台南・高雄・屏東・竹田など少しディープな家族旅行（子連れ）②高雄よりさらに南の田舎へ

2019/01/12 - 2019/01/15

幼児を連れ、高雄を拠点に、台南、屏東、竹田、萬巒（ばんらん）、岡山を回りました。定番の観光スポットばかりというよりは、子連れで行けそうな範囲で少しディープな場所にも行ってみました。

台北など北部とは違ってまだ観光化されすぎていない雰囲気、夜市を中心とした激うまグルメ、萬巒の豚足など少しマニアックなグルメ、日本統治時代の名残り、冬でも30℃に達する気温などなど、充実した家族旅行でした。

空路は、tigerairを利用し、行きは成田→高雄、帰りは桃園→成田でした。子連れでも無理のない時間をさがしたら、こうなりました。

②は3日目、4日目です。
3日目は、屏東で夜市、日本統治時代に建てられた駅舎のある竹田駅、萬巒（ばんらん）で有名な豚足店と台湾最古の教会を見に。高雄に戻ったら、興中夜市、自強夜市を梯子しました。
4日目は、新幹線で桃園まで行き、巨大なショッピングモールで時間をつぶし、帰国しました。

エリア 屏東(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: スクート
• 旅行の手配内容: 個別手配

【3日目】
まずは、高雄駅から自強号で屏東駅に向かいます。

高雄駅 駅

ディーゼル列車でした。大分レトロな車両。一昔前の地方の国鉄特急みたいな雰囲気です。

屏東駅に到着。意外と新しくて大きい駅でした。

屏東駅 駅

駅前にこんなものがありました。息子は大喜び。

駅から歩いていくとすぐに、慈鳳宮という巨大な寺院があります。

慈鳳宮 寺院・教会

屏東夜市。
夜市と言っても昼からやっています。この時10時過ぎでした。
日本人含め、観光客はほぼゼロ。

屏東観光夜市 露店・屋台

あまり情報がなかったので、適当に店に入ります。田ウナギの意麺を食べたかったので、それらしい店に。
店員さんも親切でメニューを一生懸命説明しようとしてくれたり、オーダーの仕方を丁寧に教えてくれたり、台北の夜市ではあまり望めない親切さでした。

田ウナギの意麺。うまい！少しお酢の入った酸味のあるダシでしたが、田ウナギや他の魚介系のダシの効いたうま味豊富な麺料理でした。日本では食べたことのない味です。
やっぱりフラっと入った店がこのレベルというのが、台湾の恐ろしいところです。

もう一つ、豚肉の何かの麺（料理名は忘れました）。

再び電車に乗って、竹田駅に移動。各駅停車でした。車窓はもう完全に南国です。事実、暑い！日本の真冬から真夏に来た感じです。

竹田駅。あれ？駅が新しい？

と思ったら、古い駅舎は高架下に保存されていました。日本統治時代に建てられたものだそうです。昔の懐かしい日本にタイムスリップしたような感じです。台湾に来てそういう感覚になるのが、すごく面白いです。

竹田駅園 広場・公園

のどかな町？村？です。

台湾源味本舗という醤油店に行きました。のどかな道に、唐突にこのようなしっかりした構えの店が現れます。

いわゆる高級な醤油でしょうか。一本800円くらいします。
しっかりたパッケージで、いろいろな種類がありました。甘いもの、濃さが違うものなど。
1本甘い部類のもの買い、後に日本で料理に使いましたが、めちゃめちゃ美味しかったです。煮込みに使うと、砂糖やみりんがなくても十分深みのある味になりました。

店員さんが、息子に醤油のかかったアイスクリームをくれました。

竹田駅を後にし、潮洲駅まで一駅電車で移動し、そこからタクシーで20分くらいのところにある台湾最古のキリスト教会と言われる萬金聖母聖殿を訪れました。現在でも地元の人たちが礼拝に来ていました。

萬金聖母聖殿 史跡・遺跡

タクシーは教会のところで待っていてもらい、教会からまた駅のほうに戻って、萬巒（ばんらん）地区で有名な豚足を食べにきました。その中でも一番の老舗と言われる、海鴻飯店へ。

