2019GW・ローマ＆フィレンツェ（４：バチカン美術館とサンピエトロ寺院）

2019/04/30 - 2019/04/30

一日中天気が不安定だった前日からうってかわって今日は朝からいい天気！今日は平成最後の日。BBCでもトップニュースで伝えているんだけど、なんか身近なニュースのような、遠い世界のニュースのような、フシギな感覚だ。
前日はローマ中心部を歩いて回ったけど、今日の行き先はバチカン。テルミニ駅から歩いていけないこともないようだけど、今日は地下鉄に乗ってみよう。一日ずっと晴れていますように！

【今回の行程】
　4/27：東京⇒（航空機）北京
　4/28：北京⇒（航空機）ローマ
　4/29：ローマ市内観光
●4/30：バチカン観光
　5/01：ローマ⇒（鉄道）フィレンツェ
　5/02：フィレンツェ市内観光
　5/03：フィレンツェ市内観光
　5/04：フィレンツェ⇒（鉄道）ミラノ⇒（航空機）
　5/05：⇒北京⇒（航空機）東京

エリア バチカン(バチカン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

9:35、ホテル出発。2ブロックほど歩いたテルミニ駅の脇に、地下鉄への入口があった。赤い「M」のマークが目印だ。今日は日本人の姿をチラホラと見かける。

テルミニ駅 駅

手持ちのコインをなかなか受け付けてくれなくて、数分間券売機と格闘し続けてようやく買えたきっぷ。1.5ユーロ也。

テルミニ駅 駅

スリが多いという噂のローマの地下鉄。もちろん注意しながら乗ったわけだけど、結局特にトラブルはなかった。思いのほか居心地がよかったと言ってもいいかもしれない。少なくともパリの地下鉄よりは。。。

テルミニ駅から10分ほどで、バチカン最寄りのオッタヴィアーノOttaviano駅に到着。

オッタヴィアーノ駅 駅

駅を出てまっすぐ南へ進むと細長い広場に出た。リソルジメント広場だ。

広場の片隅では、ペプシ（だったかな？）のプロモーションなのか何なのか、道行く人にミニサイズの缶が振舞われていた。コーラが得意じゃない我々はパス。

リソルジメント広場からさらに南へ進むと、にわかにツアー客の姿が増えてきた。そして奥には白い柱の姿が！

カトリック教会の総本山、サンピエトロ寺院に到着！それと同時にバチカンにも入国して、記念すべき30ヶ国訪問を達成～。もちろん国境らしい国境がないので、その実感はないんだけどね。
予想はしていたけれど、寺院の入口からは入場待ちのながーい列が。それは我々の目の前を越えて・・・

サン ピエトロ広場 広場・公園

はるか向こうまで、というか最後尾がどこだかひとっつも分からない（苦笑）

ガイドブックとかに「早朝がオススメ」って書いてあったけど、まぁその通りだろうな。この列に並ぼうとは思えない。

サン ピエトロ広場 広場・公園

なので夕方にリベンジすることにして、ここはひとまず写真を撮るだけ。今日はマジいい天気！空も真っ青だ。

サン ピエトロ広場 広場・公園

いったんサンピエトロ広場をあとにして、やってきたのはその東側にあるサンタンジェロ城。サンタカテリーナ像が出迎えてくれた。

サンタンジェロ城 城・宮殿

地図で見れば星型のサンタンジェロも、正面から見れば丸い建物が特徴的。

サンタンジェロ城 城・宮殿

このあとバチカン美術館の入場時刻が迫っているので、城には入らず正面から眺めるだけ。

城のてっぺんに立つのは、城の名前の由来にもなった天使。手前の像のてっぺんにはカモメ。

サンタンジェロ城 城・宮殿

下を流れるのはテヴェレ川。僕がこの川を知ったのは、ローマを流れているとかいうことではなく、河口の三角州が取り上げられていた地理の授業だ。

ちなみに僕が旅行記でたまに取り上げる『水曜どうでしょう』、ヨーロッパ完全制覇完結編の冒頭、ヒゲが「足をくじいた」と白状したのがこの橋の上だ。

サンタンジェロ城 城・宮殿

サンタンジェロの見学を終えて、サンピエトロ広場へ戻ろう。真正面に見える寺院が迫力あってとてもキレイだ。

サンタンジェロ城 城・宮殿

さっき通ったリソルジメント広場を、こんどはバチカンの城壁づたいに西へ。レオーネ通りとヴァチカーノ通りの交差点（この写真の中央奥）あたりにバチカン美術館への列の最後尾があった。2列あって、すでにチケットを持っている人は右側の列。そこそこ並んでいるようにも見えたけど進みははやい。いっぽうで当日券の列はほとんど進む気配がない。

