ノルウェー・アイスランドのんびり一人旅【Day 04】

2019/07/03 - 2019/07/18

どうしても見たい絶景を見るための、十数年ぶりの一人旅の記録です。
海外旅行超初心者なため、とてもゆるーい日程を組みました。

Day 01　　 Tokyo → Bergen
Day 02　　 Bergen → Odda
Day 03　　 Trolltunga
Day 04　　 Buarbreen
Day 05　　 Odda → Stavanger
Day 06　　 Kjeragbolten
Day 07　　 Preikestolen
Day 08　　 Stavanger → Bergen
Day 09　　 Bergen → Reykjavik
Day 10　　 South Coast
Day 11　　 Jokulsarlon Glacier Lagoon
Day 12　　 Golden Circle
Day 13　　 Snaefellsnes Peninsula
Day 14　　 Reykjavik → Bergen
Day 15-16　Bergen → Tokyo

〇 航空券　Finnair、Icelandairのウェブサイトで購入
〇 宿泊　　アイスランドでの3泊（宿泊付きツアー参加）を除き、Hotels.comで予約

エリア ハルダンゲルフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

お天気は曇り。
昨日、Trolltungaに行けたので、今日は何の予定もない日となりました。
体はまったく元気なので連日行くことも考えたのですが、お天気もあまりよくないしと、Tourist Informationでもらったリーフレットを眺めていたら、氷河の近くまで歩いて行けるトレッキングルートが載っていたので、そこに行くことにしました。

Visitnorwayによると、Oddaの街から8kmのドライブで駐車場に到着、そこから3kmのトレッキングでBuarbreen Glacierまで行ける。
トレッキングの難易度はmedium、コースタイムは3時間。
コースの最後は急なのでしっかりした靴で来てね、とのこと。

車なんてないけど、8kmくらい歩いちゃうし、そこから3km、難易度mediumならまあ、予定のない日に行くにはちょうどいいかなあ、と。

はっきり言ってちょっとナメてましたが…、とんでもなかったです。
ノルウェーのトレッキングの難易度のつけ方は、多分、単なる距離比例で、片道3kmと短いからmediumになっていただけだと思い知りました。

まずは、Oddaの街からスタート。Route 13 沿いに歩いていきます。

なんでもない普通の生活道路から見える景色だけど絵になる！

時々、小雨も落ちてきました。まだ普通の道路なので傘をさして歩いていきます。

Route 13 から Buar 方面に。
まだトレッキングコースじゃないけど、この風景。奥入瀬みたいです。

ホント、まれに車が通る以外は、まったく人っ気がありません。
動物なら結構いるのですが。
羊さんたち～！

牛さんたち～！

お馬さんたち～！
どっちかっていうと、彼らの領地に珍しい人間が入ってきたぞ、みたいに、いちいち観察されます（笑）。

大丈夫か、ってくらい無人の道を延々と歩き、Folgefonna国立公園の入り口に到着。
駐車場、大きいけど、車もほとんどいません。

トレッキングのコースを確認します。

入り口付近はキャンプ場で、少しキャンプしている人もいるみたいです。
今度は鶏さんたち～！

写真が急に飛びます。
トレッキングの中盤あたりから見えた目的地の氷河。

最初は傘のままだったり、ナメた感じでスタートしたわけですが、途中からはハードな道になってきました。数メートルはある急な一枚岩を上から垂らされたロープだけを頼りに登っていく（それも数回連続）というところも何か所かあり、写真を撮る余裕もなく…。
そして、本当に人がいません。
たまに雨降ったり、霧に包まれたり。赤のTマークを探しつつ登り続けました。

氷河のふもとに到着。
ここに来るまでにすれ違った人はご夫婦で来てた一組のみ。ロープつかんで絶壁を渡るところですれ違ったのですが、思わず、頂上までどのくらいか尋ねました。
旦那さんいわく、まだまだ遠いよ、すっごい道だよ、っておっしゃっていました。

実際、来てみると、距離がないせいか、そんなに遠くも感じなかったし、時間もかからなかったのですが、雨のせいで、岩がすごい滑りやすくなっていて、最後の部分はその岩自体が中盤よりますます大きくなっているわで、たしかにすっごい道でした。

そして、やっぱり氷河もガスっててあまり見晴らしはよくありません。
晴れてたらめっちゃ綺麗そうな感じではあるのですが…。
あんまりのんびり見物する気分でもなく、帰ることにしたのですが、なんと、赤いTマークを見失いました。
Tマークをさがしてうろうろ、川の方にかなり降りちゃってもまったくない、やっぱりおかしいともう一度もとの位置に戻り…、あー、このまま私が遭難しても誰にも発見されそうにないな、なんてことまで考えたり。
携帯も機内モードのままずっと動いていたので、普通に電波拾うようにしたら電話かけられるのかな、どうなんだろう？とか考えたり。（でもノルウェー国内で緊急時にかける電話番号さえ知らないのにどうしたら、とかね（苦笑））

まあ、結果的に先ほどとは反対方向に行こうと尾根のほうに向かったら、Tマークを発見できてなんとか遭難を避けることができました。
結局、遭難していた時間は約15分といったところだったでしょうか（おい）。
その後は、Tマークを見失うことなく、何とか帰還。
帰り道は、10組くらい登っていく人にすれ違って、コースの険しさのせいか、ほぼ全ての人達からあとどのくらいなのか聞かれました（笑）。
恐るべし、ノルウェーのmediumレベルのトレッキングです。
←まあ、基本的にはこれも天候と足場の要因が大きいので、昨日並みのお天気だったらまったく違った感想になっていたかとは思います。
ただし、天然のボルダリング（足かけられる場所もほとんどなく、ロープに全体重あずける場面も多い）っていうのは、やはり登山的にはトロルの舌より難易度高いと個人的には思いました。
実際、翌日は、二の腕が筋肉痛だったし（笑）。

トレッキングルートが終わっても、車のない私はOddaまで8km、来た道を徒歩で戻りました。
まあ、歩いてても景色が美しいので楽しかったです。

22kmほど歩いたはずなのですが、14時ごろにはOddaに戻ってきてしまい、とりあえずホテルでシャワーでも、と思い、戻ったら、清掃のお兄さんが今から私のお部屋を整えてくれるところでした。
とくに清掃が必要ではなかったので、今日はこのままでいいです、と言って部屋に戻り、シャワーを浴びました。

その後、また何の目的もなく街をふらふら歩き回り、海の前のベンチに座ってアイスを食べながらとった写真がこれです（笑）。
あ、今日のアイスはスーパーで買ったので、NOK 16 とリーズナブル！

さて、明日はスタヴァンゲルに移動します。予習しておかないと！