▲独仏ベネルクス ライン河右回り５ヶ国周遊 ４日目後半▲

2019/07/31 - 2019/08/07

2019年 7/31(水)～8/7(水)「ベネルクス３ヵ国とドイツ・フランスの小さな美しい村を巡る８日間」トラピックス東京　
●第４日目 8/3(土) ストラスブール→コルマール散策→リクヴィル散策→ストラスブール観光＆泊
【アルザス地方の3つの町を終日満喫…の後半】

９回目のヨーロッパ旅行です。アルザス地方にと決めていた今回は、以前からチェックしていたこれを選びました。長いタイトルですが、コンセプトをよく表しています。今年も東京発着ツアーです。

４日目前半は　https://4travel.jp/travelogue/11527054
５日目は　https://4travel.jp/travelogue/11528384 　

①関西空港→成田空港→デュッセルドルフ→フランクフルト泊
②→アシャッフェンブルク→ミッヒェルシュタット→ハイデルベルク→シュツットガルト泊
③→ホーエンツォレルン城→トリベルク→ストラスブール泊
④→コルマール→リクヴィル→ストラスブール泊
⑤→トリーア→ルクセンブルク→北ルクセンブルク泊
⑥→デュルビュイ→リエージュ→マーストリヒト泊
⑦⑧→トールン→ケルン→デュッセルドルフ→成田空港.成田山→関西空港

エリア ストラスブール(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

この日の前半は https://4travel.jp/travelogue/11527441
この日の旅行記は、ここからを後半として区切ります。

1400、ストラスブールへ戻ります。お楽しみの市内観光があります。町の規模はこの地域の最大です。

古城がこの地方にもあって、ここなんかは山に３つありました。
フランスの地域圏(＝州みたいなもの)という行政区域では、「アルザス地域圏」の北半分が「Bas-Rhin(バ ラン)県で県都ストラスブールです。南半分は「Haut-Rhin(オー ラン)県」で県都コルマールです。「Rhin」はライン。

一番てっぺんのお城です。きっと観光ポイントです。
アルザス地域圏は、西に隣接する「ロレーヌ」との地域圏合併があり、今は「Grand Est(グラン テスト)地域圏」に属しています。「大きな東部」という意味か。

ストラスブールへ向けて北上しています。高速道路ですが一般の建物のすぐ隣をを通る時がありました。

1510、昨夕も来たエトワール広場で下車。ガイドさんと合流し市街中心部へ移動。
こういう市街ジオラマがここにもありました。昨年ではベルリン博物館島やリューベック市庁舎前にもありました。この画像で言うと、我々は、奥の橋から左へ進んで大聖堂へ向かいました。

1523、「Corbeau(クルボー)橋」から、運河クルーズ乗り場を。これに乗る時間は無いでしょう。乗船が組み込まれているツアーも他社ではありました。

画面左端の建物は「アルザス博物館」です。この日の自由時間で行くつもりでしたが、開館時間に間に合わなさそうだったので諦めました。

大聖堂近くは飲食店や土産物店で大賑わいでした。バカンスの頃は稼ぎ時ですね。ここでもコウノトリが売られています。

よく見ると、外装だけコロンバージュ風にして現代の工法で建てた…感じのものがありますね。特に大きいものはそう思います。専門的なことは知らないのですが。

大聖堂のすぐ右脇にいます。これは植物のからまり方が見事ですね。白い壁によく似合っています。

左の茶色いのは、「メゾン カメルツェル」という15世紀のもので、ストラスブールで最も美しい家らしいです。工事中の建物の１Ｆがインフォメーションです。

1530、ストラスブール大聖堂前に到着です。尖塔が左にしかありません。

「薔薇窓」と呼ばれる美しいステンドグラスですが、外から見るとその色彩はまったくわかりません。

1530、我々も入場します。当然男性は脱帽。

撮影はＯＫ、こんな感じです。ヨーロッパ旅行を繰り返していると、こういう教会にたくさん行ってきたのでちょっと食傷気味です。とてもスゴい所なのはわかるのですが…。ガイドさんの解説も細か過ぎるとちょっと不快かな。熱を入れて語られると余計に…。

