2019/08/13 - 2019/08/13
450位(同エリア1671件中)
ladyさん
この旅行記スケジュールを元に
義父と行く旅 第3弾!
昨年8月に最愛の義母を亡くしてからすっかりやせ細り、義母無しではどこにも出かけず、饒舌だったおしゃべりも今や言葉が出にくくなり、足取りもたどたどしくなってしまった義父。
心身ともにやつれ果てた義父を気分転換にどこかに連れ出そうと、新盆で訪れた義父宅から日帰り旅行に行くことにしました。
暑さ厳しい折、義父の提案で涼を感じに有峰湖と称名滝へ。
帰りは亀谷温泉 白樺ハイツで汗を流して帰って来ました!
※義父と行く旅 第1弾、第2弾は作成中
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
雄山神社(岩峅寺前立社壇)
常願寺川にかかる富山地方鉄道不二越上滝線の橋の向こうに雄山神社の白鳥居。 -
雄山神社は、①立山山頂の峰神社、②芦峅寺中宮祈願殿、③岩峅寺前立社壇の三社殿で構成されています。
http://www.oyamajinjya-maetateshadan.org/ -
富山の田んぼの向こうに とんがりやま!
おむすびの形!! -
富山地方鉄道立山線
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有峰林道に向かう道沿いにお猿の群れ
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有峰林道亀谷ゲート
有料道路(中型車):1,900円(1回券) -
山の中腹に
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滝が見えました!
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新真谷トンネル
亀谷ゲートから有峰林道に入ると、長~いトンネルをいくつも通過していく。
これだけのトンネルの建設があるから有料道路料金が高いんだな、とある意味納得。 -
見渡す限りの緑
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夏の鮮やかな緑もいいけど
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紅葉の秋も隠れた名所らしい。
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橋を渡る。
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有峰湖
13時過ぎ、有峰林道に入って20分程で到着♪ -
有峰湖展望台
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有峰湖は常願寺川水系和田川に建設された有峰ダムの人造湖。
ダム湖百選のひとつ。 -
有峰ダムは、高さ140メートルの重力式コンクリートダムで、北陸電力の発電用ダム。
富山は黒部ダムが有名だけれど、有峰ダムという人造湖もあるんだってことを義父のおかげで知りました。 -
青空に浮かんだおもしろい形の雲!
普段、青空を見る機会がほとんどない私には夏休みを過ごしている感満載♪ -
有峰記念館 でランチ
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カレー 750円(税別)を頂きます!
よくあるレトルトカレーかなと思っていたら、盛り付けもなかなか、お味も本格カレーでした! -
富山地鉄夏山バス
夏山シーズンは、富山地方鉄道立山線の有峰駅からだけでなく、富山駅から直行便のバスも運行しています。 -
有峰記念館の2F~3Fは、有峰資料館。
床に描かれているのは、有峰ダムに使用されている「ペルトン水車」の実物大! -
常願寺川は昔から暴れ川で大正12年には、亀谷発電所があったそうです。
称名川の発電所は昭和8年に建設。
有峰開発は大正12年から電気事業として計画されており、昭和13年からダム建設工事が始まりましたが、戦争により中断、北陸電力により昭和31年9月に着工、昭和35年8月に完成しました。 -
常願寺川系のダム、発電所、水路計画
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有峰ダムの模型図
有峰ダムは、コンクリートダムのダム自体の重さで水圧を支える重力式。
黒部ダムは、上流に向かってアーチ状に張り出していて、両岸の岩盤で水圧を支えるダム。コンクリート材が少なくて済む。 -
「ペルトン水車」の部分を実際に回してみることができます!
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水力発電のいろいろ
ダムのいろいろ
水力発電のしくみ
水車のいろいろ
パネルにいろいろ説明があります。 -
北陸の電源の模型
ボタンを押して場所のチェックをするお義父さん -
ニホンカモシカのユキちゃん(勝手に命名)
真っ白ですごくかわいい☆ -
有峰ダムに沈んだ旧有峰住民の生活用具の展示
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筵(むしろ)織機
便利な世の中になった今、こうした木の道具を見たり使ったりすることはないけれど、昔はこんな暮らしをしてたんだよ!って知り、現代生活の有り難みや環境問題に思いを馳せることは大切なことだと思う。 -
4F屋上からの眺め
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有峰ビジターセンター
いまいる有峰記念館から見えるというのに車で行くという義父を少し歩かせる。
(熱射病が心配な時期ですが、普段からホントに歩かないんです!) -
森の最新情報コーナー
6月、7月、8月は「くま目撃」多し。
入山には十分に注意が必要。 -
ビジターセンター内では、ハイキングコースや有峰湖周辺の動植物についての情報が得られます。
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薬師岳登山口のある折立まで行くか迷いましたが、そのまま戻って称名滝に行くことに。
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15:30頃 称名滝の駐車場に到着。
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称名滝へはこの道まっすぐ、1,200m程、高低差100m。
義父は、この称名滝プロムナードをひとりでとぼとぼ歩いて行く。 -
台風の影響か、お昼過ぎで上空が温まったからか全体的に雲がかっている様子。
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立山山麓周辺案内図
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「結構な坂だね、これは」
手摺りを支えに歩くお義父さん。 -
称名滝まで、あと700m表示を見て。
お義父さん「え?まだ、700mあんの?えぇ?こんなに遠かったっけ…?」 -
義父は10年前に知人を称名滝に連れて行ったことがあったそう。
「そのときは、こんなに坂がきつくてこんなに歩いた記憶がないなぁ。」と。 -
標高1,000mにあって曇り空でも歩いていると汗はかきます。
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湧き水が滝のように流れていたので水に触れると、まるで氷水のような冷たさ。
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義父「私は病気だから歩けない」
私 「お義父さん、病気ではないでしょう?(本当に知らなかった)」
義父「病院に行って、病気だって言われてる。」
私 「え?歩かないから足腰が弱くなってるだけじゃないの?」
義父「煙草の吸い過ぎで、COPD(慢性閉塞性肺疾患)なんだよ、私は。」
私 「・・・」 -
轟音とともに遠くから水しぶきがかかるようになってきた。
お義父さん、あと少し! -
橋の向こう、人が階段状に登っている様子を見て。
義父「人の欲望を見ているようだ。」
あそこまで行けば、そこに着いたらもっと先に行けばもっとよく見える、と人の欲望は果てしない、のです。 -
この橋は、義父の欲望の橋なのでしょうか?
