでとくとご覧あれ!先に断っておきますが、すべて補整なし・カメラのオート機能で撮ったものです。 -
巨匠の絵画にありそうな夕焼けの色遣い。
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こんなグラデーションみたことない!
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シルエットで見えるのは木の舟。絵になる!
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イチオシ
湖がこんな色になるのは初めて見ました。これ補整なしですからね、すごい。
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イチオシ
美しすぎ!紫という単純な言い方では表現しきれない!
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絶景に見とれつつ、いったん就寝です。
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2019/8/21
9:00
おはようございます。朝のマラウイ湖。
昨夜の紫とはうってかわって、朝は濃い青と淡い青がドット絵のようにそよいでいます。 -
こちらは釣りの準備かな?
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木の小舟で颯爽と漕ぎ出すマラウイっ子。
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母たちは洗濯に励んでいました。
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湖の水は極めて透明!
なぜ住血吸虫がいるのか・・・いなければ湖水浴も楽しめるのに! -
朝食後、ケープ・マクレアの集落を通過して、オッター・ポイントとミッション・グレーブを見に行きます。
なんとものどかな集落。鉄塔が異常に不釣り合いです。 -
これはおそらく魚を売っているんだと思います。
しかしすごい数のハエ!黒い点々は全部ハエです。 -
集落には井戸がありました。
名前が書いてありますが、これは以前井戸を作るプロジェクトがあり、その際の寄付者のものだとか。 -
この家はなかなか衝撃的。
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なんと空き瓶でデザインされています。こんなリサイクル方法があるとは!
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20分ほど歩いて、国立公園の入口に着きました。入場料がかかるようです。
ミッション・グレーブは無料で見られるのですが、その後オッター・ポイントまで検問を通らず歩いて行けるので、まずここで料金を支払えとのこと。
マラウイ湖国立公園
入場料 MWK 7,300 -
料金所の周辺には自称ガイドが屯しており、「ふっかけたりしない。ハイキングはガイドがいないと道がわからないよ」などと言って斡旋してきます。
結論から言うと、確かにハイキングは道は途中からなくなるため迷う可能性が高く、ガイドがいたほうがいいです。
というわけで今回はこちらパトリックさんにガイドをお願いすることに。親切な方でしたが、手がガサガサ、声がガラガラ、英語が聞き取りづらく、あまり情報量も多くありません。単なる案内役だと思っていた方がいいかも。
ガイド代はこのときに合意していたのですが、最後に渡したら少ないといって文句言われてしまいました。幸い、他の人のいる前で交渉していたので、その人が取り合ってくれて追加で払わずすみましたが、心配な方は紙に書くなりしておくとよいでせう。
ガイド代
MWK 4,000(言い値 MWK 5,000) -
まず向かったのはミッション・グレーブズ。さっきの料金所から少し上ったところにあります。
リヴィングストニア・ミッション(ここでは、マラリア対策特命チームのようなものだったらしい)の遺構だといいます。 -
正面にはあったのはリヴィングストニアで亡くなったウィリアム・ブラック博士の墓。
奥の岩には横顔の肖像画が彫られていました。看板には「FAITHFUL UNTO DEATH」=死ぬまで誠実というお言葉が。 -
ミッション・グレーブから横道に入り、こんな草生い茂る中を歩いていきます。
ここはまだ道っぽいのですが、そのうち完全に道じゃなくなります。このルートを歩く方は長ズボンと滑りにくい靴は必須です。 -
岩に根付くように生えるマンケという木。名前がギリギリw
生命の力を感じます。 -
遠くに湖が見えるー!
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こんな感じで、岩に根を絡ませている木はあちこちで見かけました。
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こっちはもっと眺めがよい!
木が多くて、意外とマラウイ湖を見渡せる場所はあまりありませんでした。 -
上の写真の一部をアップ!
きれい!! -
こちらのントンドという木は自然に白くなるんだとか。枯死しているわけではなさそうです。
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そうこうしていたら・・・なんか眺めのいいところにでた!
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水平線!こうしてみると海みたいで、湖って感じがしません。
しかも水は相当綺麗。 -
こちらが通称オッター・ポイント。
人の大きさと比べてみると、岩が大きいのがわかりますね。 -
足元をふと見ると、トカゲらしきものが!
すぐにささーっと岩の奥に隠れてしまいました。 -
オッター・ポイントの岩場に降りてきました。
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イチオシ
半端ない透明感!
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遠くを見ると、木船で湖を進む人が!オドロキ!
本物のオッター(カワウソ)はいませんでしたが、十分湖を堪能できるいいポイントでした。 -
来たときとは違うルートで戻ります。
ふと木を見上げると・・・なんかかっこいい鳥!ワシかな? -
盗人猛々しいバブーンも群れで登場。荷物を盗られないように気を付けねば。
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帰り道に通りかかったビーチ。素晴らしすぎ!