写真もあれこれ撮るには撮るのですが…。キレイはキレイですが。

日本に来る外国人観光客も同じらしいですよ。神社やお寺の観光は初めのうちは珍しくて楽しいんだけれど、そもそもどこも同じように見えるので、数重ねると飽きてしまう…ってね。

「薔薇窓」です、美しいは美しいです。

左から２番目の下の右側…だったかな。わざと光が強く差し込むように作られている…みたいな解説をしていました。詳しくは覚えていません。

子犬の彫り物があります。なでると何かいいことがある。とか、錠を付けて鍵を捨てると永遠の愛、みたいな根拠ない迷信行為が世界中の観光地でなされていますが…、私たちもちょこっとなでなでしました(笑)。

さっさと次に行きたいです。このガイドさんはいったい、ストラスブールのどこを案内するのでしょう。「プティ フランス」は絶対行くはずですが…、ちょっと心配でした。

「天文時計」です。あちこちにあります。世界でここにしかないみたいな語り口、ではなかったと思いますが。からくりで人形が出てきたり動いたりしますが、ほとんどが大したことはないです。

赤がキレイでした。込められた意味は知らないです。このツアーでは、最後の方でケルン大聖堂にも行きます。

お隣りにある「ロワン宮」の見学です。入場はありません、と言うかいりません。

暑いかったです。みなさんこんな感じです。ツアー観光って感じです。

ロワン宮から見た大聖堂。こういった大きな教会の呼び名に、ドム・ドゥオモ系とカテドラル系とがあると思いますが、違いがもうひとつわかっていません。

1610、大聖堂前広場から移動開始です。少し離れた方が端正に写りますが、周りからじゃま物も出てきます。

あるお店のウィンドウを使って大聖堂を完成させてあげる…。ツアーのみなさんは誰もコレやってなかったですが、知らなかったのかな。ネットで記事見て絶対やろうと決めていたのです。もっとちゃんと撮りたかったですが、みんなどんどん進んで行ってますから。

真正面の交差点まで来るとこんな感じです。

で、ここは活版印刷の発明者の像が立っている「グーテンベルク広場」という所です。
バスは2000にエトワール広場から発車しホテルに向かいます。バスまでの道が不安な人は、この広場に1930集合となりました。

1615、広場から移動です。振り向いた景色も撮っておきます。プリントアウトしてきた数種の市街地図でだいたいの位置関係は頭に入れてきました。解散後に自由時間があります。いちいちスマホだけ見ながら歩いていられません。

上品なお店が並ぶ道を通って行きました。ローテンブルクが本店のクリスマス用品専門店の支店もありました。

ホテルがもしこの辺ならどんなにかいいでしょう。狭くてもバスタブなんかなくても、立地が良い所がいいですね。こういう団体旅行には不似合いですが…。

1428、「プティ フランス」のエリアに入ったみたいです。この地区は昔はなめし革職人の工房が集まっていた所だそうです。

有名な建物です。ガイドブックやパンフレットには必ずのってます。水路が入り組んでいるのは、水運で栄えていた名残でしょうか。運河クルーズは、さっきの所を出発してこの地区の「閘門(こうもん)」で水位調整して通過します。

対岸のもとてもきれいです。昔の税金対策で、伝統的な木組みの家は１Ｆを狭くしているのです。しかも分解して移築ができるようにしているとも。

向こうに水門みたいなのが見えます。ガイドさんと行列先頭グループは、向かって左の細い通路ですでに進んでいました。

ここが運河クルーズ船の「閘門」です。ちょうど今、船が入っているみたいです！

みんな見下ろしていますよ。早くいかないと。キョロキョロ撮りながら歩くので、ツアーのみなさんとは離れ気味になります。妻も妻なりに写真撮ってますから、あまりくっ付いて歩いていない夫婦です。