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30分程でここまで来ました。
称名川を渡ります。 -
称名滝は、段瀑で落差日本一の名瀑布。
(直瀑日本一は那智の滝、とチコちゃんに怒られるでやってました。)
「日本の滝百選」に選ばれています。
滝の音が称名念仏を唱えているように聞こえたことから名付けられました。 -
称名滝は4段に分かれ、第一段は40m、第二段は58m、第三段は96m、第四段は126mで、これが一条の滝となり、最上部の爆流落差30mを含め、全落差350m。
国の名勝および天然記念物に指定されています。 -
ハンノキ滝
称名滝の向かって右側にある落差500mの大瀑布。
融雪期や降雪時に出現し、称名滝と一対になって流れ落ちる様は勇壮だそう。 -
2012年7月 立山弥陀ヶ原・大日平と称名渓谷及び称名滝は、ラムサール条約※湿地に登録されました。
※特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約 -
義父はこう言いました。
「これが私の人生最後の称名滝だ。」
私たちは、欲望の階段は登らず、帰ることにしました。 -
滝から流れ落ちた清流は、すごい勢いで下流へと流れ落ちてゆきます。
-
行きは高低差100mの坂をずっと登って来ましたが、帰りは下りです。
”人生最後の称名滝”を見るのを達成して義父は満足そうです。 -
帰りは20分程で戻って来て、レストハウス称名へ。
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アイスクリームで疲れた身体を慰やします♪
ひとつ300円。 -
レストハウスを出て湧き水で手を洗いました。
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汗をかいたから汗を流そう、と 亀谷(かめがい)温泉に車を走らせていると、赤ちゃん猿を背負ったお母さん猿と小猿に出会いました。
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立山山麓 亀谷温泉 富山市公営国民宿舎 白樺ハイツ
日帰り入浴 ひとり610円
http://www.shirakaba-toyama.com/
源泉名 :亀谷(かめがい)温泉
温泉泉質:単純硫黄泉(低張性・アルカリ性・温泉)
無色透明でさらりとした湯 ph9.7 弱塩味硫黄臭
泉温 :32.0度
源泉100%で加水なし、但し加温あり。 -
富山の散居村、
田んぼの真ん中に防風林のある農家の風景が大好きです。 -
台風が接近していて曇り空の中、夕焼けをちょっと見ることができました。
-
富山市内までやってくると、夕陽が見えました。
「前回、最後だと思っていたけど、また称名滝に来れた。」の一言が聞けるよう、お義父さんにはもうちょっと足腰鍛えてもらわないといけないな(^_^)
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この旅行記へのコメント (2)
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- こぶぞうさん 2019/08/30 21:03:15
- 義父・・・
- ladyさん
初めましてこんばんわ!こぶぞうと申します!
ニホンカモシカのユキちゃん!大爆笑させて頂きました!
このネタ頂いてよろしいでしょうか?
義理のお父さんお大事になさって下さい!
こぶぞう
- ladyさん からの返信 2019/08/30 22:16:17
- RE: 義父・・・
- こぶぞうさま
こんばんは☆
旅行記を見てくださってありがとうございます!
私はこぶぞうさまの旅行記のコメントが面白くて大好きなのですが、最近の「青春18きっぷ」の旅での「お菊さんの祟り」がツボでした。
セレブこぶぞうさまが「青春18きっぷ」を使うこと自体も驚きだったのですが、旅行記最後の「時間の無駄」のバッサリがそれまでの楽しいコメントとギャップがあって大ウケでした。
是非是非、いつか富山のユキちゃんにエアー&バイクで会いに行ってください。
また旅行記にお邪魔させていただきます!
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