並んで5分ほどでバチカン美術館の入口に着いた。11時30分入場の予約票を持っていて、11時20分ごろに着いてしまったのだけど問題なく入場できた。荷物検査のあと、チケットカウンターが並んでいるので、オンラインの予約票を提示して本チケットと引き換えが必要だった。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

今回我々が購入したのは、美術館への入場とランチがセットになったチケット。もう12時前なので、混んでしまう前にランチを食べてしまおう。
美術館内のレストランはカフェテリアのような雰囲気。ランチつきチケットの人は、中央に見える「La Spiga」の窓口でランチを受け取れる。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

なんとこのボリューム・・・ペンネだけで1.5人分くらい、サラダは居酒屋で出てくる数人分のサイズがあって、それにパンとヨーグルト。もちろん食べ切れなくて、半分くらい残しちゃった（涙）

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

さてここからはいよいよ展示物を見学して回るのだけど、この分野はマジで不得手なのでサクッとご紹介！

まずは『ピエタ』。実は本物はサンピエトロ寺院にあって、これはレプリカ。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

『ステファネスキの三連祭壇画』

作者のジョットは、フィレンツェの『ジョットの鐘楼』のジョット。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

『最後の晩餐』

もちろん本物はミラノにあって、これはタペストリー。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

『キリストの変容』

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

『受胎告知』

手にするユリの花はそのシンボル。この作品以外にも受胎告知をテーマにした作品は多くて、ほぼユリの花が登場するらしい。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

馬車博物館の馬もリアル！

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ピオ・クレメンティーノ美術館の『円形の間』。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

システィーナ礼拝堂に近づくにつれて、急に人が増えてきた。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

『地図のギャラリー』

金ピカの額に縁取られた地図がこれでもか！と展示されている通路。思いのほか正確に描かれていてびっくりする。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ラファエロの間の署名の間にある『アテナイの学堂』。ラファエロの作品の中でももっとも有名なもののひとつ。

さてこのあとシスティーナ礼拝堂に向かったわけだけど、ここは内部撮影禁止！なのでご想像でお楽しみあれ、というか現地でお楽しみあれ（笑）

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

最後の名所（？）螺旋階段を下って見学終了！

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

16:05、朝はとても列が長くて並ぶ気にならなかったサンピエトロ寺院に戻ってきた。ら、列が広場の1/3周くらい？に短くなってる！迷わず並んでみよう。少しずつ列も進んでいるようだ。

サン ピエトロ広場 広場・公園

半袖短パンでは入れないよ！

サン ピエトロ広場 広場・公園

並ぶこと35分、16:40にようやく入場できた！

文句なしの目玉『ピエタ』。さっきバチカン美術館で見たやつの本物だ。

サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会

身廊。高い天井と装飾に圧倒される。

サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会

前方は仕切られていて入れなかった。遠くに祭壇が見える。

17時にサンピエトロ寺院を退場。そして日本ではちょうど日付が変わって5月1日。令和時代の到来だ！

サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会

さてバチカンを1日満喫したので帰ろう。

地下鉄Ottaviano駅で、またもや切符を購入。今度はすんなりとコインを受け付けてくれた。1.5ユーロ也。

オッタヴィアーノ駅 駅

19:30、予約しておいたUNAレストランでディナー。同名のホテルUNA HOTELの1階にある、これまた評判のよさそうなレストランだ。予約していた旨を伝えると、窓際の席へ案内してくれた。

今夜もローカルビールをお願いすると、ナストロ・アズーロが出てきた。やはり個人的には日本のちょっと濃い目のビールより、ヨーロッパの薄めのビールのほうが飲みやすくてよい。

生ハムとキャビア、プレッツェルの前菜、タコのプリモピアットに続いて、メインはチキン。この下にしかれているソースが濃すぎず美味！チキンとよく合った。妻のメインはパスタ。

そしてシメはティラミスと紅茶。予約特典の2割引があって2人で70.4ユーロだからお高めだけど、サービスもよくて美味しくてアタリのレストランだった。早めの時間帯はガラガラだったけど、それでも数組いた別の客はほぼ日本人だった。