振り返ってさっきいた所を撮りました。このアングルも有名ですね。夜景も撮りたいですが、あの立地のホテルでは無理です。

さてこれが「閘門」です。船の前後の門を閉めて、ポンプで水を入れたり抜いたりして、進む先の水位に合わせます。

水路水位が異なる場合に作られる「閘門」、日本にはあまりないと思います。
運河の水はけっこうあるようでした。熱波続きだったのに。昨年のドレスデンではエルベ川の水位がえらく下がっていました。

水位が会ったら門が開いて、前に進むという具合です。

対岸に行き、運河沿いの遊歩道を進んでいきました。この辺からデジカメからスマホカメラに切り替えています。なんと、予備のバッテリーをスーツケースに忘れて来たのです。朝のバスで気付いていたのですが。さて、この橋・・・、

水平方向に90°回転して船を通す可動橋でした。船の向こう側に平行しているのが橋の部分で、通過後元に戻ります。動画のスクリーンショットです。
調べると、可動橋には、旋回橋・昇開橋・跳開橋・引込橋・運搬橋などの形式があります。これは旋回橋です。

木陰で憩っている人たち。平和ですね。
しかしなんと間抜けなんでしょう。バス座席にはＵＳＢ充電の穴があって便利ですが、デジカメ用のものは持って来ていません。いつもホテルで充電しておくので。

屋根にいっぱい鳥がいました。
川向うというのは適度に距離があって、こういう建築物が撮りやすいです。

これなんかは、専用の舟の出入り口があります。

1645、運河沿いの小路から上がってくると、三つの塔が並んでいる「クヴェール橋」でした。

今歩いて来た方を撮ります。

向こう側には、「ヴォーバン ダム」と呼ばれている建物のような橋があります。二階建てになっていて、屋上に上れます。

ものすごい逆光。この日のお天気に恵まれました。帰国後これを書いているのですが、一週間ほど後のこのツアーがまわった地域は、少し天候不安定になったみたいです。我々の日程は、熱波が去った直後の安定期にはまったみたいでラッキーでした。

「ヴォーバン ダム」の屋上に来ました。遠くに大聖堂が。あそこから歩いて来たんですね。逆にあそこまで戻らなくてはなりません。この日は朝からいっぱい歩いてるので、ずいぶん疲労がたまってます。

iphone のパノラマで撮ってみました。縦位置優先画面だとすごく小さく表示されるので残念です。
さて、ここでガイドさんの時間が終わり、添乗員さんは運河クルーズ乗り場まで戻るので着いてきてください、と。

標準で撮ると、三つの塔がギリギリでした。
で、希望の人はここで解散ＯＫに。私たちはストラスブール中央駅に行ってトラムに乗るというメニューを立てていました。

みんなについて行ったら正反対の方向、私たちは橋の向こうに出て、皆さんは元に戻る。ちなみにここの１Ｆには無料ＷＣがあります。

1700、添乗員さんに一言告げて、いよいよ自由時間の開始です！！
向こうの方にトラムが走っています。大聖堂と運河と木組みだけではない近代都市としてのストラスブールも私たちの必見ポイントです。

よくわからないまま、一般市街地を歩きます。中央駅に向かっているはずですが、道が湾曲していて自信がなかったです。道を間違えないように必死です。これに乗る自信はここでは無かったです。

不安だらけでしたが、ほどなくここに来ました。あ、中央駅が真正面に！ 実にほっとしました。

日本のアニメのフィギアが売ってましたよ。小さなお店でした。フランスは日本のアニメ文化が特に浸透している、とよく聞きます。

1715、ストラスブール中央駅到着。逆光でうまく写りませんな。

レンガ造りの駅舎をガラスと鉄骨の繭で覆っています。ＴＶで見てからいｒつか行きたいと思っていた所です。うっすら内側の駅舎のシルエットが写ってます。

初めて訪れる町なら、有名な教会や宮殿もですが、市庁舎や駅舎も見てみたいです。近年特にそう思います。団体旅行とお別れする時が近いかもしれません。反射の具合で後ろの景色が映っています。