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料金所の近くまで戻ったら、ミニ展示室がありました。
大きいのは象の骨。奥にはワニの骨も見えますね。 -
国立公園は1時間30分で見終わり、宿に戻って休憩。
夕方、近くをお散歩することに。網が砂浜にありますね。 -
湖沿いに歩いていたら、縄のようなものを一生懸命引っ張っている!
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引っ張っていたのは網!さっき見た網は漁に使うやつだったんですね。
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網を陸地に引き上げたら・・・お魚!
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まさか地引き網漁をしているとは。
このときはあんまり大漁ではなかったですが、いい感じのサイズのお魚もとれたようでした。 -
子供たちの写真もいくつか撮ってみました。
砂浜でバスケで遊ぶ子供たち。 -
夕暮れどき、浜辺でくつろぐ子供たち。
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カメラが気になって集まってきちゃった!
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ハァーイ!とノリノリの子供たち。
ケープ・マクレアの子供たちは明るくてスレてなくて笑顔が素敵だったなぁ。 -
夕飯を早々に済ませ、この日も夕陽チェックタイム!
今日はどんな色を見られるかな? -
濃いオレンジ!
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沈むにつれてどんどん濃くなっていきます。
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沈んで行くときは不思議な赤。
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沈んだら空がすごいグラデーションに。
前日とはだいぶ違う色になりました。これまた感動。 -
湖で大感動の一日でした。
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2019/8/22
この日はリロングウェ空港15:30発のフライト。残念ながらのんびり朝の湖散策とはいきません。
前日に7:00に出発の約束でタクシーを手配。なんと5分前にはきていた!
レセプション兼バーにはホテル関係者は誰もいない・・・。ルームチャージを前日にすべて支払い終わっていてよかった、あぶなーい。
ドライバーと料金交渉。言い値USD 150だったのですが、130にディスカウントするとのたまう。20ドルは大きい!助かります!結局余ったクワチャと、残額を米ドルで払いました。
タクシー
6:55 Mgoza Lodge→10:40 リロングウェ空港
MWK 39,500 + USD 75 (言い値 USD 150) -
宿を出てすぐ、一か所立ち寄ってもらいました。
ムワラ・ワ・ムフィニというスポット。高さ10mもある巨石がでーん!とご鎮座。
Mwala wa Mphini
見学自由 -
表面を見ると、岩の表面が細かく刻まれています。
Mwala wa Mphiniというのは”部族の顔の傷の岩”といった意味合い。そういわれればそんなような・・・?
ガイドブックによると、この彫りこみは天気により自然にできたものだとあります。 -
でも、裏を見ると見た目普通の岩。
なんと、岩の表面しかみるところがない・・・。
次! -
どんどん車はとばしていきます。
マラウイの平和そうな田舎の風景を見るのも最後。 -
突如たくさんの人の群れが!
マーケット・デイだそうで、みんなでお買い物ですね。 -
本当にすごい人!
-
途中近道して、出発して3時間40分でリロングウェ空港に到着しました。
ちょっと早すぎるなぁ。 -
カウンターがまだ空いていないので、空港内の建物でゆっくりしようとしても、そんなスペースありませんw
ふらふら構内を歩いていたらこちらの看板が。空港の拡張は日本が協力しているみたいですね。 -
日本企業のロゴも見かけました。
-
長い間待ってカウンターがオープン。
チェックインの長い列に並び、死ぬほど遅い手続きで発券していただき、ようやく出国手続き。
ふぅ長い。 -
出国手続き後のラウンジは、スペースこそ広いものの置いてあるものは正直ろくなものではない・・・。
マラウイ旅行おしまい!素朴さに癒されました!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
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- Pメテオラさん 2019/11/16 07:15:58
- 大いなる旅に
- 作者さまの大いなる旅、うらやましいです。アフリカでもマラウィまで足を伸ばすなんて、好奇心も旺盛、行動力ももりもりで、どこへ行かれても楽しそうな様子が伝わってきます。マラウィ湖は、当方も見たことがあるのですが、砂浜と波静かな湖面の印象がそのままです。南の方までは、なかなか足を伸ばせなかったのですね。でも、マラウィまで行ったなんて、なんと素晴らしいことではありませんか。
- worldhusiastさん からの返信 2019/11/16 16:17:04
- Re: 大いなる旅に
- Pメテオラさん、はじめまして。旅行記お読みくださりありがとうございます。
マラウイ湖本当にきれいですよね!行きにくい場所ですが面倒くさがらず行ってよかったなあと思いました。大いなる旅という立派なものではありませんが、旅行したなぁと実感するいい旅になったと思います。
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旅行記グループ 2019/8 アフリカ南東部6ヶ国旅行
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