海鴻飯店 地元の料理

店頭で大量に豚足を煮込んでいます。

実際は豚足というより、豚足を含んだ豚脚までですね。
この地域は客家人が多く住んでいるらしいのですが、そのせいかどうかわかりませんが、味が濃くてしっかりした味付けです。日本でも食べられそうな、醤油と砂糖とお酒で煮込んだ味ですが、美味しいです！この量ドカンと出てくるのがうれしいです。

青菜の炒め物もうまい。やっぱり味がしっかりしています（塩分が日本くらい強め
）。

この後、タクシーを近くのセブンイレブンで呼んで潮洲駅まで戻りました。台湾、タクシーをコンビニで呼べることを今回初めて知りました。コンビニにあるタッチパネルから操作するのですが、操作方法が分からず、店員さんにやってもらいました。

本日、屏東～竹田～萬巒～潮洲と、観光客にほぼ出会いませんでした。まだまだマニアックな地域なのでしょうか？その分、観光客と分かると丁寧に対応してくれるところも多かったのが良かったです！

潮洲から高雄への帰りは、普悠瑪号で。はじめてこの普悠瑪号（超特急といったところでしょうか）に乗りましたが、めちゃめちゃ速いですね。特急にあたるといわれている自強号の比ではありません。時速何キロ出ているか分かりませんが、怖いくらい速かったです。車内もきれい。30分弱で高雄に到着。

高雄に戻ったら、お土産を物色しに三鳳中街観光商圏に出かけました。市場のようなものです。

三鳳中街 (南北雑貨街) 市場

色々なものが売っていて見ているのは面白いのですが、地元の人向けでしょうか。観光客が買うようなものはあまりありませんでした。

今夜は夜市で夕食を。
まずは、興中夜市。ここはあまり情報がなかったので、フラっと入ります。

興中観光夜市 市場

やはり台南・高雄に来たら担仔麺は食べておきたいです。

これも激うま！
日本の台湾料理店でも食べたことがありましたが、さらにあっさりしています。しかし、ダシがしっかり効いているので、おいしい！

息子もペロッと平らげました。
台湾の食事はたくさん食べても塩分過多にならないので、親としても安心ですね。

続いては、興中夜市から歩いて10分くらいの自強夜市へ、夜市をはしご。こちらのほうが人が多いです。日本人観光客もちらほら。

自強夜市 (苓雅夜市) 市場

ネットで情報のあった蒸し餃子のお店へ。

三鮮蒸餃 鮮肉湯包小档案 地元の料理

蒸し餃子、もう当たり前のように美味しいですね。

小籠包ももちろん美味しい。

これもネットで情報のあったルーローハンのお店。少し行列でした。

南豐魯肉飯 地元の料理

テイクアウトして、ホテルで食べました。

うーん、正直並ぶほどのものか疑問でした。今回の旅で初めてルーローハンを食べましたが、台北でいくつかめちゃ旨ルーローハンを食べたことがあったので、それほど美味しいとは感じませんでした。。

夜市では果物（これ何というんでしたっけ？）も購入、さっぱりして美味しいです。

最近日本では大行列になるタピオカミルクティーも、並ばずに美味しいのが手に入ります。

【4日目】
最終日は、桃園空港まで新幹線で移動し、帰国します。
新幹線の終点駅、新左営駅、きれいで開放感があります。

高鉄左営駅 駅

台湾の新幹線（高鐡）は何度目かですが、日本の（Nのつかない）700系ですね。

高鐵の桃園駅。開発が進んでいるようです。台湾南部ではこのような光景はあまりありません。

高鉄桃園駅 駅

少し時間があるので、駅前のアウトレットモールへ。
とにかく、でかい！日本でこれほど巨大なアウトレットモールはないのではないでしょうか。

GLORIA OUTLETS 華泰名品城 ショッピングセンター

ただ、平日の朝（10時過ぎくらい）だからか、人がほとんどいません。巨大モールを半ば貸し切り状態。

子どもの遊び場も充実。

フードコートに行ってみました。やはりほぼ貸し切り状態。

ここでもやはり台湾グルメを。チェーン店っぽいです。

最後に担仔麺を。うまいけど、やはり昨日の夜市の担仔麺には及びませんね。

この後、MRTで空港まで向かい、帰国しました。
充実した家族旅行でした。