中に入って正面。元の駅舎の玄関です。立派なものです。

同じ所から左側を。

同じく右側を。

そして後ろ側を。

駅舎に入りました。正面奥にプラットホームに行く通路があります。

駅舎内部です。ショップもたくさん入っています。

一番手前のホームに上がってみました。改札口みたいなのはありません。あまり人を見かけませんでした。

向こうの方に車両が来ていました。

こんな所にも大聖堂が。おしゃれですね。

古めかしさもあって、雰囲気がいいです。

駅舎の正面です。さて、地下駅から市街地向けてトラム乗車します。ここの地下にトラムの駅があるのをＴＶで見たことがありました。

市内交通図をプリントアウトしていました。このＡ路線のでＯＫです。これに乗りさえすれば、イルキルシュにある遠いホテルまで行けます。

車内をちらと撮りました。

すぐに地上に出ます。川(運河？)のすぐそばを通ってます。一つ目の停留所です。

カーブして橋を渡り旧市街に入ります。おててつないで仲良しのご夫婦です。コウノトリにあやかったアルザスらしい。

ストラスブール旧市街は、川や運河に囲まれた中州にあります。「グラン ディル(大きな島)」と呼ばれています。

二つ目の停留所「Homme de Fer(オム ド フェル、鉄の男)」で下車しました。この円形の屋根が特徴です。

パノラマで撮ってみました、一応。

いくつもの路線のトラムがここを通る交通の要になっている電停です。丸い屋根がかわいいです。線路はあっちからこっちへ行く直線レールが日本だけです。

少しレンズを引くとこんな感じです。屋根というよりは雨よけですね。効果的にはどうなんだろうか。デザイン優先です。

隣りにあった「プランタン」。この界隈はこの都市一番の繁華街みたいです。

位置を変えていっぱい撮りました。

近寄って広角で撮ると、こんなふうにお花みたいになりました。

「オム ド フェル」からすぐの所にホテル「メゾン ルージュ」を見つけました。ああ、ここが宿舎だったらよかったな。安いツアーでここを利用することなんてまずないだろうけど。このツアーの利用ホテルリストにはここも入ってはいたのですが。

で、メゾンルージュの目の前が「クレベール広場」です。大きな噴水と水場でたくさんの子どもたちが水遊びしていました。暑かったですから。

もう一度「メゾンルージュ」を。いつの日かここで泊まって、もっとこの都市を楽しみたいと思います。

この宮殿みたいなのは、「Aubette」という、ショッピングモール・レストラン・ホールなどが入った商業施設みたいです。元は何かの宮殿かなんかだったのでしょう。

かなりの面積です。この広場の左奥の「MONOPRIX(モノポリ)」というスーパーでちょこちょこっと買い物して、大聖堂の方へぶらぶら歩いて行きました。

1830、大聖堂までやって来ました。パノラマ機能を縦でやってみました。夕日が当たって光ってます。もう少し赤くなるともっといいのですが。

通常ではこれ。

縦パノラマではこれ。

昼間やったのをもう一度してみました。

「アルザス博物館」にも行く予定でしたが、閉館時刻1800なのを計算に入れてなかったのです。今更どこか他へ行くほどの体力も時間も残ってなかったので、いろいろ撮って時間をつぶしていました。…。

日がかなり傾いてきました。長い一日でした。妻はかなり辛そうです。

1940、グーテンベルク広場にみなさんが集合して、そろってバスまで移動します。

1945、大聖堂の前をもう一度通りましょう、ということで、最後の１枚を。

この橋を渡ってきたのが遠い昔のようでした。

あのクレーンは、公園のモニュメントとして保存されているようです。
この後バスでホテルに戻り、アルザスでの長い長い一日が終わりました。
明日は、ドイツ領内「トリーア」経由で、初「ルクセンブルク」です。

５日目は　https://4travel.jp/travelogue/11528384